《HAL's Monitor Report》


No.0245 - 2005/4/9

山口県萩市 H I 様より

モニター商品 TACET SACD S922
「 The Best of TACET on SACD2004/2005 」

H.A.L.'s Present-TACET SACDにご応募頂いた皆様にサンプラーをお送りいたしまし
たが、早速感想が寄せられてきましたのでご紹介いたします。

               -*-*-*-*-*-*-*-*-*-


TACET SACD H.A.L.'s Monitor Report に 当選しました Iと申します。
遅くなりましたが、TACET SACD の Monitor Report を書かせていただきます。

私が日頃から聴くジャンルがJAZZですので、クラシックに関して門外漢である
ことを最初にお断りしておきます。

今回の試聴機器は、シアター用に使用していますシステム(4CH)で行いました。

		Esoteric UX-1
			↓(Analog 4CH)
		Accuphase CX-260
	↓(Front)		↓(back)
McIntosh C100A
	↓			↓
McIntosh MC 1000		McIntosh MC 7106
	↓			↓
McIntosh XRT-26(Front)		XRT-25((back)

使用しているメインスピーカーが大型でツイーターコラムが別筐体ということで、
以前からセンタースピーカー・サブウーハーなしの4CHで聴いております。

今回のTACET SACDは、このシステムにピッタリと思われ、モニターに応募しました。
今まで、聴いてきたSACD(5.1CHをDOWN MIX)では、センタースピーカーが無い
為かセンターの音がややうすく、定位がやや甘いように感じておりました>
(私の力量が多分に反映していると思いますが)

最初から4CHの為に制作されたこのSACDでは、まず、第一印象として定位が
非常に良く、一つ一つの楽器がステージの左から右に整然と並ぶ様が眼前に現れる
ようです。

このために5.1CHで感じられていたセンターの音がうすくなることも改善されます。
SACDはCDと比較して、2CHでも空間表現に優れていると一般的に認識され
ていますが、4CHになればこの優位点は更に顕著となります。

私の腕が悪いのか、CDから出る音の拡がりは平面的で円を描くように拡散します
が、SACDでは立体的で球を描くようです。

一つの楽器から出る音が360°に拡がるように感じられます。
このSACDでは、2曲を除くとリアスピーカーからはエコー音と思われるような
わずかな音が聴き取れるのみですが、不思議なことに、このかすかな音のによって
コンサート会場にいるような錯覚に陥ります。

これを2CHすれば、突然現実に戻るようです。 
この定位の安定と、空間表現がSACDの優位点と再認識されたSACDでした。

      以上

非常に簡単で抽象的な文章で申し訳ありません。


ここからは、4CHを導入している私の現在の心境です。

H.A.L.'s Circleに参加の方は、多分私の推測するところ大型スピーカーを使用され
ておられる方が多数と思います。

現在、DVDを中心としてマルチチャンネルは5.1CHが一般的ですが、既に大型
スピーカーを使用している場合これは現実的ではありません。

川又店長が私と同意見で、大変心強く思っています。

私も、当初はセンタースピーカーを入れた5CHでシステムを構築しましたが、
フロント3本が同一あるいは同等でなければピュアオーディオには導入できないと
の結論に達し断念しました。

センタースピーカーが劣れば全体的に影響が出ますし、仮にフロント3本に大型
スピーカーを導入できても、センターに置くことで今までの構築された音場が崩れ
る可能性が生じます。

また、同等のアンプも少なくてももう1CH分必要となります。
サブウーハーに関しては、大型スピーカーでは、あまり必要性を認めません。

以上の理由から、ピュアオーディオには、4CHマルチを勧めます。

この度、川又店長が素晴らしいマルチチャンネルを構築されておられるようですの
で、機会がありましたら是非聴かせていただきたいと思います。

是非皆様も、一度マルチチャンネルを体験してみて下さい。


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