発行元 株式会社ダイナミックオーディオ
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H.A.L.担当 川又利明


2008年12月15日
No.632 「Documentary of“Friday concert”Vol.32」
 
今回で32回目となりました。本当に会員の皆様あってのハルズサークルであり、
皆様のご愛顧に感謝しております。ありがとうございました。<m(__)m>

http://www.dynamicaudio.jp/audio/5555/7f/brn/631.html

そして、今回も参加者の皆様に記念撮影をお願いしました<m(__)m>

http://www.dynamicaudio.jp/file/081212/guest.jpg

ほぼ満席という感じでご予約の皆様全員参加ということで、世界的にも稀な
システム構成によるエフコンの開催となったわけです。

http://www.dynamicaudio.jp/audio/5555/7f/brn/630.html

そもそもは↑このようにGOLDMUND TELOS 5000がやってきたことにより、同社
のパワーアンプのすべてを聴いてやろう!!ということで企画したものでした。

http://www.dynamicaudio.jp/file/081117/all_goldmund01.jpg
http://www.dynamicaudio.jp/file/081117/all_goldmund02.jpg

さて、今回のエフコンのはじめに私から皆様にお詫びを申し上げたのですが、

http://www.dynamicaudio.jp/file/081212/system.jpg

上記のようにTELOS 5000とTELOS 2500に加えて同社のTELOSシリーズをすべて
揃えようとしたのですが、大変残念なことにTELOS 200DとTELOS 400Dのふたつ
がどうしても都合がつかず、また製品の不調があり今回は使用することができ
なくなってしまいました。

従いまして、一番の下位モデルが何とTELOS 600ということで、その上位機種
であるTELOS 1000/2500/5000という四機種にて行うことになりました。それに
しても一番お安いもので590万円なのですから…。これが参加された皆様に
どのような印象をもたらしたのか!?

それらを当日の私の選曲の意味と解説を加えてご紹介させて頂きます。


the subject .1「すべてのGOLDMUND TELOSを比較できる唯一のチャンス!!」

今回のパワーアンプのみを切り替えて比較してみるという実験は過去に何回か
やったことがありました。価格と出力が大きくなっていくだけでは済まない
相違点があることを私は体験済みなのですが、それを皆様にどのように理解
して頂くのか? しかも、今回のような豪華なラインアップによってです。

大編成の演奏を大音量で聴けばいいのか!? いいえ、違います。
いわゆる迫力を感じさせる演奏ではないところに着目点があるのです!!

私は今回の試聴会の一曲目にどんな選曲をするのか、数日前から考え始めて
こんな曲を皆さんに第一声として聴いて頂くことにしました。今回の試聴順序
はすべてTELOS 600→1000→2500→5000という順番で切り替えていきました。


(1)ビョーク(Bjork Gudmundsdottir) 6.Frosti(フロスティ) 
http://www.super-audiocd.com/software/disc.php?dno=3204010966

ライナーノーツにはミュージックボックスと記されていますが、早い話が大型
のオルゴールの演奏です。ビョークが作曲したメロディーをパンチングした
穴あきの円盤を回転させてオルゴールのピンを弾くというものでしょう。

ゼンマイを巻き上げてストッパーを外す機械音から始まります。弦楽器はこう
鳴ってほしい、ピアノはこう鳴ってほしいという風にオーディオ装置で聴く
各種の楽音には必ず皆様の思い入れというか先入観というのか、期待する音を
自分のイメージで作り上げてしまう傾向があるものです。

ですから各種の楽器の再生音にはリスナーの主観が多分に入り込んでいる訳
ですが、このようなオルゴールの音であれば個人的な思い入れを排して客観的
に音質の違いを観察して頂けるというものなのです。

オルゴールから始まった今回のエフコンで参加者の皆さんはどのような印象を
お持ちになったことでしょうか?


(2)VIVALDISM/ラ・ストラヴァガンツァ東京 1.シンフォニア第15番ハ長調 RV111a
http://www.hmv.co.jp/product/detail/2818817
http://www.towerrecords.co.jp/sitemap/CSfCardMain.jsp?GOODS_NO=1887981&GOODS_SORT_CD=102

このディスクはエフコンの数日前に有限会社エヌ・アンド・エフからサンプル
盤が届いたものです。今までも新譜の発売に合わせてサンプル盤を頂戴して
いたものですが、今回のラ・ストラヴァガンツァ東京の弦楽器とリュートの
演奏にはいたく感心して、早速弦楽器のテスト曲ということで採用しました。
今回の参加者の何かにはオーケストラの楽員もいらっしゃるので、弦楽器の
質感がパワーアンプの違いによってどのように印象付けられたことでしょうか?


