スピーカーデザイナーとして世界でも屈指の設計者であるローレンスディッキー氏。
彼の最新作にしてGシリーズ最終進化系と称されるのがこの「G3」。設計者ローレンス・ディッキー氏、
VividAudio、そしてG3とはどういうスピーカーなのかご紹介していきたいとおもいます。
■設計者ローレンス・ディッキー
昨年(2011)のインターナショナルオーディオショウにローレンス・ディッキー
氏の姿がありました。
写真で見るより小柄に感じる佇まいにGパンTシャツ、そしてチャームポイント
の長髪を後ろで束ねるスタイルは健在でした。黙々とスピーカーをセッティン
グする彼の背中からは生粋のスピーカー好きなんだと感じさせるオーラが漂っ
ていました。
-以下カタログより抜粋-
彼の研究開発の成果は、英国B&W社のフラッグシップスピーカーであるオリ
ジナル・ノーチラスとして結実します。オリジナル・ノーチラスを完成させた
ローレンスは、B&Wでの仕事に見切りをつけ、Turbosoundでプロ用のモニタ
ースピーカーの開発に携わりました。そこで開発したのが独創的なPolyhornとD
endriticホーンシステムです。ローレンスは優れたドライバーユニットの開発
を続け、それが現在ビビッド・オーディオ製品に使用されているドライバーへ
とつながっているのです。
一方、ローレンスがオリジナル・ノーチラスを開発したときにB&W社の社長
を勤めていたロバート・トゥルンツは、南アフリカでフィリップ・グーテンタ
ークとともにハイエンドオーディオのディストルビューターと音響コンサルタ
ントをしていました。自身の理想とするスピーカーを作りたいと再び情熱を燃
やしたローレンスとこの二人が南アフリカで出会い、2001年にビビッド・オー
ディオが設立されたのです。
■VividAudio
現在、VividAudioのラインナップは以下の通り↓↓↓(価格は全てスタンダードカラー)
2014年3月現在
価格表 (税別)
G1 GIYA (オーダーカラー) ¥ 7,500,000
G1 GIYA (スタンダードカラー) ¥ 7,200,000
G2 GIYA (オーダーカラー) ¥ 5,300,000
G2 GIYA (スタンダードカラー) ¥ 5,000,000
G3 GIYA (オーダーカラー) ¥ 4,100,000
G3 GIYA (スペシャルカラー) ¥ 3,900,000
G3 GIYA (スタンダードカラー) ¥ 3,600,000
K1 (オーダーカラー) ¥ 3,200,000
K1 (スタンダードカラー) ¥ 2,900,000
B1 (オーダーカラー) ¥ 2,600,000
B1 (スタンダードカラー) ¥ 2,300,000
V1.5 (オーダーカラー) ¥ 1,450,000
V1.5 (スタンダードカラー) ¥ 1,200,000
V1 (オーダーカラー) ¥ 1,200,000
V1 (スタンダードカラー) ¥ 950,000
V1 ウオールマウンド(オーダーカラー) ¥ 1,250,000
V1 ウオールマウント(スタンダードカラー) ¥ 1,000,000
2009年、ビビッド・オーディオはフラッグシップスピーカーG1 GIYAを発表。今ま
でローレンスが培ってきた経験と技術の蓄積、そしてG1 GIYAの為に新たに開発さ
れたオリジナリティー溢れるテクノロジーを搭載したG1 GIYAはハイエンドオーデ
ィオ界に大きなインパクトを与えました。
ビビッド・オーディオでは、常に画期的で新しいソリューションを提供するため、
最新のコンピューター技術を用いて設計が行われています。ドライバーユニットを
はじめとし、ほとんどすべてのパーツは、厳格な使用を満たすビビッド・オーディ
オオリジナル。ビビッドオーディオ製品が持つ美しいラウンジキャビネットには、
先進のテクノロジーが詰まっています。
■VividAudioの美学
ローレンス・ディッキーが掲げた理念は簡潔にして明瞭。それは共鳴と反射をゼロ
にすることです。コンピューターシミュレーションにより、音響工学的に最適化さ
れたラウンジ形状のキャビネットと、ユニットの背圧を吸収するチューブアブソー
バー、ユニットの反作用を相殺するユニット配置など、彼が試行錯誤と天才的発想
から得た設計技術は、全て共鳴と反射を駆逐するためです。
オーディオ機器は、素晴らしい音楽を奏でるものであると同時に、視覚にも訴える
ものでなければならないとビビッド・オーディオは考えます。オーディオ機器が置
かれている空間と、その構成要素を理解すること。スピーカーとそれを取り巻く環
境の全てを理解しなければ、最高の音楽再生は得られません。
音楽再生は芸術だと考えるビビッド・オーディオのスピーカーは、音楽を人間の感
性の奥深くに届けます。
詳細はこちらをご覧ください↓↓↓
◆VividAudio G3 詳細◆
試聴レポート ↓↓↓
担当島レポート
どんな分野においても理想を追い求めるという事は難しいものです。
ローレンス・ディッキー氏は自らの理想を追い求めて南アフリカはビビッド・オー
ディオにてスピーカーを作り続けています。それは複雑かつ最新の技術や類まれな
才能によって裏付けされ、世界中の音楽ファンを魅了しています。
しかし、その根底にあるのは「良い音楽を聴きたい」という単純明解なロマンだと
私はG3を聴きながらいつも感じるのです。
---DynamicAudio H.A.L.3 天野---
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