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H.A.L.担当 川又利明




2007年5月15日
No.494 「Setup完了!!見え始めたSpiral Groove System SG1の魅力とは!!」
http://www.dynamicaudio.jp/audio/5555/7f/brn/493.html

前号でもお知らせしたアナログプレーヤーの次世代スタンダードと言えるSystem
SG1がセットアップされた。

私の持論ではアナログプレーヤーの音質は構造的に二種類に大別することが出来る。

それは、すなわち“サスペンション機構を持つか持たないか”ということである。

今ではあまりハウリングという言葉を使わなくなってきたが、アナログ全盛期の
頃にはピックアップとスピーカー出力がループしてしまう現象、ハウリング防止策
がどのメーカーでも重要視された。

その結果ゴムやスプリングを用いたサスペンション機構を採用したプレーヤーが
主流を占めていたものだ。代表例を挙げればLINN / THORENS / ORACLE などのよう
にターンテーブルとトーンアームをスプリングなどでフローティングしているもの。

そして、それらと対象的なのが日本のマイクロ精機のSX-8000/5000シリーズなどの
ようにリジッドで一切のサスペンション機構を持たないもの。更に近代では下記の
随筆でも紹介している寺垣氏設計でセイコーエプソンが発売したΣ5000/3000など。

http://www.dynamicaudio.jp/audio/5555/7f/oto/oto28.html

両方式ともに魅力があり、どちらの理論が良いのかというのは音質的な好みとして
ユーザーの選択とされていた。

しかし、デジタルに較べてアナログプレーヤーの魅力とはどんなイメージだろうか。

「柔らかくソフトな音」「温度感があってぬくもりがある音」「滑らかで聴きやす
 い音」「浮遊感があって音場感が広い感じ」

などと多彩な言葉で語られることが多いと思うが、これらは一様にして上記のサス
ペンション機構のあるプレーヤーでは特に顕著に言われる傾向ではないだろうか?

私もLINN LP-12を長らく使用していた経験があるが、ターンテーブルを指でつつく
とアームといっしょにふわふわ〜と数回の上下運動を繰り返す。このような共振
周波数を低くするためにサスペンションを柔らかくするとハウリングには確かに
有利になってくる。ただし、畳の部屋にセットしてあり床がゆるいと歩いたときに
ゆったりした動きで共振してしまうという私の思い出もある。

このような傾向のプレーヤーでは前述の音質的な比喩の方向性にぴったり一致する。

しかし、漂うような雰囲気や空気感というものは良いのだが、スタジオ録音の打楽
器やリズム楽器の低音部の再現性には一種独特の演出が加わる。それらの音像の
輪郭表現は多少甘くなり、エコー感と思しき残響成分が増量される傾向がある。
その代わりに弦楽器や声楽などの背景描写には独特の雰囲気を醸し出すので、これ
を称してアナログの音だという考え方もあるようだ。

しかし、同じLPレコードをサスペンション機構のないプレーヤーに移し変えた時の
変化の大きさをどう解釈したものか? これでもビニールレコードが出す音なのかと
驚かれるケースも多いだろう。低域は引き締まり、打音とアタックとブレーキング
はタイトにきっちりし、ヴォーカルのフォーカスなどもピンと研ぎ澄まして定位
するのだから不思議だ。

その昔にはLINN LP-12のコイルスプリングにダンパーとなるフエルトなどをはさみ
込んで、スプリングの弾力性を奪っていくということで、サスペンションのない
プレーヤーの音質傾向に調整するようなテクニックもあった。

さて、近年ではどのような構造のプレーヤーを私は評価しているのか、というと
以上の両方の機構的特徴を持ちえるプレーヤーということになる。

つまり、完全にリジッドなものは、その設置方法で大きく変化してしまう。前述の
マイクロ精機のSX-8000を昔私が扱っていた頃に、ハウリングマージンを稼ぐため
にゴム製のボールを使ってプレーヤーを浮かせるという試みをしたことがあった。
そんなメーカーの試作品を聴いて、私は「だめだよ、これじゃ〜」と若いくせに
文句を言っていたことを思い出す。

そう、結論を言えばダンピングされたサスペンション機構をもったプレーヤーと
いうことになる。ガッチリだけでなくフワフワだけでなく、指で力を加えてやっと
沈み込んでくれ、離すと元に戻る程度のサスペンションでいいのだ!!

