発行元 株式会社ダイナミックオーディオ
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H.A.L.担当 川又利明




2008年8月27日
No.610 「H.A.L.'s One point impression!!-VIVID Audio“the G1 GIYA ” 」
2008年6月18日、遂にthe G1 GIYAを目撃してきました!!

http://www.stellavox-japan.co.jp/news/news/?no=137
http://www.stellavox-japan.co.jp/news/others/?no=138

私はLaurence Dickie本人から情報を引き出すのに追われており、また下記の
ように後日H.A.L.に持ち込まれる予定もあり、この会場では音質を見極めると
いうことはせず、流れていた音を聞き流すという程度でした。

http://www.dynamicaudio.jp/audio/5555/7f/brn/593.html

そして、2008年6月26日の木曜日。私は定休日でしたが遂にG1 GIYAがH.A.L.に
搬入されてきました。その模様を天野に撮影しておくように指示していました
が、梱包状態などもこれらからおわかり頂けるものと思います。

http://www.dynamicaudio.jp/file/080628/736.jpg
http://www.dynamicaudio.jp/file/080628/738.jpg

南アフリカから空輸されてくる梱包状態はこのような大きな木箱でした。
高さが1700mmあるG1 GIYAがすっぽり納まっているのですから、そのはずです。

http://www.dynamicaudio.jp/file/080628/743.jpg
http://www.dynamicaudio.jp/file/080628/744.jpg

その木箱の蓋を取ると、このようにG1 GIYAが横たわっていました。

http://www.dynamicaudio.jp/file/080628/746.jpg

その木箱を先ず引き起こします。

http://www.dynamicaudio.jp/file/080628/748.jpg

G1 GIYAが垂直の状態で木箱から取り出しました。

http://www.dynamicaudio.jp/file/080628/753.jpg

G1 GIYA本体の底部にはスパイクを取り付けるナットが埋め込まれていますが、
そのネジ穴に輸送用固定ビスが締めこまれて固定されているようです。
この写真でもウーファーのそばに独特な形状のバスレフポートがあるのが
見えています。

http://www.dynamicaudio.jp/file/080628/756.jpg

これが付属のスパイクです。それほど大きなものではなく、6個で本体を支持
するようになっています。

http://www.dynamicaudio.jp/file/080628/759.jpg

滅多にお目にかかれない底部です。上記のネジ穴とWBT入力端子があります。
ご覧のようにパイワイヤ―仕様です。

http://www.dynamicaudio.jp/file/080628/764.jpg

私が設定したポジションに設置しました。しかし、この存在感は凄いです!!
デザインもカラーリングも当フロアー始まって以来初のものでしょう!!

そして、本邦初公開のG1 GIYAの実演は下記のシステムを行いました。
スピーカーケーブルにご注目下さい。


    ◇ VIVID Audio“the G1 GIYA ”-inspection system ◇

GOLDMUND Multiformat Player EIDOS REFERENCE (税別\8,500,000.)
http://www.stellavox-japan.co.jp/products/goldmund/ultimate/eidos_ref.html
■このプレーヤーに関しては販売完了なので変更の可能性があります。
     ↓  
GOLDMUND LINEAL DIGITAL CABLE
      ↓   
GOLDMUND  MIMESIS 24ME(税別\5,800,000.)
http://www.stellavox-japan.co.jp/products/goldmund/ultimate/mimesis24.html
      ↓  
GOLDMUND LINEAL DIGITAL CABLE
      ↓  
GOLDMUND TELOS 2500(税別\13,500,000.)
http://www.stellavox-japan.co.jp/products/goldmund/ultimate/telos2500.html
     ↓  
JORMA PRIME Loudspeaker cable 3-meter Biwire/pair(税別 \3,350,000.)
http://www.cs-field.co.jp/jormadesign/jormadesignmain.htm
     ↓
VIVID Audio“the G1 GIYA ”(税別\6,400,000.)
http://www.dynamicaudio.jp/file/080107/Vivid_Giya_Preview.pdf
http://www.stellavox-japan.co.jp/news/news/?no=137
http://www.stellavox-japan.co.jp/news/others/?no=138

            -*-*-*-*-*-*-*-*-*-

搬入した翌日の27日、私は先ずは初歩的なセッティングの確認を行いました。
左右スピーカーのトゥイーター間の間隔は3.2メートル、トゥイーターから
私の耳までが約3.7メートルという配置。

