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H.A.L.担当 川又利明


2011年6月10日
No.821 「H.A.L.'s One point impression!!-“アンプD”とは何だ!!」
 
“覆面試聴会”のご応募は下記よりどうぞ。

http://www.dynamicaudio.jp/audio/5555/7f/brn/820.html

前代未聞の主役を非公開として開催する“覆面試聴会”で私が画策している
プレゼンテーションとはどういうものか? そのアンプとは一体何なのか?
お問い合わせも頂きましたが、大よその販売価格は税込み320万円程という
事のみで、そこは公平に今のところは秘密としています。(^^ゞ

でも、ざっくりとしたアウトラインはお知らせすべきでしょうね〜。
このアンプは“完全なる”モノラルアンプです。この“完全なる”という事が
最大のポイントでもあります。1チャンネル当たり8オームで400Wの実に強力な
パワーを持っています。

しかも瞬間最大出力は2,100Wを叩き出すもので、出力インピーダンスは0.001
オームと極めて低く、ダンピングファクターの数値も大きなものとなります。

ボディーも二台ということなのですが、皆さんが知りえる400Wクラスのアンプ
の中では最も小型軽量というものです。具体的なサイズと重量は現在の所では
述べませんが、10キロ未満の重さなので扱いは大変楽でスペースもとりません。

えっ!? 本当かって!? はい、本当なのです。こんなコンパクトなアンプなのに
素晴らしい音質とパワーなので“覆面試聴会”の時には何とThe Sonus faber
を鳴らしてみようと思っている程なのです!!

これを種明かしするまでは仮称として“アンプD”と呼ぶことにしましょう。

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実は、今日も色々な曲を聴いていたのですが、各論的に特定の曲であれこれ
述べるのではなく印象的なポイントを思い出しながら述べてみる事にします。

先ず最初にオーケストラです。特に弦楽器が私の志向する質感で鳴ってくれ
ないと次の曲を聴く気にならないわけですが、“アンプD”は最初のマーラー
からして私を悶絶させる程の美しいオーケストラを聴かせてくれたのです。

弦楽五部のレイヤーを一層ずつめくるような解像度を見せながら、その一層の
色彩感は虹色のごとく多様な色彩感を持っていて、ヴァイオリンの一つずつが
アルコの繰り返しの度にカレイドスコープのように千変万化の色彩変化を見せる
のですから堪りません!!

更にはレイヤーが重なり合って違う異なる色合いを見せても、くっきりと分離
して再現されるので非常にクリアーであり透明感が素晴らしいのです。

色付きのアクリルシートを二枚重ねて光にかざすと二色の中間色に見えるのが
普通ですが、“アンプD”で聴く弦楽器群では中間色という妥協はなく、各パート
の演奏がどこまでも鮮明に際立ってくれるのです。

しかも、ここが大切な所なのですが、弦楽器の質感が実にしなやかで繊細なのです!!
弓と弦が摩擦を起こすことで振動して音になるんだ、確かにそうです。しかし、
“アンプD”が聴かせるヴァイオリンの質感はシルクのスカーフが微風にあお
られて頬をなでるような艶やかでしっとりした感触を鼓膜で感じるような
何とも麗しい音質なのだから文句の言いようがないのです。

弦楽器でこれだけの美貌を見せつけられると、その代わりに管楽器では刺激
成分を含んでいるのではと意地悪な発想もあるでしょうが、美しいパラには
とげがあるのではと思ったら“アンプD”の場合は違うのです。

木管楽器ではリードの湿り気が奏者の吐息と相まって絶妙な音色を聴かせ、
その後に続く余韻感はホールエコーという響きの滑り台をす〜とスムーズに
滑って行くように最終段階まできれいなグラデーションを提示します。

更に金管楽器では音量を上げたらツンとくる鋭さと冷たさがあるのではないか、
というハイパワーアンプで聴いた時のホーンの音色にぎらっとした刺激がある
のではないか? と思った皆様は軽く“アンプD”にいなされる事になります。

すーっと空間に溶け込むようにして抜けていくトランペットの何と気持ちいい
ことか!! ハイドンのトランペット協奏曲で高音がスピーカーのセンターから
向こう側の天井へと視野に入る空間の最も遠くまで突き抜けて消えていくとは
何と言う事でしょうか!!

さて、“アンプD”のもう一つの大きな特徴がこれ、打楽器です!!
特にグランカッサやティンパニーというエネルギー感の大きな打撃音が凄い。

当然、私はいつもの課題曲オーケストラを全て聴きましたが、全てにおいて
記憶にないダイナミックな低域を叩き出すのですから驚いてしまいました。

それは音量感として低域が豊富に、量的に沢山出てくるという事とは違います。
先ずはぐっと沈み込むような打楽器の音階の低さと重量感ということが直ちに
聴き取ることが出来ます。

私の記憶にはオーケストラの試聴テンプレートがあり、その中にはめ込んでいく
音質チェックの項目は習慣的に頭に入っているものです。当然、前述の弦楽器
や管楽器なども評価項目のパラメーターがいくつもあり、聴きながら各項目の
メーターの針がピンピンと跳ねるように反応し分析していくわけです。

しかし!! “アンプD”で聴く低域の再現性に関わる各メーターは演奏開始から
振り切れたままで戻って来ないのです!! なぜか?

私は最後に打楽器に関して述べようと思いましたが、実は言い換えれば低域の
事なのです。ですからコントラバスが重奏するパートが一楽章からあったりす
ると、もうそこでメーターの針はレッドゾーンに振りきれていたということ!!

“アンプD”が聴かせる低域は他のアンプとどう違うのか?
これは次回で語るスタジオ録音の選曲の色々で語りたいと思います。

気が付いたら、またまた長くなってしまいました。そうそう、“アンプD”は
音質が素晴らしいだけでなく、オーディオシステムの骨格を変えてしまうので
大いに節約にもなるというアンプなのです!! 
どういう意味か? それは今は内緒です(^^ゞ

“アンプD”という仮称。ダイナミックのD、Dual MonoのD、クラスDのD、など
実に多くの意味合いを含んでいますが、“覆面試聴会”に参加されると全ての
謎が解けるというもの!!

この“D”は私の推薦の裏付けとなる多数の意味を込めているのです!!
本当に皆様のシステム構成が激変し、音質も激減すること請け合いの“D”です!!

さあ、“覆面試聴会”に参加される勇気のある方は一週間後の金曜日の夜に
新たな音の光明を見つけて下さい!!


このページはダイナフォーファイブ(5555):川又が担当しています。
担当川又 TEL:(03)3253−5555 FAX:(03)3253−5556
E−mail:kawamata@dynamicaudio.jp
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