発行元 株式会社ダイナミックオーディオ
〒101-0021 東京都千代田区外神田3-1-18
ダイナミックオーディオ5555
TEL 03-3253-5555 / FAX 03-3253-5556
H.A.L.担当 川又利明
    
2017年5月10日 No.1388
 H.A.L.'s One point impression!! - Sonusfaber SERAFINO Tradition!!

「H.A.L.'s One point impression!! - Sonusfaber GUARNERI Tradition!!」
http://www.dynamicaudio.jp/audio/5555/7f/brn/1387.html

この写真で最新モデル三者が居並ぶ情景はほんの短期間なのですが、私の好奇心が
Traditionシリーズをホームグラウンドで試聴した印象を速報としてお知らせします!
http://www.dynamicaudio.jp/file/2017.05.02.jpg

昨日の興奮冷めやらぬという心境ですが、次はSERAFINO Traditionをじっくりと
聴かなければと、昨夜はエンハンサーCD-ROMを一晩リピートさせてバーンインさせました。

前回のGUARNERIシリーズに関しては前述のように23年前からの歴史がありますが、
シリーズ最上位モデルAMATI Traditionとの中間に設定されたのがSERAFINO Traditionであり、
今までにないネーミングのプライスレンジのスピーカーとなります。

SERAFINOとはキリスト教での伝統的な言い伝えによる天使のことらしいのですが、
イタリアらしく宗教的な意味合いのあるネーミングです。

フロアースタンディング・スピーカーではありますが、日本価格ではGUARNERI Traditionと
60万円の差額という事で、上級機のAMATI Traditionよりも価格差が小さい設定。

これはサイズ的にはGUARNERI Traditionの方がコンパクトなので、見た目には
GUARNERI Traditionの方が割高に感じられるかもしれませんが、スピーカー本体の
職人技による美しい仕上げ、カーボンファイバー製の洗練された専用スタンドが
付属することなどから、GUARNERI Traditionに対するメーカーとしての思い入れと
価値観ということで私は理解しています。

GUARNERI Traditionの専用スタンドにて設置場合のサイズなどは下記の通り。
幅300×高さ1135×奥行き410mm(突起部含む最外形寸法)  総重量30Kg

SERAFINO Traditionのサイズと重量は次の通り。
幅396×高さ1094×奥行き510mm(突起部含む最外形寸法)  総重量52Kg

このように設置に要する床面積はほとんど同じくらいで、フロアースタンディング
タイプで52Kgというのは私の知り限るでは軽量級と言える扱いやすさだと思います。

実は、5月2日のことでしたが、輸入元担当者が最初に持ち込んでこられたのが
SERAFINO Traditionでした。私は直ちに下記のシステム構成で第一声を聴いた時に
その素晴らしさに驚き、これは凄いぞ! と口にしたところ、今なら、ちょうど車に
GUARNERI Traditionを積んでいるので置いていきましょうか〜という成り行きで
両者が揃ったものでした。システム構成は下記にてご覧下さい。

◇ H.A.L.'s Sound Recipe / Sonusfaber SERAFINO Tradition-inspection system ◇

………………………………………………………………………………
ESOTERIC Grandioso G1(税別¥1,600,000.)
http://www.esoteric.jp/products/esoteric/g1/index.html
     and
TRANSPARENT OPC2+OPI (税別¥2,700,000.)
http://www.dynamicaudio.jp/file/20161209-OPI.pdf
http://www.dynamicaudio.jp/audio/5555/7f/brn/1332.html
http://www.axiss.co.jp/brand/transparent/power-code/power-cord-2/
     and
finite element MR02-2+CERABASE 4P (税別¥970,000.)
http://www.axiss.co.jp/brand/finite-elemente/finite-elemente/
………………………………………………………………………………
                ▽ ▽ ▽
………………………………………………………………………………
ESOTERIC Grandioso K1(税別¥2,000,000.)
http://www.esoteric.jp/products/esoteric/k1/index.html
          and
TRANSPARENT OPC2+OPI (税別¥2,700,000.)
http://www.dynamicaudio.jp/file/20161209-OPI.pdf
http://www.dynamicaudio.jp/audio/5555/7f/brn/1332.html
http://www.axiss.co.jp/brand/transparent/power-code/power-cord-2/
     and
shizuka NCB4246(税別¥120,000.)
http://www.shizuka-acc.com/ncbseries
     and
finite element MR02-2+CERABASE 4P (税別¥970,000.)
http://www.axiss.co.jp/brand/finite-elemente/finite-elemente/
………………………………………………………………………………
                ▽ ▽ ▽

