発行元 株式会社ダイナミックオーディオ
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H.A.L.担当 川又利明
2012年2月16日
 No.902 「新企画⇒My sound before-after by“Λ3.16 series”」
 
2012年2月上旬ある日の午後のこと、株式会社ポーカロ・ラインの村山さん
からこんな電話が入りました。

「店長、今小川町の駅から地上に出たところです。」

何でまた到着前に電話が必要であったのか? 実はこの日に持ち込んでくる
新製品は音質的な効果をもたらすエリアは製品を置いたところから半径100mの
範囲であるという。

そんな製品をいきなり持ち込まれたら使用前・使用後の音質比較が出来ない
だろうから、当店に接近する前に連絡をもらい私が課題曲を急いで試聴して
おき、聴き終わった頃に到着するようにと打ち合わせをしていたからです。

なんだ!? そんな製品があるのか〜!? はい、私もその時点では半信半疑でした。
私も以前から気にしていた新製品とはこれです。先ずはポーカロ・ラインのサイトから。
http://www.porcaro-line.co.jp/aitec.htm

そのメーカーサイトはこちらです。
http://www.aitec-ltd.co.jp/

さて、私は短時間のうちに先ずは次の二曲を聴いておくことにしました。
使用システムの選曲は次のものでした。

■Speaker system:Sonusfaber“Aida”(税別 1ペア \10,000,000.) 
http://www.noahcorporation.com/sonusfaber/SONUSFABER.html

■Power amp:soulution Mono amplifier 700 (税別 1ペア \12,000,000.) 
http://www.noahcorporation.com/soulution/700.html

■Pre amp:soulution Line amplifier 721 (税別 \3,250,000.) 
http://www.noahcorporation.com/soulution/720.html

■CD-Player:soulution  745 (税別  \6,000,000.) 
http://www.noahcorporation.com/soulution/740.html

■Tandem Reference RL02 に上記をセットしている。
http://www.tandem-audio.com/#/home
http://www.dynamicaudio.jp/file/111122/11.22.02.jpg

■そして忘れてならないのがBlack Ravioliです。
http://www.dynamicaudio.jp/audio/5555/7f/brn/893.html
現在ではコンポーネントだけでBF-3(1個5万円)を合計20個使用しています。

課題曲は取り急ぎこの二曲です。
http://wmg.jp/artist/michaelbuble/WPCR000013987.html
■Michael Buble 4作目のアルバム、このCrazy Love(Hollywood Edition) の
1.Cry Me A Riverです。これは下記の随筆でも紹介しているディスクです。
http://www.dynamicaudio.jp/audio/5555/7f/oto/oto58.html

■マーラー交響曲第一番「巨人」第二楽章  小澤征爾/ボストン交響楽団

この日に持ってくるのはΛ3.16 Professional(税込み販売価格\220,000.)です。
これが接近してくると音が変わるのか? 今頃どのくらい近づいてきたのか?
などと考えながら取り急ぎ試聴して、いつもながらの素晴らしいAidaの音を
記憶に刻み込んだものでした。そして…

           -*-*-*-*-*-*-*-*-*-

到着した村山さんはジェラルミンの小さなトランクケースを取り出して、早速
セッティングに取りかかるが何やらメジャーを取り出しました。
左右スピーカーの中心を結ぶ直線の真ん中から手前に89センチの位置に置くと
いう指示が取り扱い説明書にあるという。

二人で測って付属品のリング状のマーカーを指定の位置に置きました。そして、
おもむろにΛ3.16 Professionalを取り出し、付属のクリーニングクロスに
包み手垢もきれいにふき取ってマーカーの中に置きました。ただし、置いた
直後ではなく最低でも20秒以上経過してからでないと威力を発揮しないという。

まあ、私もこの仕事を長らくやっていて科学的な説明が出来ないもの、あるいは
理屈を説明されても信じがたいもの、いわゆるオカルトっぽい商品にたまに
出くわすことがありました。だから…、今回のΛ3.16に関しても評判と話し
だけでは信用し難いと思っていたものです。

音響工学的に私にも納得できる技術的な説明があり、私の経験に即して効果が
期待できる製品の内容を解説して頂けるならともかく、企業秘密と言われて
しまえばそれまでですが、このΛ3.16に関しては技術的・科学的な説明や
内容の解説は一切ありません。ただ結果を推奨するだけなのです。
同社のwebには下記の文章があるのみでした。

「部屋の環境(反射や吸収)や空間に存在する電磁波(静電気)などの影響により、
 本来出ているはずのスピーカーからの直接音がきちんと耳に到達しないからです。」

私はこれを読んでも全く理解も納得も出来ませんでした。音楽をオーディオ
システムで再生する環境に対して、スピーカーからの音がきちんと到達して
いない状況とはどういうことなのか?

