発行元 株式会社ダイナミックオーディオ
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H.A.L.担当 川又利明


2010年9月20日
No.753 「FrancoSerblinの本音を伝えるフランコ語録とは!?-Vol.4」
 
http://www.dynamicaudio.jp/audio/5555/7f/brn/742.html
 
上記の本文に次の一節がありました。
 
「ある意味ではFrancoSerblinを最も知る日本人として、更に女性の目から
 見たダンディズムをオーディオという世界で発揮する男性と、そのファミ
 リーとの親交からFrancoSerblinの思想を最も忠実に私たちに伝えてくれる
 貴重な人材でもあるわけです」
 
とは株式会社アーク取締役 宮崎美穂 様のことを述べているわけですが、
H.A.L.'s"Ktema"Partyが開催されて参加者の皆様からありがたいメールを日々
頂戴しておりますが、今度は宮崎さんからもメッセージを頂きました!!
 
「そのようなわけで、フランコにまつわるエピソードは、尽きることなく
 湧いてきます。クテマが完成したとの知らせを受けイタリアに飛んだ際、
 挨拶もそこそこに氏が発した第一声とは?!
 
 クテマの試聴パーティで色々とご紹介できたらと思っています。」
 
ということで、↓来場者の前で達者なスピーチを披露する宮崎美穂さんです!!
 
http://www.dynamicaudio.jp/file/100910/P1080167.JPG
 
しかし、緊張気味の宮崎さんはまだまだ語りつくせない事があったのです…
 
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ダイナミックオーディオ5555
川又店長様
 
お世話になっております。
ハルズサークルのメールマガジン、たいへん有り難く拝見させて頂きました。
H.A.L.'s"Ktema"Partyご参加メンバー様の温かなメッセージの数々に心が慰め
られ、皆さまのお心遣いに感謝の気持ちで一杯になりました。
 
心より御礼申し上げたく存じます。ありがとうございました。
 
あのようなパーティは私も初めての経験でしたが、音楽を愛する素敵な方々と
クテマで醸し出された濃密な空間を共有する、それは予想以上の気持ち良さで、
私は感動いたしました。
 
ご参加くださいました皆さまそして川又様に、心より感謝申しあげます、
ありがとうございました。
 
実はひとつ心残りなことがあるのです。
 
折角頂戴したお時間で私の口からもっとお伝えすることがあったなぁと、あと
になって思い返すと後悔の念が頭をもたげるのです。
 
クテマお披露目の日に語られた"フランコ語録"です。
印象深かったひとことをメモしていました。
 
私の胸の内に温めていても仕方がないので、ここで紹介してもよろしいですか?
 
■フランコ語録 その.8
 
「ウーファーにメタルコーンを使っているのは、より力強い、印象的な低音に
 なるから。でもミッドレンジには絶対ペーパーコーンがいいね。」
 
 
■フランコ語録 その.9
 
「今の世の中の流れは複雑になり過ぎている気がする。でも、どんなに沢山の
 ものが世に出ても、未来に残るべき価値のあるものは所詮ひとつかふたつ。
 そういう意味では、新しい部品や商品が優れたものとは全く限らないんだ。
 変な思い込みをしないことが大事だ。自分で試して、本物の確信がもてるか
 どうか、己の感性を信じて見極めることだ。」
 
(注釈:ユニットデザインにあたり、トゥイーターには往年の定番品スキャン
 スピークのD29をカスタマイズしたものを使用。最新のものも沢山試したの
 だが、結局一番良かったのがこれだったという話の際)
 
 
■川又より
 
ウーファーにメタルコーン、ミッドレンジにはペーパーコーン、そして
トゥイーターには28mm径のシルクコア・ソフトドーム・ドライバーを採用した
Ktemaですが、その選択は全てフランコの耳と感性で行ってきたという事実。
 
その.9で紹介しているトゥイーターD29というユニットは実は6年ほど前に開発
され製造が現在でも継続しているという既に歴史あるスピーカーユニットです。
 
ダイヤモンド・トゥイーターを私は否定も肯定もしません。でも、高価なその
ユニットを搭載したからと言ってリスナーを感動させる音が必ず出るという
ことはあり得ません。
 