ESOTERIC 7N-DA6300II MEXCEL / XLR 1.0m (税別¥580,000.)
http://www.esoteric.jp/products/esoteric/7nda6300_6100_2/index.html
ES-LINK Analogにて伝送
http://www.esoteric.jp/products/esoteric/f1/index.html

                ▽ ▽ ▽
………………………………………………………………………………
ESOTERIC Grandioso F1(税別¥2,000,000.)
http://www.esoteric.jp/products/esoteric/f1/index.html
     and
TRANSPARENT OPC2+OPI (税別¥2,700,000.)
http://www.dynamicaudio.jp/file/20161209-OPI.pdf
http://www.dynamicaudio.jp/audio/5555/7f/brn/1332.html
http://www.axiss.co.jp/brand/transparent/power-code/power-cord-2/
     and
shizuka NCB4246(税別¥120,000.)
http://www.shizuka-acc.com/ncbseries
     and
finite element MR02-2+CERABASE 4P (税別¥970,000.)
http://www.axiss.co.jp/brand/finite-elemente/finite-elemente/
………………………………………………………………………………
                ▽ ▽ ▽

Vitus Audio-Andromeda Speaker cable 3.0m(税別¥2,120,000.)
http://www.cs-field.co.jp/brand/vitus/products/andromeda.html

                ▽ ▽ ▽
………………………………………………………………………………
Sonusfaber SERAFINO Tradition(税別¥2,600,000.)
http://www.sonusfaber.com/
http://www.noahcorporation.com/sonusfaber/20170421_HomageTradition_release.pdf
     and
H.A.L.'s  Z-Board×2(1枚/税別・配送費込み¥60,000.)
http://www.dynamicaudio.jp/audio/5555/7f/fan/BZ-bord.html
………………………………………………………………………………

上記のようにSERAFINO Traditionを最初に聴いたわけですが、当然のごとく最初に
かけたのはこの曲でした。

■マーラー交響曲第一番「巨人」第二楽章 小澤征爾/ボストン交響楽団

「何なんだ! こんなに艶やかで滑らかな弦楽は! 文句なし! 100点満点!」

お笑いにならないで欲しいのですが、GUARNERI Traditionでの賛辞と全く同じ
100点満点を私はこちらの方に先につけていたのでした!

ただし、GUARNERI Traditionとは表現の仕方が違いますが、それは後程として
このオーケストラを聴いてただ事ではないと直感した私は、その時いきなり
次の曲をかけたのですが、あのダイナミックな低域が素晴らしいこれです!

■FIFTY SHADES OF GREY ORIGINAL MOTION PICTURE SOUNDTRACK
  3.THE WEEKEND / EARNED IT(TRADUCIDA EN ESPANOL) 
http://www.universal-music.co.jp/p/UICU-1262

近年のスピーカーの評価では欠かすことの出来ない選曲ですが、これを聴いた時
私は思わず背筋が震えるほどの驚きと感動が全身を駆け抜けたのでした!!

             -*-*-*-*-*-*-*-*-*-

ここで一拍の間を置いたのは、SERAFINO Traditionの第一印象におけるインパクトの
物凄さを初日に体験したからこそ、GUARNERI Traditionも聴いてみようと思った
わけであり、最初の出会いの感動の大きさを語るのは先にGUARNERI Traditionを
聴き尽くしてからにしようと思っていたからです。

「H.A.L.'s One point impression!! - Sonusfaber GUARNERI Tradition!!」
http://www.dynamicaudio.jp/audio/5555/7f/brn/1387.html

さて、上記にて私としたことが100点満点を最初からつけてしまいながら、
少しお値段が高いSERAFINO Traditionでも全く同じ100点満点としたのはなぜか!?

