H.A.L.'s Brief News
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H.A.L.担当 川又利明
    
2026年2月2日 No.1850
 H.A.L.'s One point impression & Hidden Story-MARTEN Coltrane Quintet Statement Edition- Vol.2 -

■H.A.L.'s One point impression & Hidden Story-MARTEN Coltrane Quintet Statement Edition■

                              - Vol.2 -

三か月前に聴き始めたColtrane Quintet SEに対する疑問、そこから始まった質疑応答に
おける多項目の情報を知り得た今、試聴開始した当時の私の印象は言わば問題提起であり、
設計者からの回答を受けて熟考した上で再度検証の試聴を開始するためシステム構成も変えた。

H.A.L.'s Sound Recipe / MARTEN Coltrane Quintet SE - inspection system
https://www.dynamicaudio.jp/s/20260106161835.pdf

前述の4クリックに関して今後は一番左回転した最小ポジション上記のグラフでは(赤)を(1)、
二番目の(緑)は(2)、三番目の(黄)は(3)、一番右回転させ最大値となり共振回路をパスして
いる通常のバスレフ動作の(白)を(4)として表記していきます。

私が三か月前に試聴して疑問を感じた曲、例によって低域の挙動を観察しやすい下記の
恒例の課題曲にて設計者からの情報を得た上で低域調整機構の検証を行っていく事に!

■溝口肇「the origin of HAJIME MIZOGUCHI」より「14.帰水空間」
https://www.sonymusicshop.jp/m/item/itemShw.php?site=S&ima=3355&cd=MHCL000010099
http://www.archcello.com/disc.html

昨年のマラソン試聴会でもColtrane Quintet SEでのプレゼンテーションでも私用した曲。

恐らくはシンセドラムではなかろうかと推測しているが、ホールやライブハウスのような
音響空間で叩かれるドラムは演奏空間のアコースティックを含む残響があり、その響きの
好みが聴き手の主観によって評価が分かれるというものですが、この曲で冒頭から最後まで
一定のリズムで叩かれるドラムには主観的要素を排除するドライな管理された楽音という
傾向があり、再生システムの判定には適している低音楽器として重宝している音の素材。

まず最初に上記の(4)として下記のグラフのように(赤)で示されたウーファーユニットのみの
出力特性があり、それに(黄)のバスレフポートの共振周波数が加わり、(白)のように低域の
再生周波数が拡張された通常のバスレフ方式の特性による再生音。これを最初に聴く。

Coltrane Quintet SE/Bass/Diagram
https://www.dynamicaudio.jp/s/20260107172616.jpg

三か月前に聴き問題提起した音質を確認する。やはり私の感性では拒否反応が起こる。

ただ設計者を弁護するのであれば、音響設計をしていない部屋で比較的小音量で音楽を
楽しむという場合には大きな問題にはならないと思う。

同時に私は当フロアーのルームアコースティックを認識しているので、他の部屋での
異なる音響特性であれば、必ずしもここでの音質評価と同一にならない事も承知の上。

私は引き絞られた音像と広大な音場感という評価基準を重視しているのですが、
これを逆手に考えればゆったりと解放感のある音と言えなくもない。

ただそれは再生音に対して分析的姿勢において集中してのリスニングではなく、
音楽にリラクゼーションを求めるスタンスで聴くという場合の事。

もちろん私もそのような心境で音楽を聴くことは多々あるのですが、ハイエンド
オーディオを追求するという研究心からは製品の持てる能力を極限的に引き出すと
いう聴き方になってしまうのだから仕方ない。

市街地走行でゆったりと走る車のあり方よりも、テストコースで最高速を出した時の
車の挙動を探り出したいというような心境でしょうか。

よって私が製品をテストする際の音量も一般家庭での音楽鑑賞という場合よりも大きい。

私は以前からこんな例えをするのですが、指でつまんだ切手を腕を伸ばして見てみると、
例えば風景や動物の絵があり数字が読めるというような観察は出来ますが、肘をまげ腕を
縮めて眼前に切手を近づけてみると色の濃淡が分かり輪郭の線と色の境目が微妙にずれて
いたりという細かい情報が見えてくるというものです。

それと同様に音量が小さいと再生装置の本領というものは中々見えてこないものであり、
生の音楽に近い音量というダイナミックな再生音で初めて見えてくる要素が多々あるのです。

能率89dBというColtrane Quintet SEに対して、プリアンプCH Precisio L10のボリュームは
-10dBという音量で、「14.帰水空間」を聴きポジション(4)の音に集中する!

