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H.A.L.担当 川又利明


2010年9月18日
No.752 「FrancoSerblinの本音を伝えるフランコ語録とは!?-Vol.3」
 
http://www.dynamicaudio.jp/audio/5555/7f/brn/742.html
 
上記の本文に次の一節がありました。
 
「ある意味ではFrancoSerblinを最も知る日本人として、更に女性の目から
 見たダンディズムをオーディオという世界で発揮する男性と、そのファミ
 リーとの親交からFrancoSerblinの思想を最も忠実に私たちに伝えてくれる
 貴重な人材でもあるわけです」
 
とは株式会社アーク取締役 宮崎美穂 様のことを述べているわけですが、
H.A.L.'s"Ktema"Partyが開催されて参加者の皆様からありがたいメールを日々
頂戴しておりますが、今度は宮崎さんからもメッセージを頂きました!!
 
「そのようなわけで、フランコにまつわるエピソードは、尽きることなく
 湧いてきます。クテマが完成したとの知らせを受けイタリアに飛んだ際、
 挨拶もそこそこに氏が発した第一声とは?!
 
 クテマの試聴パーティで色々とご紹介できたらと思っています。」
 
ということで、↓来場者の前で達者なスピーチを披露する宮崎美穂さんです!!
 
http://www.dynamicaudio.jp/file/100910/P1080167.JPG
 
しかし、緊張気味の宮崎さんはまだまだ語りつくせない事があったのです…
 
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ダイナミックオーディオ5555
川又店長様
 
お世話になっております。
ハルズサークルのメールマガジン、たいへん有り難く拝見させて頂きました。
H.A.L.'s"Ktema"Partyご参加メンバー様の温かなメッセージの数々に心が慰め
られ、皆さまのお心遣いに感謝の気持ちで一杯になりました。
 
心より御礼申し上げたく存じます。ありがとうございました。
 
あのようなパーティは私も初めての経験でしたが、音楽を愛する素敵な方々と
クテマで醸し出された濃密な空間を共有する、それは予想以上の気持ち良さで、
私は感動いたしました。
 
ご参加くださいました皆さまそして川又様に、心より感謝申しあげます、
ありがとうございました。
 
実はひとつ心残りなことがあるのです。
 
折角頂戴したお時間で私の口からもっとお伝えすることがあったなぁと、あと
になって思い返すと後悔の念が頭をもたげるのです。
 
クテマお披露目の日に語られた"フランコ語録"です。
印象深かったひとことをメモしていました。
 
私の胸の内に温めていても仕方がないので、ここで紹介してもよろしいですか?
 
■フランコ語録 その.6
 
「自分は不自然にお腹にドスドス響いてくるように作られた低音は好きでは
 ないんだ。それで、クテマではコンサートホールで聴くような自然な低音
 デザインを心がけた。それにしても最近多くないか?
 ドスンドスン痺れるように誇張した低音。それがいい音のバロメータだと
 思われてもねぇ〜困るよ」
 
■フランコ語録 その.7
 
「使用する部品各々の品質はもちろん大事、でも、それよりもっと重要なのは、
"チューニング"だ。自分の感性による"チューニング"、それが音を決める。」
 
■川又より
 
「ベース・ジャンキー」という言葉を覚えている方は少ないでしょうね〜。
 
http://www.dynamicaudio.jp/audio/5555/7f/oto/oto11.html
 
上記の随筆でフランコが手掛けたSonusfaber時代のGuarneri Homageが発表さ
れた時にこの↓人物が描いた記事に使われていた言葉でした。
 
http://www.dynamicaudio.jp/audio/5555/7f/brn/357.html
 
ken kesslerです。彼の評論でGuarneri Homageを述べる時に「ベース・ジャン
キー」という言葉を私も初めて目にして、なるほどね〜と思ったものでした。
 
ken kesslerの言葉はフランコのセンス、設計方針のプライオリティーという
ことに置き換え出来るわけです。この17年ほど前のフランコがGuarneri Homage
という作品で世に問うた低音再生の在り方は今でも変わらないという事です!!
 
そこで、その.6のフランコの言葉が生きてくるわけです。そうです、フランコ
が目指しているのはコンサートホールで聴くような低域再生という思想です。
 
スタジオ録音で目の前にドラムやベースが、あたかも空間にに浮かぶ固形物の
ように、目の前のスピーカーが低音楽器そのものに変化したような至近距離で
の低音という質感を求めていないという事です。
 
つまりは、ドラムやベースをステージに上げて、リスナーは客席にいるという
臨場感をフランコは求めているのです!!
 
だからと言って、ジャズ、ロック、ポップスなどをKtemaで聴いたらいけないのか?
いいえ、違います。フランコのセンスを通じて全てのジャンルの音楽にアクセス
して欲しいということなのです。
 
これを分かって頂きたいのですが、実際にKtemaを聴いて頂ければ心地良い音
という言葉がリスナーの脳裏に浮かぶように極めて自然にご理解頂ける事でしょう!!
 
響きを作るスピーカーと私が述べていることは主にこの低域のさじ加減にある
と言っても過言ではないでしょう。
では、録音に含まれていない低音をスピーカーが出してもいいものなのか?
 
その答えがその.7にあるわけです。設計者によるチューニング、それは録音
されている信号の忠実再生という前提で行わなければならないわけですが、
これは当然Ktemaにおいても、そしてフランコのセンスにおいても当然のことで
基本事項として実現されているものです。
 
そして、そのチューニングを行うというセンスにおいて、私の言う音の美意識
という土台の上に立脚するものであり、これなくして響きをユーザーに納得
させる事は出来ません。
 
つまりはリスナーと同等、かつより以上に生の音楽に親しみ知っているからこそ、
フランコのセンスに説得力があるわけで、その意味ではKiso Acousticの原代表
も同様であると私は考えています。
 
スピーカーにおける原音再生とは崇高な目標ではありますが、逆に言えばそれ
が原音であるという立証が出来ない世界でもあるわけです。到達点として特定
出来ない原音という言葉に惑わされてはいけないと思います。
 
原音だと言われても美しさを感じないスピーカーには説得力はありません。
美意識を、それも高いレベルの感性を持っている人物であるからこそ自然な
音楽を提供する道具にステータスを持たせることが出来るのです!!
 
KtemaとHB-1の共通項がそこにあり、長らくオーディオビジネスをしてきた私に
美しさというものを感じさせてくれる新鮮さと魅力があるのです!!
 
つまり、フランコの目指すスピーカーの価値観として、臨場感を醸し出す空間
表現を可能とした演出がスピーカーの重要性として原音再生という考え方に
新しい1ページを追加したものと言えます。
 
測定機が作るようなスピーカーではなく、人間性が作り出すスピーカー。
それが名人芸、職人芸として高められたレベルであれば私は受け入れます。
 
皆様、フランコ語録の言葉の意味は簡単に理解することが出来ます。
それは理屈ではなく感性で皆様に体験して頂く事で自然に皆様の胸にしみ込む
演奏を聴いて頂ければ良いだけなのですから…!!
 
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川又より
 
宮崎様ありがとうございました。そして、「フランコ語録」にはまだまだ続き
があるのですが、一つずつをじっくりと噛みしめて頂こうと小出しにご紹介
させて頂こうと考えています。(^^ゞ続報にご期待下さいませ!!
 
そして、フランコ語録の示すところはKtemaの音です!!
ぜひ皆様の耳と感性でご確認下さい。ご来店をお待ちしております!!


このページはダイナフォーファイブ(5555):川又が担当しています。
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