《HAL's Hearing Report》


No.0244 - 2005/12/17

埼玉県上尾市 T T 様より


Vol.39「一番の変化はエコーの長さ。約2倍は長いのでは!!」

前回の投稿をご紹介致します。
http://www.dynamicaudio.jp/audio/5555/7f/fan/hf_hear0215.html

11/25 エフコンリポート

遅くなりましたがAvantgarde  META PRIMO vs JM lab  Grande Utopia Beの
エフコンレポート。

 興味があったのはTECHNICAL BRAINのプリ・メインアンプのペアとAvantgarde
META PRIMO。私は事前にセッティングが決まった水曜日に予約を入れて持参の
ディスクで確認していました。

当日は川又さんのセレクトしたディスクで両者の違いを堪能。

演奏半分・解説半分でした。実際これくらいの大型スピーカーを自宅に導入するの
には十分なエアボリュームが必要で現実的ではないかもしれないが、これもH.A.L.
だからこそできる競演。

META PRIMOはフォーカスがキッチリ決まり、Grande Utopia Be は豊かな音場を
提供してくれる。音場が前方に展開するMETA PRIMOとスピーカーの後ろに展開
するGrande Utopia Be好みは分かれますが好対照でした。

当日、お隣の方と話をすると、なんと青森からいらっしゃったとの事。「青森には
こういう所が無いんです」とおっしゃってました。私は仕事の都合さえあえば途中
下車してH.A.L.に足を運べる環境。十分贅沢な立場だと痛感しました。


12/9エフコンリポート

lumenwhite  diamondlight がまだ置いてあり実演するという事でエフコンに応募。
クレルのセットはH.A.L.に初登場した時に聴いていました。
今日は主にクレルセットでディスクを換えて演奏を楽しむ。

以前にも感じていたが特にLAT-1000の低音域の再生能力は素晴らしい。

大音量でないのに床の振動が足で感じ取れるほどである。途中恒例となった(?)
PEIPデバイスの実験。

一番の変化はエコーの長さ。約2倍は長いのではないかと思われる。

何故電源ケーブルの交換でエコーが長くなるのか分からない。しかし事実である。

そして私が注目したのは男性コーラスの解像度。
クレル付属ケーブル+エソテリック8N電源ケーブルでは一人の男性がクローン増
殖したようにしか聴こえないが、PEIPデバイスに変更すると複数の人のコーラスだ
と実感できる。

川又さんは今までもインターコネクトケーブル・スピーカーケーブルの大切さを説
いてきたが、それも土台の電源ケーブルをしっかりとした上での話し。

しかも電源ケーブルは、今流行りの電柱より直にオーディオ専用電線を引っ張ると
か室内の電源ケーブルを引き直しやブレーカーそのものの交換という大掛かりなも
のでなく、引越ししても変わらずに使用できるメリットがある。しかも効果は絶大。

次にクレルvsルーメンホワイト。同じディスクで比較試聴。

川又さんが「宝くじが当たったらルーメンホワイト一式を購入するかそれともクレ
ルセット一式を購入するか?」アンケートを行ったら面白い結果に。

前列ソファに座った人はルーメンホワイトを後列椅子に座った人はクレルを支持し
た。ちなみに私は後列。

ルーメンホワイトはなるほど川又さんがフォーリン・ラブするほど一発目の音が出
たときは「おっ」と思ったが、なんかクレルと比べると音そのものがこじんまりし
ていて、クレルはおおらかだった。

これは座る位置での聴こえ方の違いか?翌日予約を入れて改めてルーメンホワイト
vsクレルをベストポジションで聴いてみた。

ベストポジションで聴くルーメンホワイトは違っていた。

昨日のこじんまりして聴こえていたのはやはり聴く位置の問題であった。

「オリジナルノーチラスが生産中止になって長らくその先のスピーカーが登場しな
かったが、今自信をもってlumenwhite  diamondlight をお奨めできる」と川又さ
んがおっしゃっていたのが理解できました。

オリジナルノーチラスは片CHあたり4台のモノラルアンプが必要だが、lumenwhite
diamondlight は1台ですむ。
2倍以上の値段はメインアンプ分で吸収できそうである。


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