《QUIESCENT Panel-H.A.L.'s Monitor Report》


No.0480 - 2009/12/10

東京都町田市 K KU 様より

■何と↓QUIESCENTpanelのwebにハルズサークルの活動を掲載して頂きました。
 光栄なことでございます。ありがとうございました。<m(__)m>
 
http://www.swcc.co.jp/dt/products/seion_technology/index.htm
 
そして、遂に体験レポートが新着致しましたので早速配信させて頂きました。
 
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Vol.1「ルームチューニングの重要性を思い知らされる!!」
 
以前の投稿をご紹介します。
http://www.dynamicaudio.jp/audio/5555/7f/fan/hf_hear0433.html
http://www.dynamicaudio.jp/audio/5555/7f/fan/hf_hear0318.html
http://www.dynamicaudio.jp/audio/5555/7f/fan/hf_hear0240.html
 
川又様
 
モニター試聴記を下記に記載します。
 
今まで室内の音の反響や残響などに特別な注意を払ったことはありませんでした。
15年前の新築時に専用のオーデオ室を作る時の防音処置が比較的うまくいった
(当時としては)ことも無関心の理由でした。
 
しかし、HALの川又さんの軽妙洒脱そして本質を巧みに指摘した説明に私の
固い頭も目覚めてまいりまして、arte PYRAMIDで味をしめ、今回のクワイセント
パネルのSQ25R50のモニターとなったわけです。
 
同社の製品のなかでは一番大きいサイズのパネルですが、スピーカーの後ろに
置いて試聴しました。
 
オーデオ機器の試聴においては、その違いがすぐ分かるものと、じわじわと
沁みてくるものがありますが、本品は前者の方で違いがすぐにわかりました。
 
まず、音像がくっきりとしてきたことです。それと奥行が改善されたことです。
写真用語で説明しますと、レンズの絞りを開放から一段絞り込んだときに、
画像のハロが消えてすっきりとすることに似ています。
 
これは、音像のまわりに纏わりついていた、周りの壁からの音の反射成分が、
パネルに吸収されたからでしょうか。
 
具体的に説明します。HALの定盤、マーラーの交響曲第一番の第二楽章を聴きます。
 
まずは、小澤征爾指揮のボストン交響楽団。冒頭の第一バイオリンの合奏が、
中央から左側に並んだ奏者が見えるように聞こえます。
金管楽器の音も奥行を伴って響きます。
 
次に、ホーネック指揮のピッツバーグ交響楽団のSACD盤を聴きます。
左側に群をなしていた第一バイオリン団が、少し左右に拡がったように聞こえます。
華やかな金管楽器の響きが奥行を伴って聞こえます。
 
当家のシステムの音像定位は、左右は満足できる状態ですが、奥行きは想像力
で補足してなんとか感じられる程度でした。
 
それがこのパネルの使用でかなり改善されました!!
 
しかし、これはマラソン試聴会第二幕で聞かせてもらったKoso Accousticの
HB-lの音像定位には及ばないのです。
 
これについては、別の稿でHB-lへのオマージュと、オーディオ再生における
音像定位の重要性と、生の演奏を聴いたときの音像定位の違いなどの感想を
述べる機会があればと思っております。
 
話が横道にそれましたが、短期滞在の予定だった当パネルは長期滞在して
いただくことになりました。
 
同社のパネルは、吸音特性が周波数によって異なる製品や、サイズの違うもの
もありますので、皆さんも試してみる価値があると思います。
 
以上
 
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K KU 様ありがとうございました。そうなんですね〜、私が推薦しているルーム
チューニングアイテムでは拡散と吸音の両方の効果を持つものが主流でしたが、
このQUIESCENT Panelは吸音だけです。しかし、薄い!!軽い!!これが秘訣です。
 
そして、音源であるスピーカーの近くにどうぞセットして下さい。皆様にも
更にお薦め致しますので、先ずはハルズサークルにご入会頂ければと思います。


HAL's Monitor Report