《HAL's Hearing Report》


No.0214 - 2005/11/9

横浜市南区 N H 様より


「H.A.L.'s “エフコン”Hearing Report」

Vol.11「ノイズフロアが下がって残響が拡散して行く様が見える様になる!!」

川又様

毎度お世話になって居ります。横浜のHです。
28日はエフコン、大変楽しませて戴きました。
これは川又さんあっての企画だと思いました、流石です。

さて、盛り沢山のprogramの中で私の印象を一つ二つ。

1.CD transport対決

いやあ〜、これは面白かったですね。
多分ご参加された皆様と意見が異なるのではと思いますが、Nautilusの底知れぬ
実力も相俟ってなのでしょうが、私はEIDOSに大感銘を受けました。

多少音像が遠めに定位するも私好みで嬉しかったのですが、それよりなにより演奏
者がお互いの音を聴きあってアンサンブルしているのが目に見える様でした。

お値段も半端じゃないですが、この品位は恐るべきものですね。
良いものを聴かせて戴き本当に有り難う御座います。

2.7本のACケーブル

これはもう笑うしかないですね!!

過去に何度も繰り返して来た事ながら何故AC cableでココまで違うのでしょうか?

理屈は良くわかりませんが結果が違えば、存在を受け入れるしかありません。
今回私が感じたのはDOMINUS系とは目指す所が少し異なるんじゃないかと云う
点です。勿論悪い意味は一切無しで少〜しDOMINUSの方は色付けがあるのか知ら?

Full PEIPで聴いたより広大な空気感と云うか、あたかも天井がずっと高く、
そう欧州の大聖堂に入った時の様なひんやりとした清浄感とでも云いましょうか、
ノイズフロアが下がって残響が拡散して行く様が見える様になるのは一聴して
明らかでしたが、かてて加えてなんとも自然な肩肘張らない雰囲気。

これには素直にヤラレターとしか云い様がありませんでした。

 当日川又さんがおっしゃった・・・

「まずbaseとなる部分(要は電源系ですね)をきちんとしてから、その他に投資し
 ても遅くない」と云う言葉に深く考えさせられました。

でも何故AC cableで…(^^ゞ

こりゃあ困りましたよ。“Pケーブル”に“PD”に“PI”ですか〜。
良さそうだったら“Pケーブル”一本だけでもと思いましたが、これはfull PEIP
デバイスにするだけの価値がありそうです!!

3.そしてTELOS 2500

私にとって大好きなGOLDMUNDの新たな旗艦、期待してTELOS 2500に切り替えたの
を聴いた時は??

あれあれ?匂いは確かにMUNDだけど、想像してた程じゃないぞ…?

ここは川又さんに一本取られました。

純正ACケーブルを“Pケーブル”に差し替えた途端、俄然音が深くなりました。

あちゃ〜オソルベシ”Pケーブル”

DIGITAL伝送でもやっぱし電源系が基本なんですね〜、だからこそより一層
TELOS 2500の力が発揮できるんでしょうか。

MUNDに“Pケーブル”結構マッチング良いのかも知れませんね!

休憩無しの2時間半、あっという間でしたが堪能させて戴きました。

残念ながら掛けて戴いた音楽の殆どが私には全く聞きつけないものでしたので、
音楽的な面での判断は勿論控えさせて戴きますが、様々な特徴が比較試聴する
事で明らかになりました。

なんとなく、これからの私の方向性も見えてきた気が致します。
繰り返しになりますが、素晴らしい機会を与えて下さいまして本当に有り難う
御座いました。


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