「あ〜、やっぱりそうだよね〜、この低域じゃ私は納得できないな〜」

どうしてもバスレフポートの存在感を意識してしまう。

一種の付帯音と言っては語弊があるが、ドラムのインパクトの瞬間から打音が消滅する
までの時間軸において、位相がずれて遅れた低音、残響には本来の打音とは異なる音色
の成分が含まれているようで、スピーカー周辺の空間に一拍遅れたドラムの残像が沸き
起こって来るように感じてしまう。

左、右、センターと繰り返す三種のドラムでセンター定位の二連打となるドラムが
最も顕著に上記の傾向を示し、軽い質感で膨らんだ音像のドラムが典型例として際立つ。

続いてセンターに表れるベースも同様な傾向で、低音楽器の質感において欲求不満が
次第に募っていくのだから困ってしまう。

しかし、各種の高音パーカッション、ピアノ、キーボード、そして何よりもチェロの
質感は極めつけに美しく素晴らしい!

一曲聴くごとに左右二台のColtrane Quintet SEまで歩いていき、スピーカーケーブルの
ごついプラグが接続されている入力端子の下にある小さいノブを1クリック回す。

その作業を何十回繰り返したことだろうか。そんな地道な比較試聴を私は楽しんでいた。

https://www.dynamicaudio.jp/s/20260107175100.jpg
さて、次は上記グラフで(黄)の線となる(3)に切り替える。この変化が凄い!

「うわ!何これ!同じスピーカー?」

左チャンネルからのドラムは重く沈み込んだ音色。この重量感が三割、いや倍化する!
同じウーファーから叩き出される重低音が寸前の記憶を瞬く間に上書きする驚き!

右チャンネルのドラムはハイテンションで鋭いサスティーンが極めて短時間のスパンで
高い音階に切れあがる。この打音の引き締まり方が硬質な印象へ激変するのだから驚く!

極めつけはセンター定位の二連打。今までぽっちゃりしていた音像はスリムに変化し、
インパクトの瞬間が鮮明になり空中に見事な輪郭を描くドラムに豹変している!

つづくベースはセンターの空間に山盛りの音像を描き、先程まで平坦な鳴り方であった
低音に肉厚な響きの頂点をくっきりと表すようになり重量感が増量した変化を直観する!

瞬発的なドラムの低音、連続する低音のベースと異なる性格の楽音において、重々しく
重厚さが増して濃密な音色に変化し、拡散していたエネルギー感を音像の中心に向けて集約し、
散らばっていた響きに求心力を与えるという残響の整理が行われたことに驚く!

誤解なきように言及すれば、これは残響成分という情報量を減じたというものではなく、
制御されずにスピーカー周辺に拡散されていた低音のエネルギーを定位置に集中させたという事!

ここで追記しておきたいことがある。上記にて現地メーカーの設計者から届いたグラフを
紹介してきたが、これらは測定用信号を使ってのいわゆる静特性の計測であるという事。

グラフでは微妙な変化であっても、音楽というダイナミックな動特性で聴感上では
大きな違いとなって表れるという事。決してデフォルメしすぎという事はありません。

私が感じ取った低音楽器の変化を下記のグラフからどう読み取るか、推測するのかと
いう事を考えてみました。
https://www.dynamicaudio.jp/s/20260107175100.jpg

