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H.A.L.担当 川又利明




2008年9月3日
No.611 「お陰さまで大盛況でした!!⇒Documentary of“H.A.L.'s Party 2008”」
「Documentary of“H.A.L.'s Party 2008”」

今回のH.A.L.'s Party 2008は下記のようにwebでも公開致しました。

http://www.dynamicaudio.jp/audio/5555/7f/brn/595.html

第一部で演奏するシステム内容と選曲も入念に検討し、いざ当日の搬入と
セッティングということになりましたが、今年のニュースで新造語となった
“ゲリラ雷雨”という大敵が当日もありました。このフロアーから会場へと
人海戦術で台車に載せて手押しで搬入する製品もあり、当日の雲行きを心配
していましたが、突然土砂降りの雨に見舞われて大変でした。

昨年初めて使用した映画館という空間は伝送周波数特性が大変良好で、客席の
どの位置で聴いても低域から高域まで特に大きなカーブも発生せず、同時に
不要な残響が発生しないので音響的には安心できる空間です。しかし、搬入
開始から本番まで三時間しかないので、システム構成は極力シンプルにという
ことで組み上がった風景はこのようになりました。

http://www.dynamicaudio.jp/file/080830/01.jpg

正面の客席から見るとこのようになります。

http://www.dynamicaudio.jp/file/080830/03.jpg

そして、写真では見えませんが、TRANSPARENT POWER PRODUCTSのPIRがラック
の下に忍ばせてあります。http://www.axiss.co.jp/ftran.html

当然電源ケーブルはすべて同社のPLMMに統一、しかしVitusAudioだけは同社の
専用ケーブルANDROMEDA AC POWER CORD/1.5mを使用しています。

リハーサルでは大貫妙子の課題曲と私が選曲してコピーしたヴォーカルばかり
のCD-Rを使って音だしをしましたが、今回も最初から大変良好な音質で思わず
ニンマリしてしまいました。

私は客席の前から4列目で各スピーカーのセンターで音質をチェックしましたが、
赤いカーテンの中ほどの高さにヴォーカルが浮かび、リズム楽器の切れ味も
まあまあということで、とにかく大きな空間でハイファイを目指すということ
では一般家庭とは違う楽しさ、面白さがあると実感したものです。

このような試聴会の仕込み・準備を三時間で行うということは通例で言えば
大変短時間であり何から何まで万全というのは困難なものですが、リハーサル
で確認した音質で私もほっと安心したものでした。後は肝心な選曲と音量調整
と私のトークが問題(笑)ということでしょうか(^^ゞ

さて、当日の演目としては次のような進行となりました。


    □ the subject .1「このスピーカーを聴いて欲しい!!」 □

さて、事前の予告では新製品のスピーカーをお披露目するということで、次の
ようにステージの手前にセットアップしました。これです!!

http://www.dynamicaudio.jp/file/080830/02.jpg

この新製品とは何か!? その答えは↓こちらです!!

http://www.dynamicaudio.jp/file/080825/TS_Series.pdf

TS8000 2×20cm 3way Floorstanding Speaker System を初公開としてセット。


     ◆ JBL TS8000 that debuts at H.A.L.'s Party 2008 ◆

………………………………………………………………………………
Brimester  Reference CD Player 069 (税別\6,800,000.)
http://www.noahcorporation.com/burmester/069.html
………………………………………………………………………………
                ▽ ▽ ▽
………………………………………………………………………………
Marklevinson No.326s (税別\1,400,000.)
http://www.harman-japan.co.jp/product/marklev/no326s_no320s.html
………………………………………………………………………………
                ▽ ▽ ▽
………………………………………………………………………………
Marklevinson No.532 (税別\2,800,000.)
http://www.dynamicaudio.jp/file/080825/No.532.pdf
………………………………………………………………………………
                ▽ ▽ ▽
………………………………………………………………………………
JBL TS8000 (一台 税別\420,000.)
http://www.dynamicaudio.jp/file/080825/TS_Series.pdf
………………………………………………………………………………

実は当日のエピソードですが、上記システムをセットしたのですが突発的な
機器のトラブルで大変残念でしたが他社のアンプを使用してJBL TS8000を演奏
したということをご報告しておきます。

最初にかけたのはこの曲。なぜか?

