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H.A.L.担当 川又利明

No.1121 2014年7月23日
 「カタログやwebでも紹介されていないESOTERICの新技術とはこれだ!!」


「H.A.L.'s impression-壮大で緻密なESOTERIC Grandiosoを聴く-Vol.1」
http://www.dynamicaudio.jp/audio/5555/7f/brn/1088.html

上記のようにESOTERIC Grandiosoの音にディスクプレーヤーの新時代を実感
していた頃、下記の企画が実施されました。2013.12.15-No.3202-より引用

【新企画⇒遂に実現しました!!ESOTERIC開発者がやってくる!!】
は大好評のうちに実施されまして、予定の二時間では終わらず三時間も熱い
トークが交わされました。なぜか私もESOTERICのユニホームを着て記念撮影!!

http://www.dynamicaudio.jp/file/2013.12.15.01.jpg

http://www.dynamicaudio.jp/file/2013.12.15.02.jpg

左からエソテリック株式会社 販売推進部 町田さん、私を挟んでESOTERIC
開発の加藤さんとメカニズム開発担当 谷嶋さんです。ここだけの話しで…と
いうエピソードも色々とお話し頂きましたが、忘れっぽい私は何でも書いて
しまうかもしれませんが(^_^;)後日概要をお知らせしたいと思います。

             -*-*-*-*-*-*-*-*-*-

その席で私が真っ先に開発者お二人に質問した事がありました。先ずは下記の
写真をご覧になって下さい。
http://www.dynamicaudio.jp/file/20140720-IMGP0585.JPG

このゴツイ鋼鉄製のフレームとスパイク内蔵フットは何者かと言いますと…
http://www.dynamicaudio.jp/file/20140720-IMGP0575.JPG

そうです、VRDS-NEOメカニズムとリアパネルが取り付けられるとお分かりでしょう。
ESOTERICの先代フラッグシップP-01の骨格とも言える内部構造です。
興味関心とお時間のある方は下記の随筆をご覧頂ければと思います。

第53話「VRDS-NEOの覚醒」2006/9/6公開
http://www.dynamicaudio.jp/audio/5555/7f/oto/oto53.html

私はP-01においてこれだけの物量投入を行った鋼鉄製のフレームを採用した
ことを大変高く評価していました。ところが、新製品Grandioso P1では5mm厚
の鉄板にメカニズムを乗せる構造に設計変更しました。私はそれに対して…

「あれだけ重厚なフレームにVRDS-NEOを搭載したという事でP-01を高く評価
 していたのに、他のモデルと同じ5mmの鉄板をボトムプレートにするという
 ことはコストダウンしたと思われても仕方ないのではないですか?」

それに対して、加藤さん谷嶋さんから次のような説明がありました。

             -*-*-*-*-*-*-*-*-*-

確かに重厚な部品でしたが、写真を見てお分かりのようにフレームとフレーム
はネジ留めされているわけで、パーツそのものは剛性があっても接合部での
振動対策はどうであったか、というと他にも良いアプローチがあるのではと
研究したところ、特殊なスリットを入れることで共振をより低く抑えられる
ことが分かりましたのでGrandioso P1で採用しました。

             -*-*-*-*-*-*-*-*-*-

その説明を受けて、私はそうなんだ〜としか言いようがありませんでしたが、
今後のESOTERIC製品への波及が予想されるものでした。そこで、実際のところは
どうなっているのかと思い切ってGrandioso P1を裏返してみると…
下記の写真をご覧下さい。5mmの鉄板をレーザーカットした貫通スリットが
このように施されていたのです。
http://www.dynamicaudio.jp/file/20140720-P-01_botom01.jpg

この写真↓で中央手前に四つのビスがありますが、この位置にVRDS-NEOが
特殊なインシュレーターを介して取り付けられています。
http://www.dynamicaudio.jp/file/20140720-P-01_botom02.jpg

新製品K-01Xでは最新のDAC IC AK4495S、先進の35bit D/Aプロセッシング・
アルゴリズムを搭載したD/A変換部がGrandioso D1の血を引いているという
事になりますが、実はGrandioso P1に搭載しているVRDS-NEOと同じ[VMK-3.5-20S]を
搭載しているK-01Xにも同様にP1と同じ血が流れていたという事なのです!!

