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H.A.L.担当 川又利明

No.1205 2015年4月6日
 「CH Precisionで鳴らすHIRO Acousticは絶品です!!」

私が初めてCH Precisionを知ったのは五年前のこと。2010年11月に発表され、
その一カ月後に下記のリリースを述べたものでした。

2010年12月30日 
No.786 「H.A.L.'s One point impression!!-CH Precision D-1!!」
http://www.dynamicaudio.jp/audio/5555/7f/brn/786.html

そして、今更なのですが、CH Precisionは何と4年先までのプランニングを
既に当時発表していたのです。同社のデビュー作であるD1の下記カタログの
最終ページをご覧下さい。

http://www.zephyrn.com/news/pdf/CH_D1_brochure.pdf

当時から強化電源X1の開発を予定し、2012年予定としていたプリアンプL1が
やっと今年になって発表され、私が同社のパワーアンプA1とX1と共に試聴した
のがHIRO Acoustic Laboratory MODEL-CCS Improvedであったことが大きな
感動を呼び、これは皆様にお知らせしなくてはというH.A.L.の使命感に火が
付いたものです!!先ずは、その試聴システムをご紹介しましょう。

◇ H.A.L.'s Sound Recipe / CH Precision L1+X1 & A1-inspection system  ◇
 
………………………………………………………………………………
dCS Vivaldi Clock(税別¥1,920,000.)
http://www.taiyo-international.com/products/dcs/vivaldi-clock/
     and
TRANSPARENT PLMM2X+PI8(税別¥770,000.)
http://www.axiss.co.jp/transparentlineup.html#POWER
     and
finite element Pagode Master Reference Rack/HD02+CERABASE 4P(税別¥970,000.)
http://www.axiss.co.jp/fFE.html
………………………………………………………………………………
                ▽ ▽ ▽
 
Cardas Audio Lightning BNC Cable 
http://www.taiyo-international.com/products/cardas/digital/

                ▽ ▽ ▽
………………………………………………………………………………
dCS Vivaldi Transport(税別¥4,740,000.)
http://www.taiyo-international.com/products/dcs/vivaldi-transport/
          and
Aurender W20 (税別¥1,900,000.)
http://www.aurender.jp/products/w20/
          with
dCS Vivaldi Upsampler(税別¥2,450,000.)
http://www.taiyo-international.com/products/dcs/vivaldi-upsampler/
     and
TRANSPARENT PLMM2X+PI8(税別¥770,000.)
http://www.axiss.co.jp/transparentlineup.html#POWER
     and
finite element Pagode Master Reference Rack/HD02+CERABASE 4P(税別¥970,000.)
http://www.axiss.co.jp/fFE.html
………………………………………………………………………………
                ▽ ▽ ▽
 
TRANSPARENT REFERENCE XL 110ΩAES/EBU DigitaL (XLR)×2(税別¥960,000.)
http://www.dynamicaudio.jp/audio/5555/7f/brn/1037.html
http://www.axiss.co.jp/ftran.html

                ▽ ▽ ▽
………………………………………………………………………………
dCS Vivaldi DAC (税別¥3,870,000.)
http://www.taiyo-international.com/products/dcs/vivaldi-dac/
     and
TRANSPARENT PLMM2X+PI8(税別¥770,000.)
http://www.axiss.co.jp/transparentlineup.html#POWER
     and
finite element Pagode Master Reference Rack/HD02+CERABASE 4P(税別¥970,000.)
http://www.axiss.co.jp/fFE.html
………………………………………………………………………………
                ▽ ▽ ▽

TRANSPARENT "REFERENCE"  RBL 10 (3m)(税別¥740,000.)
http://www.axiss.co.jp/brand/transparent/transparent-2/

                ▽ ▽ ▽
………………………………………………………………………………
CH Precision L1 (税別¥4,100,000.)
http://www.zephyrn.com/chprecision/page/L1%20pict.html
     and
TRANSPARENT PLMM2X+PI8(税別¥770,000.)
http://www.axiss.co.jp/transparentlineup.html#POWER
     and
finite element Pagode Master Reference Rack/HD02+CERABASE 4P(税別¥970,000.)
http://www.axiss.co.jp/fFE.html
………………………………………………………………………………
                ▽ ▽ ▽
 
