《H.A.L.'s “エフコン”Hearing Report》


No.0442 - 2008/8/14

東京都品川区  お留守居役様より

“Friday concert”Vol.31はこんな企画でした。

http://www.dynamicaudio.jp/audio/5555/7f/brn/596.html

そして、今回も参加者の皆様に記念撮影をお願いしました<m(__)m>

http://www.dynamicaudio.jp/file/080808/guest.jpg

皆様のご感想はいかがでしたでしょうか? 早速ご紹介致しましょう!!

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Vol.145「Copulare Coral Lifterナシでは聴くに堪えませんでした!!」

過去の投稿をご紹介致します!!
http://www.dynamicaudio.jp/audio/5555/7f/fan/hf_hear0372.html
http://www.dynamicaudio.jp/audio/5555/7f/fan/hf_hear0243.html
http://www.dynamicaudio.jp/audio/5555/7f/fan/hf_hear0208.html

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ESOTERICの新製品のプリアンプC-03とメインアンプA-80の試聴
価格的には、セパレートアンプの入門機に位置すると言えるかと思います。

音源のCDのSN比が良いので、そこそこNEOを鳴らしていました。
小ぢんまりよりは上の中ぢんまりとまとまっている音とでもいいましょうか。
おおらかな雄大さや、広々とした空間表現という訳にはいかないようです。

電源ケーブルをESOTERICの7N-PC9100に交換し、更にトランスのPS-1500を使用
して、比較試聴付属ケーブルでは、がさついた、バリが残ったとげとげしい音、
それが、なめらかな落ち着いた音になったように感じました。
この変化は、エージングの効果に似ていると思いました。

SACD版のカラヤン指揮のベートーヴェン:交響曲 第6番第1楽章
高音域にSACDっぽい作為を感じてしまいました。
たとえレンジは狭くとも普通CDの方が、普段の音楽鑑賞にはふさわしいので
はないかと思い、またまたSACDの導入が遠のく感じ。

普通CD版のガーディナー指揮のベートーヴェン:交響曲 第6番第1楽章
かつてレコ芸アカデミー賞を受賞しましたが、古楽器演奏にしては、演奏も
録音も普通だと思っています。個人的には、大胆革新的で、音質も分離の良い
ホグウッドがお好みです。

閑話休題。

さて、いよいよスピーカーKharma Grand Ceramique Midi 1.0
(グランド・セラミック・ミディ1.0 w/エニグマ)とVitus Audio SCD-010、
Ayer KX-R、Ayer MX-Rなどのカルマシステムの試聴となりました。

Kharmaは良かったですね。

さて、機器の脚下に挟むインシュレーターのCopulare Coral Lifter(4個組
14万円)使用すると音にまとまりができて、心地よく聞けるようになりました。
ただし、古い録音のものには、ない方が良い場合もありました。
落ち着きがなくなるような感じです。

ただし、再びのただしですが、バッハのG線上のアリア。
この曲は、Copulare Coral Lifterナシでは、聞くに堪えませんでした。

癒し系の音楽が、ナシでは、ぎすぎすととげとげしく不愉快にさえなりました。
アリにすると、なめらかでゆったりと落ち着いて聞けるようになりました。

また、スピーカーのKharmaの脚はスパイク状なので、試しにスパイク受けの
プレートを挟んでみるという実験アリですと、はじけなくなるというか、音が
吸われてしまうという印象です。

なんでも入れれば良いというものではないという教訓です。

久しぶりにオーディオの勉強を楽しませていただきました。

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川又より

お留守居役様ありがとうございました。Coral Lifterを評価して頂き良かった
な〜、と思う反面、ぜひ自宅試聴でもお試し頂きたいと思います。
三個だったらご希望の予算になるかもしれませんし、ぜひモニター企画を
ご利用下さい。またのご来店をお待ちしております。まずはお礼まで。


HAL's Hearing Report