それでは↓この写真をご覧下さい。K-01Xの裏側です。
http://www.dynamicaudio.jp/file/20140720-K-01X_botom01.jpg

Grandioso P1と同様に手前中央の四つのビスでVRDS-NEOが取り付けられています。
http://www.dynamicaudio.jp/file/20140720-K-01X_botom02.jpg

では、5mmの厚みがある鉄板とはどのくらいのボリュームかと言いますと…
http://www.dynamicaudio.jp/file/20140720-K-01X_botom03.jpg

このようにVRDS-NEOが発しうる微妙な振動を先ずはスパイクフットに導くように
して、接地点に速やかにメカニカルアースさせること。シンプルでありながら、
この方法で重厚なメカニズムが発する微弱な振動が他の構造部品に伝達される
ことを抑止することに大きな効果が発揮されたということなのです!!

★同時発売のK-03Xでもスリット構造は同様です。

ちなみに、K-01Xのパーツでもう一つの振動発生源と言える電源トランスは
内部シャーシーからの吊り構造になっており、メカニズムとは異なる支持点で
相互の影響を回避しているということでした。
http://www.esoteric.jp/products/esoteric/k01x/img/f_photo13.jpg
http://www.esoteric.jp/products/esoteric/k01x/img/f_photo12.jpg

そして、今回の新旧対決で比較試聴するためにセッティングがこれでした。
http://www.dynamicaudio.jp/file/20140720-esoteric_event.jpg
全てのプレーヤーにG-01より10MHzクロックを供給しています。

さて、この試聴会での音質比較においては参加者のご感想を楽しみにしていますが、
私はESOTERIC開発者から面白い話しを聞きました。それは私が投げた次の
コメントから端を発したものです。

「しかしね〜、CDプレーヤーの電源トランスは一つが当たり前。なんで四つも
 大きな電源トランスが必要なのかね〜。しかも、トランスの電源容量をサイズ
 から想像してもパワーアンプが作れる大きさのものばかりじゃないですか?」

これに対して。加藤さんは苦笑いして、やり過ぎ感がありますかね〜やはり。
と、おっしゃる。そもそもESOTERICにおける開発対象となる項目はどのように
発想されてきたかという事だ。

数十名の開発者たちは先ず好奇心から音質に影響があるだろうというパーツ、
構造、回路などで比較検討し試聴するためのテストモデルを作るという。

そして、思い付いた事を実験してみて音質貢献があれば、それを商品化の枠内
で躊躇することなく投入してしまうという。開発者にとっての好奇心、それが
ESOTERICの開発力の根底にあるということです。これは素晴らしい事です!!

ですから、K-01XのD/A変換部から出力回路に至るまで、実際に基板をLch/Rch
を独立させ一個の電源トランスで試聴した時よりも、左右別々の電源トランス
で試聴した結果で目覚ましい効果があったので、そのまま採用してしまったと
いうことなのです。他社のCDプレーヤーではそんな贅沢はあり得ません!!

K-01X(正確には前作のK-01でも)では、DACからアナログ出力回路で左右独立の
電源トランス二個、デジタル回路全般、ピックアップ、スレッドモーター駆動用で
一個、スピンドルモーター駆動用で一個という贅沢に四個もの電源トランスを
搭載させてしまったのです!!
http://www.esoteric.jp/products/esoteric/k01x/index.html

それで、K-01Xの音はどうなのか!?
それはそれは素晴らしい…、としか申し上げようがございません!! (^^ゞ

そして、その素晴らしいK-01XでもE.M.G-boardを使用すると更に凄いことに!!
http://www.dynamicaudio.jp/5555/7/emg/
最後はオリジナル商品の売り込みになってしまいましたが、事実なのですから
仕方なくお許し頂ければと思います。<m(__)m>

K-01X試聴希望の方は川又にご相談下さい。皆様お一人のためにセッティング
して準備させて頂きます。聴けば解かりますから!!


担当:川又利明
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