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H.A.L.担当 川又利明




2007年8月31日
No.536 「企画⇒新たな試聴会形式・Sound buffet(サウンド・ビュッフェ)とは何だ!!」
         「新企画⇒H.A.L.'s Sound buffet!」

           ■ 新企画発想のポイント ■

私の長年の経験とこだわりは試聴室のセッティングで表現しているところが大きい。
実際には行ったことはないが、世界的にも、あるいは国内においてもオーディオ
ショップで多数のスピーカーをレイアウトしている写真を良く見かけることがある。
それらのレイアウトを見て、私のやり方とは明確な違いがあることに気が付かれた
方はいるだろうか?

複数のスピーカーをレイアウトするとき、殆んどのショップでは左右対称のシンメ
トリーで並べているのではないだろうか!?スピーカー・システムセレクターを使用
して簡単に切り替えできて、しかもシンメトリーな配置は確かに見た目はいい!!

しかし、私が日頃述べているような高い次元でのスピーカーの演奏は出来るだろう
か?
また、各社スピーカーの個性と魅力を正確に実演し引き出して、比較して聴き取る
ことは出来るのだろうか!?

左右の間隔が見た目でわかるように内側と外側で大きく違う場合に、各スピーカー
が作り出す音像の大きさと輪郭表現の格差は気にならないのか?
また音場感についても外側のスピーカーは左右の壁面に接近するので一次反射波の
影響が大きくなり、同時に低域が壁面の反射で膨らんでしまい、周波数特性も変化
してしまうので内側のスピーカーとは印象が大変変わってしまう。

つまり、私が大切にしているスピーカーの魅力と能力を引き出し、公平に比較する
ということではシンメトリーセッティングはいかんとも受け入れがたいものであり
私は絶対に許容できるものではない。

では、私はどうしているのか、と言うと現状のH.A.L.のセッティングのように、
どのスピーカーにもほぼ均等な間隔と距離を同一にするよう配置している。
左右スピーカーの主軸、つまり左右トゥイーターの距離が平均3メートル、その
トゥイーターとリスニングポイントでの耳の距離が約4メートルという配置となる。

この場合、リスナーから見て左右スピーカーへの角度がおおよそ45度という開き
加減になり、スピーカーはほぼ正面をリスナーに向けるというのがここでの標準的
なセッティングとなっている。この原則をどのスピーカーにも均等に提供しており、
聴くスピーカーによってソファーをいちいち移動してセンターポジションを取る。

http://www.dynamicaudio.jp/audio/5555/7f/oto/oto49-03.html

今、懐かしくも思い出すのが、上記随筆第49話の中で紹介している9.「HALCROとの遭遇」
で初来日したBruce Halcro Candy氏がここでの演奏を聴き、セッティングで述べた
一言である。

「世界中の有名なショップへは多数行きましたが、長方形の長辺に沿ってスピーカー
をセッティングしているのは極めて珍しい。いや、はじめてかもしれない」という
コメントでした。もちろん、ここの音を評価して下さってからのことでした。

ひとつのスピーカーにはきちんとしたセッティングが必要だし、リプレースメント
による格差で大きく音質が変わってしまうということは専門店として正しい再生の
仕方と言えない…と私は信じています!!

            -*-*-*-*-*-*-*-*-*-

そんなこだわりのある私ですが、今までのイベント形式ですとどうしても一度に
多くの皆様に聴いて頂くということになってしまい、せっかくの音質も妥協した
セッティングで聴いて頂くしかなかったものでした。下記はご存知エフコンの
一シーンですが、センターポジションから大きく外れてしまうと本当のところは
どうしても伝わらないというジレンマがあったものです。

http://www.dynamicaudio.jp/file/070615/guest.jpg

ご来場頂いた皆様も、その辺の事情はお気付きだと思いますが、どうしてもイベント
という形式で多人数を一度にお迎えするオーディオのイベントには限界と妥協が
あるということをご理解頂きたかったというものです。

そこで、私は考えました!!

本格的に妥協なく、私が皆様に聴いて頂きたいものをきっちりと聴いて頂くための
新しい試聴会の形、それがSound buffet(サウンド・ビュッフェ)です!!


     ■ 激戦の価格帯でベストチョイスされたスピーカー ■

今回の企画では一般的に言えば大変な高級品、でもH.A.L.の中ではアッパーミドル
クラスという価格帯で他のショップでは出来ない大胆なラインアップで次の有力
モデルを一堂に集めることにしました!!

