《H.A.L.'s “エフコン”Hearing Report》


No.0466 - 2009/1/22

東京都品川区 お留守居役様より

“Friday concert”Vol.33はこんな企画でした。

http://www.dynamicaudio.jp/audio/5555/7f/brn/633.html

そして、今回も参加者の皆様に記念撮影をお願いしました<m(__)m>

http://www.dynamicaudio.jp/file/090116/guest.jpg

皆様のご感想はいかがでしたでしょうか? 早速ご紹介致しましょう!!

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Vol.155「Criterionへの買い換えは十分ありかなと思いました!!」

前回の投稿をご紹介します。
http://www.dynamicaudio.jp/audio/5555/7f/fan/hf_hear0459.html
http://www.dynamicaudio.jp/audio/5555/7f/fan/hf_hear0452.html
http://www.dynamicaudio.jp/audio/5555/7f/fan/hf_hear0442.html
http://www.dynamicaudio.jp/audio/5555/7f/fan/hf_hear0372.html

今回は、ジェフローランドのプリアンプCoherenceと7年後の後継機Criterion
との比較試聴でした。

私はSynergy 2iを使ってましたが、ジェフローランドのプリアンプは、まじめ
な音という印象です。

今回は、その最高峰の過去と未来の聞き比べという貴重な体験をしました。
まず、ジェフのこだわりと言えば、アルミくりぬきケースと電源でしょう。

川又さんからケースについての説明があり、電源の比較となりました。
音源は、「氷の音楽」というCDで、氷とガラスの打音という単純な音ですが、
純粋な音として純音とも言うべきで、透明感と瞬発力が試されると思われます。

AC電源→DC電源(ACケーブル付き)→DC電源のみ(ACケーブル外し)と電源の
条件を変えてのテスト。

Coherenceの場合、違いは鮮明で、1枚1枚ベールがはがされてゆくのを目の
当たりにしました。

ジェフのアンプは、元々SN比がきわめて良いのですが、DC電源恐るべしと思わ
せるものがありました。

さらに、Criterionの場合は、最初から衝撃的でした!!

なんと、Coherenceの最終形のDC電源の音をAC電源で上回って始まったのです。
AC電源からDC電源への変化は、Coherenceよりも少ないと感じました。

以後は、両者ともDC電源での試聴となりました。
Tiffany/ティファニー女性ボーカルです。

Coherenceでは、歌手が中央にピタッと定位して、ジャケット写真よりも音像
が細身でシャープになった印象でした。Criterionでは、音像がふっくらとし
て、等身大になったという印象でした。

Double Image Open Hand ダブル・ヴィブラフォンです。
ヴィブラフォンの音が、アタック音と楽音とエコー音の3段階に分かれて
きっちりと聞こえるのは当然としても、Coherenceでは、エコー音がやや平板
な印象でしたが、Criterionでは、エコー音の波打つ様子が立体的に聞き取れました。

しかも、全体のなめらかさは失われていません。
ジェフの進化をまざまざと見せつけられた思いがしました。

もし私がCoherenceのユーザーならば、Criterionへの買い換えは、十分あり
かなと思いました。

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川又より

お留守居役様ありがとうございました。私の選曲の意図を汲み取って頂き重ねて
お礼申し上げます。おっしゃるようにCriterionの様々なパフォーマンスが
Coherenceを上回っているというのは私も同様な分析です。他の会員も指摘
しているようにノイズフロアーが極めて低いということがポイントであり、
また他社パワーアンプとの組み合わせにおいても抜群のマッチングを聴かせる
要因がそのあたりにあると思います。また次回もぜひご参加下さい。


HAL's Hearing Report