NetworkAudio PCAudio Time イベントレポート レポート

7月14日(日)に開催させていただいたNetworkAudio/PCAudio Time EVENT ミニレ
ポートをお届けいたします。

今回は試聴室ではなく、外のスペースを使用しましたが、今までで一番の集客とな
りました。またゲストとして多くのメーカーさんにも協力いただきました。

改めましてこの場をお借りして御礼を申し上げます。

それでは、順番にレポートしていきます。




    司会進行 ダイナミックオーディオ5555 4F 天野

ゲスト 

●オンキョーエンターテイメントテクノロジー(株)黒澤 拓 氏
 配信サイトe-onkyo musicの運営を行われております。
  
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●(有)オリオスペック 酒井 啓吉 氏

 QNAP(NAS)の代理店であり、パソコンショップ
 QNAPに関しはLINN用などにカスタマイズして出荷もしてくれます。
 また自社でオーディオPCなどの制作も出がけております。
 ダイナミックオーディオ経由での販売もできますので、ご相談
 ください。

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●完実電気(株)  中谷 彰 氏

 ヘッドフォンやイヤホンなど細かいものから、PS AUDIOなどのハードも取り扱う
 輸入代理店
 PC関連商品にも精通しており、ゲストとしてご参加いただきました。
 客観的に見れるご意見番的存在
  
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●(株)エミライ 島 幸太郎 氏

 もともとはPC関連の会社でその中のオーディオ部門の取締役
 オーディオPC、LANケーブル、最近では輸入代理店として多くの製品を輸入を開始
 しております。
 まだお若いですが、私との付き合いは10年以上になりますかね。

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●(株)スフォルツァート 代表取締役社長 小俣 恭一 氏

 国産でネットワークプレーヤー(トランスポート)の先駆けとなったメーカー。
 もともとLINNを使用しており、ご自身で作りたいというのがきっかけとのこと。
 設計者自ら参加いただきました。

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●(株)バッファロー 荒木 甲和 氏

 世界初(※)、DSDファイル配信に対応。
 オーディオユーザー様向けネットワーク対応HDD(NAS)を新発売ということで
 今回スフォルツァート 小俣氏のご紹介でお招きいたしました。
  
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1st act <ネットワークオーディオとPCオーディオ>11時30分〜13時

●e-onkyo 黒澤氏による講義



e-onkyoの設立のお話
ネットワークオーディオとPCオーディオの違い。
ハイレゾリューションと44.1kHz/16bitとの音の違い
DSD音源とは

試聴も含めてお勧めのソフトの再生をしていただきました。

●完実電気 中谷氏が語るWindows or mac

・経験をもとにWindowsとMacのご説明をしていただきました。
・PCオーディオの再生ソフトの説明もしていただきました。

●オリオスペック 酒井氏によりNASの説明

・NASとはどういったものなのかの説明をいただきました。

上記進行に関して私が質問してメーカーさんがお答えするといった形で進行してい
きました。

最後もe-onkyoさんお勧めの音源でで締めさせていただきました。

■2nd act <試聴と操作ソフト>14時〜16時

使用機材

プリアンプ Constellation audio VIRGO II 

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パワーアンプ CH PRECISON A1

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スピーカー VIVID AUDIO G3 

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●H.A.L.3 島によるLINNのデモンストレーション

1)PCの出力を液晶テレビに映して、LINN DSの総合的な説明

2)AKURATE DSM \850,000を使用し、ブルーレイを楽しむ

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3)LINN ネットワークプレーヤー3機種の比較試聴
 
 MAJIK DS   \320,000
 AKURATE DS  \850,000
 KLIMAX DS \2,200,000
  
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1曲、1曲機材を変更し、2種類の音源でご試聴いただきました。

●H.A.L.3 島によるmarantzのデモンストレーション

 今話題のmarantz NA-11S1をご試聴いただきました。
 こちらはネットワークプレーヤーという面とUSB DACと
 2つの顔を持っておりますが、今回はネットワークオーディオ
 の試聴とさせていただきました。

 marantz NA-11S1 \330,000
  
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●(株)スフォルツァート小俣氏によるデモンストレーション



   SFORZATO: DSP-03(新製品) \680,000 (7/31/2013発売予定)

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   課題曲を2曲試聴した後に今回このモデルの特徴でもあるDSDファイルの
   再生を行いました。
   NASに関してはバッファロー社のものに変更

