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H.A.L.担当 川又利明
    
2019年2月20日 No.1526
 H.A.L.'s One point impression!! - Y'Acoustic System Ta.Qu.To-Zero Vol.6

2019.02.11-No.4269-にてFM AcousticsとのマッチングによりTa.Qu.To-Zeroの
新たな新境地を確認したというエピソードを述べましたが、今日は更なる感動が!

■H.A.L.'s Sound Recipe / Y'Acoustic System Ta.Qu.To-Zero - Featuring OCTAVE
https://www.dynamicaudio.jp/5555-7F/H.A.L.'s_Sound_Recipe-Y'AcousticSystem-Vol5.pdf

OCTAVE	Jubilee Mono SE		¥11,000,000
http://www.fuhlen.jp/octave/products/jubileemono_se.html
OCTAVE	The Jubilee preamp	¥4,100,000
http://www.fuhlen.jp/octave/products/jubileepreamp.html

この両者を朝一番でセットアップしてエンハンサーCD-ROMをリピートさせること
四時間、更に音楽CDを鳴らして二時間というバーンインを行いデスクワークが
一段落した先程聴き始めたわけです。

■マーラー交響曲第一番「巨人」第二楽章 小澤征爾/ボストン交響楽団

この定番課題曲の第一声を聴いた時に私の記憶のファイルにないTa.Qu.To-Zeroが
そこに現れたのです!

冒頭の弦楽五部の壮大な合奏でFM Acousticsとは異なるベクトルの美音が同じ
スピーカーとは思えないような壮麗な響きと緻密な質感でTa.Qu.To-Zeroを変えました!

FM Acousticsが黄金の輝きとすれば、OCTAVE Jubileeのそれはいぶし銀の響き!

それは私がOCTAVE Jubileeで聴く初めての体験でもあり、両者の組み合わせが
未知のオーケストラの質感を引き出したものと言えるでしょう! 素晴らしいです!

弦楽器と同様に管楽器でも麗しくしなやかな質感を聴かせるのですが、私は弦楽の
音色に中に新しい響きの構成要素がOCTAVE Jubileeによってもたらされていることが
新発見なんだと強く印象付けられ、直ちに次の同じ曲を聴きたくなったのです!

ARTHUR GRUMIAUX / アルテュール・グリュミオー J.S.バッハ:ヴァイオリン協奏曲(全3曲)
https://www.universal-music.co.jp/arthur-grumiaux/products/uccd-9832/

J.S.バッハ:ヴァイオリン協奏曲 第1番 イ短調 BWV1041の第1楽章 (Allegro moderato)と
第3楽章(Allegro assai)の二曲を繰り返し二度も聴いてしまいました!

まあ、このグリュミオーのヴァイオリンの何とも流麗で美しいこと!
前述にいぶし銀の響きと述べましたが、それはFM Acousticsとの対比での例えです。

必要十分な解像度があり音像の輪郭は鮮明そのものであるのに、楽音の核というか
音色を認識する音像の中身にほのかな温度感というか人肌のぬくもりが加わることで、
Ta.Qu.To-Zeroのソフトドーム型ミッドレンジの性質を一段階肯定的に響きの中に
取り入れ、同時にダイヤモンドトゥイーターという超広帯域ドライバーの存在感を
ヴァイオリンの音色に中に巧妙にブレンドさせて消し去ってしまう素晴らしさ!!

これはいいです! Ta.Qu.To-Zeroの新たな魅力が発揮された一幕に拍手喝采です!

シェリル・ベンティーン(Cheryl Bentyne)「THE COLE PORTER SONGBOOK」を
次に聴こうと準備して11.Begin the Beguineを聴いてまた絶句です!
http://www.kingrecords.co.jp/cs/g/gKICJ-567/

中高域の質感をオーケストラと弦楽器ということで先ずは比較してみましたが、
それはTa.Qu.To-Zeroというスピーカーの美点を引き出したということの共通項が
異なる方向性であれど確認されたわけですが、今度の課題曲では音像サイズと
低域の再現性に明らかなOCTAVE Jubileeの個性と魅力が発揮されています!

