《H.A.L.'s Hearing Report》


No.0457 - 2008/12/10

仙台市 K.T 様より


以前の投稿をご紹介します。
http://www.dynamicaudio.jp/audio/5555/7f/fan/hf_hear0455.html
http://www.dynamicaudio.jp/audio/5555/7f/fan/hf_hear0450.html
http://www.dynamicaudio.jp/audio/5555/7f/fan/hf_hear0444.html

「The Two Towers!!」

HAL 川又様

お世話になっています。仙台のK.Tです。

先ほどは素敵な時間を過ごすことができました。
いつもありがとうございます。

今週末も東京で過ごすことになったので、せっかくだから楽しもう、と午前中
は上野でフェルメールを観てからコンサートに。コンサート会場は秋葉原。
そう、HALです(^^;

フェルメールで目を楽しませたあとは、耳にも滋養を与えるために7Fに直行しました。
幸い、タイミングよく先客が居なかったので、早速視聴室へ。
そこで目にしたものは。。。

いや〜、デカイ!

以前Circle Reviewで送られた写真を見ていましたが、実物は圧巻です。
The Two Towers(TELOS5000)の威容はただごとではありません。

TELOS2500が小さく見えるなんて異様です(笑)
これが、出てきた音も凄かった!!

今日はG1 GIYAで聴かせてもらいました。

これまでsoulution 700、TELOS2500という超弩級のパワーアンプで鳴らされて
いるのを聴きましたが、それらを凌駕している気がしました。

もちろん、soulutionもTELOS2500も素晴らしい。
でも、Two Towersは次元が違う気がします。(値段もスゴイですが。。)

いつも、HALをコンサートホールに見立てて聴いていますが、今回はまさに
ホールそのものにいるかのような錯覚に陥りました。

小澤指揮、マーラー 交響曲第2番「復活」

ボストンのシンフォニーホールは行ったことがありませんが、きっとこんな
音響なんだろうなぁ、と素直に実感しました。

いつもは、ホールに見立てて、自分の頭の中でイメージを作って空間感を再現
していると思うのですが、そんな解釈は不要でした。

音そのものがホール感を創出しているのです。
こうなったら、あとは音楽をとことん楽しむだけ。

復活の冒頭で一気にコンサート会場に連れて行かれてしまったので、結局最後
まで全曲(80分)聴いちゃいました。

マーラーは最弱音から最強音までかなりダイナミックレンジが広いですが、
Two Towersは微弱な弦のトレモロから合唱を含めたトゥッティまで見事な
くらい魅力的に演奏していました。

弦のしなやかさも、管の輝かしさも、声の艶やかさも余さずに表現してしまう。
Two Towers恐るべし。

そのTwo Towersの無限のパワーを吸収し、しなやかに鳴らすGIYAもまたしかり。

実際のコンサートなら、演目が「復活」だと1曲だけだろうが、ここでは
自由にプログラムを組めるのも魅力のひとつ。

お次は、ロストロポーヴィチ演奏のバッハ「無伴奏チェロ組曲第5番」

交響曲はパワーを実感し易いと思うが、ソロ楽器はどうだろうか。

いや〜、これまた素晴らしい。

なぜ、ここにロストロポーヴィチが居ないのか不思議なくらいのリアリティ。
チェロが大き過ぎもせず、痩せてもいない、適正なサイズで現れてくる。
哀切なチェロの調べは堪りませんね。
サラバンドでは思わず、今は亡きロストロポーヴィッチに合掌してました。

2曲とも大感激の大満足なコンサートでした。

百聞は一聴にしかず。
Two Towesは機会があれば是非聴いてみることをお勧めしますね。
非現実的な値段で導入できる人は限られている製品が聴けるのですから。
しかも、GIYAとのペアリングで聴けるのはここHALだけでしょうし。

東京出張が多い最近はすっかりHALリゾートで寛いでますね。
リフレッシュにはもってこいの空間が秋葉原にあるのはいいものです。
街の喧騒が嘘のように、ある種別世界で音楽に浸れるのもまさにコンサート
ホールと呼ぶにふさわしい。

また、出張の時はお世話になりますm(_ _)m

いつも楽しい一時をありがとうございます。
ディスクチェンジしてくれた天野さんと、コーヒーを淹れてくれたスタッフ
さんにも感謝です。

いいものを聴くとついつい書きたくなっちゃいますね(^^;

            -*-*-*-*-*-*-*-*-*-

川又より

K.T 様ありがとうございました。お楽しみ頂けました様子で何よりでした。
このように皆様に楽しんで頂けるということにこそH.A.L.の存在感があるとい
うものです。

さあ、前々号のハルズサークルレビューNo.1844にてご案内しておりますこのイベント。

Friday concert Vol.32-ALL OF GOLDMUND TELOS!!

まだまだ受け付け中ですから、どうぞ他の皆様にも体験して頂ければと思います。
ご応募お待ちしております。そのためには先ずハルズサークルにご入会を!!


HAL's Hearing Report