■Mozart Piano Concertos Nos 22 & 23 K482 & K488(1987)
内田光子/JEFFREY TATE/ENGLISH CHAMBER ORCHESTRA/ 4・第23番1.Allegro
http://www.mitsukouchida.com/  PHILIPS 420 187-2

ここではJBLというブランドを先に述べていますが当日の会場では私からは
どのメーカーのものかは一切前置きしなかったのです。というよりも、ご来場
の皆様に向かって「この新製品の情報をご存知の方、メーカー名製品名を既に
知っているという方はいらっしゃいますか?」とお訪ねしたところ一名様だけ
が知っているということで他の皆様は全く知らないということでした。

そこで、JBLで最初からジャズやロック、ポピュラーの選曲ではなくしっとり
としたクラシックから始めたものです!!

そして、クラシックから入った選曲をそのままにジャズに移行するという趣向
で同じ曲をジャズアレンジしたのが次の選曲です。

■ヨーロピアン・ジャズ・トリオ/ベスト・オブ・クラシックスU
1.モーツアルト:ピアノ協奏曲第23番 MYCJ-30460
オリジナルサイトが見つからないので下記を参考まで。
http://www.neowing.co.jp/JWAVE/detailview.html?KEY=MYCJ-30460

私はJBLというブランド名からくる先入観を払拭したかったので、今回の導入部
としてこのような演出で楽しんで頂こうと思いました。そして、おもむろに
次の一曲を!!

■DELOS HCGEV2	EARGLE ON EVEREST	1・TCHAIKOVSKY :1812 OVERTURE
http://www.harman-japan.co.jp/news/john_eargle.html

「アーグル氏の晩年の大きな仕事には、“The JBL Story: 60 Years of Audio
 Innovation”の執筆、そしてJBL60th AnniversaryモデルとなるDD66000用に、
 自身の録音を中心に選曲を行ったデモンストレーション用CD“Eargle on
 EVEREST”の制作があります。」というこの一枚から思わせぶりな選曲です。

さて、この曲を終わったところで来場者の皆様にこのような問いかけをして
みました。

「皆さん、このスピーカーいったいいくらだと思います。三択で選んで下さい。
 ペアで280万円、180万円、80万円のうちどのくらいの価格の音だと思いますか?」

すると、280万円と答えた方は2名様、180万円と答えた方がざっと60%、80万円
と答えた方がざっと40%くらいという比率でした。
私は、ここでブランド名だけをJBLと種明かしして、肝心な価格は第二部で
ハーマンインターナショナル・ブースでお問い合わせ下さい(^^ゞとお楽しみ
を残しておきました(笑)

さて、新製品JBL TS8000でのラストにはノリのいいジャズを、ということで
私が最近お気に入りのソウルフルなヴォーカルをおかけしました。

■安富祖貴子/ハレルヤ〜サマー・オブ86’〜	 より 1・Summertime
http://www.afusotakako.com/ MYCJ-30465

いいですよ〜、このヴォーカル!! お勧めいたします!!
謎の新製品スピーカーの演奏、お楽しみ頂けましたでしょうか!?



 □ the subject .2「Kharma & VitusAudioの魅力を聴いて欲しい!!」 □

Vitus Audio  SS-101 新作Stereo Power Amplifier 価格未定 
http://www.vitusaudio.com/default.asp?subdir=products&id=SS101

この本邦初公開となるパワーアンプは昨年発表した弟分のSS-010同様に高精度
アッテネーターを搭載しており、CDプレーヤーから直結で接続しました。

http://www.dynamicaudio.jp/audio/5555/7f/brn/598.html

さて、広大な空間でKharmaがどのように鳴り響くでしょうか?


 ◆ New VitusAudio & Kharma that debuts at H.A.L.'s Party 2008 ◆

………………………………………………………………………………
Vitus Audio  SCD-010 (税別\1,880,000.)
http://www.cs-field.co.jp/vitusaudio/scd-010.htm
………………………………………………………………………………
                ▽ ▽ ▽

Vitus Audio  ANDROMEDA INTERCONNECTS XLR-XLR / 1.5m (税別\496,000.)
http://www.cs-field.co.jp/vitusaudio/cable.htm

                ▽ ▽ ▽
………………………………………………………………………………
Vitus Audio  Stereo power amplifier SS-101   予価500〜600万円
http://www.vitusaudio.com/default.asp?subdir=products&id=SS010
………………………………………………………………………………
                ▽ ▽ ▽

Vitus Audio  ANDROMEDA SPEAKER CABLE-SINGLE / 3.0m (税別\1,183,000.)
http://www.cs-field.co.jp/vitusaudio/cable.htm

                ▽ ▽ ▽
………………………………………………………………………………
Kharma Grand Ceramique Midi 1.0(税別\5,800,000.)
http://www.dynamicaudio.jp/audio/5555/7f/brn/598.html
………………………………………………………………………………

さて、私がVitusAudio & Kharmaのペアリングで、こんなポイントを聴いて
欲しいという思いを込めて選曲しました。最初はオーケストラなのですが
クラシックからの選曲ではなく何とこの人の作曲と編曲による大作です!!

