《ESOTERIC “PS-1500”H.A.L.'s Monitor Report》


No.0333 - 2006/11/2

東京都渋谷区 T A 様より

Vol.7「PS-1500は熟成されパンチの効いた高級赤ワイン!!」

前回の投稿をご紹介致します。
http://www.dynamicaudio.jp/audio/5555/7f/fan/hf_moni0318.html

まず、長い試聴機会をお許しくださった川又様に感謝いたします。

事の始めは7N-PC9100の支払いをしにダイナ7Fへ伺った際のことです。

「メールに書いてあったあれってなんですか?」

とさりげなく切り出したところ・・

「実はちょうどセッティングが済んだところなんです。
 是非聞いていってください」と川又さんから思わぬお誘いを受けました。

これはラッキーだったな・・と思いつつ試聴室へ
そこにはなにやらごついトランスらしきものが・・

「例のものはこれですか!」この機械の風貌はもしや・・と思いながら
よくよく見てみるとESOTERICの文字が輝いているではないか!

ついにハイエンド業界の日本の雄が動いたのかと驚きましたが、よくよく今まで
作っていないのが不思議なくらいで、いよいよ満を持してハイエンドトランスの
登場!かと感心いたしました。

本題に入る前に、試聴レポートに関しては初心者ですのであまり参考にならない
と思いましたが、今回試聴をお願いしたわけは所有している電研DA7100HGと
PS-1500の比較ができるかなあと思ったので申し出させていただきました。

自宅の電源環境は

7N-PC9100-DA7100HG-PLMM×4(UX-1,G-0d,G-25U,D-70vu)
+
PIXL(200V)-PLMM×2(Linn Klimax Kontrol,Klimax twin)

以上のうちDA-7100HGとPS-1500を入れ替えて比較いたしました。

試聴ソフトは
Anne-Sophie Mutter「Mozart」
元ちとせ「冬のハイヌミカゼ」

電研に比べてエコー感は減弱するものの低音が締まる方向に変化、弦楽器音の
分離・分解が明瞭になった印象です。

ステージは前に迫る感じで迫力が増した印象です。電研の売りは倍音と言われて
いるだけあって響きがきれいに整いますが、PS-1500の場合は響きの構成が明瞭と
なりかつ美しく調和するといった感じです。

今回は比較しませんでしたが大編成のオーケストラを聴けばPS-1500の威力は想像
を絶することでしょう。

元ちとせのボーカルは電研の場合ですと「若いはかなさ(あやうさ)」が前面に
でてきてそれが魅力ではあるのですが、PS-1500に変えた場合それは「若い力強
さ」に変化しそれもそれで心を揺さぶられるものがあります。

結論としてどのように表現していいのか迷いましたが・・

「PS-1500は熟成されパンチの効いた高級赤ワイン、DA-7100HGはさっぱりするも
 潤いのある白ワイン」

といたしました。

電研の購入前であれば迷わず購入を決めていたと思いますが、今回は7N-PC9100を
購入したばかりで、まだまだグレードアップしたい部分が多数ありますのでまた
時機を見て検討したいと思います。

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川又より

T A 様ありがとうございました。そうでしたね〜、7N-PC9100を多数お求め頂き
ましたので、次の機会にご検討下さいませ。


HAL's Monitor Report