以前にはVIVID AudioはB&W Nautilusや800シリーズのようにクロスセッティング
はふさわしくないという判断もあり、左右のG1 GIYAは私に対して正対するよ
うな角度で微調整した。

セットアップしてからバーンインCDを毎晩リピートさせ、かつ営業中も通しで
演奏を続け、ほぽ70時間程度のバーンインが進行してきました。

来客の合間をぬって試聴を始めましたが、一昨日より昨日、昨日より今日と
日増しに魅力的になっていく音質を確認しています。初日から三日連続で聴き
続けているのがこの曲です。


■マーラー交響曲第一番「巨人」小澤征爾/ボストン交響楽団/1988年録音

いつもは第二楽章をもっぱら聴いていますが、今回は第一楽章から最後まで
聴き続けてしまいました。こんなことは珍しいです。(^^ゞ

第一楽章の冒頭は小刻みに弓を当てながら目一杯のピアノでヴァイオリンが
特定の音階を弱音でずっと奏で続ける導入部。大自然の夜明け、森林に次第に
降り注ぐ朝日に目覚めた鳥たちが鳴く様子を木管楽器が見事に描いていきます。

ゆったりとした演奏から次第に主題の旋律が始まる雄大な展開は何回聴いても
素晴らしいものですが、私の感動はこれまでの体験を超越したものでした!!

「なんなんだ!! この音場感!! この質感は!!」

とにかく、この私でさえも未体験の音でした!!当然、ベストポジションで確認
した音質ですが、この感動と音質を述べるには相当なエネルギーが必要です!!

発注してあるMidnight blueのG1が入荷してくるのは来月の予定。
貴重な輸入元の試聴機がここにあるのはあと三日間。^_^;

            -*-*-*-*-*-*-*-*-*-

2008年6月27日から7月2日の期間にthe G1 GIYAを下記のように聴くことができ
たわけですが、これはほんの序章という程度だったものです。

http://www.dynamicaudio.jp/audio/5555/7f/brn/593.html

そして、既報のように待ちきれずに輸入元のデモ機であるBarocco Red仕上げ
のG1をお借りして私の最大の関心事であったNautilusとの競演をスタートさせ
ました。一昨日一日がかりでセッティングし、勝手知ったる我が部屋で入念な
セットアップを行った結果が次の状態です。

http://www.dynamicaudio.jp/file/080823/G1_Nautilus01.jpg

H.A.L.において、これだけのスペースを贅沢に与えられたスピーカーも大変
少ないものであり、これから様々なコンポーネントとの共演を繰り返していく
ステージが出来上がったというものです。

前回のセッティングとは違い思い切ったスペースを有効活用することにして、
左右スピーカーのトゥイーター間の間隔は3.5メートル、トゥイーターから
私の耳までが約4.0メートルという配置。ただ、他のスピーカーがないので
本当に広々とした印象で以前よりも左右の間隔は大きくなったように思われます。

そして、“B-board”も使用して足元を固め、これからの本格的な試聴と検証
を行っていく土台を作ったものです。

左側のNautilusの手前に見えるのは待ちに待ったdCS Scarlatti シリーズの
ブラックタイプです。以前のノーマルな仕上げとは全く雰囲気が違う重厚で
精悍な顔付きで、あたかも新製品のようです。

Nautilus用のGOLDMUND TELOS 600が8台並んだ姿は壮観であり、この写真には
写っていないフロントエンドによる下記のシステムでG1 GIYAの演奏を開始し
ました。

    ◇ VIVID Audio“the G1 GIYA ”-inspection system ◇

GOLDMUND Multiformat Player EIDOS REFERENCE (税別\8,500,000.)
http://www.stellavox-japan.co.jp/products/goldmund/ultimate/eidos_ref.html
■このプレーヤーに関しては販売完了なので変更の可能性があります。
     ↓  
GOLDMUND LINEAL DIGITAL CABLE
      ↓   
GOLDMUND  MIMESIS 24ME(税別\5,800,000.)
http://www.stellavox-japan.co.jp/products/goldmund/ultimate/mimesis24.html
      ↓  
GOLDMUND LINEAL DIGITAL CABLE
      ↓  
GOLDMUND TELOS 2500(税別\13,500,000.)
http://www.stellavox-japan.co.jp/products/goldmund/ultimate/telos2500.html
     ↓  
JORMA PRIME Loudspeaker cable 3-meter Biwire/pair(税別 \3,350,000.)
http://www.cs-field.co.jp/jormadesign/jormadesignmain.htm
     ↓
VIVID Audio“the G1 GIYA ”Barocco Red(税別\6,400,000.)
http://www.dynamicaudio.jp/file/080107/Vivid_Giya_Preview.pdf
http://www.stellavox-japan.co.jp/news/news/?no=137
http://www.stellavox-japan.co.jp/news/others/?no=138