ドラムの質感において、例えばコンクリートの固い床にゴルフボールを落としたら
コッ!という音と共に落とした高さまでボールが跳ね上がってくるような高張力と
いうかテンションの引き締まりをFM Acousticsとしたら…。

同様な床に野球の硬球を落としたとして、ゴッ!という重量感とある音と共にバウンドした
瞬間にボールの質量が一瞬でも床を震わせたかのような一種の迫力というかエネルギーの
反発を空気を通じて感じたようなOCTAVE Jubileeのドラムの音なのです!

簡単に言えば熱い厚みのあるドラムというのが分かりやすいかもしれません。
ですからドラムの音像サイズはOCTAVE Jubileeの方が多少大きく感じるのですが、
それがダイナミックな打音の表現として心地よく感じられ迫力を引き出すのです。

その変化はヴォーカルの質感と音像サイズにも共通項をもたらし、ヴォーカルが
Ta.Qu.To-Zeroのセンターに堂々たる立ち姿と残響という陰影を追加する美技は
ひょっとしたらFM Acousticsにはなかった美点かもしれません! これもいいです!

ドラム伴奏だけのヴォーカルというシンプルな録音でTa.Qu.To-Zeroの未開発要素が
引き出されたという驚きを、私はHIRO Acousticの試聴で何度もかけていた選曲で
試してみたくなったのです! すると…

■FIFTY SHADES OF GREY ORIGINAL MOTION PICTURE SOUNDTRACK
  3.THE WEEKEND / EARNED IT(TRADUCIDA EN ESPANOL)
http://www.universal-music.co.jp/p/UICU-1262

…これ凄いです! 濃厚な低域と言って良いと思いますが、こんな迫力に溢れた
Ta.Qu.To-Zeroを聴いたのは初めてのことです!

瞬間的に立ち上がり消えていくドラムとは違い、重厚な低弦の響きが空間に満ち溢れ、
スネアーの鋭い打音に同期した重低音がTa.Qu.To-Zeroの周囲に洪水のように溢れ出る
情景に私は息を呑み興奮してしまいました!

今日は時間がないものを承知で、前述のポイントを集大成した選曲で確認です。

マーラー:交響曲第五番 嬰ハ短調
フランソワ=グザヴィエ・ロト(指揮) ケルン・ギュルツェニヒ管弦楽団
録音:2017年2月20-22日/シュトールベルク街スタジオ(ケルン)
http://www.kinginternational.co.jp/classics/hmm-905285/
http://www.kinginternational.co.jp/classics/kkc-5842/
https://www.ongakunotomo.co.jp/m_square/readers_choice_total/2017.html
これは迷うことなく第一楽章で。

冒頭のトランペットは深々とした余韻をはらみ、重々しいコントラバスの重奏が
背景を飾り、打楽器の連打が強烈なエネルギーを発散する展開に息を呑む!

主題を奏でる弦楽五部には前述のしなやかでふくよかな人肌のぬくもりを含ませ、
しかし決して曇ることのない響きの連鎖にうっとりしてしまうのだから堪らない!

楽音の核という中心点にスポットを当てて上質な輝きを聴かせるのがFM Acousticsだとしたら、
OCTAVE Jubileeは弦楽の演奏が数十人という合奏であるという音像の幅が広いと
感じられる集団の全景に広範囲ないぶし銀の穏やかな光りを当てて音の群像を
浮かび上がらせる個性と言ったらよいだろうか。たおやかな美しさと言えるだろう!

今日も時間がなくて残念ですが、Ta.Qu.To-Zeroとは世界に打って出る可能性が
あるものだと、海外製コンポーネントとの共演で確かな手応えをつかんだ一瞬でした!

さあ、これからどうしようか!?

まだまだ可能性があると実感したTa.Qu.To-Zeroにもっと冒険をさせようというのが
今日の結論でした。行けます! Ta.Qu.To-Zeroにはまだまだ未来があります!

川又利明
担当:川又利明
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kawamata@dynamicaudio.co.jp

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