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H.A.L.担当 川又利明


2010年10月5日
No.759 「Franco Serblin Ktemaを聴いたEnrico Onofriのインプレッション!!」
 
http://www.dynamicaudio.jp/audio/5555/7f/brn/757.html
 
上記にてご紹介したEnrico Onofriが2010年9月29日ここに来訪されました!!
当日のEnrico Onofriのインプレッションを翻訳するとこういう感じでした!!
 
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■自身のディスク「エンリコ・オノフリ〜バロック・ヴィオリンの奥義」を聴いて
 
素晴らしいです!!
まず、ディストーションのなさに驚きます。
特に高音部、クリアで美しい。
 
また、ピアニッシモからフォルテッシモまで音の強弱に対する対応も実に的確
ですね、よって音色が非常にピュアです。
 
私は、イタリア・クレマのスタジオで録音したときの音(原音)を知っている
わけですが、ひょっとすると今クテマから聴こえてくるこの音色は録音時の
それ以上かもしれないですよ?!
 
さらに驚いたのはガットノイズの的確な再現力!!
コンサートホールではガットノイズは空間を抜けるのでごく自然に耳に入り
気にならないのですが、マイクで拾った場合、そのニュアンスを忠実に再現さ
せるのは難しいのです。
 
どうしても、実際より雑に(ラフに)粗くなってしまう傾向があるのですが、
Ktemaは違いますね!ガットノイズの再現が実に見事。
 
こうしていると、まるで目の前で生演奏を聴いているかのような印象を受けます。
実に素晴らしいですねぇ。
 
 
■三味線とオーケストラのディスクを聴いて
http://www.kaoru-wada.com/
(「鬼神」和田薫の音楽 演奏: WDRケルン放送管弦楽団 指揮: 和田薫、
 水間博明 津軽三味線: 木乃下真市 和太鼓: 林英哲他)
 
日本の三味線については知っていますが、三味線とオーケストラの組み合わせ
ですか、面白いCDですね。
 
Ktemaで聴くと、三味線の音色が空間を通ってゆくさまが目に見えるようです。
豊かな空間、音場を感じます、素晴らしい体験です。
 
            -*-*-*-*-*-*-*-*-*-
 
ガットノイズという言葉は私は初めて聞きました。演奏家らしいコメントを
頂きました。バロックヴァイオリンは羊腸(ガット)を使っているのですが、
ノイズと称しているのは弦の摩擦音に含まれる高調波だと思います。
 
日本語のヴォーカルでサ行の発音が聞き苦しい…、などとオーディオ関連の
会話でも聞いたことがあると思います。
 
倍音の含み方と再生システムの個性によってサ行の発音が刺激的になってしま
うことがあるものですが、マイクロホンを使った測定ではそんな症状をつかむ
ことは出来ませんが人間の耳では分かってしまう。
 
ヴァイオリンでも当然譜面通りに正確に演奏しても同様にノイズ成分のように
人間の耳に聴き辛い音質があるのかもしれません。それをガットノイズと彼は
言いたいのかもしれませんね。私の推測ですが…(^^ゞ
 
しかし、盛んに身振り手振りを交えてしゃべるエンリコさんは大変雄弁な方で
したね〜。彼の言葉の全てをお伝えできないのは残念ですが、最上級の褒め言葉
をこれほど多用するのは他ではなかった事です、と通訳して頂いた方が驚いて
いました。
 
事前に滞在時間は15分か20分と言われていたので、私は時計を気にしていたの
ですが、結局30分以上ここで色々と聴き、また話してくれました。その中でも
私が最もよく覚えている一言がこれでしたね〜!!
 
「ここだったら一日中いてもいいよ!!」
 
はい、どうぞいつでも!!イタリアの演奏家がイタリアからやってきたスピー
カーと東京で対面し感動してくれました。素晴らしいではありませんか!!
そもそもイタリアでもKtemaが聴けるショップはまだないのですから(^^ゞ
だから下記のお知らせが大切なわけですね〜!!
 
            -*-*-*-*-*-*-*-*-*-
 
下記については再度のお知らせをしておきましょう!!
 
http://www.iasj.info/
 
この2010東京インターナショナルオーディオショウにはKtemaは出品されません。
株式会社アークは開催団体に所属していないからです。全国のハルズサークル
の皆様、いやwebで私のページをご覧頂いている全ての皆様へ!!
 
東京インターナショナルオーディオショウでも聴けないKtemaはここにあります!!
皆様のご来店をお待ちしております!!


このページはダイナフォーファイブ(5555):川又が担当しています。
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