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2008年3月17日
No.583 「Documentary of“Friday concert”Vol.30」
「Documentary of“Friday concert”Vol.30」

エフコンも回数を重ねて今回で第30回の開催となりました。
皆様のご愛顧に感謝しております。ありがとうございました。<m(__)m>

http://www.dynamicaudio.jp/audio/5555/7f/brn/579.html

さて、今回の企画内容は上記のように名だたるハイエンドCD/SACDプレーヤー
の競演ということでした。使用システムなどはこちらをご確認ください。

そして、普段は三重県四日市市にいらっしゃるK.S様など、本当にたくさんの
方々にご来場頂き、30分延長しての今回のエフコンは皆様に楽しんで頂いた
様子でした!!皆様お付き合い頂きましてありがとうございました。

http://www.dynamicaudio.jp/file/080314/guest.jpg

さて、今回の記念写真で皆さんがお持ちになっているものは何か?
私が想定した進行によって選曲した曲目のリストを比較試聴の順番に沿って
事前にプリントしたもので、皆様が感じられたことをメモして頂き後日の
試聴レポートに役立てて頂こうとしてお配りしたものです。(^^ゞ

the subject .1から.5までのプログラムを私がどのような意図と選曲で進行
させていったかをお知らせしたいと思います。

             -*-*-*-*-*-*-*-*-*-

the subject .1「ESOTERIC P-01&D-01のbefore-afterを体感する!!」

この新旧!? いや、旧タイプという表現はふさわしくないですね。ノーマル
バージョンということになりますが、バージョンアップ後の対比はここ↓でも
述べているのでご確認頂ければと思います。

http://www.dynamicaudio.jp/audio/5555/7f/brn/559.html
http://www.dynamicaudio.jp/audio/5555/7f/brn/576.html

良く言われることですが、「さあ、これから何々を鳴らしますよ〜」と前置き
して演奏すると先入観が大きく影響してしまい「ふむふむ…」と感じてしまう
ものですが、私は何と!!のっけからブラインドテストを皆さんにしかけました。

二種類のP-01&D-01を全く同じ電源環境とケーブルでセッティングし、各々の
出力を接続しているのがHALCRO dm8でした。そのプリアンプの入力を切り替え、
同じタイトルの二枚のディスクを両方のP-01にセットして、皆様には内緒と
いうことで全く同じボリュームで聴き比べてもらったものです。

同じ曲を両バージョンのP-01&D-01で聴いて頂き、その後にバージョンアップ
してあるP-01&D-01の音はどちらでしょうか?と皆様に挙手で応えて頂きました。

■ちあきなおみ/ちあきなおみ全曲集「黄昏のビギン」
http://www.teichiku.co.jp/teichiku/artist/chiaki/disco/ce32335.html
SACDの音質を語るには、先ずは普通のCDの音質が素晴らしくなくてはだめ。
ということで、いつもはラストにかけるちあきなおみを今回はトップバッター
に持ってきました。

イントロのヴァイオリンとギター、ヴォーカルの前に叩かれる鮮明なトライア
ングルの音、そして深みのあるちあきなおみの声が空間を埋め尽くすように
展開します。私は、いきなりのブラインドテストでNew Versionの音質が皆様
に当ててもらえなかったらどうしようか〜、と心配していましたが、そんな
気苦労は全く無用でした。

「さあ、前者と後者でバージョンアップしてある方はどっちでしょうか!!」

と、問いかけると参加者17名中で15名の方が見事に正解しました!!


