《H.A.L.'s Monitor Report-JEFFROWLAND Criterion》


No.0479 - 2009/11/27

徳島県 DDY 様より

H.A.L.'s Circle ReviewのNo.1886でご紹介した本企画は入荷の遅れから
実施できるかどうか危ぶまれていましたが、何とか少数のハルズモニターを
実現することができました。
 
http://www.dynamicaudio.jp/audio/5555/7f/brn/634.html
 
そもそもは今年の一月に想像以上のパフォーマンスと期待以上の魅力を聴かせ
てくれたCriterionを何とかモニター企画に採用できないものか、というものの
機材の調達に苦労してしまい時間がかかってしまったというもので少数会員に
対して期間限定で実施することができました。さて、体験者の声はいかに!!
 
 
 
Vol.2「長年愛用しているNEOにも新しい表情を引き出してくれました!!」
 
前回の投稿をご紹介します。
http://www.dynamicaudio.jp/audio/5555/7f/fan/hf_hear0424.html
 
過去の投稿をご紹介致します!!
http://www.dynamicaudio.jp/audio/5555/7f/fan/hf_moni0232.html
http://www.dynamicaudio.jp/audio/5555/7f/fan/hf_hear0188.html
http://www.dynamicaudio.jp/audio/5555/7f/fan/hf_hear0151.html
 
 
川又さま
 
いつも高額の商品を自宅試聴させて頂きありがとうございます。
 
今回はジェフ・ローランドのクライテリオンを拝借しました。
以前はパワーアンプとして、モデル12を使っていましたが、既にコヒーレンス
は生産中止となっていたため、コニサー3.0をプリアンプとして使っていま
したが、現在はパワーアンプとしてFM711を使用しています。
 
クライテリオンの特徴として、まず
1.曲間や音の間の静けさ
2.各楽器やボーカルが明確に分離されて聴こえること
が挙げられます。
 
例えば、ベースの音がくっきりとなり、ブンブン唸るようになります。
また低音全体の重量感も増しています。
 
バイオリンも枯れたような味わいが深くなり、心地よい緊張感のある音に
変わりました。
 
弦楽器も含めて全ての音の輪郭がはっきりして、間に雑音のようなものが全く
感じられないため、高山の澄みきった空気感のようなすがすがしさを感じます。
全くストレスがなく、いつまでも聴いていたい気持ちになりました。
 
音楽としての透明度が上がった感じです。
長年愛用しているNEOにも新しい表情を引き出してくれました。
 
対するコニサーは、躍動感溢れる音を聴かせてくれますが、(細かいことは
気にせず、熱い音を奏でるんだといった感じ)クライテリオンのような清冽さ
はありません。
 
コニサーが「動」とすれば、クライテリオンは「静」ということでしょうか。
やはり、プリアンプはシステムの要ですね。
 
ある意味、両者はとても対照的な存在に感じました。
そして、クライテリオンの奏でる音が耳について離れなくなりました。
いつかは是非所有したいと考えています。
 
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川又より
 
DDY 様ありがとうございました。もうDDY 様とも長いおつきあいになりますね。
ご自宅での試聴とここでの試聴と回を重ねるごとに、ご自身の見識と耳の感性
が年々高くなっていき、お好みに合うものとそうでないものをはっきりと見分け
られるようになった結果が現在のシステム構成かと思います。
 
当然、私は今でもNEOをリファレンススピーカーとして愛用していますが、
このNEOを使っての試聴であれば間違いはありません。実は、今日もNEOである
新製品を試聴したことが新企画につながっていきました。続報にご期待下さい。


HAL's Monitor Report