《H.A.L.'s Hearing Report》


No.0484 - 2009/3/8

東京都江東区 M.Y 様より

H.A.L.'s “エフコン”Hearing Report」

“Friday concert”Vol.35はこんな企画でした。

http://www.dynamicaudio.co.jp/audio/5555/7f/brn/639.html

Documentary of“Friday concert”Vol.35は↓こちらです。

http://www.dynamicaudio.jp/audio/5555/7f/brn/641.html

そして、今回も参加者の皆様に記念撮影をお願いしました<m(__)m>

http://www.dynamicaudio.jp/file/090227/guest01.jpg

http://www.dynamicaudio.jp/file/090227/guest02.jpg

皆様のご感想はいかがでしたでしょうか? 早速ご紹介致しましょう!!

           -*-*-*-*-*-*-*-*-*-

Vol.170「アナログ/真空管のイメージが完全に崩れ去った!!」

下記の訪問記にてご紹介した会員です。
http://www.dynamicaudio.jp/audio/5555/7f/fan/hf_visi0015.html

川又様、

先日のエフコンでは、大変貴重な体験をさせて頂きまして、どうもありがとう
ございました。

まず申し上げたいのは、私の今までの…

・光には慣性が無いが、質量のある針には慣性がある。
  だから、高域、大音量、トランスポータ出力の情報量と精度は、光学ピック
 アップが優れている。

・真空管は、そもそもの構造が不安定。温度や振動といった外乱を受けやすい。
 角が落ちた、やさしくて丸っこい音になる。

といったアナログ/真空管のイメージが完全に崩れ去ったということです。

特に印象的だったのは「ツマミ食い」のEaglesのドラムでした。

■Eagles / Long Road Out Of Eden「6. I Don't Want To Hear Any More 」
 「9. Fast Company 」
http://www.eaglesband.com/
http://www.eaglesband.com/discography.php

強力なパワーをS9900に叩き込み、38センチのウーファを正確に制動する
Octave/Jubileeのパワーアンプには、本当に感心しました。

そして、アナログの全曲を通じてのディテールの緻密さ、空気感といった情報
量の多さは、恐らく私はCDとの違いを聴きとることはできないと思いました。

Caliburnのプレイヤーと、Octave/Jubilee のプリアンプの性能に驚きました。
終演後に、以前から置いてあった Caliburn を、改めて見てみました。

トーンアームの形も、ピックアップも、今まで見たことのないものでした。
短い時間ではありましたが、最先端のアナログ/真空管の技術を、実感するこ
とができました。

JBLをまともに聴いたのは初めてでしたが、当日の主役である S9900 の音も、
もちろんのこと楽しかったです。

正直申し上げて、最初のLOUIS ARMSTRONGの印象は、さほどでもなかったので
すが、だんだんボリュームが上がるにつれて S9900 が気持ち良く鳴りだすの
がわかりました。

こういった機材はもとより、電源からラック、ボード、ケーブル、ルーム
チューニングといったHALの環境があってこそで、他所ではまず聴くことので
きない音を聴かせていただきました。

楽しいエピソードのご紹介とともに、稀有な体験をさせて頂きましたことに
感謝いたします。

            -*-*-*-*-*-*-*-*-*-

川又より

M.Y 様ありがとうございました。JBL Project K2 S9900が主題ではありました
が、実はオーディオシステムはコンポーネント全体で初めて音質が語れるもの
であり、同じスピーカーでもこう変化するのか、という経験こそ私が狙って
いたものでした。

それはなぜか? 優秀なスピーカーほど敏感に反応するというセオリーがある
からです。GOLDMUND TELOS 5000、そして後半ではOctave Jubileeシリーズと
錚々たる製品が演奏されたわけですが、K2 S9900が敏感に反応していたという
ことが最も重要なことなのです!!

Eaglesのつまみ食いの短時間のドラムの音、これなどはまさに私が狙っていた
スピーカーの得意技を知っているからこそのものでした。

最後にもっともっと大切なことは、このようなシステムの音質変化に対して
ご参加頂いた皆様こそ敏感に反応されていたということなのです!!

どうぞ耳を鍛えて頂き、これからのオーディオを楽しんで頂ければと思います。
JBL Project K2 S9900が聴きたくなったら私にご相談下さいませ(^^ゞ
ありがとうございました。

皆様もハルズサークルのお仲間に入りませんか!?


HAL's Hearing Report