ESOTERIC 7N-DA6300II XLR 1.0m×2 (税別¥580,000.)
http://www.esoteric.jp/products/esoteric/7nda6300_6100_2/index.html

                ▽ ▽ ▽
………………………………………………………………………………
CH Precision A1 (税別¥4,000,000.)
http://www.zephyrn.com/chprecision/page/A1%20pict.html
     and
TRANSPARENT PI8(税別¥280,000.)
http://www.axiss.co.jp/transparentlineup.html#POWER
     and
finite element Pagode Master Reference HD10+CERABASE 4P(2台/税別¥720,000.)
http://www.axiss.co.jp/brand/finite-elemente/finite-elemente/
………………………………………………………………………………
                ▽ ▽ ▽

ZenSati	Seraphim / Speaker cable 3.0m/Bi-Wire(2Pair 税別¥9,408,000.)
http://www.zensati.com/
http://www.dynamicaudio.jp/audio/5555/7f/brn/960.html 

                ▽ ▽ ▽
………………………………………………………………………………
HIRO Acoustic Laboratory MODEL-CCS Improved(1Pair予価1,300〜1,400万円)
http://www.hiro-ac.jp/
………………………………………………………………………………

■CH Precision「L1」の公式ファイルは下記にてご覧下さい。
http://www.dynamicaudio.jp/file/20150106-CH_L1.pdf

2015.01.06-No.3465-にて上記のニュースを速報しましたが、私が最初にL1を
聴いたのは3月24日のことでした。

2015.03.24-No.3521-「早版⇒H.A.L.'s Brief News」より引用

「HIRO AcousticがCH Precisionとのコンビで更に素晴らしい音質に!!」

あるVIPからの要請でMODEL-CCS ImprovedをCH Precisionで聴きたいという。
そこで本日より期間限定(4/6まで)にて下記のラインアップを展示しました。

■私は大感動したので展示期間は今しばらく延長することになりました!!

CH Precision L1 Dual Mono Line Preamplifier(税別¥4,100,000.)
http://www.zephyrn.com/chprecision/page/L1%20pict.html

CH Precision X1 External Power Supply / single(税別¥2,000,000.)
http://www.zephyrn.com/chprecision/page/X1%20pict.html

CH Precision A1 Stereo Power Amplifier(税別¥4,000,000.)
http://www.zephyrn.com/chprecision/page/A1%20pict.html

最初の驚きはL1 の素晴らしさ!!入力ソースのDCオフセットを理想値に修正を
行うと実に素晴らしい情報量が得られます。この機能はぜひお薦めしたい!!

更に驚きはX1 の素晴らしさ!!これを使用することでL1の再生する楽音の質感
が見事なくらい向上します。使用前使用後の比較をしたら元には戻れません。

次はA1 の素晴らしさ!! グローバルフィードバックを最初はゼロ%で聴き始め
テンションが緩いと感じたものですが、それを80%に切り替えて更にゲインを
プラス6dBアップしたら別次元の駆動力を発揮し始めました!!

定格出力は2×175W/4Ohmsですが、MODEL-CCS Improvedの定格インピーダンス
も同じ4オーム。そして、私の課題曲を私が求める音量で鳴らすと瞬間的にA1
のディスプレーに表示された出力は何と427Wという数字が現れました。

しかし、一切の歪感や音像の揺れもなくビシッと決まった素晴らしい再生音!!
このパワーアンプは只者ではありません。そして、コンポーネントの潜在能力
を克明に再現するMODEL-CCS Improvedの素晴らしさ!!

このコンビネーションは只者ではありません!!私はある企画を早速考えました。
近い将来に実現させる大胆企画にどうぞご期待下さい!!★下記にて発表です!!

そして、フルESOTERICに加えてCH Precisionとの素晴らしいペアリングをぜひ
聴きにいらして下さい!!

