《HAL's Monitor Report》


No.0272 - 2005/11/25

岐阜県瑞穂市 K O 様より

H.A.L.'s “PEIP”Monitor Report!!

“PEIP Club”より続々レポート到着
http://www.dynamicaudio.jp/audio/5555/7f/brn/363.html


Vol.20「特に低域の解像度と力感が出て好みでした!!」

前回の投稿をご紹介致します。
http://www.dynamicaudio.jp/audio/5555/7f/fan/hf_moni0262.html


川又様

長い間お借りして申し訳ありませんでした。
本日夕刻返送しました。

“Pケーブル”×2、“PI”×1のモニター報告です。

もう“Pケーブル”などと書かなくても良いみたいですが、慣れてしまったので
この通称でいきます。(^^ゞ

今回は既に購入した“PD”単独使用の場合との比較になります。

“Pケーブル”×2、“PI”×1をどこに使うかを考えると全部で20通り以上の組み
合わせになりましたが、その殆どを試しました。

過程を書くときりがありませんので、要点と結果のみご報告します。

1.“Pケーブル”1本は迷わず最初から“PD”の手前に使うと決めていました。

2.次に、トランスポートからパワーアンプまで一つづつ順番に“PI”につなぎ替え
 ました。

3.最後に、残りの1本の“Pケーブル”をこれまた順番に“PD”とそれぞれの機器の
 間に入れていきました。

最初の予想としては、“PI”はパワーに使用、“Pケーブル”の1本は“PD”の手前
に使用、もう一つの“Pケーブル”はプリに使用 とした時がベストかな? 
と思っていました。

そして、試聴を繰り返して得た結論は、“PI”はパワーに使用、“Pケーブル”は
トランスポートに使用、“Pケーブル”のもう1本を“PD”の手前に使用は微妙?
というところでした。

パワーアンプについては、現在はこれも“PD”から取っているため、“PI”を介し
て独立して壁コンから取ったこともあるのでしょうが、特に低域の解像度と力感が
出て好みでした。

予想外だったのは以下です。

現在のシステムは「入り」から「出」までゴールドムンドで固めており、ケーブル
も同社のパワーケーブルを使用していますが、“Pケーブル”を多用すると、おそ
らく客観的には(多数決的には)改善の方向だと思うのですが、何となくムンドら
しさが少しスポイルされるような感じを受けてしまいました。

特にDAC、プリアンプに使用した時にそれを感じた次第です。

トランスポートのみに使用するとバランスがとれ、両者の「良いところ取り」が
できるという感じです。

“PD”の手前のPケーブルも、同様に実力はこちらの方が上だと思うのですが、
ムンドの音に魅力を感じている私個人の嗜好からすると「音がニュートラルになり
すぎる」きらいが感じられたという訳です。

以上、少し意外な結果となりましたが、最後は個人の好みの領域かと思いました。

それで、とりあえず“PI”(60Hz用)を1本注文したいと思います。(^^ゞ

           -*-*-*-*-*-*-*-*-*-

川又より

K O 様ありがとうございました。私も以前のレポートで述べていますが、確かに
“PD”の前に“PI”を使うと“PD”の出力八系統すべてに効果があるのではと期待
していましたが実験の結果ではそれほどではありませんでした。しかし!!“PD”の
あとに“PI”を使用すると素晴らしいのです!! というよりも、“PI”はコンポー
ネントの各々に一番近いところで使用することがベストのようです。従って、その
台数分だけの“PI”を揃えていくというのが究極となるでしょう。K O 様はその
第一歩を踏み出されたわけですね。ご注文ありがとうございました。<m(__)m>

また、“エフコン”で使用したGOLDMUNDのシステムに“Pケーブル”“PD”“PI”
などを使用しましたが、ここでは“らしさ”ということでは進化したようです。
皆様の印象で色々なことがあって良いと思いますが、補足情報としてお知らせ致し
ました。早い話が、どこのなんと言うコンポーネントであろうと電源環境改善は
明らかにシステムのパフォーマンスを支える土台であるということですね。(^^ゞ


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