GUARNERI Traditionよりもいいのなら100点以上にしないのか!?
と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、スピーカーとしてのレギュレーションと
言いましょうか、コンセプトの違いもありますので、ボクシングやレスリングのように
ウエイトの違いによる階級があるのと同意義とお考え下さい。クラスが違うのです。

さて、ここからはSonusfaberの新世代Homage Traditionシリーズの先鞭として
先ずはGUARNERI Traditionにて新設計の音を学習した後でSERAFINO Traditionを
聴いた印象を述べていきたいと思います。

■マーラー交響曲第一番「巨人」第二楽章 小澤征爾/ボストン交響楽団

この曲を聴いて直感したことはGUARNERI Traditionに比べて聴こえてくる楽音の
絶対数が大変多くなっているという事でした。それはGUARNERI Traditionの情報量が
少ないという訳ではなく、GUARNERI Traditionは2ウェイという方式の中で弦楽五部の
演奏に調和した魅力を醸し出しているのに対して、SERAFINO Traditionでは3ウェイの
特徴として中低域における分解能が優れているということを前面に押し出した結果だろうと思います。

例えるなら、GUARNERI Traditionでは12色の絵の具をパレットに置いて、それらを
調合することで新しい色を作っていくという事なのでしょうが、SERAFINO Tradition
では情報量としての原色は18色くらいに増えていて、しかもパレットの面積が大きい
というもので、原色の絵具を混ぜ合わせるスペースがより広く多彩な色彩感を作れる
ということではないでしょうか。

その結果、弦楽五部の各パートにおける質感が多彩になり、演奏者の数だけ微妙に
音色が異なり響きも違うものが弦楽集団の群像の中に見出すことができるという
喩えで良いと思います。この弦楽器の質感がなんとも素晴らしい美しさなのです!!

そして、この課題曲を聴き進むうちに低音階の弦楽器パートに私のハートをむずむず
させるような要素が含まれていることに気が付きました。それがティンパニやグラン
カッサの打音としてステージ奥から響いてきた時に「これだ!」という発見をしたのです!!

それが直ちにTHE WEEKEND/EARNED ITを聴かなくては! と思った最大の理由だったのです。
そして、一晩バーンインさせてから今日も同じ二曲目を当然聴き始めたわけです。

「何だ!!この引き締まった低域の質感と消え方は!!」

そうです、私の着目点を表すには、この一言で十分でした。EARNED ITの作り込まれた
重厚な低音がスネアの打音と同期して雄大な広がりを見せながら消滅していきますが、
その迫力あるダイナミックな低域は着ぶくれしないのです!!

あれ!? 着ぶくれしない低音とはどこかで聞いたことのあるようなセリフでは!?

そうです!!あのHIRO Acousticの最大の特徴でもあり魅力でもある低域の素晴らしさと
共通する質感がSERAFINO Traditionから感じられたのです!!これには驚きました!!

低域楽器の音像はしっかりと大地に根を下ろした低音と言うべきか、低音の発祥
ポイントをぐっとスピーカーの下半身で抑え込み、重量感ある響きをくっきりと
空間の中で囲み込み、決して膨らませることのない個体感さえ感じる低域を叩き出します!!

そして、特筆すべきは叩き出された低音が消えていくまでの過程において変質しないのです!!

エンクロージャーからバスレフポートを経由して位相が遅れて放出される低音が、
スピーカーの周辺に吹き溜まりを作るかのごとく滞留したり、同じエネルギーの
低音が消滅する前に膨らんで音色に濃淡が表れたり、視野にあるスピーカーの前方と
いう空間にぼーと広がってしまうというような挙動を示すことが皆無なのです!!

上記のようにスマートな52Kgのスピーカーから、こんな素晴らしい低域が再生される
とは何ということでしょうか!!

この快挙に気持ちが高ぶったのか、このスピーカーだったらHIRO Acousticで聴き込んで
きた課題曲をぶつけてみる価値があるだろう! と私の頭の中には瞬時に選曲リストが
出来上がってしまいました。次はこれです!

■UNCOMPRESSED WORLD VOL.1
http://accusticarts.de/audiophile/index_en.html
http://www.dynamicaudio.jp/file/100407/UncompressedWorldVol.1_booklet.pdf
TRACK NO. 3 TWO TREES / TRACK NO. 4 SAMBIENTA

前回にも散々述べましたが、Traditionシリーズの中高域ドライバーとクロスオーバー
ネットワークの設計の素晴らしさなのか、「TWO TREES」におけるサックスの質感と
余韻感の素晴らしいこと!!

同じ空間を共有するピアノの質感の解像度が素晴らしく、打鍵の瞬間に中空に発生する
楽音は極小の音像を描き、それらの連打から繰り出される響きの連鎖が広大な空間表現
として私の眼前で巨大なスクリーンをイメージさせるのですから堪りません!!

