本日は待望のESOTERIC ネットワークプレーヤー N-05
をご紹介させていただきます。
ESOTERIC N-05 ¥550,000(税別)
ESOTERICは早い段階からCD/SACD PLAYER、及びD/AコンバーターにUSB入力を搭載し、
その時代に出てきた対応フォーマット(DSD5.6M、11M等)にしっかり対応してきま
した。またオリジナルの再生ソフトも開発しPC AUDIOへの対応に関しましても前向
きに取り組んでいたと思います。
ただどうしてもESOTERICと言えばVRDSを象徴するCDのメカニズムが表に出てきてお
り、ESOTERICとしても前面に押し出しはしにくい状態であったと思います。
現にCDをリッピングした再生音よりCDで再生させた方が音が良いということもあっ
たと思います。
しかしここに来てネットワークプレーヤーのN-05を世に出してきました。
遅いのか早いのかはさておいて、このプロジェクトは1年そこらで完成させたという
訳ではなく、納得いく製品を作りたかったということで発売が遅くなったことは間
違いないでしょう。
この世界の進歩は早く、再作過程で新たな企画が出てくることもあります。
ここ最近でもDSDの11.2M対応の問題などあると思います。
さてN-05ですが、Network Audio Playerとして世に出しました。NはNetworkのNです
が、その後の数字に関しましては、CD/SACD PLAYERはK-01X、K-03X、K-05X、K-07X
というラインナップがありますが、1号機はCD/SACD PLAYERで言うところのK-05的な
位置づけとなります。
N-05 メーカーホームページはこちら
http://www.esoteric.jp/products/esoteric/n05/
1)ネットワークプレーヤー
ネットワーク内に置かれたNAS(音源をためておくストレージ)に入っているデー
ターをiPadなとのタブレットなどを使ってネットワークプレーヤーにLAN経由で信号
を送ります。その信号をアナログ変換にするD/Aコンバーターだと思っております。
このメリットとしてはネットワークがしっかりつながっていれば、3FにNASがあり、
1Fにオーディオ機器があっても問題がないという点です。またNAS1台に対して複数
のネットワークプレーヤーの使用が可能ということになります。
今現在入力信号形式:44.1 〜 384kHz、16bit 〜 32bit
リニアPCM、DSD 2.8MHz、5.6MHz
までのフォーマットに対応しております。
またネットワークプレーヤーのコントロールに関しまして、重要になってきますの
が、NASというよりもNASの中に入っているメディアサーバーになっております。
カタログ表記では推奨サーバーソフトはMinimServerとなっております。
一般的にはLINNが推奨しているQNAP社のNASや、バッファロー社のDELA、IO DATA FI
DATAに関してはTwonkyMediaになります。
弊社はQNAPはオリオスペック社から入手しておりますが、LINN仕様、マランツ仕様
ということで注文ができます。こちらはオリオスペック社の方でストレージ管理と
TWONKY MEDIAの設定を行ってくれ出荷してくれております。DELA、FIDATAに関して
もオーディオ的に使いやすいように設定をしてくれます。
もちろん個人での設定変更も変更です。
LINNに置きましては、独自のサーバーソフトKAZOOサーバーというのを開発し新たな
世界に入っております。またLUMINに関しても自社のサーバーソフトにてNASをコン
トロールしております。
ESOTERICに確認をしておりますが、MinimServerで動作確認をしているということで、
実際使用した感じでは特殊なフォーマット以外はTwonkyMediaでも問題ないかと思い
ます。
例えばQNAPの場合はQFINDERをインストールすると中のソフトウェーアーにアクセス
することができます。
その中にTwonkyMediaを設定したり、MinimServerを追加インストールすることもで
きます。
さてフロント表示にトラックNOが出てきますが、プレイリストに入っている順番に表示
されます。また本体の+ボタンを押すと、曲名、アーティスト名、タイム、フ
ォーマット(FLAC等)が一画面で出てきます。(しばらくするともとに戻ります)
2)USB DAC部分
TwonkyMedeiaのアクセスだけでしたら、IPアドレスの後に:9000
