《H.A.L.'s “エフコン”Hearing Report》


No.0462 - 2008/12/22

埼玉県川口市 LUX FAN 様より

“Friday concert”Vol.32はこんな企画でした。

http://www.dynamicaudio.jp/audio/5555/7f/brn/631.html

そして、今回も参加者の皆様に記念撮影をお願いしました<m(__)m>

http://www.dynamicaudio.jp/file/081212/guest.jpg

皆様のご感想はいかがでしたでしょうか? 早速ご紹介致しましょう!!

           -*-*-*-*-*-*-*-*-*-


Vol.151「何も言えねえ!(by 北島)!!」

前回の投稿をご紹介します。
http://www.dynamicaudio.jp/audio/5555/7f/fan/hf_hear0319.html
http://www.dynamicaudio.jp/audio/5555/7f/fan/hf_hear0303.html

「止めないで!」

「フ〜・・・」何という音だろう。

TELOS2500を初めて聞いた時、これ以上のパワーアンプは造れないだろうと
思いましたが、それをはるかに凌駕したTELOS5000というアンプ。

それをシェフ川又流にどう料理して、聞かせたか。

TELOS200D、400Dは都合つかず、TELOS600、1000、2500、5000という布陣での
比較試聴。これで十分でした。

グレードが上がるごとに明らかに見える景色がより良く変わってくるのですから。
それに主役はTELOS5000。
それ以外はもったいないが、引き立て役です。

その前後を受け持つシステムの紹介もしておきます。
プレーヤーがGOLDMUND EIDOS REFERENCE、プリアンプがGOLDMUND MIMESIS 24ME
の純潔を重んじるGOLDMUNDファミリー、それに、おなじみのスピーカーとして
MOSQUITO NEO、ケーブルを除くシステムだけのお値段で2500万円から5700万円
の共演です。

最初の曲はビョークのそれもオルゴールで演奏する曲という以外であるし、
難題な課題。

オルゴールというと円筒形にピンが埋め込まれ、それをはじいて音を出すよう
な装置を想像しますが、たぶん聞いた感じから円盤状をしたディスクオルゴール
ではないかと思われます。

しかし、マニアックな課題。
録音はオルゴールの機械の中にマイクを突っ込んだような収録が行われており、
決してきれいな音だけでなく回転する音等雑音成分も含まれています。

わたしも同じようなオルゴールの音を収録したCDや水琴窟に滴り落ちる音を
収録したCDでシステムのテストしていたことがありました。

ここでチェックするポイントは音が出てから消え入るまでの音をどのように
表現するか。

そして、音の広がり方がどのように聴こえるか。
また、高音が刺激的にならず、どこまで伸びて聴こえるかえしょう。

上位機種になるほど、音の広がっていく様子が良くわかり、情報量も増えてきます。
TELOS5000ではマイクの代わりに頭をオルゴールに突っ込んでいるように聴こえます。

"凄い!"

そして、

・弦楽器のテストとして、VIVALDISM/ラ・ストラヴァガンツァ東京 から
 シンフォニア第15番ハ長調 RV111a
・ヒアノとしてHymanの「PLAYS FATS WALLER」から「Bach Up To Me」
・ボーカルとしてnoonの「smilin'」から「smilin'」
・電子的打ち込みのドラムに注目して"Basia"「 The Best Remixes 」
・オーケストラ曲からTUTTI! An Orchestral Sampler "The Absolute Sound Super Disc List"
からRimsky-Korsakov: Dance of the Tumblers, Eiji Oue/Minnesota Orchestra

オーケストラ曲ではプレーヤーをESOTERIC P-01+VUKP01に代えての比較試聴も
行いましたが、GOLDMUND EIDOS REFERENCEで調整されたと思われるシステムに
は分が悪かったようです。

最後に、TELOS5000でTiffany/ティファニーの「Amazing Grace」のボーカル
を聴きました。

言い古された言葉ですが、"そこに立って歌っていました!"

TELOS5000について、ステレオサウンドの特集記事で評論家の柳沢さんが
「これまで使ってきた表現用語ではとてもこの音を言い表せない」と
おっしゃっていますが、まさにそのとおり。

従来言い古された言葉では誤解を招くおそれがあるからです。

でも、あえて私が一言で言うならば、・・・・

「何も言えねえ!(by 北島)」です。

ぜひ、一度聞いてみることをお勧めします。

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川又より

LUX FAN 様ありがとうございました。きめの一言がまさにそのとおりという
感じでしたね〜圧巻です。こんなアンプ、いやこんな音は聞いたことがない
という皆様の実感を端的に表現した一言でした。

最後のAmazing Graceは良かったでしょう!! 皆様の感動がこの曲に集約されて
今回のエフコンのナンバーワンになったみたいですね。思わず在庫を発注して
おきましたので、今後ご来店の際にはこちらで販売可能です。ご利用下さい。


HAL's Hearing Report