No.0622 2018年4月2日
 新着投稿⇒H.A.L.'s Monitor Report - Computer Audio Design Ground Control

Vol.1「音の佇まい・品位…結果としての音の生々しさの変化が全然違うのです!!」

H.A.L.'s One point impression!! - Computer Audio Design Ground Control!!
http://www.dynamicaudio.jp/audio/5555/7f/brn/1462.html

遂に熟成システムをお使いのベテラン会員からのインプレッションが寄せられてきました!!

栃木県佐野市 Y.M 様より

前回の投稿をご紹介します。
http://www.dynamicaudio.jp/audio/5555/7f/fan/hf_moni0608.html
以前の投稿もご紹介致します。
http://www.dynamicaudio.jp/audio/5555/7f/fan/hf_moni0605.html
http://www.dynamicaudio.jp/audio/5555/7f/fan/hf_moni0599.html

HAL川又様

この度は納入前の貴重なお品を、お貸し頂きまして誠にありがとうございました。
仕事の予定等で、返却の発送は今週金曜日になってしまいそうです。
遅くなりまして申し訳ございません。

今回GC3を我が家のシステム(dcs Vivaldi・ Ayre KX-R+MX-R twenty・ MAGICO Q3に
DELA N1Z と言う組み合わせ)に組み込んで聴かせて頂きました。

我が家の最近の目下の課題は、N1Zのファイル再生を、いかにしてVivaldi systemの
ディスク再生の品位に近づけるか、ということにあり、今回GC3試聴の機会に飛びつか
せて頂いた理由も、この「品位の格差」と言うべき問題を解決する糸口になる機器かも
知れないとい期待からなのでした。

そのため、今回はDAC・プリ・DELA3筐体にこのグラウンドコンディショナーを
適用してみたく、GC1でなくGC3をお願いした次第です。

その結果としてGC3の効果はDACとプリにおいては絶大な効果を見せてくれました!

これまで様々な電源・ノイズ対策を病的なまでに施し、グラウンドコンディショナーと
呼ばれる製品もいくつか試してきました。

一聴して聴き心地がまろやかになるもの、解像感が上がって聞こえるもの、低音の増大…など、
それぞれに確かに「変化」はありました。

私にとってGC3はこのような派手な「効果」といえる類いのものとは性質が違う、
と解釈されるものでした。

そのため実際、抜き差しをしながらの音の比較がいつものアクセサリー類より
難しく感じたのです。

それでも、確かに「違う」

解像度・音場の広がり・低音の締まりなどの感知しやすく、言葉にしやすくて
他者と共有しやすいもの。

すなわち点数化しやすいもの...で言えばもっと「効く」アクセサリーはあると思います。

しかし、音の佇まい・品位…結果としての音の「生々しさ」の変化。
この視点から見れば全然違うのです!!

オーディオが録音物から虚構の音世界を作り出し、自分自身を騙し酔わせるための
手段だとすれば、その「嘘」があまりにも自然で、もはや「これは作り事なのだ」
という自覚さえ忘れさせてしまうような音…といったら大げさでしょうか。

音の輪郭に強調感がなくなり、音像とその周辺の音場がシームレスに繋がる様は、
あくまで自然体であり、今まで聴いてきた自分の機器の「個性」を、否応なく
自覚させられるものでした。

一方、空いたUSB端子を使って繋いだDELAにおける効果は、残念ながら期待ほど
大きなものでなかったことをご報告させて頂きます。

音の「正確性」はわずかに増すように感じたものの、前述した「品位の差」を
埋めるような効果ではなく、やはり年月を経て練り上げられたハイエンド
オーディオ機器と、まだ産声をあげたばかりのNAS兼トランスポートでは、
与えられたものに対して、知覚される変化量にも違いがあるのでしょう。

いみじくも川又さんが、「熟成したシステム・ひとしおのコンポーネントを使う
ユーザーに向けて」と書かれていたことを、実証してしまったかのようです。

この点において、まだまだファイル再生でディスク再生に追いつき追い越すのは
容易ではないようです。

だとしても今回のGC3の変化は大変魅力的でした!!

問題なのはその置き場所であり、フルサイズコンポーネントと同じそれをどこに
納めるか…。

本当はファイル再生でディスク再生を追い越し、Vivaldiトランスポートを
追いやってそこにCG3を加える算段だったのですが…悩みが増えました。
それについてはまた後日ご相談させていただきます。

最後に、とにかく素晴らしいものを聴かせていただきました。
本当にありがとうございます。

オーディオという趣味の深さにあらためて新鮮な驚きと感じ、モチベーションを
頂きました!

             -*-*-*-*-*-*-*-*-*-

川又より

Y.M 様こちらこそありがとうございました。dCS Vivaldiシリーズをお使いの他の
会員からも同様にファイル再生よりも純正ディスクトランスポートによる再生音の
方が素晴らしいという評価がありましたが私も同感でございます。

本日もここでGC1とGC3の比較試聴をVIPのお得意様に体験して頂きましたが、
ご使用中のシステム構成からしますと、お見立て通り最初にGC3を聴いて頂いた
ことが功を奏したものと考えています。

ご指摘のように変化量の多いアクセサリー、コンディショナーの類は他にもありますが、
問題は変化量ではなく変化の質なのですね。ここを私は重要視しているので熟成
システムという前提を述べていたわけです。

私がここで体験してきた変化の質が以前から目指してきた方向性と一致した事、
それは以前から私が推薦してきたアクセサリー関係の製品とも共通項があります。

つまり、私は過去に販売したアクセサリーの音質を否定して新しいものを販売しよう
という考えはありません。今まで皆様にお求め頂いた各種アクセサリーのすべてと
共存し効果を発揮できるものしか推薦致しません。

その意味で、今回のY.M 様の「欲しいものリスト」にCAD Ground Controlが登録された
ということは大変に嬉しいものであり、そして今回の経験を通じてY.M 様が判断されて
私に注文して下さったのはTransparentのOPC2(75万円)でした。

これでY.M 様のシステム構成にてTransparentのOPC2とOPIがほぼすべての電源を
担当するようになったものでした。その次の選択としてCAD Ground Controlがあります!!

◇ H.A.L.'s Sound Recipe / Computer Audio Design Ground Contro-inspection system ◇
http://www.dynamicaudio.jp/5555/7/H.A.L.'s_Sound_Recipe-HIRO_Acoustic_CCS.pdf

上記の私の試聴システムを見ればお分かりでしょう。徹底した電源環境の整備を
行ってきたことによりCAD Ground Controlの成果が更に理解できるようになりました。

Y.M 様が私の求めているベクトルと同じ方向性で追随して頂けたことに感謝致します。
ありがとうございました。

川又利明
担当:川又利明
TEL 03-3253-5555 FAX 03-3253-5556
kawamata@dynamicaudio.jp

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