発行元 株式会社ダイナミックオーディオ
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H.A.L.担当 川又利明


2010年3月28日
No.703 「聴いてきました!!Bowers & Wilkins 800シリーズDiamondの音!!」
 
昨年から話題となっていたB&W 新世代800シリーズが下記のように発表されて
いるのは皆様もご存じのことと思います。価格リストも公開されましたね。
 
http://bwspeakers.mzcm.jp/news/800diamond_series02.html
 
今は株式会社 マランツ コンシューマーマーケティングという正式名称になり
ましたが、元をただせば古いお付き合いのマランツさんです。今日は午前中に
私一人だけという商品説明と試聴の時間を設けて頂けるということで同社の
恵比寿リスニングルームまで行ってきました!!
 
http://www.marantz.jp/ce/brand/showroom.html
 
お馴染の面々に迎えられ澤田さんから何が変わったのかをじっくりと説明して
頂きました。一方的に聞いていれば良いのでしょうが、私が色々と質問するも
のだから結局一時間近くもレクチャーを受けることになってしまいました。
 
上記のリンクにて各新製品のポイントが述べられているのですが、B&Wという
メーカーは過去に開発したテクノロジーの上に新技術を上乗せしていくという
方針があり、Nautilusテクノロジーとマトリクステクノロジーというペースに
今回はスピーカーユニットの強化という進化が一番印象に残りました。
 
その根幹となる変化がトゥイーターにおけるクアッド・マグネット磁気回路と
ウーファーにおけるデュアル・マグネット・ウーファー磁気回路の新技術だと
思います。
 
Diamondトゥイーターでの磁気回路の強化は異なる形状の四つのネオジウム
マグネットを組み合わせ、磁束密度の集束と強化を図っているというもの。
 
ウーファーのデュアル・マグネットでもボイスコイルを延長することでロング
ストロークと低歪を実現したというもので、外観はNautilusテクノロジーを
ベースとしているので大差はないものの中身は新開発だらけ!!
 
これをすべて語るには時間がないので後日の機会を待つとして、リスニング
ルームへと向かいました。
 
最初に聴かせて頂いたのは805 Diamondです。左右のスピーカー主軸の距離は
約2.4m、置かれていた椅子にかけての耳の位置もスピーカーから約2.4mくらい
というトライアングルでの試聴となりました。
 
私はサウンドチェックで使用しているディスクを持参して、いつものマーラー
から始まり数曲を聴かせて頂きました。悪くないです!!当然か(^^ゞ
 
805のサイズにDiamondトゥイーターを搭載して高域のニュアンスがどうなる事か、
デフォルメされはしないかと思っていましたが、さすがはB&Wという卒のない
まとめ方でオーケストラが楽しめました。
 
次は802 Diamondを聴かせて頂きました。これも課題曲をまんべんなくこなし
てくれる印象でけちのつけようがありません。シリーズ中最高のセールスを
誇っているモデルだけに上手にまとめられた帯域バランスは申し分ありません。
 
そして、一番聴きたかった800 Diamondも前日からリクエストしておいたので
最後に聴かせて頂きました。これにはちょっと唸りました(^^ゞ
 
どういう意味か? より正確な音へ…という一節がありましたが、正にその通り。
正確なということは録音内容に対してという事ですが、私がこれまで多数の
スピーカーと異なるシステムで聴き続けてきた課題曲を最も忠実に再生して
くれたという印象なのです。
 
今回は速報として各論は述べていませんが、本日の約一時間の試聴でも実に
多くの収穫と発見がありました。それをすべて述べるには時間が足りませんが
今回のB&Wの進化は色々な意味でハイエンドオーディオのペースを見直す意味
を持っていると実感してきました。
 
本日はあっさりと総評だけという記事ですが、当店では新世代800シリーズを
全機種展示して皆様にご紹介していくという大胆なキャンペーンを実施します。
 
より正確な音へ…、これを実際にはどのように皆様にご理解頂くのか。
それはより正確な実演を…という他にありません。
 
来月から順次輸入開始される新世代800シリーズをどうぞDyna5555にて全機種
試聴された上で選択して頂ければと思います。どうぞ続報にご期待下さい!!


このページはダイナフォーファイブ(5555):川又が担当しています。
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