             -*-*-*-*-*-*-*-*-*-

L1をセッティングして電源を入れて、さて直ぐに本格的な試聴とはいかない。
入力ソースごとにDCオフセットとキャリブレーションを行わないといけない。
するとディスプレーには1800秒待ちというカウントダウンが始まった。

しかし、待ち時間中でも音は出るという。それではキャリブレーションをする
前の音を先に聴いておこうと、取り敢えず聴き始めたのですが、第一印象と
しては私は驚くことはなかったのです。質は良いが普通のレベルでしょうか。

それまでESOTERIC Grandiosoフルシステムで、しかもE.M.G-boardや豪華な
ケーブルたちという万全のシステム構成で聴いてきたMODEL-CCS Improvedの
音質には到達していないというのが最初に感じたことでした。ましてやバーン
インはほとんど出来ていない状態なので致し方ないことでしょう。

この初日はセッティング開始から約三時間ほどかけて、まずまずの初期バーン
インが出来たところでの感想が上記のブリーフニュースとなったものでした。

さて、元々は先進的なデジタル技術が売り物のCH Precisionが純粋なアナログ
プリアンプを設計するに当たり、同社の得意技をどのように発揮するのだろうか
というポイントが注目され、その第一がDCオフセットとキャリブレーションと
いう他社が全く手を付けていない新技術となりました。

そもそもオーディオコンポーネントのほぼ全てはシャーシに数ボルトという
微妙な電位を持って動作しているものであり、バランス伝送のアンプでは0V
電位に影響を受けないという建前ながらも、それを実験する方法がありませんでした。

しかし、E.M.G-boardのアーシング効果などで音質変化があるということは
コンポーネント間の電位の差は無視できないということであり、その違いに
よってボリューム調整のノイズ発生を抑止するだけでなく、音質貢献を果た
そうというプリアンプは私も初めてのものです。

30分待たされた割に実際にキャリブレーションを行うとあっけない程に短時間
で完了し、キャリブレーションを行った入力ラインに設定された結果は電源を
落としても保持され続けます。ここでは入力1にdCS Vivaldi DACをセットし
入力2は未設定としておき、両者を差し替える事で比較試聴出来るようにしました。

得意のDSP技術で入力信号の相手側コンポーネントをモニタリングして、
DCオフセットをキャリブレーションした後の音質はまさに圧巻でした!!

再生音全体のレンジ感は拡大し高域の情報量が激増するのです!!
それに伴って微小信号の忠実な再現性が音場感の拡大へとつながり、ソロ演奏
から大編成オーケストラに至る全ての楽音において臨場感の高まりがあります。

私は良くチェロのソロ演奏の曲で、このDCオフセットとキャリブレーションの
使用前・使用後の比較試聴をするのですが、聴いた皆様は別人が演奏している
と思われるほどの音質差に大変驚かれ感動されます。体験すれば解ります!!

しかし、前述のようにデビュー作D1で既に強化電源の開発を想定した設計を
していたCH Precisionの先見性と意欲的な事に今更ですが敬意を表します。

L1のコントロールノブを押してパソコンのようにシャットダウンし、X1の
主電源をオフとしてL1を再起動すると内蔵電源によって動作することになります。
私は最初からX1を使用して上記のDCオフセットとキャリブレーションの効果を
確認していたのですが、その調整後にX1の使用前・使用後の比較しました。

これはCD再生システムに優秀な外部マスタークロックをつないだ時の変化に
傾向が似ているかもしれません。楽音のフォーカスが鮮明になり輪郭が実に
クリアーに再現されるようになり、音像がこのように明確になる事によって
遠近感と空間表現に多大な貢献をするようになります!!これが凄いのです!!

そして、プリアンプ同様にCH Precisionは持てるデジタル技術をパワーアンプ
の新たな新機能と音質決定要因として、グローバルフィードバックの設定量を
ユーザーに開放するという他社にない新機軸を実現しました!!