例として http://192.168.174.5:9000 でアクセスが可能となります。
(例はあくまでもお店での使用しているQNAPのIPアドレスになります。)
IPアドレスの調べ方は下記を参考にしてください。
http://www.dynamicaudio.jp/5555/4/rep097.html
ここ最近ではDELA、FIDATAの存在でUSB接続でネットワークプレーヤー用に使うこと
も可能となっております。
http://www.dynamicaudio.jp/5555/4/rep097.html
もちろん従来通りパソコンとUSBケーブルで使用する場合は
プレーヤー
http://www.esoteric.jp/products/esoteric/hr_audio/index.html
また他の再生ソフトをご使用の場合はドライバーをインストールしてください。
http://www.esoteric.jp/products/esoteric/usb/usb_driver_d1.html
*Macに関してはドライバーレスになっております。
入力信号形式:44.1 〜 384kHz、16bit 〜 32bit
リニアPCM、DSD 2.8MHz、5.6MHz、11.2MHz
*N-05が対応していてもトランスポート側の問題で対応できない場合もございます。
3)ESOTERIC Sound Stream(アプリ)
iPad用の操作ソフトに関しましてはESOTERIC Sound Streamというアプリケーション
をダウンロードしてご使用ください。
ベースになっているものはLumin社というモデルですが、オリジナルカスタマイズを
しております。
LUMINのアプリケーションに関しましては、本体のアップサンプリング機能なども
こちらで行いますが、ESOTERICに関しましては、その機能はございません。
また本体のアップデートはこちらのアプリケーションで行います。
特徴としては設定画面でNASを選択すると先にデーターの情報を取得しますので、
操作が早くなります。
4)背面USB端子
USB A端子にはUSBメモリーやハードディスクを接続することが出来ます。
いハードディスクを接続すればNASの選択画面にN-05 USB Music Serverということ
で認識されます。こうなりますとミュージックサーバーとしての使い方が出来ます
ので、非常に便利です。
本体操作はできませんので、いずれにしてもネットワークの環境は必要になります。
5)豊富な端子
USB端子、LAN端子以外にも様々な入出力端子が装備されております。
デジタル入力:RCA端子2系統 / 光デジタル1系統
デジタル出力:RCA1系統
アナログ出力:XLR/RCA(設定でいずれか選択)
クロック入力:44.1kHz、48kHz、88.2kHz、96kHz、176.4kHz、192kHz、10MHz、
22MHz、24MHz
クロック出力:44.1kHz、48kHz、88.2kHz、96kHz、176.4kHz、192kHz、10MHz、
22MHz、24MHz
6)アップコンバート機能
ESOTERICお馴染みのアップコンバート機能が搭載されております。
ORG(オリジナル)
2Fs(48kHzまでのソースをそれぞれ2倍に)
4Fs(96kHzまでのソースをそれぞれ4倍に)
8Fs(192kHzまでのソースをそれぞれ8倍に)
DSD(PCMの信号を11.2896MHz、12.288MHzに)
FIX(設定ですべての音源に対して
176K,192K,352K,384KのPCM、2.8M、5.6M、11.2MのDSDにアップコンバート、
ダウンコンバート(FIX選択時に選択可能)
7)各種設定
デジタルフィルター、DSDデジタルフィルター、クロック設定、アナログ出力設定、
デジタル出力設定、自動FL消灯設定、オートパワーセーブ設定、DIMMER設定
K-01X時にレポートしておりますので、そちらを参考にしてください。
http://www.dynamicaudio.jp/5555/4/esoteric_k01x.html
8)その他
電源 :100V AC 50/60Hz
消費電力:18W
外形寸法:445mm×107mm×356mm(W×H×D、突起部を含む)
質量 :約11kg
付属品 :電源コード×1、取扱説明書×1、ご愛用者カード×1
試聴レポートはまた改めて。
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