No.0565 2013年3月26日
 新着投稿⇒H.A.L.'s Monitor Report-AiTEC Λ1.2 Pure Gold 


Vol.11「細胞は喜び、私の耳は踊りだす!!」

山形県東田川郡 K.S様より

川又様

「私も試したい試聴Λ1.2…歌に魂が!!」

試聴の感想が遅くなり、大変申し訳ございませんでした。
ひと月ほど前、新たなブックシェルフ型スピーカーが入り、頻繁に機器と
ケーブルを繋ぎ変えて聴いておりましたので、Λ1.2の試聴まで中々辿り
つくことができませんでした。

これまで寄せられた皆様のΛ1.2試聴感想のようなオーディオに関しての豊富
な言葉を持っておりませんので聴いたCDでの感想に伴うレポートと致します。

試聴ディスクは
「人生という名の旅」長谷川きよし(2012年10月発売)。
(CDのスペシャルサイトは http://www.kiyoshi-hasegawa.jp/ )

購入した2月、ほとんど毎日のように聴いていました。
深夜のラジオでフォークを聞いていた世代ですから、所謂なつかしさで購入。

このCD、納められている12曲の内、「別れのサンバ」をはじめとする5曲が
2011年の長谷川きよしの欧州ツァー(ドイツ、ロンドン、パリ、ケンブリッジ)の
ライブ音源である。長谷川によるギターとボーカルだけでの真剣勝負。

ツァーはビアホールのような会場もあり、PA、録音と大分苦労したようだが
苦労は多いほど報われるのが世の常、このライブがとにかく素晴らしい!

歌が終ると拍手が送られ(観客は数十人程度か)ダンケシェンやメルシーボクゥーと
長谷川の声が入る。歌に応えた拍手も熱い。

ベコーの「そして今は」、ピアフの「愛の讃歌」とフランス語も交えて歌われ、
長谷川の歌うシャンソンがとても新鮮に聴こえた。

40年近い歳月をひたすら歌い続けてきた歌い手のこれが重みか…。
しかも、確実に長谷川きよしの世界になっている。

アルバム「人生という名の旅」の
・5曲目「別れのサンバ」、昔、盛んにラジオやテレビでオンエアされ、
正直なところ、当時のわたしは食傷したものだが、改めて今回聴くと、
長谷川のギターテクニックとボーカルに打ちのめされた。

・8曲目「愛の讃歌」、
 おまえのためなら 
 空の果てまで地の果てまで 
 おまえのためなら 
 陽でも月でも盗みもしよう 
 おまえのためなら 
 友も裏切り国も捨てるさ 
 人よ笑え私を憎め
 それでいいのさ

この身勝手さが歌に歌われるとまさしく"至上の愛"となる。
・11曲目「風のささやき」(スタジオ録音)こーゆー歌詞だったのか…
歌詞と歌声が胸に染みました。

さて、肝心のΛ1.2。

先ず、手はじめにコンセントを「銀みがきクロス」で磨く。
クロスはものの見事に黒くなり、これでΛ1.2を塗るのに準備はできた。

そして、Λ1.2を壁コンセントから最終のスピーカーケーブルのYラグまで
全てに塗り、使い切り、すぐに試聴を開始した。

(どなたかが前に書かれていたが、容器が倒れやすいので注意!…瓶にして欲しいナ)

聴きはじめは「・・・変わったか?」が率直な印象。
ところが・・・聴き進むにつれ音はしだいに変化した。

ギターの爪弾きからダイナミックなかき鳴らしまでニュアンスが豊かになり、
ライブ感が増す。音圧も少し上がったかのよう。

ボーカルは声に芯が出て、潤い、艶が増し、張りはさらに伸びる。
声そのものの実在感が増すので、歌が生きたものとなる。

Λ1.2、例えれば"慈雨"、乾いた地を潤し、生き物や植物に生気をもたらす。
細胞は喜び、わたしの耳は踊りだす。

これはアンプやスピーカー、ケーブルが持っているだろう本来の力。
その力を知らないでいたこと、非力でした。

Λ1.2は音に生気をもたらす。
つまり、歌に魂が宿る。

P.S.  川又様、今回もいい機会を下さり大変ありがとうございました。
どなたかがΛ1.2の液体をこぼして残念がっておられましたが、そのお気持ち
実によくわかりました。

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川又より
 
K.S 様ありがとうございました。どうぞそのままお納め頂きまして結構です。
喜んで頂いて何よりでした。素直に感じたままを言葉にして頂ければと思います。

特にオーディオ的表現などとはお考えにならなくとも良いと思います。
感性で味わうものは結局は「美味いか不味いか」というシンプルな表現で良い
と思っています。他のモニター当選者の皆様もどうぞ気軽に皆様の言葉で
ご感想をお送り頂ければと思います。引き続きよろしくお願い致します

HAL's Monitor Report