「SAMBIENTA」の冒頭できらめくようなパーカッションが前例のない鮮明さと分解能を
提示しながら、彗星が尾を引いて飛び去って行くような透明度の高い余韻感を構成する。

その背景に重厚なシンセサイザーによる重低音が響き始めると、やっぱりそうだ!!
という私の直感が確信に変わっていく!!

当日はこの他にも多数の曲を聴きましたが、上記に述べた低域の素晴らしさはすべての
曲で実感できるものでした。その一曲ごとにすべてを語るには時間と紙面が足りません!!
まさに、あのHIRO Acousticと同じベクトルの低域ではないですか!!

さて、ここで一般的な3ウェイスピーカーと様相が異なるスペック注目したい。
シリーズ最上位モデルAMATI TraditionもSERAFINO Traditionにおいても、
クロスオーバー周波数が80Hz、250Hz、2500Hzと三ポイント存在しているということです。

電子的に各ユニットの再生帯域を三分割するという事は、同口径ウーファーの下側
一個に80Hz以下専用という動作条件を付け、80Hz以下では二個のウーファーが
共同作業で低域を再生するが、それ以上の80Hzから250Hzまでは一個のウーファーが
受け持つという分業をしているのです。このアイデアの源流はどこにあるのか?

音の細道 第58話「The Sonusfaber」前編
http://www.dynamicaudio.jp/audio/5555/7f/oto/oto58.html

上記随筆の14ページで解説しているフロントウーファーとサブウーファーの動作
原理と同じ方式であり、六年前に開発したThe Sonusfaberというフラッグシップ
モデルでの新技術が現在でも継承されているという事なのです。

その他にもクロスオーバーネットワークにも「プログレッシブ・スロープ」や
「パラクロス・トポロジー」と命名された新技術が駆使されているということですが、
それらは現地メーカーに詳細を問い合わせしているので後日解説したいと思います。

最初はESOTERIC Grandioso K1とF1というコンパクトなハイエンドコンポーネントで
鳴らし始めましたが、ボリュームが気持ちよく上げられるという超低歪の再生音を
楽しみつつ、60W+60W(4Ω)というアンプのパワーで相当な音量までいけるものの、
この低域だったら更なる潜在能力があるのではないかと欲が出てきました。

前述のようにHIRO Acousticで聴き込んできた課題曲をぶつけてみるのならば、
いっそのこと組み合わせもHIRO Acousticと同じシステム構成としてみようと
第二段階の検証システムに切り替え、その状態でエンハンサーCD-ROMを一晩
リピートさせたのです。

◇ H.A.L.'s Sound Recipe / Sonusfaber SERAFINO Tradition-inspection system Vol.2 ◇

………………………………………………………………………………
ESOTERIC Grandioso G1(税別¥1,600,000.)
http://www.esoteric.jp/products/esoteric/g1/index.html
http://www.dynamicaudio.jp/audio/5555/7f/brn/1317.html
     and
TRANSPARENT OPC2+OPI(税別¥2,700,000.)★Transparent OPI 1out
http://www.dynamicaudio.jp/audio/5555/7f/brn/1332.html
http://www.axiss.co.jp/brand/transparent/power-conditioner/power-conditioner/
http://www.axiss.co.jp/brand/transparent/power-code/power-cord-2/#cnt-power-cord
     and
finite element MR02-2+CERABASE 4P (税別¥970,000.)
http://www.axiss.co.jp/brand/finite-elemente/finite-elemente/
………………………………………………………………………………
                ▽ ▽ ▽

ESOTERIC 7N-DA6100II BNC(Wordsync用)×3 (税別¥750,000.)
http://www.esoteric.jp/products/esoteric/7nda6300_6100_2/index.html

                ▽ ▽ ▽
………………………………………………………………………………
ESOTERIC  Grandioso P1 (税別¥2,500,000.)
http://www.esoteric.jp/products/esoteric/p1d1/index.html
          and
TRANSPARENT OPC2+OPI(税別¥2,700,000.)★Transparent OPI 1out
http://www.dynamicaudio.jp/audio/5555/7f/brn/1332.html
http://www.axiss.co.jp/brand/transparent/power-conditioner/power-conditioner/
http://www.axiss.co.jp/brand/transparent/power-code/power-cord-2/#cnt-power-cord
     and
finite element MR02-2+CERABASE 4P (税別¥970,000.)
http://www.axiss.co.jp/brand/finite-elemente/finite-elemente/
………………………………………………………………………………
                ▽ ▽ ▽