            -*-*-*-*-*-*-*-*-*-

http://www.dynamicaudio.jp/file/080823/G1_Nautilus01.jpg

この写真は8月23日のセッティング翌日に撮影したものですが、ラックの左端
に見慣れないCDプレーヤーがあります。そして、ご存じHALCRO dm8の下にも
同社のプリアンプがセットしてあります。そして、次の写真です!!

http://www.dynamicaudio.jp/file/080823/G1_Nautilus02.jpg

赤いG1 GIYAに赤いフェルトの“B-board”がセットされていますが、その前に
大きなパワーアンプがありますね。上記のフロントエンドと同じsoulutionの
フラッグシップ・パワーアンプ“700”の雄姿です!!

これらの新製品は実は8月18日に持ち込まれ、NEOで試聴をしていたものです。
しかし、その素晴らしさをお伝えする時間的・精神的ゆとりがなく時間が経過
していましたが、8月25日には輸入元が引き上げてしまうものです。

http://www.dynamicaudio.jp/audio/5555/7f/brn/556.html
「なぜsoulutionなのか!?美しく逞しい空前絶後のパフォーマンスとは!!」

ということで、昨年末に私のインプレッションを述べていましたが、いよいよ
同社のCDプレーヤーとモノラルパワーアンプが登場したというのですから、
今のうちにG1 GIYAとペアリングさせて聴いておかなければと考えてしまうの
は無理からぬことでしょう。そこで次のシステム構成をセットアップしました。


  ◇ VIVID Audio“G1 GIYA & soulution ”-inspection system ◇

………………………………………………………………………………
soulution CD Player 740   (税別\6,500,000)
http://www.dynamicaudio.jp/file/080922/soulution_740.pdf
http://www.soulution-audio.com/english/e_home.html
     and
TRANSPARENT PLMM+PI8(税別\606,000.)
http://www.axiss.co.jp/transparentlineup.html#POWER
………………………………………………………………………………
                ▽ ▽ ▽

Stealth Indra Dynamic Audio 5555 HAL.XLR/2.0m (税別\2,204,000)
http://www.dynamicaudio.jp/audio/5555/7f/brn/315.html
http://www.highend.jp/stealth01.htm
                ↓ ↓ ↓  
JORMA DESIGN JORMA PRIME XLR/2.0m  (税別\1,350,000)
http://www.cs-field.co.jp/jormadesign/jormadesignmain.htm
http://www.dynamicaudio.jp/audio/5555/7f/oto/oto55.html

                ▽ ▽ ▽
………………………………………………………………………………
soulution stereo line level pre amp 721   (税別\3,500,000)
http://www.noahcorporation.com/soulution/720.html
http://www.soulution-audio.com/english/e_home.html
     and
TRANSPARENT PLMM+PI8(税別\606,000.)
http://www.axiss.co.jp/transparentlineup.html#POWER
………………………………………………………………………………
                ▽ ▽ ▽

ESOTERIC 7N-A2500 XLR 7.0m (税別\2,280,000)
http://www.teac.co.jp/av/esoteric/mexcel/2500.html
                ↓ ↓ ↓  
JORMA DESIGN JORMA PRIME XLR/7.0m  (税別\3,450,000)
http://www.cs-field.co.jp/jormadesign/jormadesignmain.htm
http://www.dynamicaudio.jp/audio/5555/7f/oto/oto55.html

                ▽ ▽ ▽
………………………………………………………………………………
soulution  mono power amp 700   (1pair/税別\13,000,000)
http://www.dynamicaudio.jp/file/080922/soulution_700.pdf
http://www.soulution-audio.com/english/e_home.html
          and
TRANSPARENT PIMM+PLMM(税別\606,000.)×2set
http://www.axiss.co.jp/transparentlineup.html#POWER
………………………………………………………………………………
                ▽ ▽ ▽