楽音の輪郭を鮮明にするためにはリジッドで剛性の高い構造を、そして楽音の質感
に潤いと音場感を引き出すために適度なサスペンションを。

昔のようなゴムシートをターンテーブルに乗せているような設計ではだめです。
レコードはターンテーブルに一体化させるということが必要かと思います。

さて、今回のSpiral Groove System SG1のサスペンションはどこに仕込まれている
のか、そして、その弾性の程度はどのくらいか、それが音質にどう影響するのか?

私が30年前から習得してきたアナログプレーヤーのチューニングの方向性を商品化
しようと思ったらこうなった!! とズバリ一致するのがSpiral Grooveなのです!!


      ◇ Spiral Groove System SG1-inspection system ◇

………………………………………………………………………………
Spiral Groove System SG1+GrahamEngineering Phantom (税別\3,450,000.)
http://www.spiral-groove.com/
     and
LYRA Skala (税別\320,000.)
http://www.scantech.co.jp/lyra_skala.html
     and
Z(ジィー)-Board  (税別\60,000.)
http://www.dynamicaudio.jp/audio/5555/7f/brn/121.html
http://www.dynamicaudio.jp/audio/5555/7f/brn/491.html
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                ▽ ▽ ▽
………………………………………………………………………………
Brumester 808MK5 Pre Amplifier (税別 \4,756,000.)
http://www.noahcorporation.com/burmester/pre808.html
     and
TRANSPARENT PLMM+PI8(税別\606,000.)
http://www.axiss.co.jp/transparentlineup.html#POWER
………………………………………………………………………………
                ▽ ▽ ▽

JORMA PRIME Interconnects XLR 7.0m(税別\3,450,000.)
http://www.cs-field.co.jp/jormadesign/primeprice.htm

                ▽ ▽ ▽
………………………………………………………………………………
Brumester 911MK3 Power Amplifier×2台(税別 \6,200,000.)
http://www.noahcorporation.com/burmester/power911.html
     and
TRANSPARENT PIMM+PLMM(税別\606,000.)×2set
http://www.axiss.co.jp/transparentlineup.html#POWER
………………………………………………………………………………
                ▽ ▽ ▽

Stealth Dream Speaker Cable 3.5m (税別\2,258,000.)
http://www.stealthaudiocables.com/products/Dream/dream_sp.htm
http://www.dynamicaudio.jp/audio/5555/7f/brn/446.html

                ▽ ▽ ▽
………………………………………………………………………………
Avalon Acoustics“Isis”(税別\9,100,000.)
http://www.ohbashoji.co.jp/products/avalon/isis/
………………………………………………………………………………

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理屈よりも究極の選択基準は聴いて楽しいかどうか、つまり美味しいかまずいかと
いう感性で判定すべきでしょう!!

そこで採用したのが素晴らしいフォノステージを搭載したBrumester 808MK5である。
これを要として同社のCDプレーヤーとも比較で出来るようにセットした。

同一ブランドのトップモデルによるアナログ・デジタルの比較。これは前述の私の
持論というプレーヤーの構造的特徴を疑似体験して頂くにも打ってつけのシステム。

そして、最後に私がいつも述べている結論!!

「アナログもデジタルも音源は同じ」という事実をお分かり頂けることでしょう!!

Spiral Groove System SG1 この価格、サイズ、音質、どれをとっても皆様に推奨
したいパフォーマンスが詰まっています!! ぜひ、ご体験下さい<m(__)m>


このページはダイナフォーファイブ(5555):川又が担当しています。
担当川又 TEL:(03)3253−5555 FAX:(03)3253−5556
E−mail:kawamata@dynamicaudio.co.jp
お店の場所はココです。お気軽に遊びに来てください!!

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