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H.A.L.担当 川又利明


2010年9月26日
No.755 「FrancoSerblinの本音を伝えるフランコ語録とは!?-Vol.6」
 
http://www.dynamicaudio.jp/audio/5555/7f/brn/742.html
 
上記の本文に次の一節がありました。
 
「ある意味ではFrancoSerblinを最も知る日本人として、更に女性の目から
 見たダンディズムをオーディオという世界で発揮する男性と、そのファミ
 リーとの親交からFrancoSerblinの思想を最も忠実に私たちに伝えてくれる
 貴重な人材でもあるわけです」
 
とは株式会社アーク取締役 宮崎美穂 様のことを述べているわけですが、
H.A.L.'s"Ktema"Partyが開催されて参加者の皆様からありがたいメールを日々
頂戴しておりますが、今度は宮崎さんからもメッセージを頂きました!!
 
「そのようなわけで、フランコにまつわるエピソードは、尽きることなく
 湧いてきます。クテマが完成したとの知らせを受けイタリアに飛んだ際、
 挨拶もそこそこに氏が発した第一声とは?!
 
 クテマの試聴パーティで色々とご紹介できたらと思っています。」
 
ということで、↓来場者の前で達者なスピーチを披露する宮崎美穂さんです!!
 
http://www.dynamicaudio.jp/file/100910/P1080167.JPG
 
しかし、緊張気味の宮崎さんはまだまだ語りつくせない事があったのです…
 
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ダイナミックオーディオ5555
川又店長様
 
お世話になっております。
ハルズサークルのメールマガジン、たいへん有り難く拝見させて頂きました。
H.A.L.'s"Ktema"Partyご参加メンバー様の温かなメッセージの数々に心が慰め
られ、皆さまのお心遣いに感謝の気持ちで一杯になりました。
 
心より御礼申し上げたく存じます。ありがとうございました。
 
あのようなパーティは私も初めての経験でしたが、音楽を愛する素敵な方々と
クテマで醸し出された濃密な空間を共有する、それは予想以上の気持ち良さで、
私は感動いたしました。
 
ご参加くださいました皆さまそして川又様に、心より感謝申しあげます、
ありがとうございました。
 
実はひとつ心残りなことがあるのです。
 
折角頂戴したお時間で私の口からもっとお伝えすることがあったなぁと、あと
になって思い返すと後悔の念が頭をもたげるのです。
 
クテマお披露目の日に語られた"フランコ語録"です。
印象深かったひとことをメモしていました。
 
私の胸の内に温めていても仕方がないので、ここで紹介してもよろしいですか?
 
■フランコ語録 その.12
 
「クロスオーバーはシステムに命を授ける大切な部分だから、一度たりとも
 コンピューターに頼る事はしなかった。まず回路を作り、聴いては直し、
 聴いては直すの繰り返しを続け、その都度測定をし、耳で確認しながら突き
 詰めてゆくんだ。だから自分の作り出す作品は、時には6dBオクターブの
 システムもあれば、このクテマのように18dBオクターブのシステムも
 出来る。なにごともトライして、その時に最良なものを見つけ出すのさ。」
 
 
■フランコ語録 その.13
 
「この突板(シカモア)はロベルト・ペルドロンチン(エンクロージャー製作
 職人)と一緒に探し当てたんだ、その時は興奮して在る物全部買い占めたよ。
 結構な出費になったけど財産だから興奮するね。分量は当分の間充分だ。」
 
 
■川又より
 
http://www.dynamicaudio.jp/audio/5555/7f/brn/753.html
 
先日の「フランコ語録」の解説の中で私は次のように述べていました。
 
「私はコンピューターでシミュレーションすることで開発期間を短縮したと
 いう話しをアメリカの某メーカーの担当者から聴いたことがあります。
 その時は試作品を作る時間が短縮できるので試聴する時間が増えるという
 メリットを尊重して納得していたものでした。しかし、違うようです…。」
 
その.12を読んでクロスオーバーネットワークでも同様なカットアンドトライ
を繰り返していたんだ、ということが改めて実感されました。コンピューター
で予測し試作品の製作期間を短縮する、でもクロスオーバーネットワークは
スピーカーユニットやエンクロージャーの試作のように多くの時間をかけて
形を作るものではありません。
 
むしろ、スピーカーシステムのシグナルパスを司る最重要部分ですから音質に
直結してくるわけです。そして、インダクター、キャパシター、レジスターと
いう素子の定数と組み合わせ、そしてデバイスの品質によって音が決定すると
いう正に心臓部と言える部分なわけです
 
つまり機械的な造形を作り出すというものではなく、デバイスの選択と使い方
で音質決定をするものであり、試作品の製作時間短縮という事では周波数特性
と位相特性の両方を耳で判定するということが必要になってくるポイント。
 
これらの特性をコンピューターでシミュレーションすることは画面上では可能
であるわけだが、そこに音質判断が出来る推測というものをフランコは信用し
ていないということなのでしょう。わかりますね〜、グラフを見て判断できる
ことと耳で聴かなければ判断できない事をフランコは自身のこだわりとして
貫いたということであり、耳で判定した後に測定して確認するという手順で
電気的な根拠を準備していたという事です。感性が先行するモノ作りですね。
 
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その.13では何とシカモア材を買い占めたという。これは楽器職人から苦情が
出るかもしれませんね〜だって…あのStradivariやギターの甲板として使われ
るという高級木材なのですから!!
 
http://www.fuchu.or.jp/~kagu/mokuzai/sika.htm
 
こういう木材は買いたくともすぐに見つかるような代物ではありません。
運よく探し当てた時の興奮はフランコならではのことでしょう。
 
それを財産として自認するほど貴重なものであり、それをKtemaの装いに採用
したということはオーナーの価値観を大変高めるものだと思います。
 
ちなみに私が受注したKtemaは全てシカモア仕上げで、特注品としているピア
ノブラックを選択された方は一人もいらっしゃいませんでした。
 
光沢のあるブラックも美しいでしょうが、ヴァイオリンの甲板と同じ木材で
Ktemaの大きな外装面を一枚ずつ仕上げるシカモア材の美しさと価値観を皆様
ともに理解され求められたのでしょう? あと何台分のシカモア材がストック
されているのでしょうね? 当分の間充分だ、と言われても三年、五年先まで
もつのでしょうか〜? ちょっと不安になった方はぜひ前向きにご検討下さい!!
 
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川又より
 
宮崎様ありがとうございました。そして、「フランコ語録」にはまだまだ続き
があるのですが、一つずつをじっくりと噛みしめて頂こうと小出しにご紹介
させて頂こうと考えています。(^^ゞ続報にご期待下さいませ!!
 
そして、フランコ語録の示すところはKtemaの音です!!
ぜひ皆様の耳と感性でご確認下さい。ご来店をお待ちしております!!


このページはダイナフォーファイブ(5555):川又が担当しています。
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