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H.A.L.担当 川又利明




2006年3月14日
No.411 「“Friday concert”Vol.17のメインテーマが決定しました!!」
開催日時:3/17   午後6時開場 開演午後7時〜終演午後9時 当フロアーにて

今回は世界初公開という新製品をご紹介致します。

題して「“DIGI-WAVE”って何!?」


the subject .1「史上最強にして究極のQRDが満を持して登場!!」

先月末にH.A.L.試聴室のQRD Abffusorを17枚も大量に放出してしまい、その後は
どうするのか、という質問も頂戴していました。とにかくオープンして以来5年間
というもの、H.A.L.の音質は大量のQRDに支えられていたという事実を改めて痛感
した三週間でした。

すべてのAbffusorを外してからというもの、私の耳では一次反射波が盛んに感じら
れるようになってしまい、本来スピーカーのみが発生すべき録音に含まれる余韻感
に対して余分な響きが付きまとって仕方ない状況でした。しかし、それも来るべき
日を待っての覚悟の上でのことだったのです!!

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大場商事が国産化してから好調な売れ行きを示す“bad”はもう皆様もご存知の
ことでしょう。
http://www.ohbashoji.co.jp/products/qrd/bad/

従来の直線的な格子状のAbffusor/Diffusor/Diffractalという形状から完全な
フラットデザインとなり、同時に壁掛けを配慮した工夫もなされ低価格化が出来た
“bad”は順調なセールスを続けているものです。

そして、この“bad”のテクノロジーを生かして更に高性能な拡散・吸音効果を
高度なインテリア性と共に実現したのが“DIGI-WAVE”なのです!!

なぜH.A.L.では“bad”を今まで一枚も採用しなかったのか!?

H.A.L.ではやがて登場するだろうと期待していた“DIGI-WAVE”に照準を定め、
この春まで試聴環境のアップグレードを控えてきたものでした。

先ずは下記をご覧下さい。“DIGI-WAVE”の本邦初公開画像です!!

http://www.dynamicaudio.jp/file/060313/digiwave_1.jpg

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現在では詳細な技術資料がないので、私が聞き及んでいる情報を元にこの画期的な
新製品をご紹介します。

サイズは60センチ×90センチ、厚みはご覧のように独特のカーブで一定ではない。
このサンプルの仕上げは、下記のカラーサンプルにある“bad”のアプリコット&
アクアという仕上げだ。このように“DIGI-WAVE”の仕上げは“bad”のエクストラ
カラー7色の中から選択してということになる。

http://www.ohbashoji.co.jp/products/qrd/qrd_color/

“DIGI-WAVE”はすべて国内にて生産されます。と、言うよりもアメリカの本家で
あるRPGでは開発を行っただけで商品化を断念したという。当然同社のwebでも紹介
されることはないというものであり、大場商事がライセンス生産を行い今後は輸出
も視野に入れてプロモーションしていくという。

http://www.rpginc.com/ *日本では商標登録の関係でQRDと称して販売しています。

ではなぜアメリカの本家では商品化を断念したのか? この画像が参考になります。

http://www.dynamicaudio.jp/file/060313/digiwave_2.jpg

このサンプルの仕上げはアプリコット&アクアですが、この拡大写真を見てわかる
ように、青・赤・黄色をはじめとして実に多数の色彩(これが多様なインテリアに
しっくりと溶け込む要素ともなっています)が織り込まれている生地を貼り付けて
いますが、“DIGI-WAVE”の独特なカーブの形状に対して安定して接着することと
木工技術の加工精度を量産ベースで安定できないなどの理由があるようです。

そして、更に拡大したものが次の写真です。

http://www.dynamicaudio.jp/file/060313/digiwave_3.jpg

このようにコーナー・エッジ部では生地をこのように折り込んで仕上げてあります。
大変個人的なエピソードというか思い出ですが、長女の雛人形を購入するときに
店員さんから説明された「木目込み作り」という手法が思い出されました。(^^ゞ