Ktemaの高域特性は33KHzまでとしていますが、33KHzから上はスパッとなく
なってしまうというものではありません。緩やかにロールオフしていきます。
 
スピーカー作りのマエストロには色々なユニットメーカーから新製品、新開発
のハイスペックなドライバーの売り込みが多々ある事でしょう。
 
それらのユニットメーカーが推薦する最新のものだけを受け入れれば良い音の
スピーカーが出来上がるのでしょうか?高度な製造技術と豪華な無響室に高価な
測定機を揃えたユニットメーカーの売り言葉に乗せられて、そのセールスポイ
ントの高性能なスペックを自社製品のカタログに意気揚々と掲載する事だけで
聴き手に感動を与えるスピーカーとして認知されるのでしょうか?
 
広告に大枚をはたいて量産し世界中の多数のショップで大量に販売することを
経営理念としているスピーカーメーカーはそれでいいでしょう。売り上げ規模
の絶え間ない拡大あってこそ維持していける経営の会社では絶えず市場に刺激
を与えるような新製品の開発が必要なのです。
 
その刺激とは低価格で高性能、という競争力を発揮する感性以外のスペック
競争という広告で動かされる消費者をターゲットにした商品でしょう。
 
Ktemaは月産5セットという完全なハンドメイドで作られています。その生産規
模はフランコが目指したものを実現するために必要な条件であり、また彼の
こだわりを貫くスピーカーメーカーとしての存在意義を大量販売という枠組み
の外に置く事によって具現化したものなのです。これらは何を意味するのか?
 
それはフランコ自身の耳と感性で作り上げたという自負に他なりません。
 
「自分で試して本物の確信がもてるかどうか、己の感性を信じて見極めることだ。」
 
この一言に象徴されるフランコの自信とは、全てを自分で納得いくまで聴いて
確認するという途方もない開発期間に裏付けられているものなのです!!
 
私はコンピューターでシミュレーションすることで開発期間を短縮したという
話しをアメリカの某メーカーの担当者から聴いたことがあります。その時は
試作品を作る時間が短縮できるので試聴する時間が増えるというメリットを
尊重して納得していたものでした。しかし、違うようです…。
 
一見無駄と思えるような試作機の試聴、耳で試して選択するという途方もない
手間暇。しかし、ダメな物を聴く事で学習する事も多いことなのでしょう。
つまり、美味しいものとまずいものの両方を食べなければ美味しさを語れない
ということなのでしょうか?
 
その膨大な労力の中で培われた感性というものに私は敬意を表します。
そして、少なくとも…この私も確信が持てて見極めたものしか推薦しません。
 
そんなモノ作りへのこだわり、それはコストと合理化以外の局面で作品の完成度
に大きく表れてきます。
 
プライスタグのゼロの数が多いというだけで推薦の根拠とかるのか? Ktemaは
確かにお安い商品ではありません。それはフランコによって既に芸術レベルの
作品としてのポジションを得て誕生しているからで、フランコの感性の共感す
る人々に認めて頂ければいい…、そんなプライドの表れでもあります。
 
http://www.dynamicaudio.jp/audio/5555/7f/brn/739.html
 
私はKtemaとの最初の出会いで自然と↓思ったものでした。
 
「私は、その姿を見た瞬間にFrancoSerblinに敬意を表しなければと思ったので
す。」
 
美しい音を出すスピーカーは常に美しくしていたいものなのです。
目と耳と心が美しさに満たされるという経験、これは既に芸術です!!
 
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川又より
 
宮崎様ありがとうございました。そして、「フランコ語録」にはまだまだ続き
があるのですが、一つずつをじっくりと噛みしめて頂こうと小出しにご紹介
させて頂こうと考えています。(^^ゞ続報にご期待下さいませ!!
 
そして、フランコ語録の示すところはKtemaの音です!!
ぜひ皆様の耳と感性でご確認下さい。ご来店をお待ちしております!!


このページはダイナフォーファイブ(5555):川又が担当しています。
担当川又 TEL:(03)3253−5555 FAX:(03)3253−5556
E−mail:kawamata@dynamicaudio.co.jp
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