■MIKE OLDFIELD / MUSIC OF THE SPHERES (UCCS-1113) /1. 兆し(HARBINGER)
http://www.universal-music.co.jp/classics/artist/mike_oldfield/index.html

冒頭の流れるような弦楽器の展開から力強いリズム楽器で締めくくるファンタ
スティックな曲で、このオーケストラの一種人工的とも言えるエコー感と空間
表現をKharmaの再現性にゆだねる形でおまかせしました。いかがでしか?


次の選曲はこれです。純粋に音楽を楽しんで頂こうということでノリのいい
ジャスとポップスのクロスオーバーした曲です。

■Saint-Germain des-pres Cafe / KOOP FEAT. YUKIMI NAGANO 4.Come To Me
http://www.neowing.co.jp/JWAVE/detailview.html?KEY=RBCX-7228

実は、この曲は車を運転中にFMラジオで流れていたものであり、上記のCDは
オムニバス盤の中の一曲として入手したものでした。ポップな演奏でバックの
パーカッションとプラスがのびのぴと空間に広がっていくのを聴いて欲しかっ
たものです。お楽しみ頂けましたでしょうか。


■SAKURA/大野俊三	(FNCJ-1003)     1.さくら さくら
http://www.shunzoohno.com/jp/cd/index.php

日本古謡の「さくらさくら」をジャズで演奏するというユニークな演奏です。
このトランペットがステージ後方の赤いカーテンの上の方に展開するように
聴いて頂ければというポイントで、Kharmaの微細な高域再生が大きな空間でも
発揮されればと狙っていたものです。いかがでしたでしょうか?


■JAZZ A SAINTGERMAIN(VJCP-25366) / ANGELIQUE KIDJO  1.SUMMERTIME
国内では廃盤になっているので下記は参考まで。
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B000009RNT/oopsmusiccomm-22/ref=nosim/

同じ曲を違うアーチストで先ほどかけましたが、これは全くの別物です。
アフリカ西海岸にあるペナン共和国出身のアーチストが祖国の現地語である
ベニー語で歌っている個性的なサマータイムです。イントロから流れてくる
大自然の背景音からして音場感の広がりを楽しませてくれるものであり、
バックのパーカッションの低音が何とも心地よく響きました。お勧めの一曲。


■SOMETHING FOR YOU(TOCJ-68076) / ELIANE ELIAS  5.Waltz For Debby  
http://elianeelias.com/
http://www.bluenote.co.jp/jp/schedule/detail.php?id=126
http://www.emimusic.jp/jazz/release/200710/tocj68076.htm

この選曲はヴォーカルも素敵なのですが彼女のピアノのタッチが好きです。
流れるような滑らかさで奏でるピアノにジャジーなヴォーカルがかの名曲を
しっとりと歌い上げています。Vitus Audioの魅力をこの辺から感じとって
頂ければと願って選曲していました。お楽しみ頂けたのであれば何よりです。


■prelude SAYAKA(UCCG-1370) / 庄司紗矢香   1.カルメン幻想曲
http://www.universal-music.co.jp/classics/shoji/index.htm

クラシックをゆっくりと聴いて頂こう、しかもオーケストラとヴァイオリンの
両方に着目して各々の展開と質感をじっくりと楽しんで頂こうという選曲。
おなじみのカルメンを編曲したものであり、私としては10分間の演奏時間で
次の展開をどうするかを考える時間が出来て助かりました。
しかし、この曲で録音されている庄司紗矢香のヴァイオリンは他のディスクと
は違って薄化粧の録音で大変好感が持てる質感でした。それをKharmaが素直に
表現してくれるであろうという期待を込めた一曲でもあります。いかがでした?