ここで再度、設計者のコメントを引用します。

「Q値は60Hz〜120Hzの帯域に影響を与えるよう調整されており、特に80Hz〜90Hz付近を
 中心とした共振点に作用します。また、Q値は主にインピーダンスカーブの同調
 周波数以上の二次共振をターゲットにしており、そのピークを制御することで
 システム全体の応答を整えているとのことです。」

確かに80Hz〜90Hz付近というところに手書きの囲み線が記されていますが、この特性が
実際の音楽信号ではオクターブずつ上の周波数帯域にも影響を与えているという事が推測され、
ドラムやベースの楽音に対して前述のような質感の変化をもたらしていると考えています。

そして、最も重要な事として私は「残響の整理」という表現で語った音質変化です。

それは二次共振回路を使い始めた(3)に対して、二番目(緑)の(2)、続けて一番左回転した
最小ポジションで(赤)の(1)と更にクリックしていった際の変化です。

この操作によって低音楽器の質感は変化していくのですが、前述のドラムやベースに
おける音色が重量感を増し重厚な楽音に変化したという傾向は引き継がれていきます。

何が変わっていくのか、という事に関して下記の記事より一節を引用して説明します。

H.A.L.'s impression & Hidden Story - B&W 801 Abbey Road Limited Edition
https://www.dynamicaudio.jp/5555-7F/news/1847.html

上記でも述べている以前から音質表現に使用してきた「音の等高線理論」という表現方法を
ここでも採用することにしました。これを簡単に要約すると次のような考え方。

リスナーが前方にある左右二台のスピーカーを見た際に、そこに等高線が描かれた地図を
上から眺め見下ろしているという状態をイメージ。

スピーカーの前に地図をスクリーンのように垂らしているという構図になり、音像の在り方を
等高線の間隔・密度という解釈でサイズ感を例えており、標高が高くなるにつれて平地の
緑から茶色へ、更に山の頂上では赤茶色に色分けされていくという色彩感の変化で音圧の
分布と音色の濃淡を例えようとしたものです。

等高線の間隔は斜面の傾斜角度を表していますが、富士山の稜線のようになだらかに
間隔のあいた等高線が左右スピーカーの間に広がったとすると、音像そのものも
正面から見るとゆったりとした存在感であり響きが拡散していく領域が広いという例え。

逆に等高線の間隔がぐっと縮まり密になり、楽音の核というか中心点に対して音圧が
密集しアルプスの稜線のような急斜面として楽音の投影面積が縮小されていくという
例えで凝縮した音像があり、俯瞰的に見た地図を思い浮かべて頂ければと思います。

この考え方でおさらいすると、(4)から(3)に切り替えた時の変化とは等高線の間隔が
狭くなり傾斜は大きくなり音像の面積が縮小していくという方向性の変化と言え、
同時に標高を示す色が緑から茶色へ、更に高くなって赤茶色に変化していくという音像
内部の音色の変化と言って良いと思います。

この表現法に沿って二番目(緑)の(2)、一番左回転した最小ポジションで(赤)の(1)と
続けてクリックして行くと、もう推測出来ると思いますが(3)よりも(2)の方が等高線の
間隔は密になり音像サイズは凝縮されていく変化をたどり、その頂点となるのが(1)なのです!

ここで重要なポイントを述べておかなければなりませんが、(1)のポジションにおいて
低音楽器の音像が素晴らしく凝縮され密度感を高めたということで、上記のように
アルプスの稜線のような急斜面として楽音の投影面積が縮小されたという事なのですが、
その急傾斜の等高線が次第に広がっていく山のすそ野と言える、なだらかな傾斜に至る
面積が大変に広く大きいという事、つまり残響成分が拡散していく領域が素晴らしく
広大であるという事なのです!

