No.0656 2014年3月11日
 新着投稿⇒H.A.L.'s Hearing Report-ESOTERIC Grandioso

LUX FAN 様より

Vol.1「恥ずかしくさせるプレーヤーですね。P1/ D1は。」

埼玉県川口市(茨城県笠間市) LUX FAN 様-H.A.L.'s 訪問記 
http://www.dynamicaudio.jp/audio/5555/7f/fan/hf_visi0030.html

「Sonusfaber Stradivari Homage導入顛末記!!」もありましたね〜。
http://www.dynamicaudio.jp/audio/5555/7f/fan/hf_hear0587.html

37th マラソン試聴会“Audio Sound the only One”Hearing Report
http://www.dynamicaudio.jp/audio/5555/7f/fan/hf_hear0655.html

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至福の時を過ごさせて頂きました。また、帰るときは後ろ髪を引かれる思いで
川又ルームを後にしました。もっと、もっと聴きたいと。

今回の訪問する前にP1/DIを初めて聴いたのはマラソン試聴会でしたが、
あまり良い印象はありませんでした。音の広がりは感じられるものの、
何か散漫な音でまとまりが感じられないような印象でした。

伺った時には、かつての川又ルームのレファレンスプレーヤーP01/D01との
比較試聴ができるということで、聴き始め当初は比較して聴きましたが、
途中からは明らかにP1/D1が上回っていることがわかり、P1/D1一本で聴いていきました。

どこが素晴らしいかというと、S/Nが良いため、録音された小さな音まで再現されます。
また、位相が正確に再現されるため、さらに分解能が高いために楽器の位置や
ライブであれば録音されたマイクの位置(聴いている位置)がよくわかります。

もちろん、広域、低域という言葉がむなしく聴こえるほどは区別なくきれいに伸びます。
その結果、怖いことに録音された音に加工を加えた様子が丸裸にされたように見えます。

あ〜、恥ずかしい!

冗談はさておき、記載したようなことはハイエンドの機器ではよく言われますが、
う〜ん。どう表現すれば。

例えば、こう聴かせてほしい、こう表現してほしいというものが目の前に正確
に現れた上で更にそこまで出てくるかというほど期待以上の表現をしてくれます。

聴いたディスクでその辺のところを具体的に言いますと、
DIANA KRALL LIVE IN PARIS (CD)より、"A Case of You"の聴きどころは、
本人の歌う声以外に演奏の始まる前の観客の咳、また終了後の拍手がどのよう
に聴こえるか、です。

本人の生々しい歌声は素晴らしいものでしたが、さらに、歌が始まる前のイントロの
演奏に埋もれることなく咳が位置を明確にして咳らしく聴こえ、歌が終わった
後の拍手がノイズぽかったり、強烈なインパルスに頭打ちせず、再現できるかが
聴きどころですが、見事拍手でした。

八神純子 ヒア・アイ・アム (SACD)からSmile(Live)ではアカペラで歌う歌声や
歌い終わった後に観客に"気を付けて帰って下さい。「また会いましょう」の
MCが通常に人が話しかけているような声に聴こえるか、です。
歌う声もMCも本当に本人が目の前にいるかのように、生々しいものでした。

ゲド戦記 サウンドトラック (SACD)から手嶌葵さんの歌う「テルーの唄」(アカペラ)。
これもウイスパーボイスの本人がアカペラで歌う声が生々しく聞こえるか、
また、ほんのわずかリバーブが掛けられていますが、声を発した後に残る
リバーブが機械付加したようにそれらしく聴こえるか、です。

P01/D01ではその表現する情報量が少し少なく表現が大ざっぱで、聞き取れな
い情報もありました、またリバーブも気持ちよく素直には伸びてくれませんで
したが、P1/D1では情報量豊かに、明確に、気持ちよく聴かせてくれました。

大きな音というより、このような小さな、微細なところで大きな差が出てくる
ように感じました。ここら辺が36Bitのなせる技なのでしょうか?

その他、ピアノ、バイオリン、ギターを聴きましたが、バイオリンを除いて、
生々しく、そこまで分解してくるか!そこまであからさまにするか!
ミキサーの細工がすべて見えてしまいます。

従って、良い音のCDは素晴らしく、良くない音や加工された音のCDはそのままに
出てきますので、恐ろしいプレーヤーです。

バイオリンは使っていたスピーカーがバイオリン向きでなかったためか、
今まで聞いてきたようには鳴ってくれませんでした。
それとも、今までの各種のシステムで聴いてきた音が間違っていたのか?
う〜む。

今回の聴いたシステムは以下のようです。
プレーヤーからアンプまでフルESOTERICですね。
(川又さんシステムの詳細宜しくお願いします。)
http://www.dynamicaudio.jp/audio/5555/7f/brn/1088.html

最後に、誤解のないように言いますと、P01/D01が決して悪いわけではなく、
通常ではもちろん素晴らしいプレーヤーです。世界の川又さんがスタンダード
にしてきたプレーヤーですから、ただ、あまりにもP1/D1が素晴らしいために
このような表現を使ってしまいました。

私自身もP0やP03/D03を所有している身としては大変残念ですが、明らかに、負けています。

スピーカーが消えるということは良く聞きますが、プレーヤーが消えるという
のは初めての体験です。それぐらい自然に音を再生してきます。

P01/D01を愛用されている方はP1/D1は聴かないで下さい。
P01/D01だけを聴いている限りは素晴らしいプレーヤーです。

ただ、P1/D1を買える人は、買ったほうが良いですよ。
毎日が至福の時になりますから。

では、P01/D01もなく、P1/D1も買えない私のような人はどうするかというと、
CDを買ったら川又ルームに行ってP1/D1で聴かせてもらえば良いのですよ。
『ハイ』(^_-)-☆。

LUX FAN

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LUX FAN 様 本当にありがとうございました。お楽しみ頂けて何よりでした。

「ESOTERIC新旧フラッグシップの比較試聴展示は期間限定です!!」
http://www.dynamicaudio.jp/audio/5555/7f/brn/1090.html

実は、上記の期間を昨日まで延長してきましたが、遂に本日P-01+D-01の展示
は終了してしまいました。これからはGrandiosoシリーズのみの試聴という事に
なりますが、皆様の感動は確実にこれからも引き継がれていくことでしょう。
どうぞ安心して、皆様の愛聴盤をお持ちになってご来店頂ければと思います。



担当:川又利明
TEL 03-3253-5555 FAX 03-3253-5556
kawamata@dynamicaudio.jp

お店の場所はココです。お気軽に遊びに来てください!!

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