(3)「PLAYS FATS WALLER」一曲目「Bach Up To Me」にてピアノソロ
http://www.referencerecordings.com/JAZZ.asp 
Hyman's solo performances, encoded on the Bosendorfer computer reproducing piano

弦楽器の次はピアノです。それも使用しているのはペーゼンドルファー290SE 
reproducing pianoなのですが、実は演奏しているのはコンピューターなのです。

ここでも主観的なピアノの音の好き嫌いという聴き手の主観を極力排してスタ
ジオ録音での鮮明なピアノの音質で客観的な判断をして頂こうと狙ったもの。

大編成の演奏ではパートごとの楽音の違いに注目しがちですが、ピアノという
ひとつの楽器が同じ質感で音階を駆け巡ることで知らぬうちに聴き手が分析し
て行くように意識した選曲です。皆様いかがでしたでしょうか?


(4)1.noon  Smilin' 01.SMILE
http://www.jvcmusic.co.jp/-/Discography/A018348/VICJ-61344.html
http://www.heartmusic.co.jp/noon/disc.html

弦楽器、ピアノ、ときたら次は人の声ですね〜。それもシンプルな録音です。

ギター一本にヴォーカルだけというデュオの演奏ですが、noonのヴォーカルの
背景にはたっぷりとした空間提示があり、ヴォーカルの口許が確かに存在し
その周辺に空気感がどのように広がっていくのか、このポイントはパワー
アンプの魅力と能力がどこにあるのかということを無意識のうちに聴かせて
くれるものです。

皆様いかがでしたか、歌手の後ろにどんな空間が見えましたか?


(5)"Basia"「 The Best Remixes 」1.CRUSING FOR BRUSING(EXTENDED MIX)
http://www.sonymusic.co.jp/Music/International/Arch/ES/Basia/
http://www.basiaweb.com/
http://members.tripod.com/~Basiafan/moreimages.html#remixes1

さて、この辺で上級者的な比較要素から転じて初心者でもわかりやすいものに。
私がH.A.L.'s 訪問記で必ず使用している曲です。

サンプリングによるドラムの正確無比なリズムの打音。その重量感、輪郭、
切れ味、などなど聴けば一発で分かってしまうチェックポイントで4機種の
パワーアンプを次々に切り替えていきました。違いましたね〜(笑)


(6)TUTTI! An Orchestral Sampler "The Absolute Sound Super Disc List"
http://www.referencerecordings.com/SAMPLE.asp#samplers
http://www.super-audiocd.com/software/disc.php?dno=7208080018
1 Rimsky-Korsakov: Dance of the Tumblers, Eiji Oue/Minnesota Orchestra

結構な音量でポップス系のリズム楽器とヴォーカルを同時にチェックして頂いた
あとにはオーケストラです。それも、リファレンス・レコーディング特有の
たっぷりとした雄大な低音が録音されているこの曲。しかし、その中でも
弦楽器の美しさ、小物打楽器のきらびやかな響き、ホールエコーの残り方など
がパワーアンプの変化によって変化していきます。

百聞は一見にしかず、これを耳で聞いても同様に感じるのですから面白い!!


the subject .2「トランスポートとユニバーサルプリアンプの存在感!!」

さて、ここで次なる実験をしました。トランスポートの切り替えです。

このオーケストラをTELOS 600→1000→2500→5000という順番で聴いた後に
ESOTERIC P-01+VUK-P01に切り替えて聴いて頂きました。時間が足りないので
この一曲での比較となりましたが、参加者の皆様は真剣に聞き入ってました!!


(7)ラストのAmazing Graceはこれでした。
http://www.sonymusic.co.jp/Music/International/Arch/VR/tiffany/index.html
Tiffany/ティファニー

このディスクはエフコンの直前に購入したものですが、リハーサルで聴いて
一発でTiffanyのファンになってしまいました。ジャケットの写真を見なけれ
ば白人女性シンガーと思ってしまうような素直な歌い方と声質なのです。

http://www.dynamicaudio.jp/audio/5555/7f/brn/623.html

そうです、今年のマラソン試聴会の最後の選曲もAmazing Graceでしたが、
今回はピアノ伴奏だけというシンプルな録音。

既に時間はオーバーしていたので、私はパワーアンプを切り替えるということ
ではなく、最後の一曲はTELOS 5000にして、試聴室の空調と照明を落として
しーん!!とした中でノイズフロアーがこれほど違うというサプライズを兼ねて
最後の一曲を心行くまで音楽として演奏として楽しんで頂こうと思いました。

そしたら!! なんと!! 演奏が終わったら皆様から拍手を頂いてしまいました。
うれしかったですね〜(^^ゞ

オーディオのイベントで生演奏のように拍手を頂けるなんて、やった甲斐が
ありました!! 本当に皆様ありがとうございました。

感動をお土産にお帰り頂ければ…という私の目的が達せられたようです。

家路についた皆様が電車の中で何を思い出して下さったのでしょうか!?

皆様の感想をお待ちしております!! ありがとうございました。<m(__)m>

体験レポートは下記に掲載されています。
http://www.dynamicaudio.jp/audio/5555/7f/fan/hf_hear.html


このページはダイナフォーファイブ(5555):川又が担当しています。
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