溝口肇の「14.帰水空間」という課題曲に関して、私が察知した変化を時間をかけて
述べていますが、それは説明しやすく皆様にも同じ曲での観察が出来るものと考えて
の事であり、他の選曲においても共通する変化の傾向を示すという事で最大公約数的な
位置づけとして「14.帰水空間」というトラックを使用しているにすぎません。

事実、私は他の多数の選曲においても(4)から(1)へと切り替えていく実験を行っており、
同様な変化のベクトルが存在していることを確認してきました。

以上はドラムやベースという低音楽器にフォーカスして述べてきましたが、特に二次
共振回路を使用した(3)から(1)までの変化について、どのような変わり方なのか言葉を
変えて表現することが出来ます。

ただ読者の年代層によっては共感出来ないかもしれませんが、マニュアルの車と
オートマチックの車での運転におけるエンジンブレーキの効き方という表現です。

オートマ車の普及率はほぼ100%に近い時代ですから、免許の教習所でもマニュアル車の
運転は教えていない時代だと思いますが、(4)の低音というのはクラッチを切って
エンジンブレーキは一切なく惰性で車が走り続けるイメージという事でしょうか。

そして、(3)ではクラッチをつないでアクセルを離すとエンジンブレーキが効き始める
のですが、選択しているギアによってエンジンブレーキの効き方が変わって来るもの
という説明で理解して頂ける年代層の皆様がいらっしゃればありがたいと思います。

そして、(2)から(1)へという変化に関してはオートマ車のドライブモードではなく、
意図的にエンジンブレーキをかけるための2と3、セカンドとサードというモードが
ありますが、私が思うに正に(1)では低音楽器に見事な制動、ブレーキがかかるのです!

前述の「音の等高線理論」という表現では音像の捉え方と音場感としての余韻成分の
あり方を例えたものなのですが、そこに等高線のある地図が見えている時間軸という
考え方をプラスしたいので、低音再生にかかるブレーキという表現をしてみました。

「市街地走行でゆったりと走る車のあり方よりも、テストコースで最高速を出した時の
 車の挙動を探り出したいというような心境でしょうか。」

これは前述したように私が当フロアーで多種の製品をテストする際に、上記の一節の
ように例えた音量では、ウーファーのストロークが大きくなると、その最大振幅から
振動板が静止するまでに時間がかかる、言い換えれば録音されている音楽信号での
低音は既に終わっているのに惰性で振動板が動き続けてしまうという現象があります。

その振動板の挙動は密閉型とバスレフ型でも違いますが、バスレフポートの共振周波数
とも関連してくることであり、私が求める音量でウーファーを揺さぶった場合に惰性で
振動板の動作が電気信号がなくなっても振動を続けてしまうということがあり、それが
音像を膨らませ質感に変調歪をもたらす要因になってしまうのです。ところが…

最小ポジション(赤)の(1)では実に素晴らしいブレーキがかかって来るのです!

では、どうして同じウーファーなのに二次共振回路を使った際にブレーキ効果が発生
するのか、というポイントに関して私の推論を述べることにします。

オーディオで言う共振回路というイメージでは特定周波数にピークを発生させること
という事で、ある周波数の音圧が高まるという現象をイメージされる方が多いと思います。

それは間違いではないので、ウーファーに対してバスレフポートの共振周波数と、
クロスオーバーネットワークでの二次共振周波数の両方が存在したとしたら、
両者の相乗効果でより大きく高いピークが発生してしまうのではないかと考えて
しまう方も多いのではないかと思いますが、ここから前記グラフの読み解きとなります。

しかし、オーディオにおける共振周波数によるピークQという存在には、特定周波数の
レスポンスをブーストさせるという効果の半面で逆の作用をもたらす可能性があるのです。

話しは転じて、アメリカの有名なAVALON ACOUSTICSのスピーカーに関して関連性ある
事例として紹介しておきたいのが下記のASCENT2。

AVALON ACOUSTICS ASCENT2(販売当時のカタログが下記)
https://www.taiyoinc.jp/download/catalog/avalon/img/ascent2.pdf

何が言いたいのかと言うと、1980年代後半に上記の前身となるASCENTが大いに
注目を集め、AVALONは密閉型スピーカーの開発によって成功し第二作が上記となる。

