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H.A.L.担当 川又利明




2007年5月24日
No.498 「たった?70万円でもH.A.L.認定の音質を有するスピーカーの続報です!!」
私は価格に関わらず良いものは良いと推薦しております。(^^)v

http://www.dynamicaudio.jp/audio/5555/7f/brn/495.html

H.A.L.に常設展示したスピーカーの中で最低価格のこれ、ESOTERIC MG-20

http://www.teac.co.jp/av/esoteric/mg20_10/

現在のところ下記のシステムで快調に演奏が続いています。
そして、これをお目当てに来店される方もあり、初売りも出ました!!
ありがとうございました。<m(__)m>


◇ ESOTERIC MG-20-inspection system Vol.2◇

………………………………………………………………………………
ESOTERIC UZ-1 (税別\600,000.)
http://www.teac.co.jp/av/esoteric/sz1_uz1_az1/
………………………………………………………………………………
                ▽ ▽ ▽
ESOTERIC 7N-DA6000 MEXCEL RCA 1.0m  ×2Pair
http://www.teac.co.jp/av/esoteric/mexcel/
                ▽ ▽ ▽
………………………………………………………………………………
ESOTERIC AZ-1 (税別\500,000.) ×2台
http://www.teac.co.jp/av/esoteric/sz1_uz1_az1/
………………………………………………………………………………
                ▽ ▽ ▽
ESOTERIC 7N-S9000 MEXCEL(2.0m×2本) ×2Pair
http://www.teac.co.jp/av/esoteric/mexcel/9000.html
                ▽ ▽ ▽
………………………………………………………………………………
ESOTERIC MG-20 (税別\700,000.)
http://www.teac.co.jp/av/esoteric/mg20_10/
………………………………………………………………………………

             -*-*-*-*-*-*-*-*-*-

さて、このMG-20ですが、その特徴と使いこなしをちょっとご紹介しましょう。

先ず私が気が付いたのが、この価格帯のハイファイスピーカーとしては異例の軽さ
というもの。何と本体は15Kgしかありません。(^^ゞ

例えばペア80万円という同価格帯としては有名なB&W 803s がありますが、これで
も一台 41Kg あるわけです。

http://www.bwspeakers.jp/800/803s.html

MG-20のエンクロージャー開発に関わりキャビネットの生産を担当しているTANNOY
の製品では、セット価格76万円のKensington/SE でも 37Kg あります。

http://www.teac.co.jp/av/import/tannoy/yorkm_kensin_se/kensin_se.html

ご年配の皆さんからすれば扱いやすい手頃な重さということにもなるでしょうが、
また私が分析した音質の傾向からも、この重量15Kgということを全面否定するもの
ではありません。

さて、MG-20ではこのボディーを支えるにはどうしているか、ということにも注目
して頂ければと思います。カタログでは次のように述べられています。

             -*-*-*-*-*-*-*-*-*-

■MG-20には高剛性のスピーカーベースを標準装備

優れた剛性と耐久性を誇るアルミダイキャスト製のスピーカーベースを標準装備。
試聴を繰り返し採用した素材に加え、大きさと形状も吟味したスピーカーベースを
ESOTERIC独自のピンポイントフットで3点支持することにより内外部振動の影響を
効果的に排除すると共に、マグネシウムダイヤフラムの優れた再生能力を最大限に
発揮させています。

             -*-*-*-*-*-*-*-*-*-

キャビネットとユニットのアッセンブリーはTANNOYが行い、国内で設計生産した
スピーカーベースを付属させるという分業制だ。そのベースが興味深い!!

http://www.dynamicaudio.jp/file/070522/mg20footbase.jpg

このベースの三個のフット部分がこの写真だが、この丸いベース部分は床面に接す
るのは円周部分で線接触するようになっており、ビスが見える面は中心に向かって
なだらかに傾斜してへこんでいる。