■The Revel Ultima Salon2(税別予価 1pair\3,600,000.)
http://www.revelspeakers.com/
http://www.revelspeakers.com/products/product.asp?product=27

■WILSON AUDIO SYSTEM 8(税別 1pair\3,7000,000.)
http://www.ohbashoji.co.jp/products/wilson/system8/

■Sonusfaber AMATI anniversario (税別 1pair\3,600,000.)
http://www.noahcorporation.com/sonusfaber/amati.html

■Avalon Acoustics Indra (税別 1pair\2,990,000.)
http://www.ohbashoji.co.jp/products/avalon/indra/

■B&W  800d  (税別 1pair\3,000,000.)
http://www.bwspeakers.jp/800/

さあ、いかがでしょうか!!
価格帯をほぼ同じくして皆様が注目されるであろう現在の代表的ハイエンドスピー
カー
を妥協なく比較して頂こうという試みです。そのポイントは私がきっちりチューニン
グ
したセンターポジションのベストポイントを上記の5セット分設定し五脚の椅子を
用意し、課題曲の一曲ごとにスピーカーを換え、同時に着席する椅子も移動して
頂き、五種類のベストサウンドを体験して頂こうというものです。

もちろん、この企画は人海戦術でしか実現できません。私たちがお一人のために
最低でも20回以上のつなぎ換えを行なうというものです。(^^ゞ

シェフが仕上げた数々の料理をテーブルをめぐりながら次々に召し上がって頂く、
あたかも最高の音楽をビュッフェ形式で堪能して頂くような、こだわりの試聴会を
実行してみようと思います!! これで真実がわかります!!


       ■ Sound buffetにはどんなコースがあるのか ■

上記でもエピソードとして取り上げたHALCROですが、現在はdm68からdm88へと世代
交代し、同じ外観ながらパフォーマンスは数段進歩しています。

http://www.dynamicaudio.jp/audio/5555/7f/brn/413.html

□今回の企画でも様々な局面でコンポーネントの本質を引き出してきたHALCROを
 次のようなコンディションでリファレンスとして使用していきます。

………………………………………………………………………………
HALCRO dm8(税別\2,200,000.)
http://www.harman-japan.co.jp/product/halcro/dm8_dm10.html
     and
TRANSPARENT PLMM+PI8(税別\606,000.)
http://www.axiss.co.jp/transparentlineup.html#POWER
     and
Project“H.A.L.C”H.C/3M(税込み500,000.)
http://www.dynamicaudio.jp/audio/halc/
………………………………………………………………………………
                ▽ ▽ ▽
ESOTERIC 7N-DA6100 MEXCEL RCA 7.0m
http://www.teac.co.jp/av/esoteric/mexcel/
                ▽ ▽ ▽
………………………………………………………………………………
HALCRO HALCRO dm88 ×2 (税別\7,600,000.)
http://www.harman-japan.co.jp/product/halcro/dm88.html
http://www.halcro.com/productsDM88.asp
          and
TRANSPARENT PIMM+PLMM(税別\606,000.)×2set
http://www.axiss.co.jp/transparentlineup.html#POWER
          and
zoethecus  z.Block2 (Maple) (税別\164,000.)×2set
http://www.axiss.co.jp/fzeoth.html
………………………………………………………………………………


□ソースコンポーネントは次の二種類からお選び頂きます。

                     ◇ dCS Scarlatti コース ◇

………………………………………………………………………………
ESOTERIC G-0s(税別\1,200,000.)
http://www.teac.co.jp/av/all_prod/esoteric/g0_g0s.html
     and
JORMA DIGITAL/BNC-BNC for Internal Wiring
http://www.dynamicaudio.jp/audio/5555/7f/brn/469.html
                ▽ ▽ ▽
            Rubidium Direct out
                ▽ ▽ ▽
dCS  Scarlatti Clock(税別\1,350,000.)
http://www.ohbashoji.co.jp/products/dcs/scarlatti-clock/
     and
TRANSPARENT PLMM+PI8(税別\606,000.)
http://www.axiss.co.jp/transparentlineup.html#POWER
     and
Project“H.A.L.C”H.C/3M(税込み500,000.)
http://www.dynamicaudio.jp/audio/halc/
………………………………………………………………………………
                ▽ ▽ ▽

Cardas Lightning 15 BNC 1.0m(税別\44,500.)→for Scarlatti  DAC
http://www.ohbashoji.co.jp/products/cardas/lightning/
          vs
ESOTERIC 7N-DA6100 BNC 1.0m(税別\240,000.)
http://www.teac.co.jp/av/esoteric/mexcel/

                ▽ ▽ ▽
………………………………………………………………………………
dCS  Scarlatti  Transport(税別\4,150,000.)
http://www.ohbashoji.co.jp/products/dcs/scarlatti-transport/
     and
TRANSPARENT PLMM+PI8(税別\606,000.)
http://www.axiss.co.jp/transparentlineup.html#POWER
     and
Project“H.A.L.C”H.C/3M(税込み500,000.)
http://www.dynamicaudio.jp/audio/halc/
………………………………………………………………………………
                ▽ ▽ ▽

ESOTERIC 8N-6P/6Pi(税別\50,000.)