そのAVALONが今までの密閉型第一主義から一転して、1998年にバスレフ型スピーカー
EIDOLONを新製品として発表し、なぜ密閉型をやめてバスレフ型を採用するように
なったのかという質問を私が同社の社長Mr.Niel Patelにした時の記事が下記の随筆。
https://www.dynamicaudio.jp/5555-7F/oto/oto45-01.html

大分昔の話なので再読するまでもありませんが、読み物としては面白いと思いますので
興味関心と時間がありましたらご一読頂くとスピーカーの原理がお分かり頂けると思います。

Coltrane Quintet SEの低域調整機能にて私が感じたブレーキ効果を、あくまでも私の
推測として説明するため古い私の随筆から下記の図面を引用します。

バスレフポートの共振周波数特性によって発生する影響のイメージ
https://www.dynamicaudio.jp/5555-7F/oto/pho/zu-oto45-02.gif

この図面で「基準周波数」としているのはバスレフポートの共振周波数の事ですが、
この共振周波数によってウーファーのレスポンスが持ち上げられるという現象は
前述した下記グラフと同様です。
https://www.dynamicaudio.jp/s/20260107172616.jpg

しかし、ここで私が注目しているのは共振周波数の中心から上下の周波数では急激な
減衰カーブが左右に見られるという事なのです。

共振周波数のピークから減衰する特性に影響されて、上記図面で「バスレフ型の象徴的な
低域特性」として、左方向の低い周波数に対してはウーファーのレスポンスは減少します。

反対の右方向の高くなる周波数に対してはバスレフポートから排出される不要な共振現象の
ために、ウーファーの受け持ち帯域の上の方でレスポンスに乱れが生じ歪率を悪化させる
という事をイメージして頂ければ良いかと思います。

以上の考察点においてColtrane Quintet SEのバスレフポートの共振周波数が20Hzである
という事なので、ポートによる音響的な共振現象に関して低い周波数方向に対しては
サブソニック領域なので大きな問題はないとして、数オクターブ上の周波数帯域に関しては
私がテストした音量と特定の低音楽器という条件で前述のレスポンスの乱れを感じてしまい、
それを私はポートの存在感という言葉で表現しました。(4)の低音ということです。

ここで前述した設計者Leif Oloffsonのコメントでもあったように、バスレフポートの
共振周波数20Hzの2オクターブ上の80Hz付近に二次共振周波数を設定したというポイントが
浮上してくるわけです。

この二次共振Qのピークを示すデータは示されていませんが、そのピークによる
レスポンスの上昇は設計者から送られてきたグラフでも描かれていましたが、
クロスオーバーネットワークの電気的な共振作用としてQの高さや幅は示されていない
ものですが、前述のように共振周波数の中心から上下の周波数では急激な減衰カーブが
存在しているはずであり、二次共振回路をオンとした(3)から(1)へという変化で
ブレーキ効果をもたらしているのではないか、というのが私の推測です!

この再生音におけるブレーキ効果と言えるものは測定用信号によるグラフでの静特性
ではなく、音楽というダイナミックな動特性として音質変化をもたらしているのでは!?

「Q値は主にインピーダンスカーブの同調周波数以上の二次共振をターゲットにしており、
 そのピークを制御することでシステム全体の応答を整えているとのことです。」

同時にピークあればディップありということで、上記のLeif Oloffsonのコメントの
意味として、二次共振周波数の下方に向けた作用はブレーキ効果と例えましたが、
上方向の周波数帯域に関しては共振周波数の前後における急激な減衰カーブという
存在が上記AVALONに関する図面で表現しているところの「AVALONが問題視している
リップル成分」を制御しているのではないかというのが私の推測です!

MARTENが公開していない独自技術として、二次共振回路をオンとした(3)から(1)へという
変化がどのように再生音に影響しているのか、以上の私の仮説を試聴によって確認して
いこうという事でポイントを絞り込んでの実験的試聴を行っていく事にした。

                                                       Vol.3 へつづく



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