このビスを外して分解してみると…

http://www.dynamicaudio.jp/file/070522/mg20spike.jpg

無垢のステンレスを削り出したガッチリした円筒形の基部がスピーカーベースに
固定されている。この中心部分に小さなスパイクが見える。

http://www.dynamicaudio.jp/file/070522/mg20foot.jpg

その小さなスパイクを受けるのが、上記で床面に接すると説明した部分であり
それを裏返しにすると、このようにスパイクを受けるポイントが円錐状にくり
抜かれているのがわかる。この上下のベースは抜け落ちないように半固定状態で
ぶら下がっており、床に置くことで初めてスパイクと受け皿の両社がかみ合う。

http://www.teac.co.jp/av/esoteric/acce_index.html#

要はESOTERICのピンポイントフット PF-1 と同じ構造になっているというものだ。

しかし、MG-20のスピーカーベースのフットは遊びが少なく、仮に床面に起伏が
あったりして傾斜していると上下のベース部分がスパイク以外の箇所で接触して
しまうようだ。ぜひとも平面性の高い床、またはボード上にセットして頂きたい
ものだ。そこで、私がここで使用しているのがこれ!! Z-Boardです!!

http://www.dynamicaudio.jp/audio/5555/7f/brn/491.html

スピーカーベースを受ける平面性はもちろんのこと、Z-Boardの制振効果がタイル
カーペットの上では大きく貢献します。なぜか? MG-20のフットはスパイクが露出
していないとご説明しました。丸い平面というか円周で接地しますが毛足のある
カーペットの上ではスパイクの効果は半減してしまうものです。それをクリアー
するためにZ-Boardがベストマッチしました!!

             -*-*-*-*-*-*-*-*-*-

さて、次ぎのこれをご覧下さい。

http://www.dynamicaudio.jp/file/070522/mg20_mass.jpg

MG-20の頭頂部に御影石のウエイトを三個乗せています。もちろん、本体にはキズ
が付かないようにラバー系クッション材を挟んでのことですが、重り三個でざっと
5Kg以上は追加している感じです。なぜ、こんなことをしているのか?

MG-20そのままでセッティングして試聴したのが第一印象であり、その時の評価が
現在につながっているので、当然置いただけというスタートでも何も問題はありま
せん。私は下記のリンクで述べている ESOTERIC MG-20-inspection system Vol.1
のシステムでは何もしない状態から初め、Z-Boardを敷いた段階でMG-20の素晴らし
さを認めたものでした。

http://www.dynamicaudio.jp/audio/5555/7f/brn/495.html

しかし、inspection system Vol.2としてセッティングしたのは他の場所です。
MG-20の左右トゥイーター間は約2.7メートル、MG-20のフロントバッフルから
試聴ポイントでの耳までの距離が2.9メートルというトライアングルで、いつもの
リファレンスシステムで聴いている距離感より大分接近したセッティングです。

この距離でinspection system Vol.2を聴き始めたときに、Vol.1の状態での雄大な
音場感と広がり方というMG-20の魅力を思い出しつつ、スタジオ録音のディスクを
数枚聴き進むうちに、フォーカスイメージがもうちょっと鮮明にならないものかと
思い始めたのです。

それで質量を追加しようという実験を行ない、やってみたらこれがバッチリ!!
前述に本体重量15Kgと軽量であると述べていたことが、ここにつながってきます!!

スタジオ録音のヴォーカルのサイズ、ベースの音像の縮小、などの解像度の向上が
オーケストラにおいても管楽器の鮮明さ、トライアングルや打楽器の輪郭再現性の
向上など、簡単な工夫でMG-20のパフオーマンスが1ランクアップしたようです。

ただし、これは選択の問題であり、私はすべてのケースでこの方法を推奨するもの
ではありません。何も乗せない状態での余韻感の広がりや、ちょっぴりソフトな
フォーカスのヴォーカルの方が好みだ、というユーザーがいても当然でしょう。

エンクロージャーを設計したのはTANNOYですが、音質をチェックしたのはESOTERIC
という図式を考えると、意図的に15Kgという設計をしたのか? それは不明です^_^;

しかし、私のように見苦しい重りを乗せて比較試聴したということもないでしょう。

さあ、ここで私はまたまた考え始めました。(^^ゞ

MG-20の足元をZ-Boardで固めました。
であれば、MG-20の頭頂部のデザインに合わせてMetal Matrix Worksで御影石の
代わりになるウエイトを特注できないものかと!!

面積は小さいですが、厚みを5センチ以上にすれば10Kgも可能であり、MMWの対振動
効果がぐっと引き締めてくれそうな期待があります。善は急げ調べてみましょう!!

ということで続報にご期待下さい。


このページはダイナフォーファイブ(5555):川又が担当しています。
担当川又 TEL:(03)3253−5555 FAX:(03)3253−5556
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