《HAL's Hearing Report》


No.0358 - 2007/6/12

東京都文京区 M.M 様より

「まず何にも先んじて妥協のないスピーカー選びを!!」

ダイナミックオーディオ 川又様

お世話になっております。

本日はMOSQUITO NEOを初めとした、H.A.L. I の所謂リファレンスシステムを
試聴させていただき、ありがとうございました。

今日の経験をどうしてもお伝えしたくて、迷惑を顧みずこうしてメールしています。
つたない文章ですがおつきあいくださいませ。

私の今日の目的はふたつありました。

ひとつは、初心者同然である私に、先日川又様がくださった「まずは良い物をたく
さん経験する事が必要ですよ」というアドバイスの実践第二弾。

(第一弾は4FでのPawel Acoustics ELEKTRA試聴でした。こちらも麻薬的な魅力を
 持った良いスピーカーでした)

ふたつ目は、できれば今後のオーディオへの取り組みの方向を見いだすこと。

そんな思いを抱きつつ試聴を開始しました。

私が持ち込んだCDは以下の5枚でした。

Rodrigo y Gabriela / Rodrigo y Gabriela
Hell Freezes Over / EAGLES
Beth Nielsen Chapman / Beth Nielsen Chapman
Sibelius, Walton Violin Concertos / 諏訪内晶子
Rachmaninov Piano Concertos Nos. 1&2 /
	Krystian Zimerman, Boston Symphony, Seiji Ozawa

録音の良否はともかく、いずれも私の愛聴盤です。

しかし、しかし、今日の試聴のハイライトは一枚目のディスクを聞き終わった頃に
川又様に「ぜひこれを聞いてほしい」といわれた以下の2枚のCDにありました。

The Dialogue / 猪俣猛 (AUDIO LAB OVXA-00008)
http://www.hmv.co.jp/product/detail/132324

Handel: Marian Cantatas & Arias
http://www.amazon.co.jp/Handel-Marian-Cantatas-George-Frideric/
dp/B0000057EK/ref=sr_1_1/249-0369114-6835515?ie=UTF8&s=music&
qid=1181308218&sr=1-1
「音量を大きくして再生するのでちょっとびっくりするかも知れません」との 言葉にやや身構えつつ、The Dialogueの一曲目の再生が開始され・・・・・ 私は言葉を失いました。 文字通り「絶句」です。 何しろこれまで経験した事のない音の空間が展開されたのですから! ドラムとウッドベースの曲ですが、かつてドラムをやっていた私にはドラムの 音しか耳に入ってきませんでした。 スネアのスナッピーが振動する様子、バスドラムのキックの音やそれとともに 動く空気の感触、タムのチューニング具合や、シンバルのどこを叩いたかまで、 目をつぶらずとも目に見えるようでした。 いや、私の頭の中では猪俣猛氏が眼前で演奏をしていました。 音量は大きくありませんでした。 生ドラムから2、3mの距離なら、あの程度の音量は普通です。 曲が終わり、川又様が色々とお話してくださったこと、私が受け答えした事、 実はあまり記憶にありません(笑) 何しろ直前の経験に圧倒されていたのですから。 次にMarian Cantatas & Ariasを再生してくださいました。 またしても私は言葉を失ってしまいました。 直前まで目の前はドラムとウッドベースのあるスタジオだったはずなのに、 一瞬にしてバロック音楽の世界に迷い込んでしまったのです。 何という懐の深さ! あれほど激しい演奏をしていたMOSQUITO NEOが、今度は平然と繊細に音楽を 奏でているその現実は、にわかには信じられない程でした。 しかしそれは紛れもない現実でした。 巷でよく言われるスピーカーに対する数々の形容詞がバカバカしくなる程の演奏を、 MOSQUITO NEOは事も無げに行っているのです。 私が持参したCDも、楽曲の最初の一音が出た瞬間に、その場の空気を変化させ、 録音した演奏者の思いまでも私に届けさせてくれるかの様な感動を与えてくれた のですが、それはもはや、このシステムの持つポテンシャルの確認にしか過ぎませ んでした。 これほどの演奏を体験させてくださった川又様に感謝です。 そして、ここに導いてくれた幸運にも感謝しておきます(笑) 告白しますが、川又様の「まず何にも先んじて妥協のないスピーカー選びを」 という第2のアドバイスに従ってみたいと思い始めた自分がいます。 何しろ、つい今しがたまで、狭い狭い(6畳弱です)書斎の中を、メジャーで 色々と計っていたのですから(笑) 現実的には、予算の都合や、家族の了解などが必要です。 正直に申しまして私の経済力では、やや(もしかしたら結構)ハードルは高いです。 しかし、ちょっとしたクラスの車をフルオプションで購入し、数年乗ってしまえば あっという間に同等の金額になってしまうということも事実です。車を持たず酒も 飲まず、タバコも止めた自分には、もしかしたら有利なのかもです(笑) この先、たびたびお邪魔しては「あれを聴かせてほしい、こっちはどうですか?」 など無理な事も言うかもしれませんが、どうかお付き合いくださいませ。 最後になりましたが、目先の売り上げでなく、きちんとしたソリューションを 提供してくださる川又様に対して、大きな信頼感を持ったことを(生意気ですが) お伝えします。 今日は本当にありがとうございました。              -*-*-*-*-*-*-*-*-*- 川又より M.M 様ありがとうございました。私のプレゼンテーションはほんの二曲でしたが、 NEOの素晴らしさ、いえ言い換えればシステム全体の素晴らしさと価値観をご確認 頂けた様子で本当になりよりでした。 よくベストセラーの書籍でも「失敗しない****選び」というタイトルの本があり ますが、私が日頃ここでやっていることはまさにそれなのです。そして、その答え は皆様の感性、一人一人の好みの自己主張という発見の中にあるものなのです。 それさえつかんで頂ければ後は比較的スムーズに先が見えてきます。自分は何が、 どういう音が好きなのか? これは味わって頂くことでしか答えは見つかりません。 それもM.M 様に申し上げたように「まずは良い物をたくさん経験する事」しか ないものです。事前にご連絡頂ければ私は何時間でもお付き合い致しますので どうか皆様も“音の感性における自分探し”にご来店下さいませ!!


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