■Yo-Yo Ma Plays Ennio Morricone/1.  Gabriel's Oboe
http://www.sonymusic.co.jp/Music/International/Arch/SR/YOYOMA/index.html
同じテストを今度はSACDでも行いました。わざわざプリアンプの前を隠して
入力系統の表示が見えないようにして同じ音量で比較して頂きました。

選曲としては弦楽器ばかりの演奏で、上記の歌ものよりも判断は難しく、また
SACDという高性能ディスクの音質はノーマルタイプのP-01&D-01で聴いても
当然素晴らしいものです。こちらの方がわかりにくいかな〜と思っていたら…

何と、こちらでも14名の方が正解しました。前置きなしに比較試聴して頂き
その音質の違いは誰が聴いても明らかなものとなっていました。もちろん、
スピーカーのセンターポジションで聴けば全員が正解すること請け合いです。
ということで自信がつきました。(^^ゞ

さて、これで新世代ESOTERIC P-01&D-01の音質を確認して頂き、これを基準と
して他社製品との比較を始めようというとき、ここで問題になるのがD/Aコン
バーターからプリアンプへと接続されるインターコネクトケーブルです。

電源からデジタルケーブル、そして問題のインターコネクトもすべてESOTERIC
という布陣で固めての両バージョン比較はそれでよし。しかし、この状態で
他社比較すればケーブルの違いによる誤差も発生します。

ただし、ここで使用しているESOTERIC 7N-DA6300 XLR 1.0mとて56万円もする
相当優秀なケーブルです。これが悪いはずはない!! しかし、上には上の存在
があるということを承知している私は、今回の厳密な比較試聴にはケーブルで
も妥協したくはなかった。そこで各プレーヤーに共通して使用するということ
で次のケーブルに統一することに。

TRANSPARENT  OPUS MM Balanced INTERCONNECT CABLE 2.0m (税別\2,660,000.)
http://www.axiss.co.jp/transparentlineup.html#OPUS

このOPUS MMと先ほどまでのるESOTERIC 7N-DA6300との比較試聴を参加者の
皆さんにも体験して頂き、ケーブルによる影響力を事前に納得して頂きました。



the subject .2「同系列メカVRDS-NEO搭載システム二社を比較する!!」

http://www.dynamicaudio.jp/audio/5555/7f/brn/503.html
http://www.dynamicaudio.jp/audio/5555/7f/brn/505.html
http://www.dynamicaudio.jp/audio/5555/7f/brn/507.html

上記にてdCS  Scarlattiシリーズのあらましを述べていますが、VRDS-NEOの
同系統のメカニズムを搭載しているシステムと新世代ESOTERIC P-01&D-01の
比較をしてみようというもの。


■DIANA KRALL 「LOVE SCENES」11.My Love Is(MVCI-24004)
http://www.universal-music.co.jp/jazz/artist/diana/disco.html

この選曲はたびたび私の試聴レポートで使用しているもので、イントロからの
指を鳴らす音、クリスチャン・マクプライドのリアルなウッドベース、そして
たっぷりとリヴァーヴをまとったDIANA KRALLのヴォーカルというシンプルで
ありながら空間表現と音像の輪郭のあり方が対照的な録音の一曲。

つまり、びしっと立ち上がりの鋭い音、強靭なウッドベースがノンエコーで
録音された力強さ、NEOの周辺にどっと広がっていくヴォーカルの表情など
メカニズムの違いをチェックするときに重宝する比較対照の音が両者の違いと
して皆さんにはどのように感じられたか!?


■The Best of Cantabile 1.チャイコフスキー「くるみ割り人形」こんぺい糖のおどり
http://www.universal-music.co.jp/classics/release/m_topics/umcl200702/uccd3681.html

スタジオ録音の極め付けから今度はホール録音のうま味を生かした一曲へ。
左チャンネルのチェレスタの立ち上がりと鋭さ、それと好対照な弦楽器の響き
が豊かなホールエコーによってどう再現されるのか。

インパルス性と音と連続する音が構成する音場感という対比がプレーヤーの
個性を的確に聴かせてくれました。



「SACDとCDはどのくらい違うの!?」
■村治佳織 Transformations 19.「ラストワルツ」
http://www.universal-music.co.jp/classics/kaori_muraji/discography.html