■Kamiya plays Schubert(NF20503)/神谷郁代 
 8、9・EXTRA TRACK 「楽興の時」作品94 D.780  第3曲ヘ短調
http://www.n-and-f.com/links.html

これはちょっと面白い比較をしてみました。制作したfine N&Fの公式サイトで
は、まだこのタイトルをアップしていないようで、ライナーノーツからEXTRA
TRACKの意味合いを抜き出してご説明致します。

http://www.kobe-np.co.jp/matsukata/

このホールで昨年9月に録音されたもので、SACDとCDの両方でリリースされた
ものです。このEXTRA TRACKでは同じホールで同じ演奏家が二種類の楽器で
同じ曲を演奏しているものです。

一つはスタインウェイ D-274(長さ 約274センチ/幅157センチ)で8トラックを
このピアノで録音しています。そして、9トラックでは1820年頃に製作された
マテウス・シュタインで演奏されています。

このマテウス・シュタインは1996年にロンドンのサザビーズオークションで
山本宣夫氏が落札したものであり、同氏が修復して演奏できるようにしたもの。

典型的な1800年当時、つまりシューベルトが活躍していた当時のウィーンの
ピアノという特徴を持つフォルテピアノ。弦の張力が現代ピアノの一本当たり
70Kgに対して約四分の一の16から20Kgと軽く敏感で、演奏者の指先に細い弦が
直接触れるような感触は現代ピアノでは味わえないもの。特に低音弦を強く
弾くと指先に弦の振動が伝わってくる。まさに弦のしなりが感じられる楽器。

ハンマーの素材によって音色は大きく変化するが、マテウス・シュタインの
ハンマーは木芯に山羊の薄いなめし皮を三枚ほど巻き付けられており、柔らか
くて輪郭のはっきりした音を出す。という説明がありました。

マテウス・シュタイン(長さ 約228センチ/幅130センチ)で同じ曲を演奏して
いますが、両者の違いはKharma & VitusAudioによって忠実に再現されたもの
と思います。実際に体験された皆様いかがでしたでしょうか?


■IN THE MOOD/Manhattan Jazz Orchestra(XQDJ-1003)   2.TUXEDO JUNCTION
http://www.birds-records.com/artists/mjo.html

最後は対象的なピッグバンドを聴いて頂こうと思いました。ただし、私も数あ
るピッグバンドの演奏を聴いてきましたが、このバンドは世界最強と歌って
いますが一人一人の演奏が技術的にも音楽的にも大変優れたものであり、録音
の手法としては深いリヴァーヴをかけたりイフェクターを駆使したりという
スタジオワークでのお化粧をあまりしていないものと見受けられます。

今回のステージでは左右スピーカーの間隔は約6メートル。そのスケールの中
で各プレーヤーが交互に空間に展開する様はイベントならではの醍醐味では
なかったでしょうか。でも、時間が経つのは早いものです。さあ、続きです。


■ベートーヴェン交響曲全集/ジョン・エリオット・ガーディナー指揮、
 オルケストル・レヴォリュショネル・エ・ロマンティック(POCA-1080/2)
 DISC3/5・交響曲第6番ヘ長調 第1楽章
http://members.a1.net/gardiner/

この曲は大変意図的に選択しています。
1994年度レコード・アカデミー大賞受賞盤のこれは古楽器を使用しての演奏で
あり、ガットを使った弦楽器、バルブのない金管楽器、キーやレバーのない
木管楽器、堅いスティックで叩かれる皮張りのティンパニーなどオリジナル
楽器を使いながら更にオリジナル・スコアーで演奏し、そして録音年代は前曲
より30年も新しくデジタル録音となっている。

http://www.dynamicaudio.jp/audio/5555/7f/brn/603.html

実は、これは先日の“Friday concert”Vol.31でも使用した曲なのです。
これをKharma & VitusAudioシステムで最後に聴き、同じ曲を次のシステムで
比較のために最初にかけようという演出をしたものです。



□ the subject .3「素晴らしいペアリングsoulution & G1 GIYA!!」 □

Laurence Dickieは過日、私にこう言いました。

「G1 GIYAはNautilusよりもヘッドルームが大きい」と…

その意味をオーディオ的に解釈すればハイパワードライブ能力がNautilusより
も高いということなろうかと考えています。今回は、そんな側面も大きな空間
を使って実験的な試みも含めて挑戦してみました。