グローバルフィードバックを最初はゼロ%で聴き、それを80%に切り替えてから
同じ曲を聴いて頂くという試聴を何度も行いましたが、この違いを体験された
皆様は安易な周波数特性を変化させるイコライザーのようなチューニングとは
全く別次元の高品位な音質選択が出来るということに大きな関心を寄せ、使用
するスピーカーと自分の好みによってグローバルフィードバックの調整をする
という期待感を直ちに持ち始めたようでした。これも体験すれば解ります!!

グローバルフィードバックの設定によって楽音のテンションが変化します。
0%ではゆったりしたイメージでソフトな感触の音質と言えます。80-100%と
いう高い設定にすると楽音のテンションは見事に引き締まり、スピーカーを
駆動するエネルギー感が大きく変化してくるのです!!

2015年3月29日
No.1203 「オーケストラを裸にするHIRO Acoustic Laboratory MODEL-CCS Improved!!」
http://www.dynamicaudio.jp/audio/5555/7f/brn/1203.html

このような他社にない新技術の成果をHIRO Acousticは見事に提示し、容易に
分かる変化として再現してくれることにより、私にとってのCH Precisionの
評価とイメージは大きく変化しました。興奮のオーケストラが聴けます!!

CH Precisionで鳴らすHIRO Acousticは絶品です!!

CH Precisionが目指していたもの、その理想と完成度の高さとはこれほどの
ものだったのか、というハイエンド思想に私は大変感動し刺激を受けました!!

             -*-*-*-*-*-*-*-*-*-

上記システムではdCS Vivaldi DACに対して下記のソースコンポーネントも
使用していることに気がつかれたでしょうか。

Aurender W20 (税別¥1,900,000.)
http://www.aurender.jp/products/w20/
          with
dCS Vivaldi Upsampler(税別¥2,450,000.)
http://www.taiyo-international.com/products/dcs/vivaldi-upsampler/

実は、今日は恥ずかしながらH.A.L.レベルの音質で松田聖子を聴き感動しました!!
この人…歌唱力凄いのですね〜(^^ゞ

ネットサーフィンという言葉がありますが、実はここ数日私はミュージック
サーフィンをしていました。Aurender W20に入っている多数の曲をiPadを
タップして次から次へと聴いていくのが面白いですね〜。今更ですが…^^;

世の中ではハイレゾという言葉が流行していますが、以前にも述べたように
ハイエンドのディスクプレーヤーではかなり以前から内部でアップサンプリング
を当たり前にやっていました。

そして、私はdCS Vivaldi Upsamplerで44.1KHzの曲を352.8KHz/24bitとして
Aurender W20からの信号をアップサンプリングして楽しんでいます。
このコンビで聴くCDからリッピングした曲の実に素晴らしいこと!!

松田聖子の歌うバラードに思わずほろっとする感動にオーディオの面白さと
楽しさを再確認したものです。そして、まだ続きがあります!!

No.1144 2014年9月18日
「これは凄い!! Aurender W20に三種類の10MHzを注入したら激変!!」
http://www.dynamicaudio.jp/audio/5555/7f/brn/1144.html

Abendrot Audio STUTEからAurender W20とdCS Vivaldi Clockに10MHzを供給
すると物凄いことになるのです。そして、更にCH PrecisionのD1 C1も10MHzを
入力することが出来るのですから、この可能性の素晴らしさに期待せずには
いられません。これをやってみたい!!ふつふつと私の胸が高鳴ってきました!!

今回はCH Precisionのアンプを使いdCS Vivaldiをソースコンポーネントと
しましたが、本来はCH PrecisionのD1 C1というソースコンポーネントがある
わけですから、近い将来にはCH PrecisionのフルシステムでHIRO Acousticを
鳴らしてみる必要性があると考えました。さあ、いつ実現出来るのか待ちきれない!!
ハルズサークル会員限定の例の企画をご利用下さい!!
その企画とは何か? この機会にご入会頂ければと推薦致します。


担当:川又利明
TEL 03-3253-5555 FAX 03-3253-5556
kawamata@dynamicaudio.jp

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