http://www.teac.co.jp/av/esoteric/ilink_cable/

                ▽ ▽ ▽
………………………………………………………………………………
dCS  Scarlatti  DAC(税別\2,930,000.)
http://www.ohbashoji.co.jp/products/dcs/scarlatti-dac/
     and
TRANSPARENT PLMM+PI8(税別\606,000.)
http://www.axiss.co.jp/transparentlineup.html#POWER
     and
Project“H.A.L.C”H.C/3M(税込み500,000.)
http://www.dynamicaudio.jp/audio/halc/
………………………………………………………………………………


                       ◇ ESOTERIC コース ◇

………………………………………………………………………………
ESOTERIC G-0Rb(税別\1,350,000.)
http://www.teac.co.jp/av/esoteric/g0rb/
     and
ESOTERIC PS-1500+7N-PC9100(税別\950,000.)
http://www.teac.co.jp/av/esoteric/ps1500/
     and
Project“H.A.L.C”H.C/3M(税込み500,000.)
http://www.dynamicaudio.jp/audio/halc/
………………………………………………………………………………
                ▽ ▽ ▽

ESOTERIC 7N-DA6100 BNC(Wordsync用)(税別\240,000.)→ESOTERIC D-01×2
http://www.teac.co.jp/av/esoteric/mexcel/

                ▽ ▽ ▽
………………………………………………………………………………
ESOTERIC P-01 (税別\2,200,000.)
http://www.teac.co.jp/av/esoteric/p01_d01/
     and
ESOTERIC PS-1500+7N-PC9100×1(税別\950,000.)
http://www.teac.co.jp/av/esoteric/ps1500/
http://www.teac.co.jp/av/esoteric/powercable/9100mexc.html
     and
Project“H.A.L.C”H.C/3M(税込み500,000.)
http://www.dynamicaudio.jp/audio/halc/
………………………………………………………………………………
                ▽ ▽ ▽

ESOTERIC 7N-DA6300 XLR 1.0m×2 Dual AES/EBU(税別\560,000.)
http://www.teac.co.jp/av/esoteric/mexcel/6300.html

                ▽ ▽ ▽
………………………………………………………………………………
ESOTERIC D-01(税別\2,200,000.)
http://www.teac.co.jp/av/esoteric/p01_d01/
     and
ESOTERIC PS-1500+7N-PC9100×2(税別\1,300,000.)
http://www.teac.co.jp/av/esoteric/ps1500/
http://www.teac.co.jp/av/esoteric/powercable/9100mexc.html
     and
Project“H.A.L.C”H.C/3M(税込み500,000.)
http://www.dynamicaudio.jp/audio/halc/
………………………………………………………………………………


         ■ Sound buffetの実施に関して ■

そて、本企画を検討してみて、実施する時間の枠を特定することが困難であると
いうことになってきました。つまり、希望者数に応じて私たちは人数分だけの比較
試聴という切り替えのプロセスを繰り返さなければならず、それは本企画の反響の
大きさによると思います。

妥協なき比較試聴は各社の製品に対して私が感じる使命感の表れでもあり、こだわり
の精神は今や肉体労働ということになってきました(^^ゞ

本企画では各社スピーカーの特徴がわかりやすい選曲を私が行い、お一人様30分
から45分程度の範囲で五機種のスピーカーの個性と魅力をご理解頂ける様に
メニューを用意致します。

そして、ご来店頂いた皆様には後方のお席でお待ち頂きながら楽しんで頂き、均一
な試聴体験を目指していきたいと思っていますので、先ずは応募数がどのくらいに
なるかということからリサーチと予約受付を始めたいと思っています。

次のように開催したいと思いますので、どうぞ私達に遠慮なくご検討下さい(^^)


          ◇ “Sound buffet”Vol.1 ◇

  開催日時:9/8土曜日   開演午後2時〜終演午後6時 当フロアーにて

           皆様のご応募数が多い場合には…

  開催日時:9/9日曜日   開演午後2時〜終演午後6時 当フロアーにて


        << 今回の“Sound buffet”予約方法 >>

             キーワードはズバリ!!

 □ キーワードはH.A.L.'s Circle Review-No.1572 にて配信されました □


             -*-*-*-*-*-*-*-*-*-

皆様のご要望を集計してからスケジュールを検討し、ご返事して参ります。

こんな地道であり体を使った作業で皆様に本物の音質を理解して頂けるのであれば
第二、第三のSound buffetも企画して行きたいと考えております。(^^)v

専門店らしさを追求するという姿勢が、いかに大切なことか。今回のSound buffet
が皆様に与えるインパクトを後々の試聴レポートで頂ければ益々うれしく思います。

どうぞ皆様の反響をお待ちしております!! <m(__)m>

そして、こんな企画に参加したい方は先ずご入会ください!!


このページはダイナフォーファイブ(5555):川又が担当しています。
担当川又 TEL:(03)3253−5555 FAX:(03)3253−5556
E−mail:kawamata@dynamicaudio.jp
お店の場所はココです。お気軽に遊びに来てください!!

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