★Grandioso P1+D1の接続は付属:HDMI Cable
http://www.dynamicaudio.jp/audio/5555/7f/brn/1083.html

                ▽ ▽ ▽
………………………………………………………………………………
ESOTERIC  Grandioso D1(税別¥2,500,000.)
http://www.esoteric.jp/products/esoteric/p1d1/index.html
     and
TRANSPARENT OPC2(×2)+OPI(税別¥3,450,000.)★Transparent OPI 2out
http://www.dynamicaudio.jp/audio/5555/7f/brn/1332.html
http://www.axiss.co.jp/brand/transparent/power-conditioner/power-conditioner/
http://www.axiss.co.jp/brand/transparent/power-code/power-cord-2/#cnt-power-cord
     and
finite element MR02-2+CERABASE 4P (税別¥970,000.)
http://www.axiss.co.jp/brand/finite-elemente/finite-elemente/
………………………………………………………………………………
                ▽ ▽ ▽

TRANSPARENT OBL1.5(1.5m) Balanced OPUS line cable (税別¥2,900,000.) 
http://www.axiss.co.jp/brand/transparent/transparent-2/

                ▽ ▽ ▽
………………………………………………………………………………
ESOTERIC  Grandioso C1 (税別¥2,500,000.)
http://www.esoteric.jp/products/esoteric/c1/index.html
     and
TRANSPARENT OPC2(×2)+OPI(税別¥3,450,000.)★Transparent OPI 2out
http://www.dynamicaudio.jp/audio/5555/7f/brn/1332.html
http://www.axiss.co.jp/brand/transparent/power-conditioner/power-conditioner/
http://www.axiss.co.jp/brand/transparent/power-code/power-cord-2/#cnt-power-cord
     and
finite element MR02-2+CERABASE 4P (税別¥970,000.)
http://www.axiss.co.jp/brand/finite-elemente/finite-elemente/
………………………………………………………………………………
                ▽ ▽ ▽

TRANSPARENT OBL20(6.0m) Balanced OPUS line cable (税別¥3,800,000.)中・高域用
http://www.axiss.co.jp/brand/transparent/transparent-2/
     and
TRANSPARENT XLBL 25(7.5m)REFERENCE XL line cable(税別¥1,810,000.)低域用
http://www.axiss.co.jp/brand/transparent/transparent-2/

                ▽ ▽ ▽
………………………………………………………………………………
ESOTERIC  Grandioso M1(2Pair 税別¥6,400,000.)★Bi-Amp
http://www.esoteric.jp/products/esoteric/m1/index.html
     and
TRANSPARENT OPC2(×2)+PIMMX (税別¥2,040,000.)中・高域用
http://www.dynamicaudio.jp/audio/5555/7f/brn/1332.html
http://www.axiss.co.jp/brand/transparent/power-conditioner/power-conditioner/
http://www.axiss.co.jp/brand/transparent/power-code/power-cord-2/#cnt-power-cord
     and
TRANSPARENT XLPC(×2)+PIMMX (税別¥1,100,000.)低域用
http://www.dynamicaudio.jp/audio/5555/7f/brn/1311.html
http://www.axiss.co.jp/brand/transparent/power-conditioner/power-conditioner/
http://www.axiss.co.jp/brand/transparent/power-code/power-cord-2/#cnt-power-cord
………………………………………………………………………………
                ▽ ▽ ▽

Accustic Arts	PREMIUM LINE Bi-Wire 6.0m (税別¥278,000.)
http://www.hifijapan.co.jp/accusticarts.htm

                ▽ ▽ ▽
………………………………………………………………………………
Sonusfaber SERAFINO Tradition(税別¥2,600,000.)
http://www.sonusfaber.com/
http://www.noahcorporation.com/sonusfaber/20170421_HomageTradition_release.pdf
     and
H.A.L.'s  Z-Board×2(1枚/税別・配送費込み¥60,000.)
http://www.dynamicaudio.jp/audio/5555/7f/fan/BZ-bord.html
………………………………………………………………………………

この強力なラインアップで一晩バーンインを行った翌朝、先ずはオーケストラから
聴き直そうと定番の選曲で第二段階のシステム構成を試してみたのです。

■マーラー交響曲第一番「巨人」第二楽章 小澤征爾/ボストン交響楽団

「おー!!この音場感の広大さと見晴らしの素晴らしさは何たることか!!」

この時の驚きと感動をどう表現したものか!?貧弱な私のボキャブラリーから何とか
言葉を探してこなければと悩んでしまいました。ESOTERIC Grandiosoフルシステムの
威力がバイアンプという贅沢な駆動力をもってSERAFINO Traditionの潜在能力が
ここまで高かったのかと驚いてしまいました!!

