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H.A.L.担当 川又利明
    
2015年12月20日 No.1273
 Hi-End Audio Room Design / Produced by H.A.L.-Vol.2

Hi-End Audio Room Design / Produced by H.A.L.の第一弾を一般公開しました。 http://www.dynamicaudio.jp/audio/5555/7f/brn/1271.html 第二弾は都内港区のマンションにおけるオーディオルームのご相談でした。 先ずは下記のパースをご覧下さい。 http://www.dynamicaudio.jp/file/20151216-01.jpg このパースを見てお分かりのようにセットすべきコンポーネントはDaniel Hertzです。 http://arkgioia.com/ http://arkgioia.com/news/201503danielhertz_L.pdf M1 リファレンス スピーカーシステム(WOOD ホーン) ¥15,500,000 / ペア M5L モノラルパワーアンプ ¥8,800,000 / 4台使用 M6L 1MΩステレオプリアンプ ¥2,100,000 / 台 高能率100dBを誇る大型スピーカーを思いっきり鳴らしたい…。ということで、 コンポーネントが先に決まり、これを最初は最上階の自宅リビングルームに セットするという方針でしたが、気に入ったスピーカーが大型でありリビング では思うような音量で鳴らせないだろうということで、急遽同じマンションの 三階にオーディオ専用の部屋を購入されてしまったのでした。 その部屋をどのようにすれば良いか現場を見て欲しいということで、訪問した のが二年前の秋でした。一番大きな部屋の一面の壁が建物の外壁となっており、 その方面は音漏れは気にしなくとも良い、ベランダに面するアルミサッシは 最初からペアガラスで二重サッシになっており、その方面でも問題はない。 しかしながら、小さな区画で仕切られた間取りは部屋数を稼ぐためのような サイズであり、せっかくのベランダに面する二部屋の間にある壁は空洞でボコ ボコであり、単なる間仕切り。どこかひとつの部屋を選択してオーディオシステム をセットするには窮屈過ぎてふさわしくない。壁を叩きながら考えた私は思い 切って提案しました。「この壁取り払ってしまいましょう!」 イメージとして正方形の中を四分割して同じ正方形が四つある空間で、上の 一辺にベランダに接する窓が二つあり、左側の正方形二つがつながり一部屋、 右側は上下の部屋が独立した二部屋というもので、三つの部屋がありました。 このベランダに面して独立した二つの部屋の仕切り壁を撤去して、上二つの 正方形の部屋を左右でつなげてしまおうという発想。そして、左側の上下二つ がつながっていた部屋に新たな壁と防音ドアを設置して空間を作り直すという 提案をしました。その上で修正を加えた下記の第二弾のパースをご覧下さい。 http://www.dynamicaudio.jp/file/20151219-01.pdf この完成予想図の鉄製扉がある壁が新たに作られた防音仕様の壁です。 そのドアの左側に構造的な柱がありますが、そこから右側に向けて元々の壁が あったという事なのです。 さて、このように作り変えた分譲マンションの一室にオーディオルールとして 機能性をもたせるために各種の設定を施していきますが、肝心なサイズは…。 マンションの外壁を含み構造的な躯体壁の中心でスピーカー設置方向の横幅は 約4mで、左右側面の壁は約6mという長方形。マンションの躯体レベルの本来の 床と天井間は2.5mという高さです。この空間に音響設計を施していきます。 先ず上から俯瞰した平面図でイメージして頂き、上記の空間を構成する各方向 の壁面に対して厚みが12cmと15cmという遮音層を内側に設置します。この遮音 壁は元々の躯体から浮き構造になっており、内外の振動伝搬を遮断します。 そして、本来はベランダに出るために開閉する二重のアルミサッシがあるわけ ですが、その内側に更にもう一層の二重サッシを追加で設定しました。本来の 窓から新たに内側に設置したサッシの中間には約30cmの空気層を設け、四重の サッシによって外界からの騒音の侵入と音漏れを完璧になくしました。上記の 第二弾のパースでスピーカーの右側の壁面です。その右側のオーディオラック を置く予定ですが、プリアンプとパワーアンプをつなぐケーブルは新たに作る 浮き床構造の下に配管を仕込み露出しないようにしました。 マンションのオリジナルのコンクリート床面から約14cmの厚みをもって浮き床 構造の遮音層を作り、機械振動がマンションの躯体に伝わらないように配慮。 比較的容積が小さい部屋なので、吸音性のあるカーペットを全明細用するよう 私から推薦しての仕上げとして頂きました。 この部屋はマンションに元々敷設されている空調ダクト、電気配線、上下階を つなぐ共有ダクトの存在など制約がありますが、壁と床を浮き構造にするとい うことは防振ゴムを使っ機械的に絶縁する設計ですが、天井も同様に浮き構造とします。 