 ◇ VIVID Audio“G1 GIYA & soulution ”-H.A.L.'s Party system ◇

………………………………………………………………………………
Brimester  Reference CD Player 069 (税別\6,800,000.)
http://www.noahcorporation.com/burmester/069.html
………………………………………………………………………………
                ▽ ▽ ▽

JORMA DESIGN JORMA PRIME XLR/2.0m  (税別\1,350,000)
http://www.cs-field.co.jp/jormadesign/jormadesignmain.htm
http://www.dynamicaudio.jp/audio/5555/7f/oto/oto55.html

                ▽ ▽ ▽
………………………………………………………………………………
soulution 720 (税別\4,400,000.)
http://www.noahcorporation.com/soulution/index.html
………………………………………………………………………………
                ▽ ▽ ▽

JORMA DESIGN JORMA PRIME XLR/7.0m  (税別\3,450,000)
http://www.cs-field.co.jp/jormadesign/jormadesignmain.htm
http://www.dynamicaudio.jp/audio/5555/7f/oto/oto55.html

                ▽ ▽ ▽
………………………………………………………………………………
soulution 710  (税別\5,200,000.)
http://www.noahcorporation.com/soulution/index.html
………………………………………………………………………………
                ▽ ▽ ▽

JORMA PRIME Loudspeaker cable 3-meter Biwire/pair(税別 \3,350,000.)
http://www.cs-field.co.jp/jormadesign/jormadesignmain.htm

                ▽ ▽ ▽
………………………………………………………………………………
VIVID Audio the G1 GIYA(税別\6,400,000.)
http://www.stellavox-japan.co.jp/news/news/
http://www.dynamicaudio.jp/audio/5555/7f/brn/593.html
………………………………………………………………………………

■ベートーヴェン交響曲全集/ジョン・エリオット・ガーディナー指揮、
 オルケストル・レヴォリュショネル・エ・ロマンティック(POCA-1080/2)
 DISC3/5・交響曲第6番ヘ長調 第1楽章
http://members.a1.net/gardiner/

最初の一曲はKharma & VitusAudioシステムとの比較ということになりました。
ご来場の皆様はどのように感じられたでしょうか?


■アンサンブル/大貫妙子  	6.エトランゼ〜etranger(TOCT-24362)
http://onukitaeko.jp/

Nautilusのお家芸と言えばスピーカーが消える、というこれに尽きるでしょう。
私は小松亮太のバンドネオンと大貫妙子のヴォーカルだけというシンプルな
デュオの録音で中空に浮かぶヴォーカルを皆様に体験して頂こうと思いました。


■オルフ:カルミナ・ブラーナ/小澤征爾指揮、ベルリン・フィルハーモニー
 管弦楽団(PHILIPS 422 363-2)	13・われはこれクカニアの僧からスタート

■オルフ:カルミナ・ブラーナ/小澤征爾指揮、ベルリン・フィルハーモニー
 管弦楽団(UCCP-9603)      13・われはこれクカニアの僧からスタート
http://www.universal-music.co.jp/classics/release/super_high_material_cd/shmcd080528.html

この二枚のディスクの両方をブラインドで比較して頂きました。最近話題の
新素材CDと通常ディスクを聴き比べて頂きました。

http://www.universal-music.co.jp/classics/release/super_high_material_cd/index.html

前者がSHM-CDか後者がそれか? 私は二曲連続して演奏し来場者にどちらかを
当てて頂くというテストをしました。結果は99%の皆様が正解でした!!


■HEART STATION/宇多田ヒカル(TOCT-26600)    6・Kiss&Cry
http://www.emimusic.jp/hikki/release/index_j.htm

今回のような大きな空間ではアコースティックな録音の方がきれいに響き、
オーディオのデモとしてはホール録音に近いものの方が有利なものです。

しかし、ここでは私の意図的な選曲でダイナミックなG1 GIYAを聴いて頂こう
という試みで、けっこうな大音量で鳴らしてみました。ヴォーカルファンの
皆様は楽しんで頂けたでしょうか?