   ここまではアナログケーブルでコンステレーションのプリアンプにつないでおりま
   した。

   次のモデルからトランスポートになりますので、D/AコンバーターにCH Precisionを
   使用しました。

   SFORZATO: DST-01 \600,000
   
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   C1をDACに使用しておりますので、それまでとは違う世界観を出してくれました。

●(株)エミライ 島氏によるAurenderのデモンストレーション




   Aurender:S10 \840,000
   
   H.A.L.3 ホームページにて掲載 こちら
   
  Aurender:W20(新製品) \1,900,000 9月初旬 発売
   
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    SFORZATO: DST-01との比較及び、同一メーカーでの音の違いをお楽しみいただきま
    した。

   このメーカーは中にハードディスクを搭載している点や使い勝手などのご説明もし
   っかり行っていただきました。

●H.A.L.3 島によるCH Precision C1のストリーミング再生のデモ

    CH Precison C1 \3,000,000 
         +ストリーミングボード \480,000
				  
    代理店のサイトはこちら

    このC1のオプションとしてストリーミングボードもあります。
    そこで比較の意味でご試聴いただきました。

●H.A.L.3 島によるCH Precision C1のUSB入力を使った再生のデモ

    CH Precison C1 \3,000,000 
         +ストリーミングボード \280,000

    代理店のサイトはこちら

    ファイル再生という面ではC1はネットワークとUSBの2種類の楽しみ方があります。
    そこでこちらも比較としてご試聴いただきました。

    ご参加のお客様にお好きな方に手を挙げていただきました。
    結果に関しては・・・

●H.A.L.3 島によるdCS Vivaldi DACのUSB入力を使った再生

    dCS Vivaldi DAC \3,550,000
	
    代理店のサイトはこちら

    ここではC1とVivaldiのメーカーによる違いを聞いていただくといった
    ダイナミックな試聴をしていただきました。

    皆様それぞれご意見があって面白い試聴になったのではないかと思います。


   天野曰く

   4F H.A.L.3は体育会系だから「がちんこ」対決が好きなんですよね・・・

   その通りですね。


■3rd act <アクセサリーと使いこなし>

●NASによる音質の違い
 
 バッファロー荒木さん、オリオスペック酒井さんに製品の紹介をいただきました。

 ここではNASによる音質の違いをブラインドで試聴いただきました。

 1)QNAP TS-120 HDD(オリオスペック取扱い)
 2)QNAP TS-120 SSD(オリオスペック取扱い)
  
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 3)Synorgy (オリオスペック取扱い)
 4)Ritmo(オリオスペック取扱いRipping Music Server/SSD)
  
   代理店サイトはこちら
 

 5)バッファロー LS421D0402P

 好きなモデルに手を挙げていただきました。

 全体的にはSSDが人気がありましたね。それ以上はここでは・・・

●LANケーブルによる音質の違い

 こちらは天野基準でLANケーブルを交換してブラインドテストを行いました。

 登場機種として AIM電子、エミライ ANCORALE、CHORD 2モデル、AUDIO QUEST
 そしてPC用で一般的に売られているもの。

 全然違う音に変化したことをまずはお解りいただけたと思います。
 
 完実中谷氏曰く、ケーブルも重要だけどルーター、ハブなどの置き方も重要であ
 るということを熱く語っておりました。

●最後の締め

 最後の締めということで、今回のゲスト6名のお方にそれぞれお話をしていただき
 ました。

 まだまだ進化していく世界だと思いますが、日本の現状は世界と比べてもこの世
 界は遅れをとっているという話もする海外メーカーもあります。

 実際海外のオーディオショーにいくとCDでデモしているところは少ないようです。

 日本はオーディオの歴史も古く、メディアへの愛着も多いと思います。

 私自身はアナログとCD、そしてデータ再生と新しいソースが増えて面白くなった
 と思っております。

 今後配信事業が進み、各メーカーがハイレゾリューション音源を出すようになれ
 ばもっともっと変わっていくのだろうと思っております。

 日本ではCD/SACD PLAYERの売り上げはさほど下がっていないという話も聞きます。
 
 オーディオショップとしては新しいものもしっかり意識していかなくてはいけな
 いと感じました。

 これだけのお客様にご参加いただけたということは、興味をお持ちのお客様が
 多いという理解のもと、第2段を企画しております。

 今回参加できなかったお客様も是非次回ご参加いただければと思います。

 ご参加いただいたお客様、そしてメーカー、商社様長時間お疲れ様でした。


2013年7月28日 島