ルームアコースティックの状況としてスピーカーから放射された音波には
空気中を伝搬する過程に置いて伝送周波数特性として完全なフラットレスポンス
はあり得ないということは承知しています。

しかし、それは空気中に放射された音波の、壁面の反射音と残響特性による
アコースティックな影響であり、Λ3.16のような金属体が関与するような
現象ではないからです。

ここH.A.L.の試聴環境で壁面処理をしているQRDには私は信頼をおいており、
その効果も自信を持って推奨できるものです。下記にも述べています。

http://www.dynamicaudio.jp/audio/5555/7f/brn/414.html

http://www.dynamicaudio.jp/audio/5555/7f/brn/415.html

そして、同じコンポーネントを使用していも空間的な上記の影響の他に機械的な
セッティングの影響もあります。最近では床、オーディオラック、などの
設置環境に関して、それらの機械的な連結によって生じる悪影響を改善する
アイテムとして私が実感し推奨しているのがBlack Ravioliです。

http://www.dynamicaudio.jp/audio/5555/7f/brn/893.html

http://www.dynamicaudio.jp/audio/5555/7f/brn/891.html

極めて敏感な耳と聴覚によって変化を察知して、それを改善した事例としては
上記のエピソードは目新しいものでしょう。

そして、空間的・機械的という両方の環境変化をチューニングするアイテムと
して推奨しているものは使用前・使用後の変化を実験出来るということも重要な
要素であると思います。

このような私の経験則からしても、Λ3.16のwebでの説明だけでは全くと言って
良いほと期待も信用もしていませんでした。

繰り返しますが「スピーカーからの音がきちんと到達していない状況とはどう
いうことなのか?」これが理解できません。どういう状態がきちんと音が耳に
到達したことになるのでしょうか? 私が体験し得なかったもの、自分の常識
からしても全く説得力のないものであり、だからオカルトっぽいと感じました。

「信じれば救われる…」そんなことは間違っても言えません!

           -*-*-*-*-*-*-*-*-*-

村山さんがセッティングしてくれたという時点から、私の反証とも言うべき
考え方を述べるのに行を使ってしまいましたが話を戻しましょう。

つい5分ほど前に聴いていたMichael Bubleのディスクをアンプのボリュームを
先ほどと同一にして聴き始めたわけです!

「うっ…! ちょっと…! これって…! ほんとかな〜?」

直径80mm、高さ58mm、重量 約1.1kgのステンレスの塊を置いただけですよね?
正直に言って最初からデリケートな比較試聴になるとは思っていました。
このフロアーで私が納得できる音に仕上げたシステムです。

第一印象としては何だか変わったような気がする…、という漠然としたもの。
電気的に変化させたもの、機械的なチューニングを行ったもの、そのような
顕著な違いは違和感以上のものとして察知することが出来ますが、微妙な違い
というか、さすがの私でも5分前に聴いた音質との相違点を克明に述べよ…と
言われても自信がない。

「村山さん、もう一度100m離れたところに持って行ってくれと言っても大変
 でしょうが、何とか使用前の状態に戻して比較出来ませんか!?」

と言うと、持参した収納容器に製品を逆さまにして入れフタをすれば効果と
して四割程度に減衰出来ると言う。では、そうして下さいと箱にしまいました。

「おや…! こことここが違うか…!」

ここでやっと私の頭の中で最前の音質とΛ3.16を外した場合の違いが再生音の
各項目パラメーターとして比較することが出来るようになりました。そして…

「村山さん、もう一度セットしてくれますか…」

と疑り深い私は再度Λ3.16を指定の位置にセットしてもらい再度同じ曲を聴くことに。

「おー!! なるほど…! そう言う事ですかー!!」

ここで初めて納得出来ました。確かに変化しています。
しかも、私が理想とするベクトルの方向に音質改善されています!!

楽音の鮮度が上がるということでしょうか。ブラスセクションの最初の出足、
リズム楽器の切れ味、ヴォーカルのフォーカスの鮮明さ、そして一段と広く
なった音場感! こりゃ〜凄い!

スタジオ録音のポップスで多様な楽音が緻密にたたみこまれている録音では
一音一音の解像度がぐいっと高められ輪郭を鮮明にしていきます。

音像の輪郭が克明に描かれるようになると今度は遠近感が向上します。
遠近感の消失点として遠方に消えていく楽音の余韻が美しくなるのです!