■ヨンゲン協奏交響曲作品81(DOR-90200)/エデュアルド・マータ指揮、ダラス
  交響楽団  1.Allegro
http://www.dorian.com/
http://www.dorian.com/store/scripts/prodlist.asp?genre=artist&
genrename=Dallas%20Symphony%20Orchestra%20-%20Jean%20Guillou

古いディスクなのでリンクがあるかと思いましたが、ありましたね〜^_^;
当日も述べましたが、この曲を大音量で鳴らすというのはリスキーなものが
あり、冒頭のきれいな弦楽器が気持ちいいので、ついついそれに見合った音量
で再生を始めるとパイプオルガンの低い音階が始まった時に低域が破綻して
しまうことがあるのです。

でも、これはパワーアンプに供給する電源と大きな関係があるのでシステムの
せいだけにはできないものです。この日も私は冷や汗もので音量調整をして
いましたが、かなり行けました!!


■SONGS OF OUR TIME/Cheryl Bentyne(KICJ535)       1.This Masquerade
http://www.kingrecords.co.jp/cherylbentyne/index.html

今度は音量をあまり気にせずにすむ選曲です(^^ゞ
このヴォーカルが中空に浮かび、対象的にバックの楽音が左右6メートルと
したスピーカーの中間にどのように展開するのか。こんなチャンスでもない
限りは体験できない映画館らしい、まさにパノラマチックな演奏でした!!


■mercedes sosa/Misa Criolla(UCCL-1002) 	1.kyrie
http://www.universal-music.co.jp/classics/non_cla/misa/misa.html

このディスクのライナーノーツは楽曲の歴史から歌手の生い立ちにまで触れた
大変内容の素晴らしい文章です。ちょっと長いですが、私の選曲へのこだわり
と思い入れということからもご紹介したいと思います。

★長いですから必読の限りにあらず。時間にゆとりのある方はどうぞ

■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□

◆メルセデス・ソーサ 

今から20年ほど前だろうか。彼女自身に呼びかける形で、わたしはこのよう
に書いた事がある---------「どうか、くれぐれも身辺に気をつけてください。

その頃、アルゼンチンは軍事政権下であった。「進歩派」「左翼的」と」みな
される芸術家には、活動制限どころではなく、国外追放、投獄などが平気で
行われ、中には生命をねらわれる、という事態まで、たしかにあった。

きわだった影響力を持つメッセージ・シンガーというその側面から、メルセデ
ス・ソーサは、最も危ない立場に居たのである。

だが、ある私の知人が現地に彼女を訪れ、上に記したような私たちファンの
気持ちを伝えたところ、彼女は、いつもの飾りけない調子で彼にこう答えたという------

「大丈夫ですよ、私には人たちみんながついてますから」と。

メルセデス・ソーサの歌のみならず言葉を聴いて感動した思い出は、ほかにもある。
1970年代の<コンドルは飛んで行く>のヒットや、アンデスの笛ケーナの人気
からか、日本には「フォルクローレ・ブーム」と呼びたくなるような一時期があった。

その頃、アルゼンチンが生んだ「おそらく百年に一人の声」「南米民衆の心の代弁
者」と呼ばれながらソーサは来日を重ねた。インタヴューの折りを得た私が、何か
の話題からつい「アルゼンチンに生まれたことを、あなたは誇りに思いますか?」
と訊ねたところ、彼女はまじめな顔になって、次のように答えたのだった------

「アルゼンチンはもちろん私の懐かしい故国で、いい国ですよ。でも、私は、そこ
で生まれたことを、べつに、自慢にも、誇りにも思いません。世界中のどこに生ま
れようと、人はみな同じ人ですから」と。

私は深く頷いて肝に銘じ、そのような「思い」こそが、メルセデス・ソーサの類稀
な声と歌を支えているのだと、よく理解できたのである。

1935年7月9日。アルゼンチン北部トルクマン州で貧しい労働者の家に生まれたメル
セデスは、少女の頃から歌が好きで、その地方の民謡をよく歌った。15歳のときに
あるラジオ局が主催したコンテストに優勝、出演契約も整ったのだが、局のディレ
クターがフォルクローレを小馬鹿にする発言をしたのに対して、少女は激しい怒り
の言葉を返し、せっかくの契約はご破算になった、というエピソードがある。
 
その後、家政婦や会計係などをしながらソーサは歌いつづけ、1965年、30歳の時に、
アルゼンチン・フォルクローレ界の大きなイヴェントである<コスキン民謡祭>に
出演して喝采を受け、ヴエノスアイレスにも招かれて歌うようになった。

68年には初めてヨーローッパ公演を持ったが、その折、ドイツのある批評家は「エ
ディット・ピアフ以来、これほど感動的な女性民謡歌手を知らない・・・」と評し
ている。