JORMA PRIME Loudspeaker cable 3-meter Biwire/pair(税別 \3,350,000.)
http://www.cs-field.co.jp/jormadesign/jormadesignmain.htm

                ▽ ▽ ▽
………………………………………………………………………………
VIVID Audio“the G1 GIYA ”Barocco Red(税別\6,400,000.)
http://www.dynamicaudio.jp/file/080107/Vivid_Giya_Preview.pdf
http://www.stellavox-japan.co.jp/news/news/?no=137
http://www.stellavox-japan.co.jp/news/others/?no=138
………………………………………………………………………………

8月22日にG1 GIYAをセッティングした際にはGOLDMUNDのシステムを使い、入念
にリプレースメントを行いTELOS 2500とMIMESIS 24MEの素晴らしさを改めて
実感したものでした。

8月23日のこと、上記のような誘惑に駆られて私はsoulutionのシステムに切り
替えたものですが、その第一印象では強烈な低域の質感に先ず驚かされました。

オーケストラではコントラバスの響きがG1 GIYAのウーファーに驚嘆すべき力感
を与え、左右のG1 GIYAの周辺に濃厚なホールエコーをまき散らす。
そればかりかスタジオ録音のドラムやベースも圧倒的なエネルギー感が宿り
このモノアンプの潜在能力の奥深さを思い知らされる局面があったものだ!!

しかし、一般的ないわゆるボックスタイプのスピーカーやホーン型スピーカー
であれば、この強力なエネルギー感だけを取ってみても直線的に投げつけて
くる迫力に圧倒され、その威力にギブアップしてしまう人々も多いだろう。

しかし、私の感性では違った。微細な表現力、空間表現、緻密な描写力などの
項目ではどうしても疑問が残る。昨日までのGOLDMUNDの素晴らしさに比べれば
同じ1,300万円という価格帯のパワーアンプとして、また高価なCDプレーヤー
の能力としてこれでいいのだろうか? という疑問符がかける曲ごとに感じられ
せっかくの期待の新製品であり、昨年試聴したときの感動は何だったのか!?
と悩んでしまいました。

「いかん、どうしても納得できない!!」

どうしたものかと悩み、返却まで明日しか試聴できる時間はないのに…、
というジレンマから考えたのがケーブルのミスマッチではないのか?
CDプレーヤーからプリアンプはStealth、プリアンプからパワーアンプまでは
ESOTERIC、そしてスピーカーケーブルはJORMA PRIMEという布陣は各々を評価
すればどれも素晴らしいケーブルなのだが、食べ合わせ同様に組み合わせの妙
で相性が悪いのだろうか? と思いつきました。

http://www.dynamicaudio.jp/audio/5555/7f/oto/oto55.html

それで、上記の随筆でも述べているように以前VIVID Audioのスピーカーで
その素晴らしさを発揮したJORMA PRIMEに統一してみようということで、その
23日は徹夜でエンハンサーCDをリピートさせて最終日の今日に期待をかけて
いたものです。どんなケーブルでも16時間エンハンサーCDをリピートさせれば
バーンインはほぼ完了してくれるものです。
今日は期待して試聴室に入りました。

            -*-*-*-*-*-*-*-*-*-

8月24日メールの返信を午前中にすべて終わらせて早々に試聴室に入りました。
さあ、どうだ!! オールJORMA PRIMEにしてバーンインも行い、私が納得できる
音質に生まれ変わってくれたのか!?そして、いつもの課題曲を聴き続けました。

「う〜ん、やっぱだめだな〜。TELOS 2500とMIMESIS 24MEではあれほど感じ
 られたニュアンス、音場感、緻密さ、どれをとっても価格相応の音質とは
 言えないな〜。困ったな〜」

期待したsoulutionのフラッグシップ、サイズはW560×H306×D585mm、更に
重量は96Kgという巨躯に秘められたパワーは4オーム/860Wもあるのに…。

私はCDプレーヤーのデジタルフィルターの設定かなにか、楽音の余韻感や空間
表現に影響を与える音質調整機能があって、それが昨年の試聴の時と比べて
違うポジションになっているのではないかと説明書を読みなおしましたが、
ユーザーが音質調整できる機能は何もなさそうです。それほど魅力がない音!!

