発行元 株式会社ダイナミックオーディオ
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H.A.L.担当 川又利明


2010年12月30日
No.786 「H.A.L.'s One point impression!!-CH Precision D-1!!」
 
今になってしみじみ思います。ESOTERICが6年前に開発したVRDS-NEOの名付け親
として↓こんなエピソードがありました。
 
http://www.dynamicaudio.jp/audio/5555/7f/oto/oto52-04.html
 
このメカニズムが次第に世界中のハイエンドメーカーに採用され始めて数年、
VRDS-NEOを搭載したSACD/CDプレーヤーが更にレベルアップされ、ディスク
プレーヤーの可能性を年々押し上げてきました。
 
H.A.L.ではPCオーディオ、ネットワークプレーヤーと称されるアイテムをなぜ
展示しないのか?という問い合わせをよく頂くのですが、ここで演奏している
プレーヤーを上回る音質が今はまだないからというのがその理由なのです。
それを裏付けるかのような新作のプレーヤーがまたひとつ誕生しました!!
 
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近年稀にみるディスクプレーヤーの傑作と評価の高いCH Precisionがやっと
ここにやってきました!!明日私は定休日なのに今回は短期滞在、しかも三が日
を挟んで休業となってしまい1/5には搬出されてしまう予定。
 
昨夜一晩バーンインを行っておいて、ご来店も多い今日は合間を縫って気に
なっていたCH Precisionを聴くことができました!!
 
http://www.zephyrn.com/news/pdf/CH_D1_brochure.pdf
 
 
◇ CH Precision D-1 & The Sonus faber & soulution-inspection system ◇
 
………………………………………………………………………………
CH Precision D-1  (税別\3,200,000)
http://www.zephyrn.com/news/pdf/CH_D1_brochure.pdf
           vs
soulution SACD/CD Player 745   (税別\6,000,000)
http://www.soulution-audio.com/english/e_745.html
           vs
ESOTERIC P-01+VUK-P01+D-01+VUK-D01(税別\5,000,000.)+G-0Rb(税別\1,350,000.)
http://www.esoteric.jp/products/esoteric/p01/
http://www.esoteric.jp/products/esoteric/d01/
http://www.esoteric.jp/products/esoteric/g0rb/index.html
     and
TRANSPARENT PLMM+PI8(税別\606,000.)
http://www.axiss.co.jp/transparentlineup.html#POWER
     and
Project“H.A.L.C”H.C/3M(税込み\560,000.)
http://www.dynamicaudio.jp/audio/halc/
………………………………………………………………………………
                ▽ ▽ ▽
 
STEALTH Sakra  balanced XLR / 1.0m     $13,000
http://www.stealthaudiocables.com/products/Sakra/sakra.html
 
                ▽ ▽ ▽
………………………………………………………………………………
soulution stereo line level pre amp 721   (税別\3,500,000)
http://www.noahcorporation.com/soulution/720.html
http://www.soulution-audio.com/english/e_home.html
     and
TRANSPARENT PLMM+PI8(税別\606,000.)
http://www.axiss.co.jp/transparentlineup.html#POWER
     and
Project“H.A.L.C”H.C/3M(税込み\560,000.)
http://www.dynamicaudio.jp/audio/halc/
………………………………………………………………………………
                ▽ ▽ ▽
 
ESOTERIC 7N-DA6100 RCA 7.0m (税別\3,120,000.)
http://www.esoteric.jp/products/esoteric/mexcel/index.html
 
                ▽ ▽ ▽
………………………………………………………………………………
soulution  mono power amp 700   (1pair/税別\13,000,000)
http://www.noahcorporation.com/soulution/700.html
          and
TRANSPARENT PIMM+PLMM(税別\606,000.)×2set
http://www.axiss.co.jp/transparentlineup.html#POWER
………………………………………………………………………………
                ▽ ▽ ▽
 
SILTECH Royal Signature series King 2.5m (税別\2,720,000.)
http://www.harman-japan.co.jp/siltech/
 
                ▽ ▽ ▽
………………………………………………………………………………
Sonus faber“The Sonus faber”(税別\20,000,000.)
http://www.noahcorporation.com/sonusfaber/SONUSFABER.html
http://www.dynamicaudio.jp/audio/5555/7f/brn/768.html
http://www.dynamicaudio.jp/audio/5555/7f/brn/769.html
………………………………………………………………………………
 
上記のようにVRDS-NEOを搭載したプレーヤーたちとも比較することに。
特にESOTERIC UMK-5を使用したsoulution 745と同VMK-5を搭載したCH Precision 
D-1の比較には興味深いものがありました。
 
■マーラー交響曲第一番「巨人」第二楽章  小澤征爾/ボストン交響楽団
 
先ずは定番のこの課題曲を聴くことに…。D-1のコントロールは動軸のダイヤル
で全て行いますが、これは慣れてくると非常に親しみやすいもの。
 
冒頭の弦楽器群の合奏が重厚さと解像度を両立し、中心線で3.6mの左右間隔と
いうThe Sonus faberの中間に見事な定位感を持って並びます。これは見事!!
 
弦楽器は淡白な質感に一瞬思えますが、それは各パートの階層が実に正確に
分離しているということの証でもあり、ワンボディータイプのプレーヤーに
して極めて分解能が素晴らしいということを立ちどころに示してくれました。
 
管楽器の分離感は空間に広がっていくホールエコーに対して明確な音像を描き
メカニズムの完成度を忠実に再生音として表現し抜群の安定感を聴かせます!!
 
■Michael Buble / Crazy Love(Hollywood Edition) / 1.Cry Me A River 
http://www.wmg.jp/artist/michaelbuble/
 
重厚なイントロ、快感を伴って突き刺さるようなホーンセクション、ダイナ
ミックな低域がThe Sonus faberのサブウーファーから叩き出され、ビッグ
バンドの迫力にストリングスが加わったゴージャスなバックにマイケルの
セクシーなヴォーカルが私の前方4メートルの空間に展開します!!
 
D-1の特徴として上げておきたい事は低域の音像が見事にシェイプアップされ、
スタジオワークで演出を施したダイナミックなドラムやベースの再生音に大変
鮮明な輪郭を提示すること。
 
また、オーケストラの弦楽器群でも感じた事だが、口元のフォーカスを極めて
鮮明にしているためか、The Sonus faberが発揮する広大な音場感として形成
された空間にヴォーカルのリヴァーヴが実に雄大に広がっていく爽快さがある。
 
このデモ機一台しか現在はない。標準仕様としてのアナログ2ch出力ボードが
搭載されているわけだが、近い将来にはアナログモノラルボード二枚という
発展性、そしてX-1という強化電源を装備したら一体どんな素晴らしい音に
なるのだろうか! と今から期待させるパフォーマンスであることを実感しました!!
 
CH Precision D-1は明らかにH.A.L.基準をクリア―したディスクプレーヤーで
あるということを実感させられました!!
 
時間があればもっと語りたいところですが、来年はCH Precision D-1の試聴
拠点としてH.A.L.が名乗りを上げたということでご期待頂ければと思います!!


このページはダイナフォーファイブ(5555):川又が担当しています。
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