圧倒的な視野の広さと透明感をこともなげに再現するとは同じスピーカーだろうか?
と我が耳と記憶力を疑ってしまう程の変化の大きさに衝撃を受けました!!

前述の例えを引用するなら、この組み合わせでのSERAFINO Traditionでは情報量
として原色の絵の具は24色くらいに増えていて、しかもパレットの面積が二倍と
いうもので、絵具の種類も混ぜ合わせるスペースもより広く、無限に近い程の
新たな音色を作り出しながら更に多彩な色彩感を響きの中に発生させているのです!!

そして、やはりここでもコントラバスの重厚さが増しており、打楽器の重々しくも
爽快に余韻を広げるテンションの高まりと音像の引き締まり方が更に物凄いことに!!
この曲で直ちにチェックしなければ!

■FIFTY SHADES OF GREY ORIGINAL MOTION PICTURE SOUNDTRACK
  3.THE WEEKEND / EARNED IT(TRADUCIDA EN ESPANOL) 
http://www.universal-music.co.jp/p/UICU-1262

スネアの鋭い打撃から見事なシンクロで叩き出される重低音は、響きの途中経過で
変質することなく重量感を湛えたままで空間に飛散し、ぐっと沈み込む深々とした
音階の最低部までも抉り出すようなエネルギー感の高揚が私の体温を二度ほど高めます!!

バスレフのはずなのにポートから排出する低音を再利用するという、振動板以外の
音源によって低音を増強補強するというような性質のものではなく、ウーファーの
振動板が叩き出したインパクトある低域のみを純正培養したような素晴らしさ!!

失礼ながら、こんな低域をSonusfaberという優美な仕上げの木製スピーカーが
繰り出してくるのか、という先入観の完全否定が私の目の前で鳴っているSERAFINO
Traditionの本性なのかと驚き、その要因はどこにあるのかと考え始める。

一般的な3ウェイスピーカーでは、ウーファーのクロスオーバー周波数は低くて200Hz、
最近の注目作であるYAMAHA NS-5000では700Hzという例もありますが、多くは300Hzから
500Hzくらいまでが3ウェイスピーカーでのウーファーの再生帯域というものです。

音の細道 第58話「The Sonusfaber」前編 での解説を思い出してみた。
http://www.dynamicaudio.jp/audio/5555/7f/oto/oto58.html

上記の随筆14ページにてThe Sonusfaber搭載ユニットの帯域分割を説明しています。
25センチ・フロントウーファー二基が250Hz以下を受け持ち、38センチ・サブウーファーが
80Hzをハイカット-24dB/octで動作して、80Hz以下ではフロントウーファーと同時に
低域を再生するという仕組みです。

そして、このスピーカーはトライワイヤリングとなっていて、サブウーファーと
フロントウーファーが独立した入力端子を持ち、その他のミッドハイレンジは
ひとつの入力端子によって構成されています。そして、随筆で最後のページで
紹介している、この曲を聴いた時に行った実験が大変興味深い結論となったのでした。

“Basia”「The Best Remixes」1.CRUSING FOR BRUSING(EXTENDED MIX)

恐らくは打ち込みによるシンセドラムだと思うのですが、冒頭から強烈なキック
ドラムの連打が繰り返される曲です。この曲を結構な音量で流しながら私はサブ
ウーファーの入力端子につながっていたスピーカーケーブルを外したのです。
すると…

驚いたことに、ドラムの楽音そのものが音量と質感ともにほとんど変化しないのです。
つまりは、この一見強力な打音を響かせる低音には80Hz以下の信号がほとんど入って
いないという事なのです。

フロントウーファーは250Hzから上のハイカットを-18dB/octで設定されていますが、
500Hzで-18dBの減衰量で中間の375Hzでは-9dB、300Hzでも-5dB程度の低域を出力して
いるということで、ほとんどの低音楽器の帯域をカバーしていることになります。

