《 H.A.L.'s Monitor Report-Black Ravioli!! 》


No.0533 - 2011/8/25

Vol.2「音の輪郭が鮮明になり響きが豊かになり空間が広がる!!」

青森県弘前市 H.T様より

前回の投稿をご紹介します。
http://www.dynamicaudio.jp/audio/5555/7f/fan/hf_moni0511.html
http://www.dynamicaudio.jp/audio/5555/7f/fan/hf_moni0485.html
http://www.dynamicaudio.jp/audio/5555/7f/fan/hf_hear0536.html

Black Ravioli の試聴では格別のご配慮を頂きました。
改めてその結果を報告します。
 
私のオーディオ装置は、CDプレーヤー、DAC、アナログプレーヤー、
プリメインアンプ、スピーカー、これに電源レギュレーター、アンプとアナログ
プレーヤーとの電源装置で構成されています。

スピーカー(キソ・アコーステック HB-1)には専用のインシュレーターが
あるので試聴対象外です。
 
主要機器には既に金属と無垢材とでハイブリッドに造られたインシュレーター
を装着していますので、今回の試聴は、現用インシュレーターをBlack Ravioli
(以下、B.R) にリプレイスできるかどうかがテーマでした。
 
最初に届いたB.Rは、BF-3が2個、BF-2が2個の計4個でしたので、まずは
CDプレーヤーに装着し、2日後に試聴しました。色々なジャンルのCDを
聴いて気付いたことは、音像が安定して定位するようになることでした。

例えば、四声のボーカルの音像が一線に並ばず、バスが後に下がったり、音域
によって前に出たり後に下がったりで、音像の定位が安定しないことが生じます。

私の装置でもボーカルや室内楽などのCDでこれが生じ中々解決できない
悩ましい問題でした。この問題が、B.RのCDプレーヤーへの装着によって
ほぼ解消しました!!
 
次にアンプに装着したところ、CDプレーヤーへの装着でも気付いていたこと
でしたが、音の輪郭がより鮮明に、かつ響き豊かになり、空間性もより感じら
れるようになりました。

川又さんの8/11メルマガで広島市のNNさんが「特に低域は、ぐぐぐっと沈み
込み、安定したピラミッドバランスで再生され、音の彫りが深く演奏や楽器の
陰影までくっきりと描写」と述べておられますが、同感です。

特筆すべきは、音の輪郭が鮮明になることと響きが豊かになり、空間が広がる
こととは、多くの場合両立しがたいのに、両立することです!!
 
この時点で、これはただ事でない、4個では試聴に足りないと感じて、
BF-3/2個、BF-2/2個を発注し、さらにムリを言ってBF-1/2個を借用、
計10個で試聴を続けました。

どの機器に装着するのが効果的かが試聴課題ですが、どれを、どれだけ、どの
ように装着すれば効果的かも課題です。メーカー推奨の設置例も参考に機器
ごとに様々な位置に取っ替え引っ換え試してみました。
 
川又さんが紹介されておられるように、BF-2よりも BF-3の方が効果があります。
それなら、各機器に4個のBF-3 を装着すれば最も好ましくなったかと言えば、
必ずしもそうではありませんでした。

数を増やすと高域に歪みが生じたり、音像が低くなるなどの傾向が出たりで、
私にとっては必ずしも好ましいばかりではありませんでした。

機器の底板は、ボルトの頭があったり、強度を増すための凹凸があったりで、
平滑ではありません。そのため、数を増やすと却って安定しなくなるように
感じました。

どちらかと言えば、使用量を抑制気味にする方がよい結果が得られるように
感じ、BF-3/1個をベースに、これとBF-3、BF-2、BF-1との組み合わせを探求
した次第です。BF-3にBF-2を組み合わせるより、BF-1を組み合わせた方が好ま
しいと感じた場合もあります。
 
なお、使用ラックはクアドラスパイアQ4D-Ventで棚板に対面方向と並行に
スリットが入っているためか、B.Rの機器左右側装着よりフロント・エンド側
並行装着の方が効果的と感じました。

以上は私の装置の場合であって、一般化できないことは言うまでもありません。
 
他の機器は既設のインシュレーターの方が好ましいとの判断になりましたが、
6.5キロと軽量のCDプレーヤーにBF-3/1個とBF-2/1個、28キロのアンプに
BF-3/2個とBF-2/1個を装着した効果は、上述のように劇的と言えるほどで、
安定した音像、豊かな響きと陰影のある空間の広がりに、以来、聴き惚れています。

川又さんのB.R紹介に「この装置にまだこれだけの性能があったのかと実感する」
との趣旨を述べておられましたが、私も、それなりに満足していた装置だけに、
そう実感しています。
 
贅沢な試聴を叶えてくださり、ありがとうございました。

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川又より
 
H.T様ありがとうございました。実はH.T様の取り組みはまだ終わっていないのです。
アナログプレーヤーにも試して頂くという事でSticky pad 2を8個お送りする
ことになったのですが、こんな苦労話も頂いておりました。

「"仏の顔も3度まで"と言いますが、"これで最後"を何度繰り返したことでしょう。
 今回もこの手でしたが、"山の神"からは「川又さんからは、もう何か送られて
 こないのか」と念押しされています。ですが、折角の機会です。Sticky pad
  で試聴してみたいと思います。川又さんが勝手に送ってきたんだよ、とか
 なんとか、言い訳するかも知れませんが、お許しください。」

はい、何なりと私を悪役に仕立てて頂いて結構でございます。勝手にお送り
したSticky pad 2が更にどんな感動をもたらすことやら。でも、感動しても
奥様の前では表情を変えないようによろしくお願い致します(笑)

そして、本企画はハルズサークル会員対象に現在も実施しておりますので、
先ずはご入会頂き、ぜひぜひ皆様も黒いラビオリを味わって頂ければと思います!!


HAL's Monitor Report