こんな酔狂な実験をやるのか? しかもギター一本の演奏で。
そこが私の狙い目です。大編成のオーケストラで観察する楽音の数がたくさん
あるということは、各々の楽器に対する聞き手の思い入れによる先入観が絶え
ず付きまとうものです。

しかし、ギターソロという極めてシンプルな演奏が織りなす余韻感やテンショ
ンのあり方というは、あ〜、なるほど〜というチェックポイントを無意識の
うちに皆さんにわからせるものなのです。どうでしたか、皆さん(^^ゞ



the subject .3「同社でのアップサンプリング・テクニックを比較する!!」

Brumester 969 CD Transport(\3,900,000.)970SCR D/A Converter( \4,400,000.)
            vs
Brumester 069 Reference CD Player(税別 \6,800,000.)

同じメカニズムを搭載する同社比較。一体型とセパレート型という外観の違い
も当然のことながら、プレーヤー内部でどのようなアップサンプリングを行う
かということが音質のカギを握っています。


■IZZY 「Libera me」 1. バイレロ (Trad.)  UCCL-1008
http://www.universal-music.co.jp/classics/non_cla/izzy/izzy.html

そこで、イントロでハープの爪弾きとトライアングルの連打という高域の楽音
が続く選曲。そこにソプラノがオーケストラとともに入ってきた時の雄大さと
音場感の展開をチェックして欲しかったもの。

ここで私はプログラムに掲載していなかった実験を。実はBrumester 069は
フロントパネルのストップボタンを長押しすることで、アップサンプリングの
設定を96KHzと192KHzに切り替えできるのです。

この曲を使って両者の比較もやりました。同じプレーヤーで違う表情を持って
いるということを皆様にもご理解頂き、私が推奨する96KHzの音質でその後の
演奏を続けるということにしました。



■MICHAEL BUBLE/1.「Fever」WPCR-11777
http://wmg.jp/artist/michaelbuble/profile.html

次に選曲したのはスタジオ録音でひたすら楽音の鮮明さを追求した一例として
同社プレーヤーの違いをクローズアップさせたかったもの。つまり、前曲では
音場感の豊かさに演出効果を加味して寛大な理解で音楽を楽しむというスタン
スのリスナーでは若干ファジーな再生音であっても許せてしまうところがある。

しかし、この曲では曖昧さは許されない!! ということなんです。

さて、参加者の皆様はここでも貴重な体験をして頂きました。

http://www.dynamicaudio.jp/audio/5555/7f/brn/462.html

出来れば、このリンクをちょっとご覧頂きたいものですが、抜粋しますと…

今回のイベントは若手の天野にセッティングを任せていたのですが、私が
ふと気が付いたことが…

http://www.dynamicaudio.jp/file/080314/970scr_output1.jpg
本当はこの出力端子からデジタル信号を出してD/Aコンバーターに送ってほし
かったのですが…

http://www.dynamicaudio.jp/file/080314/970scr_output23.jpg
ふと見ると、こちらのバッファー回路付きの端子につないでありました。

うむ、私の経験ではOUTPUT.1が最も解像度が良かったのに、今までOUTPUT.2で
聴いてきてしまったわけだ…。

そこで、天野を客席の傍らに呼んで、同じ曲でOUTPUT.1と.2の違いを比較する
という実験を行い、天野にもトランスポートのデジタル出力端子の設定の違い
で音質が変化することを実地に体験させました。もちろん、ご来場の皆さんも
大変珍しい比較試聴を体験されたことになります。



the subject .4「ここからが面白い!!ここでGOLDMUNDがからむ!!」

ここまで進めてきて時計を見ると、何と残り30分しかない!!(^^ゞ
妥協せずに各ポイントの比較実験を繰り返してくると、二時間という時間は
本当にあっという間です。

予定時間には終わりそうもないです〜というお詫びを申し上げつつ、いよいよ
ブランドごとの比較ということで佳境に入ってきました。

■MUSE 1.フィリッパ・ジョルダーノ/ハバネラ
http://www.universal-music.co.jp/classics/refresh/muse/muse.html

