H.A.L.'s Hearing Report-The Sonus faber!!


No.0595 - 2010/12/27

仙台市 K.T 様より

この素晴らしいスピーカーの登場は静かに、そして着実に日本のオーディオ
シーンに波紋を投げかけ始めています!!先ずは↓これでしょう!!
 
http://www.dynamicaudio.jp/audio/5555/7f/brn/772.html
 
そして、体験したハルズサークル会員からも続々と!!
 
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Vol.4「もうすっかりThe Sonus faberのトリコになっちゃってます!!」
 
仙台市 K.T 様より
 
今回で三部作となりましたが前回の投稿をご紹介します。
http://www.dynamicaudio.jp/audio/5555/7f/fan/hf_hear0593.html
http://www.dynamicaudio.jp/audio/5555/7f/fan/hf_hear0592.html
 
以前の投稿をご紹介します。
http://www.dynamicaudio.jp/audio/5555/7f/fan/hf_hear0551.html
http://www.dynamicaudio.jp/audio/5555/7f/fan/hf_hear0516.html
http://www.dynamicaudio.jp/audio/5555/7f/fan/hf_hear0507.html
http://www.dynamicaudio.jp/audio/5555/7f/fan/hf_hear0501.html
http://www.dynamicaudio.jp/audio/5555/7f/fan/hf_hear0495.html
http://www.dynamicaudio.jp/audio/5555/7f/fan/hf_hear0488.html
http://www.dynamicaudio.jp/audio/5555/7f/fan/hf_hear0469.html
http://www.dynamicaudio.jp/audio/5555/7f/fan/hf_hear0457.html
http://www.dynamicaudio.jp/audio/5555/7f/fan/hf_hear0455.html
http://www.dynamicaudio.jp/audio/5555/7f/fan/hf_hear0450.html
http://www.dynamicaudio.jp/audio/5555/7f/fan/hf_hear0444.html
 
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HAL 川又様
 
お世話になっております。仙台のK.T です。
 
もうすっかりThe Sonus faberのトリコになっちゃってます。
前回、虜になっても自己責任で、と言ってた張本人ですが(^^;
 
今回もsoulutionのフルライン。
メルマガで紹介のあったアナログも気にはなったけど、今回は最愛の音楽を
持参してコンサート会場へ。
 
この日は四ツ谷で用事があり、その前に寄らせてもらいました。
いや〜、時間の経つのが早くて、いつまでも聴いていたい気にさせる音楽を
提供してくれるので、ついつい、用事をすっぽかしてこのまま聴いていようか、
と何度思ったことか(笑)
 
最愛の音楽とは、ワーグナーの「パルジファル」
クナッパーツブッシュ指揮バイロイト祝祭管弦楽団の1962年ライブ。
前回、1942年録音も問題なかったから、古い録音の心配はしてなかったけど、
やっぱ問題なし。
どころか、もう感動の嵐に、グッとメロディーが胸に突き刺さってくる。
 
第3幕の聖金曜日の音楽からエンディングまで聴いたけど、あのバイロイトの
特徴的な音響がそのまま再現されてる。
 
ワーグナーが劇場の音質を知悉して作った唯一の曲であるパルジファルは
バイロイトのライブ録音で聴くのが好み。
 
場面転換のオケの咆哮から、男声合唱、アンフォルタスのバリトンソロ、
パルジファルのテノールソロ、混声合唱とそれぞれの声の特質がよく出てる。
 
オケピットを覆う構造上、オケの音に邪魔されずに声がよく通るのがうまく
伝わってくる。
各々の声の良さもさることながら、やはりここでの主役は指揮者である
クナッパーツブッシュ!
 
雄大な流れで音楽を進めていく力は並大抵ではない。
 
やっぱ、クナッパーツブッシュは素晴らしい!!
パルジファルはやっぱりいい曲だ♪
 
次に聴いたのは、ティーレマン指揮ドレスデン州立歌劇場管弦楽団で
ブルックナー「交響曲第8番」から第4楽章。
 
この大曲を、それに見合ったスケール雄大さで描き出すティーレマンの良さが、
The Sonus faberとsoulutionのコンビからは原寸大で出現する。
 
特に、後半のゲネラルパウゼの無音時の会場の緊迫感が手で触れられるくらい
リアリティ持って迫ってくる。
 
クライマックスの盛り上がりはもう最高。ティーレマンの煽りが伝わってくる。
いつまでも曲が終わらないで欲しいと思っちゃうほど。
 
演奏が終わって、拍手が始まるまでの数秒間の観客の息遣いまでも聴こえて
くるかのような臨場感は、The Sonus faberとsoulutionコンビならでは。
 
やっぱ、ティーレマンはいい♪
 
最後に、シモーネ・ヤング指揮ハンブルク州立歌劇場で「ワルキューレ」
から。CDでいうと3枚目の、第2幕の第4場から2幕の最後までと第3幕冒頭の
いわゆる「ワルキューレの騎行」から愛の救済のテーマまで。
なぜなら、これが時間の限界だったから。。
 
ブリュンヒルでとジークムントの語りの切々たる表現も、ジークリンデの
狂気が入り始めた感じから、フンディングとの戦い、そしてヴォータンの
怒りが、それぞれの歌手の情念が乗り移ったかのように、まざまざと眼前に
描写して提示する。う〜む、素晴らしい!
 
拍手のときは思わず、手を叩いてしまうくらい!!
 
そして、第3幕が始まる。
あの有名で勇壮な音楽が鳴り響く。
 
ちょうど、その時、若者数名のグループが入ってきた。
大音響でオケ、ソプラノの合唱が鳴り響く、ある意味、デモにはもってこい
の場面だったので、The Sonus faberの凄さの片鱗は感じたのではないだろうか。
こういう風に、若い人たちに是非聴いてもらい、スピーカーで聴く音楽の
素晴らしさを体感してもらいたいなぁ、と思った瞬間だった。
 
そして、ワルキューレはもとより、ニーベルングの指環でも屈指のモティーフ
である、愛と救済のテーマをジークリンデが歌う。
あぁ、この瞬間は何度味わっても堪らない。
いい曲だ。
 
やっぱ、ヤングはいい。
新婚旅行でウィーンで聴いて以来、個人的に思い入れのある指揮者だし♪
 
いや〜、ホント、時間が恨めしかった(^^;
重量級の3曲をあっという間に、お腹一杯になるくらい充実感を伴って
これでもかと聴き手に迫力を持って挑んでくる。
 
楽しい!!
 
でも、ここで時間切れ。
思いっきり後ろ髪を引かれながら次の場所へ移動を開始したのでした。
 
もう3度目だけど、The Sonus faberを聞き逃すのはもったいないですよ。
時間を作ってでも、HALへ巡礼する価値は十分あります。
The Sonus faberとsoulutionでアナログも体験したいな。
 
今回も素敵なコンサートありがとうございました。
 
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川又より
 
K.T 様ありがとうございました。The Sonus faberの魅力は聴けば聴くほど…
という奥深さにあると思います。私も仕事を忘れで出来る事ならずっと聴いて
いたいものですが、中々そうはいきません(^^ゞ
 
ここで聴くThe Sonus faberによるコンサートは無料なんですね〜(^^ゞ
これはぜひ皆様にも体験して頂きたいものです。しかし…、生のコンサートと
違うところが一つ。ベストポジションは一つだけなのです!!
 
■H.A.L.'s appointmentをご利用下さい!!
http://www.dynamicaudio.jp/audio/5555/7f/appoint.html


HAL's Hearing Report