《H.A.L.'s Hearing Report》


No.0495 - 2009/4/7

仙台市 K.T 様より

K.Tシリーズ最新作の投稿あり!!



「SACDの輝き!!」

前回の投稿をご紹介します。
http://www.dynamicaudio.jp/audio/5555/7f/fan/hf_hear0488.html
 
以前の投稿をご紹介します。
http://www.dynamicaudio.jp/audio/5555/7f/fan/hf_hear0469.html
http://www.dynamicaudio.jp/audio/5555/7f/fan/hf_hear0457.html
http://www.dynamicaudio.jp/audio/5555/7f/fan/hf_hear0455.html
http://www.dynamicaudio.jp/audio/5555/7f/fan/hf_hear0450.html
http://www.dynamicaudio.jp/audio/5555/7f/fan/hf_hear0444.html

HAL 川又様

お世話になっております。仙台のK.Tです。
またまた素敵な時間を過ごすことができました。
ありがとうございます。

4/2発売のクナッパーツブッシュ指揮ウィーンフィル「ワルキューレ第1幕」
を買いにCDショップに。

お目当ての「ワルキューレ」を見つけてから、ぶらぶら店内を見ていたら
なんとセールということで、ジンマンのマーラーが1枚990!2枚組みも1,280円
という大特価!!思わず店頭にあった交響曲第1、2、5番の3枚もお買い上げ。

最近、マーラーの交響曲第3番がお気に入りになり、手持ちのアバド以外に
聴いてみたいな、と思い評判の高かったジンマン指揮チューリヒ・トーンハレ
管弦楽団の演奏を購入してみた。

これが、演奏・録音とも申し分なく、マーラー最長の100分にも及ぶ3番を
あっという間に聴かせてしまう求心力を持っていた。

同時に最新のSTEREO SOUNDでも取り上げられていた、ラインスドルフ指揮
ボストン交響楽団も入手。古い録音ながら奥行きもありいい演奏だった。

が、個人的にはジンマンの方が好みで、いつか揃えようと思っていた矢先、
セールということで安価に手に入り、ラッキー!

さて、東京でCDを買ってもしばらく聴けないなぁ、なんて思ったが、まてよ
ということで、HALに持ち込み(^^;

川又さんに挨拶をした後は、いそいそとソファに座りパッケージの封を切り
P-01のトレイにマーラーの交響曲第1番を乗せてもらい試聴開始。

本日はESOTERIC軍団のフロントにJeffのCriterion、HALCRO dm88、NEOという
ラインナップ。

ジンマンの演奏の最大の特徴は、ヴァイオリンを左右対向配置にしていること。
第1ヴァイオリンと第2ヴァイオリンの違いが明瞭で分かりやすくマーラーが
意図した効果が引き出されている。

奥行感も広く、特に第4楽章では舞台左右に置かれたティンパニが更に横への
広がりを効果的に演出している。

聴いてて心地よく、安心して身を浸していられる。

このディスクはSACDハイブリッド。
家ではCD層しか聴いたことがない。

SACDプレイヤーの最高峰の1つであるESOTERIC P-01だから尚更なのだろうが
家でもSACDを聴ける環境が欲しいな、と思いましたね。

この前のSunday Concertでも感じたが、SACDの無限の可能性を具間見た気が
します。今更ですが。

次は、今回のお目当てのCD、クナッパーツブッシュ指揮のワルキューレ。
これは、LPからの原盤起こし。

以前SHM-CDで発売された時も、ここで聴いたっけなぁ。その時はNEOとBlue
Nautilusの2種で。

もともと1957年録音という半世紀以上前のステレオ最初期の録音。
最愛のレコードの一つ。
SHM-CDは通常CDよりも雰囲気よく、もっぱらこっちを愛聴。

でも。
この盤起こしはそれ以上!

LPに比べCDはどうしても声が硬質的に聴こえてしまうが、これはその心配が
ない。安心して聴いていられる。

しかし、NEOでこんなに気持ちよく古い録音が聴けるとは!
思わず全部聴きたくなってしまうが、飛ばしながら。

う〜ん、いい。

LPを聴かずとも、あの幽玄な世界を手軽に体験できる。
制作会社でもHAL程の環境では検証してないでしょう。
High-Endでも通用するいいソフトの誕生ですね。

せっかくなので、次にジンマンのマーラー交響曲第2番、復活を。
第1楽章の出だし部分と、第5楽章。
5楽章はちょっと聴くつもりが結局全部聴いちゃった。。

オケと合唱、ソロのバランスも申し分なし。
これまた対向配置でヴァイオリンの旋律美が際立つ。

いいなぁ。

この勢いでもう1枚。ジンマンのマーラー交響曲第5番も聴いちゃう。
出だしの葬送行進曲。静から動へのコントラストが明瞭で気持ちよい。
このままだとこれも全部聴いてしまいそう(^^;

心を鬼にして(笑)、4曲目へ。
有名なアダージェット。
弦とハープのみを美しく、ただひたすら美しく演奏する。
うっとりするくらい陶酔的。

ふと我に返ればもうこんな時間。やっと重い腰をあげる。
結局この日買ったCDはとりあえず全部かけちゃった(^^;

すっかり寛いで、Audio Resortを満喫(^o^)
都内にこんな贅沢な環境が用意されていることは素晴らしい!

それを金曜、日曜にConcertとして開放しているのは敷居を下げるのに
もってこいでしょうね。素敵な企画です。
時間が合えばまた参加したいです。

今後もたまにResortさせてもらいに行くと思いますが、よろしくお願いします
m(_ _)m

           -*-*-*-*-*-*-*-*-*-

川又より

K.T 様今回もAudio Resortを楽しんで頂きありがとうございました。
実は当店では、これからのゴールデンウィークに向けてAudio Resortの新企画
を全フロアーで実施しようと計画しています。

詳細が決まりましたら配信にてご案内致しますので、どうぞご期待下さい。
そして、他の皆様もどうぞ気軽にAudio Resortを楽しんで頂ければと思います。
皆様のご来店をお待ちしておりますので、どうぞよろしくお願い致します。

それにしてもマーラー一番の二楽章は面白かったです。私がリファレンスに
しているものと比較してみてなるほどな〜と思いました。他の皆様でもこの
曲のお勧め録音などお持ちでしたらどうぞお持ち頂いていっしょに聴かせて
頂ければ嬉しく思います。どうぞ気軽にご来店下さい!!


HAL's Hearing Report