soulutionに関してはここで確認したステレオアンプだけを認めて、フラッグ
シップのモノラルアンプは評価できずということで明日返却するしかないか…
という瀬戸際の迷いと悩みに飲み込まれてしまい落胆しかけていました。

「私の経験からしても、シンプルな構成のアンプだから、他にいじりようは
 ないよな〜。どうしたものかな〜!?」

そこで、輸入元から手渡された翻訳された資料を読み直してみました。
↓原文はこちらです。

http://www.soulution-audio.com/english/e_700.html
http://www.soulution-audio.com/english/e_700highlights.html

□定格出力
ブリッジ接続時 / 1ch×430W(8オーム) 1ch×860W(4オーム)
バイアンプ時 / 2ch×110W(8オーム) 2ch×220W(4オーム)

輸入元の担当者が三人がかりで搬入し配線してくれた状態で今まで聴いてきま
したが、私の所に持ってくる前はすべてブリッジ接続になっていたようです。

このブリッジ接続の状態で雑誌の取材や他のショップでの試聴持ち込みをして
きたものらしく、輸入元でもブリッジ接続のみで音質評価していたらしいのです。

まあ、もともとがモノラルアンプであり、その威力としても出力は大きい方が
いいだろうし、またモノアンプという前提からも一台1チャンネルが当然のこと
でしょうから何も疑問は持たなかったのでしょう。

しかし!! 私には納得できませんでした。

TELOS 2500とMIMESIS 24MEが軽々と成し遂げていた圧倒的なノイズフロアーの
低さ、広大な音場感、微細な余韻の表現力、潤いを感じさせる弦楽器の肉声、
ダイナミックに展開し立ち上がりがハイスピードなリズム楽器の質感、どれを
とってみても最高峰と位置付けできるパフォーマンスを当たり前にしてきた
音質を知っている私からすれば、これは到底1,300万円という価値観とは言え
ない音質だったのです。

しかし、この時!!輸入元から渡された資料を読みながら、ギブアップしかけた
私の頭にひらめいたものがありました。

「なになに…、ブリッジ構成の二つのアンプを搭載している…、ブリッジ接続
 でモノラル動作、バイアンプドライブとして2チャンネル動作も可能…だと。
 ということは、ブリッジ接続を解除して2チャンネルアンプの片側だけを
 使うということもできるのか!! うん、これは試してみなければ!!」

The two amplifiers (Amp1 and Amp2) work according to the same technical
principal than the poweramplifier 710.

とwebにもあります。私はそもそも素晴らしいと評価したのがステレオアンプ
710だったわけですから、同様なテクノロジーで作られ、モノラルアンプとし
て単独の強力な電源部が搭載されていれば、もったいなくとも二つのアンプの
片側だけのパワーでも十分ですから。

確かに理論上ではブリッジ接続で出力は四倍になりますが、今までに私が経験
してきた数社のパワーアンプでは大出力になったというメリットよりも音質が
低下してしまうことの方が大きな問題であり、実際に使用するパワーであれば
ブリッジ接続する必要性はなしと判断した事例もありました。これは試して
みる価値がありそうだ!!

日本語の説明書は来ていないが、リアパネルにはブリッジとバイアンプの切り
替えスイッチがあり、出力端子にもジャンパーとスピーカーケーブルの接続法
がイラストで示されている。まあ、壊すことはなかろう(^^ゞということで
主電源を切りスイッチを切り替えケーブルをつなぎ直す。再度電源を入れると
フロントパネルのディスプレーには“DUAL”の表示が点灯した。これでいい!!

CDプレーヤーにはいつものディスクを入れっぱなしでプリアンプのボリューム
もそのままにしてある。さあ、いそいそと定位置のソファーに戻った…。

■マーラー交響曲第一番「巨人」第二楽章/小澤征爾/ボストン交響楽団

「あ〜!! おー!! 全く違うじゃない!! なにこれ!! これが私が認めていた
 soulutionの音です!! なんとまあ〜こんなことになろうとは!!」

弦楽器には豊潤な余韻感が突如として表れ潤いが増して素晴らしい質感に!!
管楽器からはほとばしるエコー感が左右G1 GIYAの中間にあふれだしている!!
コントラバスの響きは微細な残響まで提示されるので空間表現が広大になった!!
昨年の感動がモノアンプという再現性の優位を伴ってとうとう表れてきました!!

