VIVID AUDIO G3 発売開始 

 写真はモナークパープル


本日はVIVID AUDIO Gシリーズ3世代目のG3をご紹介させていただきます。

VIVID AUDIO G3 
		スタンダードカラー
		定価\2,900,000(モナークパープル、ピアノブラック、パールホワイト)
		
		スペシャルカラー
		定価\3,200,000(アラゴナイトブルー、サハラベージュ、アークティックシルバー、オイスターグレー)
				
		オーダーカラー
		定価\3,400,000 (ご相談ください)
		

この「VIVID AUDIO」ですが、あのB&Wのオリジナルノーチラスを設計したローレン
ス・ディッキーが立ち上げた会社ですが、ユニットからキャビネットまで自社製と
いうところが注目すべきところです。日本でデビューしたのは数年前ですが、K-1、
B-1、V1.5、V1の4モデルでスタートいたしました。その後独特なフォルムのフラッ
グシップモデルG1を発売し、VIVID AUDIOの名前を轟かせました。
それからサイズダウンしたモデルG2を発売し、今年G3を発売いたしました。
このGというアルファベットはGIYAを略したものです。

G3はサイズ面、価格面などを考慮し、出来る限りのノウハウを詰め込んだ最終進化
系といっても過言ではないと思います。

それでは、このG3の特徴をご説明させていただきます。

●上位モデルと同じTweeter、Midrange、Mid-Lowのユニットを採用。



ウーファー以外G1、G2と同様のユニットを採用しております。

D26 Tweeter、D50 Midrange、C125S Mid-Low


●新開発のC135ウーファー



G1で使用しておりますウーファーC225と磁気回路を同じにしたり、耐入力特性を
同等にしたりとかなりこだわりを持って作ったユニットといえます。
このユニットの開発の成功がこのG3の誕生と深くかかわっているといえると思いま
す。

●最適化されたアブソーバーチューブ



ノーチラス時代からこだわりを持っているのが、アブソーバーチューブ。
上位モデルG1、G2との大きな違いはこの部分となります。
今回Mid-Lowのチューブの先端がウーファー用チューブの先端に入り込んだ形になっ
ております。この構造で十分な消音効果を上げているとのことです。

●安定感のあるベース部分



G2より採用されたカーボンベースで、スパイク6点支持となります。
またバイワイヤー方式となっております。

		
●一般家庭でも比較的設置しやすいサイズ

今回の魅力はサイズもその一つとなっております。
奥行きはありますが、背面バスレフではありませんので、背面の影響は
少ないと思います。しかし両サイドにウーファーが付いておりますので、
壁面の影響は受けやすくなります。

H1161mm  × W341mm × D578mm  重量は41kg

(参考資料)

B&Wの802Diamond

H1135mm × W368mm × D563mm 重量は72kg

WILSON AUDIO SASHA

H1120mm × W360mm × D540mm 重量は89.5kg


詳細は輸入元(株)ステラのホームページをご覧ください。

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<試聴レポート>

G1,G2のようなスケール感はないのですが、魅力的なのはバランスの良さと定位感の
良さです。最初にこういう話しをしてしまうとハイファイ的な印象を持たれてしま
うのですが、決してそうではありません。バランスが良いと音楽を自然に感じるこ
とができ、音楽に没頭できます。

G1やG2はサイズが大きい分、部屋による影響も受けやすいと思いますが、このG3は
サイズが小さい分非常に安定したバランスで、さらに上位モデル譲りの空間表現で
す。それもそのはずウーファー以外は同じユニットを使用しております。

女性VOCALは暖かみがあるというよりは気品が高く、麗しく歌うようなイメージを持
ちます。これはユニットの音なのかもしれませんが、それが程よく浸透してきます。
生とはまた違う感動がG3によって得られます。
響きも豊かでサウンドステージが広く、そこにVOCALがふっと浮き立ちます。
これは位相特性が非常に優れている証だと思います。

ジャズは古い録音はその雰囲気をしっかり出してくれ、空気感を感じることが出来
ます。シンバルで刻んだリズムが浮き立ち、ついつい体を動かして聞いてしまいま
す。低域に関しては膨らむことなく芯を持った低域を出してくれます。

クラシックではヴァイオリンの響き豊かで、晴れやかに聞こえます。
オーケストラも前後感がしっかりでて、セパレーションも非常に素晴らしい。
見た目は別として、本当にスピーカーの存在を意識させない表現力はこのG3だから
こそかもしれません。

アンプにもよりますが、全体的にはクールな感じもありますが、聞いてて楽しくなり、
心に響くスピーカーです。曇り空から一筋の光が差した一面もありながら、音楽的
に聞かせたいリアリティもしっかり持っております。

今回スタンダートカラーで税別\2,900,000ということですが、これは企業努力もさ
ることながらもっとVIVID AUDIOをメジャーにしたいという意気込みの価格ではない
かと思います。

実際フロントの3つのユニットは上位モデルと同じで、キャビネットも小さくなった
からといって価格を大幅に下げることは難しいと言われており、350万前後を予定し
ておりましたが、300万をきった価格で定価を設定することが出来ました。

G1、G2で培ったノウハウを元に、音的にも満足できる製品を作ることが出来ました。
それがこのG3ではないでしょうか。

オーディオは見た目も大事といわれます。このデザインはおそらく賛否両論でるか
とは思いますが、これだけ歌ってくれれば愛着もわくと思います。

個人的な意見になりますが、このスピーカーは本当に皆様に聞いて欲しいスピーカー
ですし、個人的に欲しいスピーカーです。

ということで展示展開を行います。

世界的に予約殺到中で、入荷は6月になる見込みです。

是非スピーカー選びの候補にしていただきたいと思います。

2012年5月20日 H.A.L.3 島

おまけ
2011年インターナショナルオーディオショーの時に
ローレンス・ディッキー氏と撮った写真です(恥ずかしい・・・)

↓↓↓↓↓↓↓↓



またVIVID AUDIOのFACE BOOKもあり、面白いですよ。