ですから、この状態でオーケストラを聴くと変化を感じた各項目によって、
今までに体験したことのない爽快感がホールエコーの美しさとして臨場感を
ぐいっと引き上げてくれるのだから堪らない!

いや〜、参ったな〜と内心では舌を巻いていますが、癪に障るので村山さんの
目の前ではポーカーフェースを通して普通に振る舞っています。しかし…

http://www.waka-kb.com/cd/51

この↑イリーナ・メジューエワのスケルツォ第2番/変ロ短調/作品31の冒頭の
鮮烈な打音を聴いた時、そしてΛ3.16を外し、また戻した時の三段階の格差!

打鍵の強烈なアタック、オーディオ的には極めて鋭い立ち上がりのインパルス
応答をスピーカーに求める鮮明であり強力なエネルギーの瞬間放射するピアノ。

そのアタックそのものが違う! 今までは彼女の指が鍵盤を押さえる、いや…
鍵盤を叩くタイミングが両手の指先各々で多少ずれていたのか!?

ところが、Λ3.16をセットして同じ音量で聴くと、細く繊細な彼女の十指が
鍵盤の上で自然な形に硬化し、鍵盤に対して全ての指が完璧なタイミングで
百分の一秒の誤差もなく同時に打ち降ろされるイメージなのです。

ガツンという手応えを体で感じる程の重厚な和音、その立ち上がりが全ての
音階で完璧な同期を見せるハイスピードな立ち上がり。この変化は何だ!?

そして、10年前に無人の新川文化ホール(富山県魚津市)に広がった余韻感が
使用前に比較して滞空時間が三倍近くに長引いて消えていく美しさ!!

前述のメーカーのコメントを引用すると「空間に存在する電磁波(静電気)など
の影響」があり、それを取り除くという製品なのだろう。更に第三の要素が
Λ3.16に込められているというのですが、それは秘密になっているようです。

STEREO/24-Bitの録音という高品位にレコーディングに敬意を表するものの、
再生環境でここまで激変するのだったら全てのディスクの価値観を見直して
行くことが出来るでしょう。
 
「いや、参ったな〜! でも、こんな“Hard to Believe”な製品を私が推薦し
 皆様のシステムでどれだけ真価を発揮してくれるのか、それを保証する事が
 どのくらいの確率でできるだろうか…」

と脳裏をよぎるのは前述の私の先入観と同様に、私が作り上げた環境とシス
テム構成において、違いが分かりやすい音量まで拡大しての感動でした。

そして、何よりも自分が支配しているオーディオシステムに対して、どのくらい
の集中力を発揮し、使い手の観察力と分析力、更に記憶力を要する比較試聴と
なるだろうと考えたからです。

しかし、一度この“Hard to Believe”なΛ3.16の魅力を体験してしまったら、
外してしまった後の音楽は楽しくなくなってしまうかもしれないという麻薬的
な常習性が皆さんに起こってしまうかもしれません。

最後に、今回村山さんが持って来られたΛ3.16 Professional(税込み販売価格\220,000.)
の10倍の威力がある(モノの例えとして村山さんのコメント)という上級機
Λ3.16 The premium(税込み販売価格\450,000.)はもっと凄いという…!

さて…、どうしたものか!?

私が認定したΛ3.16を全国のユーザーにも体験して頂く事で、皆様が日々聴かれる
音楽をもっと鮮明にするという新企画として、先ずは皆様からの反響をリサーチし、
次のステップを目指していきたいと思いました!!

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          アンケートにご協力下さい<m(__)m>

             今回のキーワード

           「聴きたくなったΛ3.16webより」

このキーワードを件名に貼り付け、お客様の署名のみ記入して下記に送信して下さい。
 
         mailto:kawamata@dynamicaudio.co.jp

皆様の反響が大きかったら展示品を常設、またはハルズモニターとして自宅
試聴が出来るように企画を膨らませていきたいと思います。<m(__)m>

ここには二週間程展示しておきますので、皆様のご来店をお待ちしております。

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上記の応募は商談とは無関係の純然たるアンケートです。
投票頂いた皆様には自宅試聴の貸し出しなど新企画がまとまりましたら
メールにてお知らせ致します。

“Hard to Believe”な製品であるからこそ皆様の好奇心を実体験で満足させる
ことで音質が向上するのであれば、私もひと肌脱ぎましょう!
ということで、私の耳と体験への反響をお待ちしています!


担当:川又利明
TEL 03-3253-5555 FAX 03-3253-5556
kawamata@dynamicaudio.co.jp

お店の場所はココです。お気軽に遊びに来てください!!

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