その頃からメルセデスは、空前の"奥深い声"と、万人の胸に響く親しみやすさと
志の高さから来る一種の気品とを両立させた素晴らしい唱法で、生国のみならず
すべての中南米諸国、ひいてはヨーロッパ諸国、そしてやがて日本の音楽ファンを
圧倒する存在となった。

中南米の「新しい歌運動」の流れに身を置く人と認識された彼女は、けっして「社
会派のメッセージ・シンガー」で済まされる存在ではない。

レパートリーも広く、表向きメッセージ・ソング的な傾向から離れた愛の歌を歌っ
ても、掛け替えなく素晴らしい。要するに、メルセデス・ソーサーの歌は、言葉の
最も深い意味において「人間の歌」なのである。
 
近年も、ユネスコ関係の顕彰を、アルゼンチンのほかドイツ、アメリカでも受ける
など、彼女は65歳を数えながら、衰えを知らず歌いつづけている。1998〜99年に
企画製作されたこのCDは、アリエル・ラミレスの名作-----

ちなみに彼女は、ラミレスの重要なフォルクローレ連作≪アルゼンチンの女たち≫
にも、かつて歴史に残る名唱譜を残している-------

≪ミサ・クリオージャ≫を手がけた、まさしく待望の1枚。民衆的な性格のものと
はいえ、カトリックのミサ曲を録音するとは、"女闘士ソーサ"も円くなったものだ、
と思う人があるかもしれないが、この考えは全然的を得ていない。

ソーサ自身が、当CDに寄せた言葉を、ぜひ聴いてほしいものだ---- そこには、
こう綴られているのだから。

「この仕事を私が、私の母ドニャ・エンマに捧げることを許してほしいと願います。
信心深かった母は、私に言い聞かせたものでした・・・神様に対するこの気持ちだ
けは忘れるんじゃないよ、と」
 

☆アリエル・ラミレスとその≪ミサ・クリオージャ≫

1921年、サンタ・フェ生まれのアリエル・ラミレスは、こんにちアルゼンチン・
フォルクローレ界の重鎮かつ元老となっている作曲家、ピアニストである。

フォルクローレを演奏するための独特なニアンスに富ンだピアノ奏法を創始・開拓
してきた名人であると共に、作曲の面でも、≪ミサ・クリオージャ≫ ≪アルゼン
チンの女たち≫ ≪南アメリカのカンタータ≫など、民族音楽に根ざした高度な
芸術作品である連作を発表して名声を確立した。

たとえばアルゼンチン著作権協会の要職にあるなど、アーティスト仲間からひとし
く敬愛を受ける人柄の持ち主でもある。1998年夏には77歳の身で元気に日本に来日、
連れてきた腹心の歌手たち、器楽奏者たち、それに日本の合唱団との共演で、東京
サントリーホールを舞台に≪ミサ・クリオージャ≫を指揮(ピアノから)したこと
が記憶に新しい。

アルゼンチンのフォルクローレを素材にしたカトリック教会のミサ曲という、たい
へんユニークなこの曲は、1960年代、ラミレスが40歳代に入った頃に発想された。

世界の幾つかの国から、それぞれの伝統的民族音楽ないし民族音楽にもとづくカト
リック・ミサ曲が、次つぎと現れたのは注目すべき現象だった。その要因には、
「教会内のミサは必ずしもラテン語に限ることなく、諸国語によって行ってもよ
い」と定めた第2ヴァチカン公会議(1962〜65)の決定があった。

スペイン、アフリカ、メキシコ、ブラジル、ベネズエラなどから"お国ぶり"の
ミサ曲が誕生した中、世界中から最も高い評価を受け、"民族的ミサ"の新分野を
代表するものと認められたのが、アリエル・ラミレス作≪ミサ・クリオージャン
≫であった。

<criollo>という形容詞はスペイン語で「新大陸生まれの」を意味するから、
このタイトルは「新五大陸、この土地生え抜きのミサ」というニュアンスになる。

スペイン語のテキストは、オスバルド・カテーナ、へスース・ガブリエル・セガー
デ、アレハンドロ・マジョールの3神父が作成したものだが、ラテン語を直訳して
はおらず、それぞれの章の意味するところを平易な言葉で表現している。

