Vivivd Audio G3 詳細 □スタンダードカラー \3,045,000 (pair/税込) □スペシャルカラー \3,360,000 (pair/税込) □オーダーカラー \3,570,000 (pair/税込) ◇スタンダードカラー   モナークパープル・ピアノブラック・パールホワイト ◇スペシャルカラー   アラゴナイトブルー・サハラベージュ・アークティックシルバー・   オイスターグレー・ボローロレッド ◇オーダーカラー   ご指定のカラーにあわせて調色致します。 ■スペック ・Drivers D26 ツイーター D50 ミッドレンジ C125S ミッドロー C135 ウーファー ・Sensitivity 87dB @2.83Vrms and 1m on axis ・Impecance 6 Ohms nominal, 4 Ohms minimum ・Frequence 33-36,000Hz (-6dB),33-33,000+/-2dB ・Crossover 220, 880, 3500Hz ・Total Harmonic Distorion <0.5% over frequency ranhe ・Power Handling 800W ・Dimension 1161(H)×341(W)×578(D) ・Weight 41kg ■アブソーバーチューブ B&Wオリジナルノーチラスでも採用され、現行B&W800シリーズのツ イーターにもなっているアブソーバーチューブ。しっぽのように後 ろに伸びた管は、振動板が後方へ発する不要な音を消音する効果が あります。 ツイーターとミッドレンジのチューブはG1/G2ではエンクロージャ ーの中に収まるように設計されておりますが、G3ではエンクロージ ャーを突き抜けるように設計されています。これは単純に筐体が小 さくなった為です。サイズ的にG3はG1の1/4、G2の1/2の体積しかあ りません。 ではウーファーのチューブはどこか? これがGシリーズのデザインの秘密です。 言ってしまえば筐体自体がアブソーバーチューブになっています。 大きなユニット、さらには波形の長い低域を消音するにはそれだけ 長いチューブが必要です。ローレンス・ディッキー氏の代表作B&W オリジナルノーチラスの場合はそれを巻貝のように丸めました。そ れがノーチラスの由来になっています。Gシリーズはそれが上へ伸 びているとお考え下さい。 つまり、Gシリーズの形状は、エンクロージャーとして、ユニットを 固定するためだけでなく、ローレンス・ディッキー氏が得意とする アブソーバーチューブの最終形態といっても良いのではないでしょ うか? 「オーディオ機器は、素晴らしい音楽を奏でるものであると同時に 視覚に訴えるものでなければならない」 この一文は、VividAudioのカタログに載っていたものです。 「デザインとは成るべくして成る」とは学生時代に私が教師から言 われたことですが、不要なものがなく、必要な機能が突き詰められ たデザインは変わった形であっても、それを使う人の感性に直接訴 えるものです。 ■新開発C135ウーファードライバー 筐体がコンパクトになるに伴い、ウーファーユニットのサイズも小 さいものになりました。しかし、ユニットに使用される磁気回路は 上位機種に採用されているモデルと同じです。振動板自体が小さい からなのか、上位機と比べれば量感こそ小さいものの、サイズ対比 では良。さらに上位機種以上にスピード感のある低域を実現してい ます。試聴レポートにて詳しく触れていきます。 ■ドライバーユニット ・使用帯域より十分高い周波数でも分割振動を生じず、使用帯域内 で完全なピストンモーションを行うこと。 ・音色の統一の為に、振動板は全て同一のアルミニウム素材を使用 すること。 ・空気抵抗などの余分な負荷をできるだけ無くし、歪みの発生を極 限までおさえること。 ・ドライバーユニットはキャビネットに振動を与えないこと。全て のドライバーはОリングを介してマウントされ、振動系の反作用 力による振動がキャビネットに伝わることを防いでいます。 上記はVividAudioの全てに共通するコンセプトです。 ユニット構成は上記のスペックをご参照いただければと思います。 この中で私が注目したいのは全ての振動板が同一のアルミで作られ ているという事。コーンユニットやセラミック、変わったところで は振動板を持たないユニットも開発されている中、徹底してアルミ 素材にこだわり、ブレがないこと。G3のまとまりの良さはここにも 起因しているのではないでしょうか。 ■リアクション・キャンセル・フローティングマウント Gシリーズは全てウーファーが左右に設計されています。 フロントに設計されたウーファーに比べ左右への広がりが出やすい この設計も音色に大きく貢献しています。さらに、それだけではな くGシリーズ全てに採用されている技術も大きな要素です。 読んで字の如く、外部から、またはユニット自信が発する振動をそ れぞれに干渉することを避けるべく、ネジを使用せず、左右のユニ ットが強固に連結させています。ドライバーがお互いに同相で駆動 されることにより、お互いの反作用を打ち消し合い、キャビネット に及ぼす不要振動を皆無としています。 ■グラスファイバーサインドイッチキャビネット キャビネットには、航空宇宙産業で使用される、軽量かつ極めて強 靭な特殊グラスファイバー強化樹脂を使用しています。軽量のバル サ繊維をコアとし、グラスファイバー樹脂でサンドイッチする独自 構造を採用することで、軽量でありながら、ドライバーの性能を最 大限に発揮させるための非常に高い強度を実現しています。 ■底面部 G3のスピーカー端子はスピーカー底面部に設計されています。 これも、VividAudioのスピーカーはほとんどが共通のものです。 バイワイアリング接続が可能です、シングルワイアリングで接続す る場合はジャンパーケーブルが必要になります。(純正付属品あり) スパイクは6点支持。強固に設置されます。 ■キャビネットカラー 成形完了後、キャビネットはまず手作業で研磨されます。その後、 各指定の色に合わせた、深みのある3層ペイントが施されます。表 面を詳細に検査した後、4層に及ぶ最高品質のクリアラッカーでオ ーバーコートされます。さらに美しい艶をたすために、手作業で仕 上げの研磨が行われ、最後に2層の保護ワックスを塗って完成となり ます。 ■まとめ 以上がG3の主な特徴です。 当然のことのように、細部にわたるこだわりが各所見られますが、 それこそがローレンス・ディッキー氏、VividAudioの美学だと私は 思います。日本のオーディオファイルの皆様は世界中でも特に強い こだわりを持っているといつか話に聞いた事があります。その中に おいて、既に多くの方がGシリーズに心酔されているという事。 カタログにはG3がGシリーズの最終進化系と書かれています。 H.A.L.3が自信を持っておすすめする「G3」常設です! |