雛人形の十二単の衣装は本物の生地なのですが、それを人形の外形に彫り込んだ
溝にきれいに押し込むようにして十二単の複雑な絵柄の生地を緻密な輪郭通りに
貼り付けていくものです。正にそのように細かい細工が日本製だから出来るもの
だと感心してしまいました。

           -*-*-*-*-*-*-*-*-*-

“DIGI-WAVE”は外形そのものが計算されたものであり、音響効果とデザインを
高度な次元で両立させているものです。ネーミングに由来するような表面のWAVEは
各ポジションでの高低差(厚み)を指定されているものであり、この湾曲している
表面には約一千個の穴がQRDの設計に基づいてランダムに開けられています。

これは“bad”のノウハウと同様ですが、更に湾曲面とすることで拡散効果が広い
周波数帯域に渡り、かつすべての音波の入射角に対しても従来のQRD製品よりも
優れた拡散効果を保証しているというものです。“bad”のテクノロジーを湾曲面
の採用によって更に拡大させて拡散効果を“DIGI-WAVE”は目指したのです!!

また厚みがある分だけ内部の吸音材も二層構造となっており、多数の穴から侵入
した音波は二種類の吸音材によって吸音される周波数帯域も広範囲になっています。
同時に“DIGI-WAVE”の裏面は音圧を抜くのではなくバックパネルを付けたことで
内部で折り返してくる音波に対しても二回目の吸音効果をもたらします。

このバックパネルには小さなフックを取り付けることが出来るようになっており、
極めて小さい穴で済む程度のピンを壁面に二個差し込むことで簡単に壁面に取り付
けられるようになっています。付属の型紙を使って取り付けたい場所を簡単に設定
出来るので、従来のように床置きして高さを稼ぐ台を必要としません。便利です!!

表面の仕上げの厚みのある生地で最も高い周波数帯域を吸音し、次に多数の穴から
内部に進行していく中程度の広い帯域を内部で吸音し、更に90センチというサイズ
からの算出では波長との兼ね合いで約380Hzから半波長で考えれば190Hzという低域
に渡っても吸音効果を持っていることになる。これも素晴らしい!!

    ◇ そして、気になるプライスは何と!! 10万円を切りました!! ◇

        “DIGI-WAVE” 税別定価 \98,000.

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そして、この“DIGI-WAVE”を今回の“エフコン”に間に合うように何と!!
33枚を一挙に導入することにしたのです!!

オープン以来5年間に渡りQRDに支えられた音響空間で様々なドラマが展開してきま
したが、2006年3月ここH.A.L.は“DIGI-WAVE”によって更に高次元の演奏空間へと
進化することになりました。

今回は“DIGI-WAVE”によって生まれ変わったH.A.L.のお披露目コンサートです!!

ここで何を演奏するのか!!

現在のリファレンスシステムを新しい環境で演奏しますので、私の選曲で多種多様
な音楽をじっくりと堪能してください!!

そして、冒頭でご紹介しているように“G-0d”が戻ってくるのです!!
これで“G-0d”の店頭実演が出来るラスト四日間は過去最高の音質でMaster Clock
Generatorの真髄を体験して頂けることでしょう!!

私自身が一番楽しみにしているのかも!! (^^ゞ

最後に一言!! 今回の“エフコン”に参加して頂いた皆様には発売記念特別価格を
当日発表しようかな〜(^^ゞと思っています。気持ちですが^_^;

ご来場の方に口頭でお伝えするものであり、一過性の特別価格です。ちょっぴり
期待して下さいませ〜(^^)v 

そのためにもハルズサークルにご入会を!!


このページはダイナフォーファイブ(5555):川又が担当しています。
担当川又 TEL:(03)3253−5555 FAX:(03)3253−5556
E−mail:kawamata@dynamicaudio.jp
お店の場所はココの(5)です。お気軽に遊びに来てください!!

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