《MOSQUITO NEO-Owner's Report!!》


No.0436 - 2008/4/20

千葉市稲毛区 Y.S 様

「MOSQUITO NEOは素晴らしい!そして凄いポテンシャルです!!」

http://www.dynamicaudio.jp/audio/5555/7f/oto/oto54.html
 
待ち焦がれたNEOがやっと我が家にやってきました!!

長年連れ添ったJBLも2週間前に旅立ってしまい、リビングではCDを聴く事も
できない状況だったので本当に待ち望んでいました。

今までこれ程長い期間音楽に接しない時は無かったので、普段ならば一週間が
あっという間の感じですが、この二週間はとても長く感じました。
 
NEOだけなら直にでも搬入できたのでしょうが、同時購入の“B-board”の製作
待ちで、それがやっと出来上がり本日の搬入の運びとなったのです。
 
HAL7Fの天野さんと配送の方が二人がかりで重そうにBボードを運び入れ、
事前に吟味して決めておいた場所に置いてもらいました。

サイト上では裏面の赤いフェルト面しか見たことがなかったので、本来の表面
は今回初めて見ることができました。

黒い塗装が施され、ぱっと見は御影石のようにも見えますが、手触りや指で
叩いた音は圧縮ボードの感触に似ています。

42kgもあるようにはとても見えませんが、運び方や床に置く仕草から今までの
ボードとは違うと感じさせます。

2枚の“B-board”がセットされ、床に置かれた“B-board”を一人で少しずら
してみましたが、フェルトのお陰でフローリング床では思った程の力もいらず
に楽に動かすことができました。
 
そしてついにNEOの登場です!!
HALの7Fで見たとき以来の1ヶ月ぶりの再会です。

前面は無垢のアルミ板のバッフルで飾り気もなく、ユニットが剥き出しなので
無粋に感じますが、側面は逆に色気たっぷりです。

湾曲したカーボンが高性能を自己アピールしています。シルバー、ブラック、
直線と曲線のコントラストが最先端のSPデザインとすれば、ホーンと大口径
ウーハーが当たり前だった自分にはとても新鮮に映ります。
サランネットは付属していません。

潔いといえばそうですが、必要悪でもあったほうがユニットの保護のためには
必要かなと思いますが。
 
入力端子はシングル接続でWBTが奢られています。
端子はエンクロージャー側面にあるので必然的にSPには左右が存在します。
アンプをSPの内側に置くので端子側も内側に置く組み合わせとなります。
 
“B-board”の上に慎重にネオを置き、前面のバッフルの下両側に無垢の
ゴルフボールほどの大きさのステンレスボールをはめ込んで設置は完了です。

後ろ側はバッフル面に対して垂直に取り付けられたバーにスパイクが付属して
いてT字型の3点支持となっています。

“B-board”の表面が滑りやすいのでスリップが少し心配でしたが、後ろ側が
スパイクなので全く問題はありません。

NEOの床面積に対して“B-board”はかなり大きいので余裕を持って置くことが
できました。

見た目の安定感があり当初は“B-board”ではなく、一回り小さい“z-board”
にしようかと思案しましたが“B-board”で正解だったようです。
 
NEOの設置が一段落したので配送担当の方は帰られました。
天野さんはこのまま残られて、セッティングの微調整と試聴を小一時間ほど
一緒に行いました。
 
構成は以下の通りです。
プリアンプ     ラックスマンC1000f
パワーアンプ    ラックスマンB1000f
CDプレーヤー   エソテリックX-01
クロック      エソテリックG-0s   
 
NEOの自宅での初の音だしです。最初に選んだCDは最近のお気に入りのイマー
ジュソングブック(レノン&マッカトニー)です。
 
「音がほぐれている」が、私の最初の印象です。

まだアンプも暖まっていない状況なので期待もせずに聴きましたが、明らかに
最初から音にメリハリがあります。

勿論HALで何回か聴いていたのでイメージはできていましたが、部屋の絶対的
なボリュームがHALとは異なるのでNEOの音がどの様に聴こえるか多少の不安も
ありましたが、自宅でもNEOの特徴が出ていることに嬉しさと共に安心しました。
 
その後はSACDの藤田恵美(カモミールベストオーディオ)カーペンターズ
(シングルス1962-1981)、またCDに戻りイマージュソングブック(サウンド
オブサイレンス)と続きました。
アンプも暖まってきてインプレモードに入っていきます。
 
川又様の様に流暢には表現できませんが、私なりの言葉で書くと音の広がりが
今まで私が接してきたSPとは桁違いに違います。

コンプレッションドライバー+大口径ウーハーの音は前へ前へと中高音が出て
きて、それに分厚い低音が追従するパターンで自分もこの濃い音(特にドライ
バーの音色)が好きでしたが、NEOの音はただ左右に広がるだけではなく、
もっと鮮明に音源(音楽が発している場所)を指し示してくれます。

演奏している位置、歌っているマイクが目に見えるように感じます!!

視角で表現すれば裸眼でぼやけている景色が眼鏡を掛けて明るく鮮明な景色に
なったようなものです。

音源がそれぞれ分散すれば定位も損なわれるように感じますが、定位はミッド
レンジの間にしっかりあって微動だにしません。

この感覚は少し不思議な感じで魔法に掛かったようでもあります。
ウイークポイントと言えるとすれば、ウーハーが22cmx2なのでJBLに比べ
絶対量では低音不足が懸念されますが、低音は切れ自体が素晴らしく不足とは
感じられません。

音圧自体も音量が大きくなくても十分体感できます。
小口径ウーハーのデメリットよりメリット部分が勝っているようです。

これが研究されたエンクロージャーの成果なのでしょうか。
高音も鮮明で透明感がありますが、決して神経質にはならず、聴き疲れを
起こすものではなく十分色気もあります。
 
天野さんはここまでお付き合い頂いてお帰りになりました。
私と同様に感じられたかは勿論分かりませんが、少なからず印象が同じだった
面はあったと思います。

何度も聴いて知っているはずのCDがNEOで再生されると、まるで初めて聴くCD
のように感じられ、我ながらこの感覚には驚きました!!

音楽を聴きながらこのインプレを書いていますが、思わず「ゾクッ」とする
瞬間が何度もありました。
 
「ネオは素晴らしい!そして凄いポテンシャルです」
 
以上でインプレは終了です。
自己満足の極致のような文章ですみません。(汗

ですが、インプレ内で述べている広がりと定位の素晴らしさはG-0sとB1000f、
SK-EX、“B-board”の恩恵がかなりあると思います。

実は天野さんが帰られてからG-0sの蓋を外してRb専用にしたのですがその
効果が一番かもしれません。川又様ではないですがこの変化は確かに凄いです。
 
            -*-*-*-*-*-*-*-*-*-

Y.S 様ありがとうございました。実は、昨年9月の配信No.1588にてY.S 様の
ブログをハルズサークルの皆様にご紹介しておりました。こちらです。

http://plaza.rakuten.co.jp/mr20sw20

まだ上記のNEO導入は更新されておりませんが、近い将来にJBLからNEOに刷新
されたということは喜びのうちにアップされることでしょう。

No.1699で公開した北海道のS様しかり、NEOとはこのような感動を呼ぶ存在
なのです!! もっともっとNEOのオーナーを増やしていきたいものですね。
在庫はありますので即納可能です!! まだ、未体験の皆様にもご来店頂きぜひ
試聴して頂ければと思います。よろしくお願い致します。<m(__)m>


HAL's Hearing Report