ラミレスは作曲に際し、アルゼンチンおよび隣国ボリビアに伝わるフォルクローレ
の諸形式から、各章にふさわしいものを選んで当てはめた。各章ともソリスト(独
唱、二重唱)、合唱、民族楽器を活用した合奏団、ピアノまたはチュンバロという
編成で書かれ、フォルクローレ固有の色彩と、ミサ曲らしい格調をもたらすための
クラシカルな手法が、たいへんうまく融合している。

合唱団の楽器として譜面に記されたのはギター、コントラバス、ボンボ・レグエロ
(フォルクローレの大太鼓)、トゥンバドーラ、(コンガ・ドラム)、トライアン
グル、鈴、ゴング、など打楽器であるが、実際の演奏では更にフォルクローレ色を
強めるため、ケーナ(たて笛)、シーク(パンパイプ)、チャランゴ(5組の複弦
を持つ小型ギター)など加えるのも習慣になっている。

≪ミサ・クリオージャ≫が初めて録音されとのは1964年10月だったが、当時最高の
人気を誇っていたフォルクローレ・グループ、ロス・フロンテリーソス(4人編
成)を主軸にし、作曲者自身も加わったその盤は世界中で予期せぬほどの反響を
招き、40ヶ国で300万枚を売り上げたという。

ヨーロッパ初演は67年3月、デュッセルドルフのライン・ホールで行われた。
その後、≪ミサ・クリオージャ≫にはさまざまな録音が現れ、中でも87年に、スペ
インの名テノール、ホセ・カレーラスを独唱者に立てた第2のラミレス自作自演盤
が作られた折は話題となった。

しかし、ここに登場した、正当に"ラテン・アメリカの声(Latinoamerica)"と称
揚される偉大なメルセデス・ソーサをソロ歌手とする録音こそ、自作自演と並ぶ、
名作の決定盤となるものに違いない。

独唱のほか、合唱にはブエノスアイレス・エストゥディお・コラル合唱団、合唱指
揮カルロス・ロペす・ぷクシオ、編曲および総指揮マエストロ・リカルド・アグマ
ン、ギターにニコラス・"カチョ"・ブリスエラ、チャランゴにハイメ・トーレス・
ゴメス、コントラバスにオスカル・ジウンタ、管楽器類にマルセロ・チオディとい
った、フォルクローレ界一流の顔ぶれを含むすぐれた共演陣が、技倆と心をとを合
わせて、録音を盛り立てている。

(1)キリエ

アルゼンチン北西部地方の素朴な山唄の調べであるヴィダーラ(Vidala)と、バグ
アラ(Baguala)が用いられてる。ともにゆったりとした3拍子の曲調である。

(2)グローリア
序奏のあと軽妙な2拍子の舞曲調になるが、インディオ(先住民)風音階を用いた
この旋律とリズムは、アルゼンチン最北部、ボリビアとの国境地帯に伝わるカルナ
バリート(Carnavalito)のそれぞれである。中間部はやはりインディオ風のペン
タトニック(5音音階)を使ったゆるやかな抒情の調べ、ヤラビ(Yaravi)になる。

                              濱田 滋郎

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このディスクの最初の一曲をエンディングとしました。

皆様お楽しみ頂けましたでしょうか?

今回はここでのエフコンのように私がいるステージから記念写真を撮影させて
頂きました。

http://www.dynamicaudio.jp/file/080830/guest01.jpg
http://www.dynamicaudio.jp/file/080830/guest02.jpg

私のカメラでは一枚に収まらないので、左右両方向に向けて二枚撮影させて
頂きました。当面は今回の記念としてweb上にて掲載させて頂きましょう。

もちろん、それが困るという方はお顔を隠して下さいのお願いしましたので
そのような方もいらっしゃいますが、美味しいものを食べた後のような表情を
見られて私もうれしく思いました。

始まる前は心配だった第一部もノッテくると時間も短く感じられるものです。
ご来場の皆様、お楽しみいただけましたでしょうか!?

二時間半はあっという間でした。そして、この後がお楽しみの第二部という
流れになりました。webでは一般公開していないお楽しみが第二部ではありま
したね〜(^^ゞ

ご来場の皆様からのご感想をお待ちしております<m(__)m>

そして、これからもハルズサークルをよろしくお願い致します。<m(__)m>
そして、皆様もぜひご入会下さい。


このページはダイナフォーファイブ(5555):川又が担当しています。
担当川又 TEL:(03)3253−5555 FAX:(03)3253−5556
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