H.A.L.'s Hearing Report-The Sonus faber!!


No.0597 - 2010/12/31

東京都町田市 K KU 様より

この素晴らしいスピーカーの登場は静かに、そして着実に日本のオーディオ
シーンに波紋を投げかけ始めています!!先ずは↓これでしょう!!
 
http://www.dynamicaudio.jp/audio/5555/7f/brn/772.html
 
そして、体験したハルズサークル会員からも続々と!!
 
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Vol.6「オーデイオは生演奏の体験を超え得るか!!」
 
以前の投稿をご紹介します。
http://www.dynamicaudio.jp/audio/5555/7f/fan/hf_moni0480.html
http://www.dynamicaudio.jp/audio/5555/7f/fan/hf_hear0433.html
http://www.dynamicaudio.jp/audio/5555/7f/fan/hf_hear0318.html
http://www.dynamicaudio.jp/audio/5555/7f/fan/hf_hear0240.html
 
The Sonus faber をH.A.L.で聴かせて頂きました。
ドライブするアンプやプレイヤーなども、川又さんが最高級の製品を選定して
組み合わせ、慎重に調整されたシステムであり、現在における世界最高級レベル
の再生システムの一つであることは間違いないでしょう。
以下、これを the H.A.L.システムと呼びます。
 
当日は聴きなれたCDを10枚ばかり持参しましたが、その中には私が録音に
立ち会った演奏のCD(後述)を3枚含めました。
 
The H.A.L.システムの再生する音は、独奏楽器もオーケストラも、音質音量と
もに等身大の演奏を再現してくれました。それは、川又さんのリポート等に
詳説されている通りですので、以下の3点のCDの試聴結果のみを報告します。
 
「録音に立ち会った」とは大袈裟な物言いですが、実は偶々聴きに行った演奏
会がライブ録音として後日CDとなって発売されたと言うだけのことなのです。
 
それは以下のCDです。
 
1)プロコフィエフ/ヴァイオリン協奏曲 第1番、 
 
J.ノット指揮NHK交響楽団、ヴァイオリン庄司紗矢香、
2009年6月6日 NHKホール、CDは会員配布用の非売品
 
NHKホールは広過ぎて響きも良くないので、独奏楽器の生演奏には厳しい環境です。
庄司紗矢香は熱演でしたが、伴奏のオーケストラの響きも豊かさが乏しく、
音響的には満足のいくものではありませんでした。 
 
ところが、これをthe H.A.L.システムで再生しますと雰囲気が一変しました。
庄司紗矢香のボーイングがオケに支えられて、力強く体に響いてきます。
 
これは、ホールの特性を熟知した録音エンジニアの巧妙な音質補正と、
それを忠実に再生したthe H.A.L.システムの成果に拠るものでしょう。
 
「オーデイオの目的は原音の忠実な再生ではなく、録音された音の忠実な再生である」
という原則を再認識しました。
 
2)チャイコフスキー/弦楽のためのセレナード ハ長調 作品48 
S.スクロバチェフスキ指揮 読売日本交響楽団 
2009年3月21日 東京芸術劇場、 DENON COCG-39
 
The H.A.L.システムでこれを聴きますと、豊かな低音部に支えられて、実演の
イメージを上回る充実感が再現されます。
弦楽器群の人数が見えるような響き、木管楽器の艶やかな表現などなど大満足です。
 
3)ブルックナー/交響曲8番 
S.スクロバチェフスキ指揮 読売日本交響楽団 
2010年3月25日 東京オペラシテイ・コンサートホールCD&SACD デンオン COCG47-8
 
この指揮者の常任契約終了に伴う一回だけの記念公演の記録で、渾身の名演でした。
私の座席は一階中央部の前方で、オーケストラの左右の拡がりは十分に感知
出来ましたが、ホールの特性なのか低域の微少レベルの音が漂う雰囲気感は
少ないようでした。
 
これをthe H.A.L.システムで再生しますと、まずホールの微かなざわめきの
中から静かに始まる序奏がクレッシェンドしながら最初のテーマの強奏にいた
る部分を聴いただけで、the H.A.L.システムの再生能力が生演奏のイメージを
超えていることを実感しました。
 
もちろん生演奏を現物大に再現しているという意味ではなく、リスニングルーム
の中で生演奏のイメージを再現するという意味です。
 
表題の「オーデイオは生演奏の体験を超え得るか」の答えは、イエスです。
それには the H.A.L.システムのような高いレベルの再生装置が必要ではあり
ますが、オーデイオマニアとしての努力目標が見えてきたということです。
 
話題は変わりますが、今年行われた5年ごとのショパン・コンクールの優勝者
のロシアの新鋭ユリアンナ・アヴデーエワが本番で選んだピアノは、ヤマハの
新製品「CFX」であったそうです。
 
日本から参加した17名は全員予選落ち、新聞は、日本の演奏者は敗退したが、
日本のピアノ職人の技は勝ち残ったと報じています。ちなみに、このヤマハの
CFXの値段は、The Sonus faberと同レベルの2千万円ということです。
 
どちらを買いますか。
 
もしヤマハのCFXを買っても「色彩感あふれる音色と、妖気すら漂う和音の響き」と
評価された音を再現できるとは限りません。
 
しかし、the H.A.L.システムのようなオーデイオ装置を購入すれば、ヤマハ
CFXの音だけでなく、スタンウエイでもストラスバリウスでも、またその集団
のオーケストラでも、世界中のすぐれた演奏家の芸術を再現できるのです。
 
これはなんと素晴らしいことでしょうか!!
 
近年、何事にも「費用と効果」ということが喧伝されますが、オーデイオ装置
へ出費ほどコストパフォーマンスの高い支出は他にはありません。
 
私たちは本当に恵まれたた時代に生きているのです。 
 
オーデイオを一生の趣味としてよかったと実感した一日でした。
 
以上
 
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川又より
 
K KU 様ありがとうございました。情熱的なレポートにお礼申し上げます。
The Sonus faberの魅力は正にコンサートの臨場感とは全く私も同感です。
 
しかし、スタジオ録音のポップスも素晴らしい演奏で楽しませてくれるものです。
ぜひ皆様のお好きな曲で楽しんで頂ければと思います。
 
このThe Sonus faberはもっと多くの皆様に聴いて頂きたいものです。
ここで聴くThe Sonus faberによるコンサートは無料なんですね〜(^^ゞ
 
しかし…、生のコンサートと違うところが一つ。
ベストポジションは一つだけなのです!!
 
K KU 様のようにベストポジションで味わって頂きたいものです!!それには…

■H.A.L.'s appointmentをご利用下さい!!
http://www.dynamicaudio.jp/audio/5555/7f/appoint.html


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