元々の天井高2.5mを挟んで下がり天井を設置し、そこにエアコン、照明器具や 各種配管を仕込むのですが、立体感があり天井の圧迫感がないように配慮。 そして、ここがポイントなのですが、日本音響エンジニアリングがスタジオなど で見えないところに仕込んでいる独自の音響トラップと称する吸音体を下がり 天井に格納しているのです。容積の小さい空間の天井に独自の吸音構造を設ける ことが出来るというのは本当に有効であり完成後の音質に大きく貢献しています。 下がり天井は床面から約2.3mという高さに仕上がりました。そこに特注ANKHが ぴったりと納まったものです。            -*-*-*-*-*-*-*-*-*- さて、このようにして仕上がった室内を披露しましょう。ただし、お客様には 専属のデザイナーとカラーコーディネーターがいるので、インテリアに関しては そちらの専門家の指示に従ってデザインされたものであり、音響設計と施工を 日本音響エンジニアリングが行ったものです。 ■先ずはオーディオシステムを設置する前のスピーカー設置方向を正面から。  右側が四重に補強されたサッシがある面で通常はカーテンを閉めて使用します。 http://www.dynamicaudio.jp/file/20151216-DSC02020.JPG ■鉄製防音ドアが左側にあり、マグネットの吸着力で圧着する方式です。  その右側に調光機能を備えた照明コントローラーとインターホンがあります。 http://www.dynamicaudio.jp/file/20151216-DSC02021.JPG パワーアンプ用の電源コンセントはスタジオ仕様のものを採用し、下がり天井 には照明を組み込んで少しでも空間にゆとりを感じられるように配慮しています。 高さの異なるANKHをこのようにレイアウトして演出しています。 ■次はスピーカーの反対方向です。ここにも同様にANKHを設置しています。 http://www.dynamicaudio.jp/file/20151216-DSC02018.JPG ■このように最低限のソフト収納スペースを設けています。 http://www.dynamicaudio.jp/file/20151216-DSC02016.JPG ■そして、いよいよオーディオシステムをセッティングしました。 http://www.dynamicaudio.jp/file/20151216-DSC_5090A.jpg 床全面を吸音のためにカーペット仕上げにしましたので、スピーカーとパワー アンプをセットするには振動対策に抜群の効果をもつ私のオリジナル商品で あるB-BoardとZ-Boardを使用しています。 http://www.dynamicaudio.jp/audio/5555/7f/fan/BZ-bord.html ■予定通り右側にオーディオラックをセットして納めたコンポーネントがこれ。 http://www.dynamicaudio.jp/file/20151216-DSC_5091A.jpg ■お客様が選ばれた椅子がセットされた反対方向はこのようになりました。 http://www.dynamicaudio.jp/file/20151216-DSC_5102A.jpg 仕上がったオーディオルームには大変喜んで頂き、音楽を楽しんで頂くこと 数ヶ月が経ちまして、お客様からアナログプレーヤーのご相談を受け、更に オーディオラックもインテリアに合わせたいということで次の段階へ。 ■当フロアーのリファレンスとなっているアナログプレーヤーを導入。 http://www.dynamicaudio.jp/file/20151216-P1050813.JPG ■同時にオーディオラックもカラーコーディネートを配慮して変更です。 http://www.dynamicaudio.jp/file/20151216-P1050820.JPG 都心の一等地にある高級分譲マンションで、いかにしてハイエンドオーディオ を楽しむかというご相談を頂いてから一年半という時間をかけて完成しました。 既存の間取りではなく、よりふさわしい空間を作るアイデアの基点。細かい ところに気配りしつつ、見えないところに責任施工で完成度を保証する日本 音響エンジニアリング株式会社とのパートナーシップでお客様にご満足頂けた ようです。マンションでも十分に広い空間表現と豊かな再生音量で楽しめます。 そのパートナーシップとして私と共にプランニングから施工までを担当して 頂いているのが下記の日本音響エンジニアリング株式会社です。 ■公式webサイトは下記にてご覧下さい。 http://www.noe.co.jp/ ■オーディオルームの施工事例は下記にてご覧下さい。 http://www.noe.co.jp/service/audio/index.html http://www.noe.co.jp/service/audio/cases.html 同社は責任施工体制を標榜しており、設計から施工後の音響環境まで一貫した ポリシーと業務体制を誇るものであり、私も高く評価し信頼しています。 H.A.L.レベルでのオーディオルーム設計施工を実現致しますので、どうぞ気軽に 何なりとご相談下さい。

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