私は上記の“Basia”の次に試聴したMercedes Sosa / Misa criollaではラテン楽器の
大太鼓として重厚な低域を響かせるボンボ・レグエロの再生音に大変興味を持っていて、
他の多くのスピーカーでも試聴に使ってきました。

そして、この曲をThe Sonusfaberで聴き、同じようにサブウーファーの接続を外した
のですが、この時の低音の変化量と大きさというものに驚き納得したのでした。

あれほど重厚で厚みがあり、ただしアコースティックに空間に広がっていく低音の
ボンボ・レグエロの音質が根底から崩れてしまったのです。そうか〜と納得しました。

The Sonusfaberのサブウーファーは設定されたカットオフ周波数80Hz以下の信号が
入力された時こそ、しっかりと役目を果たし素晴らしい低域を叩き出しますが、
見かけ上はボリューム感のある低音でも本当の重低音が録音されていない場合には
当然ですが反応しません。

そこで、私はSERAFINO Traditionでも上記の“Basia”を聴いたのですが、上記の
経験則とまったく同じ低域の反応を確認したのです。ドラムのアタックは極めて
高速反応であり、SERAFINO Traditionのセンターにくっきりと音像を描くのですが、
ウーファーがオーバーストロークするような重低音が記録されていない録音なので
爽快な打音を見事な切れ味で聴かせるのみです。

そして、Mercedes Sosa / Misa criollaをかけるとまったく同様な重低音をいとも
簡単に素晴らしい空間提示の元に叩き出してくるのでした!!これは素晴らしい!!

クロスオーバー周波数が80Hz、250Hz、2500Hzと三ポイント存在していると述べましたが、
SERAFINO TraditionとAMATI Traditionの低域再生法として、上記のThe Sonusfaberで
開発された二個のウーファーにおける二種類のハイカットフィルターの使い分けに
よって一層の低歪と高速反応を実現したという事なのでしょう!!

その低域の素晴らしさを次の曲で試聴し確認しました!!

■DIANA KRALL「LOVE SCENES」11.My Love Is
http://www.universal-music.co.jp/diana-krall/products/uccv-9378/

Christian McBrideのウッドペースは爽快なピッチカートで弾け、開放弦で
ぐっと重量感を伴い沈み込んでいくベースが実に鮮明な輪郭を描きながら冒頭
から展開する。さて、ここで問題はベースの音像のサイズだ。

大口径ウーファーのシステム、バスレフポートの設計が量感補正を狙ったような
スピーカーなどではベースの音像は肥大し、下手をすれば左右スピーカーの幅と
同じくらいのスペースで唸りを上げることがある。

しかし、SERAFINO Traditionは違った!!

不思議なことにChristian McBrideのウッドペースの質感は濃厚であり重厚なのに、
左右スピーカーのセンターくっきりと、しかも床に向かって垂れ下がるような低音
ではなく、SERAFINO Traditionのミッドレンジくらいの高さに引き締まった音像と
鮮明な輪郭を伴うベースが切れ味の素晴らしいピッチカートを展開するのです!!

このウッドベースの音階がぐぐっと沈み込むように、まだ下がるのか! という
重々しさを持ちながら、DIANA KRALLのパルシブなフィンガースナップが弾け、
当然のことのようにオーケストラで示した中高域の素晴らしい情報量と音場感を
展開していくのだから私はときめいてしまったのです!!これは凄いことです!!

80Hzと250Hzというクロスオーバーポイントを持つ二個のウーファーの連携が、
低音の重厚さと低歪をものにして、Homage Traditionシリーズの両足に強靭な
筋力と瞬発力の両方をもたらしたことを宣言します!!まさに100点満点です!!

この数日間というもの、いったい何時間聴いただろうか!?
私がこれほど熱烈に新製品を試聴したということは滅多にないことだったようです。

事例に上げた試聴曲はほんの一例で、20曲以上は試聴しましたが、それらすべてに
以上で考察し確認した素晴らしい音質でしたが、全曲に渡りコメントすることは
ちょっと難しそうです。しかし、言葉ではなく実演によって証明できるのが私の
取り柄だと思います。

さあ、Sonusfaber Homage Traditionシリーズをこれからどう扱うのか!?

川又利明
担当:川又利明
TEL 03-3253-5555 FAX 03-3253-5556
kawamata@dynamicaudio.co.jp

お店の場所はココです。お気軽に遊びに来てください!


戻る