《Cardas Myrtlewood Block-H.A.L.'s Monitor Report》


No.0378 - 2007/8/8

神奈川県海老名市 T.H様より

Vol.12「交響曲好きの私にとっては本当に予想外の効果!!」

前回の投稿をご紹介致します。
http://www.dynamicaudio.jp/audio/5555/7f/fan/hf_hear0168.html

Cardas Myrtlewood Blockのレポートをいたします。

ここ半年でCD周りやルームチューニングを少しずつ改良して下記のようなシス
テムを使っています。

書斎のため、機器や配線に理想的な配置が取れないので、効果を見ながらやって
いますが、正直言って、普段は仕事が忙しくて十分に聞き込みができていません
でした。最近は、CDPの電源ケーブルを8N-PC8100から7N-PC9100に変えたら、評判
通り余韻やクリアさが増して効果を確認できました。

CD Player: Esoteric X01(D2へVU)(7N-PC9100) ←G-03X(Rb安定化)
Preamp: Accuphase C2400(8N-PC8100)
Digital Equalizer: Accuphase DG-38(8N-PC810)
Power amp: Accuphase P7000
Speakers: B&W N802
Speaker Cable: Acrolink 6N-1400U Biwire
電源:TRANSPARENT PLMM (PowerLink MM)→TRANSPARENT P8
ラインケーブル:7N-A2500(XLR)、7N-D5000(XLR)ほか
BADコーナー、ディフラクタル

さて、Cardas Myrtlewood Blockですが、夏休みになったので、じっくり聞き込み
を開始したところ、予想外でしたが、CD2枚聞いただけで、あまりに明確な効果
のため追加で2セット注文します。

上記電源ケーブルの効果以上のものがあります。(効果の質が違いますが)
バイワイヤーで個数が不足しており、余ったらラインケーブルか電源ケーブルに
使います。

今回は2セットをスピーカケーブルの下に敷いて使用しました。
PADような高級なケーブルと違って、標準的なAcrolinkで振動あるいは外部スト
レスに敏感なため効果が大きいものと推測します。

試聴には、オーディオ的な効果でなく、何度も聞いているクラシックの愛聴盤を
使いました。

@クライバー指揮のベートーベン交響曲第七番、第4楽章(ウイーンフィル)SACD

Myrtlewood Block有りでは、ボリュームを変えていないにも関わらず出だしから
押しだしが強く、少し聞き込んでいくとパートの分離が明晰になっていることが
分かります。

合奏での混濁が減ったため、同じ音量でも明かに迫力が上です。交響曲好きの私に
とっては、本当に予想外の効果で、嬉しい限りです。

コンサートホールでも良い席でないと、これだけの響きや分離は得られません。
合奏後の響きやソロパートの余韻も長くなっています。


Aポリーニのショパン、バラード第1番CD

これも出だしから、響きが豊かになっており、途中左手の強打に右手が重なっても、
大変良い分離が得られて、感動ものです。試しに外して聞き直しましたが、痩せた
響きに戻ってしまい、直ぐに元に戻しました。

ブロックだけでこれほどの効果が得られるのは驚きです。
中高級スピーカーケーブルは、スピーカと同等価格になってしまうので、ケーブル
の導入は躊躇して標準的なものを使い続けていました。

Myrtlewood Blockはスピーカーケーブルのカンフル材あるいはグレードアップの
役目を果たしてくれますので、取りあえずケーブルの交換は忘れて、何年かの間に
次のスピーカを検討したいと思います。

いつもながらの、素晴らしいアイテムの紹介ありがとうございました。

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川又より

T.H様ありがとうございました。前回の投稿からも長いお付き合いを頂いて本当に
ありがたいものです。そして、更に2セットの追加注文ありがとうございました。
これからもよろしくお願い致します。


HAL's Monitor Report