《 H.A.L.'s Monitor Report Viard audiodesign 》


No.0523 - 2011/2/22

奈良県御所市 K K 様より

Vol.11「大変余韻が長く情報量があるのにも関わらず一切刺激的な音を出さない!!」
 
以前の投稿をご紹介致します。
http://www.dynamicaudio.jp/audio/5555/7f/fan/hf_moni0338.html
http://www.dynamicaudio.jp/audio/5555/7f/fan/hf_moni0233.html
 
 
【試聴ケーブル】
Viard audiodesign Unbalanced Line (RCA) 1.0m /1ペア \70,000
 
【機器構成】
<メインシステム>
 
・SACD Player  :marantz  SA-7S1 (ESOTERIC 8N-PC8100)
・Stereo Control Amplifier :marantz SC-7S1(ESOTERIC 8N-PC8100)
・Monaural Power Amplifier :marantz MA-9S1(Harmonix X-DC SM-350 )
・Loudspeakers :B&W Nautilus 801(Brass Shell) + Murata ES103B
 
(cable)
・インターコネクト:
Wireworld Gold Eclipse 5.2 RCA 1m(SA-7S1〜SC-7S1)
Purist Audio Design  SHANGO XLR 1m(SC-7S1〜MA-9S1)
・Speakercable: 
 Purist Audio Design  ISTARU Bi-Wire 1.5m(Nautilus 801)
 Purist Audio Design  ALTEUS 1.5m( ES103B)
 
【試聴ディスク】
 
・beyond the Missouri Sky  / Charlie Handen & Pat Metheny  8曲目 He's Gone Away
・Snow Rose / Shelly  8曲目 Eternal flam
・I Love a Piano / Miki Imai  2曲目 年下の水夫
 
《今回のMonitorの目的》
 
この度、メインシステムとは別にシアター用としてmarantz UD9004を導入し 
アナログマルチチャンネル接続用インターコネクトケーブルを検討中の折、
大変コストパフォーマンスに優れた本製品をH.A.L.'s Circleにてご紹介頂き、
川又氏の推薦とならば、これは聴くしかないと思いMonitorをお願いした。
 
なにせ、アナルグマルチ接続ともなると4セットものケーブルが必要となり、
音質もさることながらコストパフォーマンスは選択の上で大きなウエイトを占める
 
《試聴》
 
今回のMonitorとして、メインシステムで現用のWireworld Gold Eclipse 5.2 
RCAと差し替え試聴いたしました。
 
あくまで、アナログマルチ用の候補商品としてMonitorさせて頂きましたので、
現用のケーブルとの比較では御座いません。
 
Viard audiodesign Unbalanced Line (RCA)のポテンシャルを素直にチェック
してみました。
 
・beyond the Missouri Sky  / Charlie Handen & Pat Metheny  8曲目 He's Gone Away
 
Pat MethenyとCharlie Handenがアコースティックに競演する本作品はシンプル
の極みであり、Pat Methenyが爪弾くギターから放射状に広がる余韻が大変美しく長い!! 
かつ刺激的な音は一切無く、とても優しく心地良い。
また、さりげなくサポートするCharlie Handenのベースが大変重厚に響く。
 
・Snow Rose / Shelly  8曲目 Eternal flam
 
Shellyのボーカルがセンターに小さく且つ落ち着いた大人の音調でしっとりし
た感触で聴こえるかを中心に試聴してみました。
 
若干、口元が大きく感じられたが、非常に艶のあるしっとりした優しい声が
飛び込んできた。この価格で素晴らしいバランスに関心した!!
 
・ ・I Love a Piano / Miki Imai  2曲目 年下の水夫
 
こちらも今井美樹と小曽根真がシンプルに競演する作品であり、とても静かな
背景にピアノとソフトなボーカルが響き渡る
 
作品で、当方はいつも空間の静けさ(SN感)と響きのチェックに使用するが、
Viard audiodesignはモニターされた方々も報告されている通り、大変余韻が
長く、情報量があるのにも関わらず、一切刺激的な音を出さない…
 
ともすれば、色付けされた音に慣れた方には、何か物足りなさを感じるかもし
れないが、本作品のようなピュアでシンプルな構成のソフトには麻薬的な魅力
があるようである。
 
《まとめ》
 
今回Viard audiodesign Unbalanced Line (RCA)を視聴させていただき、今回
のMonitorの目的であるアナログマルチチャンネル接続用インターコネクト
ケーブルを選択する上で、一つの大きな候補となったのは云うまでもありません!!
 
この度は、素晴らしいご機会を与えて下さり感謝しております。
有難う御座いました。
 
            -*-*-*-*-*-*-*-*-*-
 
川又より
 
K K 様ありがとうございました。今回の名言はこれですね!!
 
「大変余韻が長く情報量があるのにも関わらず、一切刺激的な音を出さない」
 
そうなんです!!余韻感というのは情報であり、伝送過程において減少すること
はありますが、増加させるという作用を持つケーブルはありません。
またまた理解者が増えてくれたようで嬉しく思います!!
 
また、Viard Audiodesignのハルズモニターは継続中です。下記の応募方法に
て今後ともご利用頂ければと思います。私の推薦に間違いなしです。(^^ゞ
 
ハルズモニターを利用されたい方は先ずご入会から!!


HAL's Monitor Report