これですよこれ!!

こんなにアンプの設定変更で大きな変化があるのでは到底ケーブルの変更だけ
では追いつくはずがないです。この変化はケーブルの影響力を上回っています。
そして、この音質であるからこそ逆にJORMA PRIMEの素晴らしさが聴き取れる
というものでしょう!!

これでは課題曲をすべて聴き直さなければなりません。さあ、急げ!!

■ちあきなおみ/ちあきなおみ全曲集「黄昏のビギン」
http://www.teichiku.co.jp/teichiku/artist/chiaki/disco/ce32335.html

なんとなんと、イントロのギター、ヴァイオリンの質感からして大違いです。
ギターの弦の爪弾き一音ずつに生命観が宿ったように響きが濃厚になり、
ヴァイオリンに至っては自身が発するエコー感があたかも小ホールで弾いて
いるかのように音場感を形成する。これでこそsoulutionです!!

そして、いよいよちあきなおみのヴォーカルが!!

この時の私の感動をお伝えするのに次の写真をぜひご覧頂きたい!!

http://www.dynamicaudio.jp/file/080823/G1_Nautilus03.jpg

これはセンターポジションの私が見ているG1 GIYAの情景そのものです。
いつもの4対3ではなく、ハイビジョンと同じ9対16のHDTVモードで撮影して
みました。

この私が見ているセンターのあるNautilusそのものにヴォーカルの音像が
素晴らしい定位感と解像度で浮かび上がるのです!!
よくご覧になると左右のG1 GIYAのフォーカスは若干あまくなっていますが、
Nautilusが実にジャストフォーカスで写っているものですが、まさにその例え
のごとくNautilusが歌っているように、そこにちあきなおみがいるのです!!

何と!! G1 GIYAがNautilusを歌わせているかのようです!!

先ほどのブリッジ接続の音質とは比べ物にならないほど口許の描写が鮮明で、
彼女が発した声はオーラのように周辺にゆらめく余韻を広げていきます!!
この美しさ、情報量の素晴らしさ、絶妙な質感、どれをとってもGOLDMUNDと
まったくの互角と言ってよいでしょう!!

両社ともにプレーヤーからパワーアンプまでを自社のポリシーで連結させ、
そのパフォーマンスはG1 GIYAの船出を祝福するかのように至高レベルでの
演奏を聴かせてくれました!! 本当にこれは素晴らしいです!!

あとは使い手の好みで同じスイス製のGOLDMUNDかsoulutionという答えを出せ
ば良いだけです。その判定をするのにG1 GIYAという存在は大変素晴らしい、
かつ忠実で公平なリファレンスとして信頼できるものでしょう。

GOLDMUNDやsoulutionというエレクトロニクスコンポーネントを選択するため
の標準機器としてG1 GIYAで正確なジャッジメントができるものです。

そして、逆にG1 GIYAを鳴らす上で最高レベルのペアリングとして二社の魅力
は間違いのない候補であり、私の推薦の筆頭に位置するものとなりました。
ただし、ブリッジ接続の音質はお勧めしませんが^_^;

soulutionで聴くG1 GIYAの素晴らしさは8月24日の夕方にご来店された方々に
は体験して頂けました。幸いにも駆け込みで来店されたハルズサークル会員が
いらっしゃいますが、あとからこのエピソードを配信で読まれることでしょう。
どうぞご安心ください。私がチューニングした結果の音質でしたから(笑)

課題曲すべてのインプレッションを述べるには時間がありませんが、典型的な
スタジオ録音とオーケストラのすべてで、soulution本来の魅力とG1 GIYAの
更なる可能性を感じ取ることができました。当然、世界初の組み合わせです!!

soulutionシステムの再来はあるのか!?
Midnight blueのG1はいつ入荷するのか!?

まだまだお楽しみが続きます。どうぞご期待下さい。
そうそう、このsoulutionとG1 GIYAはH.A.L.'s Party 2008に登場します!!


このページはダイナフォーファイブ(5555):川又が担当しています。
担当川又 TEL:(03)3253−5555 FAX:(03)3253−5556
E−mail:kawamata@dynamicaudio.co.jp
お店の場所はココです。お気軽に遊びに来てください!!

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