この選曲は多くの要素を含んでいます。
冒頭の多重録音によるヴォーカルとバックコーラスの解像度、一定のリズムで
繰り返す重々しいドラム、時折のフォルテで盛り上がるオーケストラの雄大さ、
その背後で繰り返すカスタネットなどのパーカッションの遠近感。

それらの要素が各メーカーのセットシステムとして音質の個性をどのように
披露してくれるのか、これは贅沢な比較となりました。順番は最前のセットで
最初はこちらBrumester 969+970SCR(システム価格830万円)。

次は同価格帯で一体型というこれ、GOLDMUND EIDOS REFERENCE(税別価格850万円)

次におなじみとなったこれ、新世代ESOTERIC(システム価格635万円)

最後にdCS  Scarlattiシリーズ(システム価格843万円)

きっとお楽しみ頂けたことと思います(^^ゞ



the subject .5「ここからが面白い!!ここでGOLDMUNDがからむ!!-Part.2」

GOLDMUND MIMESIS 20ME Alize 6 Limited Edditionトランスポートの交換による比較

570万円という効果なD/AコンバーターであるがSACDには非対応、しかし、これ
が聴かせてくれる世界観は次元が違う再現性と個性の極みがあった!!

■仲野 真世 Piano Trio SCABIOUS 2.INNER BELLS(BRPN-7001)
http://www.briphonic.com

このディスクは重宝しています。音場感の素晴らしさ、楽音のリアルさ、など
私が志向している方向性にマッチしたコンポーネントを特定するには今では
必須のディスクとなりました。

MIMESIS 20ME Alize 6 Limited Edditionを固定し、厳密に言えばデジタル
ケーブルもGOLDMUNDを使用し、同じケーブルでトランスポートを次々に切り
替えていくという比較です。

◆GOLDMUND EIDOS REFERENCE(税別 \8,500,000.)

◆Brumester 969 CD Transport (税別 \3,900,000.)OUTPUT.1使用

◆ESOTERIC G-0Rb(税別\1,350,000.)+ New ESOTERIC P-01(税別\2,500,000.)

◆dCS  Scarlatti Clock(税別\1,350,000.)+dCS  Scarlatti  Transport(税別\4,150,000.)

この順番で同じ曲を比較して頂きました。皆様のご感想は果たしていかに!!



the subject .6「番外でのアンコール企画です!!」

http://www.dynamicaudio.jp/audio/5555/7f/brn/561.html

このEXTREME HARD GLASS CDですが、私の手違いでイベント当日なのにハルズ
モニターで神戸市の会員に送ってしまい、ユニバーサルミュージックに頼み
こんで評論家に貸し出していたものを急きょ取り寄せてもらいました。

そして、この高価なガラスCDを本日演奏した各社のプレーヤーのどれで聴きた
いか!? ということを私が皆さんに問いかけたところ…、何と!? (笑)

挙手による皆様の投票数はここでは発表しませんが、最も支持が多かったのは
dCS  Scarlattiシリーズということで、ラストの実験をすることに!!

比較用として付属している普通のCDをかけて、次に同じ音量でガラスCDを…。

この違いをこのシステムで比較体験できたということは、ご来場の皆様に
とって貴重な体験となったはずです。

二時間半と大幅に予定時間を上回り、私が考えていたプログラムをすべて終了
することができました。ありがとうございました。<m(__)m>

この体験で皆様が何をどう感じたのか!?

17名の参加者のご意見ご感想を楽しみにお待ちしております。

と、思っていたら早速第一号のレポートを頂戴しました!! (^^ゞ
http://www.dynamicaudio.jp/audio/5555/7f/fan/hf_hear.html


このページはダイナフォーファイブ(5555):川又が担当しています。
担当川又 TEL:(03)3253−5555 FAX:(03)3253−5556
E−mail:kawamata@dynamicaudio.co.jp
お店の場所はココです。お気軽に遊びに来てください!!

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